約4割のヘルスケアベンチャーが出口戦略を変更、多様化が進む
1.調査結果概要
2025年10月~12月に、ヘルスケア・メディカル・介護領域で主力事業を展開する国内のベンチャー企業122社に対して、現在の注力領域や支援状況、将来展望などの経営状況について法人アンケート調査を実施した。ここでは一部の調査結果を公表する。
回答企業の事業分野は、「創薬(ワクチン含む)」が最も多く36.1%で、「予防」(特定の疾病の予防・重症化予防または早期発見を主目的とした製品・サービス)が23.8%、「IT・AI(人工知能)」が21.3%、「医療機器」が20.5%と続いた(選択式・複数回答)。
2.注目トピック
約4割のヘルスケアベンチャーが出口戦略を変更
設立当初と現在を比べ、目指す出口戦略に変化があったかどうかを尋ねたところ(単数回答)、回答のあった121社のうち、38%が「あり」と回答し、約 4 割のヘルスケアベンチャーが、設立時の出口戦略から変化があったことが示された。
また、現時点で目指す出口戦略(EXIT)について尋ねたところ(単数回答)、回答のあった115社のうち、「株式上場」を選ぶ企業が最も多く33.0%、次いで「他社による買収(M&A)」が25.2%であった。
従来よりIPO(新規株式公開)に偏重しているなど出口戦略に関する課題が指摘されてきたが、本調査結果からヘルスケアベンチャー各社が経営状況や事業環境に合わせた出口戦略を模索、その多様化が進んでいる様子がうかがえる。
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【ショートレポートに掲載されているオリジナル情報】BCパターン
ヘルスケアベンチャーの経営課題も「資金調達」がトップ
ヘルスケアベンチャーならではの販路開拓に関わる課題も
調査要綱
2.調査対象: ヘルスケア・メディカル・介護領域で事業を展開する国内ベンチャー企業
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、郵送によるアンケート調査、ならびに文献調査併用
<ヘルスケアベンチャーとは>
本調査におけるヘルスケアベンチャーとはヘルスケア・メディカル・介護領域で主力事業を展開する国内のベンチャー企業をさす。なお、「スタートアップ」や「ベンチャー」の定義は様々であるが、それぞれ次のような意味で用いる。
・スタートアップ:設立から10年以内程度、リスクマネーの供給を受け事業の急拡大・急成長を目指す企業
・中小企業:設立からの年数を問わず、主に自己資金やデットファイナンスを活用しながら安定的・堅実な成長を目指す中小規模の企業
・ベンチャー:上記のスタートアップ、および中小企業のうち、設立から20年程度以内までの企業
・ヘルスケアベンチャー:ベンチャーのうち、ヘルスケア・メディカル・介護領域で主力事業を展開する企業
また本調査では、2025年10月~12月に、ヘルスケア・メディカル・介護領域で主力事業を展開する国内のベンチャー企業122社に対して、現在の注力領域や支援状況、将来展望などの経営状況について法人アンケート調査を実施した。ここでは一部の調査結果を公表する。
<市場に含まれる商品・サービス>
ヘルスケアベンチャーが提供するヘルスケア・メディカル・介護関連製品・サービス
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