内視鏡下外科手術で使用される処置具、把持鉗子ではリユース型のみ使用が50.5%、ディスポ型のみ使用が2.4%、両方使用が29.8%
ここでは、内視鏡下外科手術(硬性鏡を使用)で使用される処置具(鉗子)のディスポ型とリユース型の比率について、調査結果を公表する。
1.調査結果概要
本調査では、全国の手術室を所有している100床以上の中規模・大規模病院のME機器中央管理室を対象として、2025年7月~8月に郵送アンケート調査を実施し、329施設から回答を得た。
手術室の配置状況(診療科別、機器専用室の有無)や、年間手術件数、内視鏡下外科手術やロボット支援手術の実施件数について尋ねたのちに、内視鏡下外科手術(硬性鏡を使用)で使用される処置具(鉗子)について調査した。
把持鉗子(はじかんし)、剥離鉗子(はくりかんし)、鋏鉗子(はさみかんし)のいずれかで、ディスポーザブル(使い捨て、以下 ディスポ型)のみ使用するか、リユーザブル(再利用可能、以下 リユース型)のみ使用するか、両方使用するかを尋ねた。
把持鉗子では、リユース型のみ使用が166件(50.5%)、ディスポ型のみ使用が8件(2.4%)、両方使用が98件(29.8%)となった。剥離鉗子では、リユース型のみ使用が165件(50.2%)、ディスポ型のみ使用が11件(3.3%)、両方使用が92件(28.0%)となった。鋏鉗子では、リユース型のみ使用が139件(42.2%)、ディスポ型のみ使用が19 件(5.8%)、両方使用が104件(31.6%)となった。鋏鉗子でディスポ型のみ使用の割合が他の鉗子より高くなったものの、大きな差異はほとんどみられない結果となった。
2.注目トピック
ディスポ型/リユース型の鉗子を両方使用する場合における使い分けの理由
次に、内視鏡下外科手術(硬性鏡を使用)で使用される処置具(鉗子)について、把持鉗子、剥離鉗子、鋏鉗子のいずれかでディスポ型/リユース型の両方を使用していると回答した120施設に使い分けの理由を尋ねた。
その理由としては、「担当医師の選択・指示」「手術実施時間」「使用者(術者/助手)に応じて」などの回答はいずれも少数にとどまり、「症例によって」が46件(38.3%)と最も多い回答結果であった。
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調査要綱
2.調査対象: 手術室を所有している中大規模病院のME機器中央管理室
3.調査方法: 郵送アンケート調査
<本調査について>
調査期間:2025年7月~8月
調査対象施設:全国の手術室を所有している100床以上の中大規模病院
配布数:2,483施設
回収数:329件(回収率=13.3%)
調査方法:郵送アンケート調査
対象となる手術室に設置・導入される医療機器:電気メス、バイポーラ、シーリング機能付バイポーラ、超音波凝固切開装置、内視鏡システム(2D・3D・4K内視鏡システム)、手術支援ロボットシステム、手術用顕微鏡、麻酔器、人工呼吸器、血管撮影装置、気腹・排煙装置、内視鏡下外科手術(硬性鏡を使用)で使用される処置具(鉗子)
<市場に含まれる商品・サービス>
電気メス、バイポーラ、シーリング機能付バイポーラ、超音波凝固切開装置、内視鏡システム(2D・3D・4K内視鏡システム)、手術支援ロボットシステム、手術用顕微鏡、麻酔器、人工呼吸器、血管撮影装置、気腹・排煙装置、鉗子
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