「特殊紙市場に関する調査を実施(2022年)」に関する矢野経済研究所のマーケットデータをご紹介します。

マーケットレポート
2022年版 特殊紙市場の展望と戦略

価格(税込):132,000円(本体価格 120,000円)
「2022年版 特殊紙市場の展望と戦略」に関するマーケットデータを詳細にまとめた資料です。
市場動向、企業動向など、詳細なデータ・解説など、事業戦略の強力な武器となる情報が満載の書籍です。

掲載内容

全449ページ
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調査結果のポイント

第1章:特殊紙市場の展望と需要予測

コロナ禍で需要構造の変化が加速、特殊紙市場も選択と集中が進む
特殊紙市場のビジネスモデルも変化

価格改定実施もコスト更に上昇し、2 次値上げへ

特殊紙市場、色もの特殊紙、
環境・生活機能紙、産業・工業用紙の成長力
どの品種が伸びて、どの品種がダメになっていくか

<表>主要品種需要予測一覧表
<表>品種別生産推移
<表>品種別メーカー別生産推移

第2章:セルロースナノファイバーの市場動向、製紙メーカーの脱プラ・紙化戦略

セルロースナノファイバーの市場動向
  「お試し」から「採用検討」へとフェーズが進む
  2022年の CNF生産量は横ばい傾向から一転、前年比 140%の 80tまで拡大の見込み

製紙メーカーの脱プラ・紙化戦略
  期待されながらも軟包装の紙化は道半ば、バリア性と包装機械適性の改善が課題
  紙単体による“脱プラ”戦略だけでなく、ユーザーの要望に応え“減プラ”にも注力

第3章:特殊紙メーカーの展望と戦略

特殊紙メーカーの展望と戦略
  コロナ禍・半導体需要増で、各社の業績に差も
  原燃料費高騰、物流費上昇で2度目の値上げ実施へ
  <表>特殊紙メーカー業績一覧
  <表>特殊紙メーカー業績推移一覧
リンテック
  持続的成長に向け、長期ビジョン「LSV 2030」策定
  「LSV 2030-Stage 1」の目標を初年度に前倒しで達成
特種東海製紙
  前年度減から21年度はコロナ前の業績水準に戻す
  第5次中計では、始動した成長分野を本格推進
巴川製紙所
  半導体、トナー事業
  大幅回復で21年度業績は好調
  21年度より第8次中計がスタート、更なる成長促進
日本製紙パピリア
  日本製紙グループでコア事業の一翼を担う
  新型コロナで落ち込んだ前年度より回復見られず
阿波製紙
  自動車用フィルター濾紙のトップランナー
  21年度は回復基調、水処理と新規事業で成長図る
ニッポン高度紙工業
  コンデンサ用セパレータのリーディング企業
  2021年度は売上高、利益ともに過去最高実績達成
リコーIMS事業部
  サーマルラベルは回復基調で推移
  独自の環境配慮型製品で差別化を推進
住化加工紙
  両面剥離紙におけるトップメーカー
  2021年度は回復基調も半導体不足が足枷に
東洋濾紙
  海外品のシフトや新型コロナ検査需要取り込み、
  2021年度は販売売上高が急回復
  グループの総合力を武器に更なる拡販目指す
安積濾紙
  混抄紙、2層技術等、高い技術力が強み
  福井工場の新棟竣工、メディカル分野の開拓推進
ユポ・コーポレーション
  100年目に向けて「挑戦マインド」を新たに、
  トップメーカーとしてさらなる高みを目指す
オリベスト
  トップメーカーとして市場を牽引
  2021年度の売上高も5.7%増の68.7億円を確保

第4章:大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略

大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略
王子ホールディングス(王子エフテックス)
  前中計目標未達も21年度営業利益は過去最高益
  新中計では機能材事業が新規開拓の旗振り役に
日本製紙
  21年度から「中期経営計画 2025」が始動
  生産体制再構築と
  成長・新規分野の戦力化急ぐ
三菱製紙
  2022年度から新中期経営計画がスタート
  引き続き事業ポートフォリオの転換が重点施策に
北越コーポレーション
  21年度は業績回復、利益は過去最高益更新
  特殊紙ではキャリアテープ、セパレータ好調
大王製紙
  21年度9期連続増収、経常利益、純利益は過去最高
  需要環境悪化で構造改革を更に加速
中越パルプ工業
  21年度業績は回復基調、利益大幅増で黒字転換
  既存事業の構造転換と環境ビジネス推進

第5章:代理店・卸商の特殊紙取扱状況

日本紙パルプ商事
国際紙パルプ商事
新生紙パルプ商事
日本紙通商
三菱王子紙販売
旭洋
西ノ宮

第6章:各種特殊紙の展望と戦略(需要と市場シェア、戦略のポイント)

<情報産業用紙>
(1)感熱紙
  国内市場はやや回復、レジロール、ラベル需要が持ち直す
(2)インクジェット用紙
  前年度の大幅減から21年度は反動増も、先行きの厳しさ増す
(3)ノーカーボン紙
  コロナ禍でペーパーレス化が加速、需要は大幅減
(4)フォーム用紙
  スポット需要を取り込み、21年度は回復基調
(5)偽造防止用紙
  2019 年度以降特需続くも、商品券需要が減少し、以前の規模に
(6)PPC用紙
  コロナ禍でデジタル化が加速、需要の先細り感増す
(7)情報用紙薬品
  新型コロナの影響で大幅減、回復も見られず
(8)バインダー薬品
  コロナショックからやや回復
 
<環境機能紙>
(9)湿式ベースの自動車用フィルター濾紙、
  各種濾紙・濾材、エアフィルター濾紙
  コロナ禍で需要は大きく変動、半導体向け、換気用途は好調
(10)低発塵紙・無塵紙
  旺盛な半導体需要により工程用・事務用とも実績を伸ばす
 
<生活機能紙>
(11)耐油紙
  薄紙タイプ、厚紙タイプともに回復基調、紙化需要は本格化するか
(12)滅菌紙
  コロナ禍においても大きな需要変動はなし、安定推移続く
 
<色もの特殊紙>
(13)色上質紙
  21年は大幅減となった前年より横ばい推移、需要回復見られず
(14)ファンシーペーパー
  大幅減から需要は回復傾向に、環境対応製品の拡充進める
(15)色クラフト紙(ラッピング紙)、ケント紙
  色クラフト紙は縮小幅広がる、
  ケント紙は微減で底打ち感
 
<薄葉紙特殊紙>
(16)インディアペーパー
  新規需要乏しく、減少傾向続く
(17)ライスペーパー
  JTのコスト低減策進む中、国内生産は終焉迎える
 
<産業機能紙>
(18)電気絶縁紙、
  超々高圧用複合絶縁材料
  プレスボードでは需要が頭打ちの中、
  三菱製紙が事業譲渡
(19)コンデンサペーパー・フィルム
  自動車の電動化を背景にOPPフィルムの薄物は需要拡大、
  参入2社は設備増強
(20)剝離紙
  今後は半導体関連の需要拡大に期待
  環境配慮も重要テーマに
(21)粘着ラベル
  新型コロナで減少も市場は回復基調
  環境配慮型ラベルで差別化推進
(22)合成紙
  コロナ禍の影響で縮小した市場は
  回復基調に転じるもコロナ前には及ばず
(23)ガラスペーパー
  コロナ禍から回復、多くの用途で前期実績を上回る
(24)ステンレス合紙
  コロナ禍で需要が低迷、各メーカーは収益悪化で
  価格修正を実施
(25)キャリアテープ
  コロナ禍の中市場は拡大基調で推移、2021 年度も前期実績を上回る
 
<衛生用紙>
(26)家庭紙
  コロナ禍でティシュペーパーの需要がタオルペーパーにシフト
(27)紙おむつ
  乳幼児用は減少続く、大人用はコロナ禍でも規模キープ

ショートレポート
「2022年版 特殊紙市場の展望と戦略」の概要版

価格(税込):1,100円(本体価格 1,000円)
「2022年版 特殊紙市場の展望と戦略(2022年発刊、税込132,000円」の一部の内容についての概要をまとめたリーズナブルな資料です。 右記マーケットレポートの入門的な情報としてご活用ください。

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全5ページ
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1.市場概要 ※1

2.セグメント別動向
 特殊紙全般の需要動向

3.注目トピック
  特殊紙においても環境配慮への対応がカギに ※1


4.将来展望 ※2

掲載図表
  • 産業機能紙の市場規模推移・予測 ※1
  •  ※データ掲載年:2017年度~2021年度実績、2022年度見込、2023年度予測

※本レポートは、2022年発刊の「2022年版 特殊紙市場の展望と戦略」を元に作成しています。

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