プレスリリース
No.4066
2026/04/13
スーパーキャパシタ世界市場に関する調査を実施(2026年)

2030年のスーパーキャパシタ規模は6,300億円を突破する市場へと成長
~自動車の電動化の波と次世代分野の需要が市場を力強く牽引~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、スーパーキャパシタ市場を調査し、種類別や参入企業各社の動向、将来展望などを明らかにした。

2024年から2030年の世界のスーパーキャパシタ市場規模予測
2024年から2030年の世界のスーパーキャパシタ市場規模予測

1.市場概況

2024年の世界スーパーキャパシタ市場は2,789億500万円となった。
スーパーキャパシタは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのモバイル電子機器において一次電池・二次電池を補完する蓄電デバイスとして活用されている。
代表的な二次電池であるリチウムイオン電池と比較して容量は劣るものの、短時間での充電が可能であること、熱暴走のリスクが低く安全性が高いことなど、電池にはない特性を持つ。
こうした特性から電池との組み合わせで電子機器の安定動作に貢献しており、現代のデジタル機器を支える不可欠な部材として今後も市場全体が成長していくものと予測する。

2.注目トピック

日本のものづくりを支える国全体の支援体制を見直し、関連市場全体の拡大に挑む

日本では、スーパーキャパシタが市場投入された初期段階から開発に取り組み、製品技術を高めてきた。
日本発の製品について、引き続き技術向上を目指した開発が進んでいるが、海外では国・地域が一体となり、技術高度化を目的とした政策・施策や資金支援が強化されている。
これらに対抗するため、日本でも国として技術開発を後押しする取り組みを推進する必要がある。
製品開発・展開を担う企業に加え、新規参入を計画する企業も含めて、競合企業間であっても技術発展に繋がる協業や情報交換の場を整備するなど、国全体での支援策の拡充が必要である。
国と関連企業が一体となって世界のトッププレイヤーを目指し、連携した取り組みを進めることが重要である。

3.将来展望

スーパーキャパシタ市場は以前から研究開発、販売が進められていることから、2025年の世界市場規模は3,107億円と見込んでいる。
そこから2028年には4,622億4,000万円、2030年には6,331億7,800万円と2030年は2025年比204%になると予測した。
世界全体で2030年頃になると自動車への部品導入だけでなく、急成長するAI分野にも展開が拡大し、エネルギー効率と既存バッテリー技術の環境面や技術面での懸念を解決できる製品としてスーパーキャパシタの蓄電デバイスの注目度が高まり、需要が増加すると考える。

出典資料について

2026年版 スーパーキャパシタ市場の現状と将来展望

発刊日:2026年02月26日 体裁:A4 116ページ
価格(税込): 220,000円 (本体価格 200,000円)
※本プレスリリースに一部のオリジナル情報を加えたショートレポートもご購入いただけます。

調査要綱

1.調査期間: 2025年9月~2026年2月
2.調査対象: 電気二重層キャパシタ(EDLC)、ハイブリッドキャパシタ、疑似キャパシタを含むスーパーキャパシタ部材
3.調査方法: 当社専門研究員による直接またはオンライン面談取材、ならびに文献調査を併用

<スーパーキャパシタとは>


スーパーキャパシタは一般的に「電気を蓄える、放出する」「直流電流を遮り、交流電流を通す」という基本機能を持った電気製品を指すコンデンサ、またはキャパシタと呼ばれる蓄電デバイス。コンデンサとキャパシタは基本的には同じ意味を表すが、近年は大容量のものをキャパシタ、小容量をコンデンサ(代表的な例として積層セラミックコンデンサなど)と区別している。デバイス内部の蓄電機構(電荷の溜め方)について、スーパーキャパシタは大きく「電極表面への静電的な電荷蓄積(電気二重層)」を使うタイプの電気二重層キャパシタ(EDLC)と、「酸化還元(ファラデー)反応」を使って電荷をやり取りするハイブリッドキャパシタの主要2タイプに分類される。また疑似キャパシタは電極材料の表面またはその近傍で発生する「速く可逆的なファラデー(酸化還元)反応」によって電荷を蓄える電気化学的な蓄電デバイスである。



<市場に含まれる商品・サービス>

電気二重層キャパシタ(EDLC)、ハイブリッドキャパシタ、疑似キャパシタを含むスーパーキャパシタ部材

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