プレスリリース
No.4083
2026/04/07
呉服市場に関する調査を実施(2026年)

2025年の呉服小売市場規模は前年比95.8%の2,030億円
~前年に引き続き2年連続で減少基調~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、国内呉服(きもの)市場を調査し、現況、参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。

呉服小売市場規模推移
呉服小売市場規模推移
販売チャネル別呉服小売市場構成比
販売チャネル別呉服小売市場構成比

1.市場概況

弊社推計による2025年の呉服小売市場規模は、小売金額ベースで前年比95.8%の2,030億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の2020年の大幅ダウンから2023年までは回復基調にあったが、2024年から再びマイナスに転じている。

マイナス要因として、販売価格の高騰や物価上昇による買い控えがある。

販売価格の高騰について、新型コロナウイルス感染症収束後から様々な分野で原価の高騰が続いている。きものの多くは海外の素材を用いて海外で仕立てられることが多いが、円安・人件費高騰・輸送コスト高騰・素材高騰などが重なり、これらが販売価格の上昇につながっている。

消費者の実質賃金が上昇していない中で、嗜好品と捉える呉服の購入は難しくなっており、買い控えが起こっている。

2.注目トピック

きもの関連企業アンケート調査分析

国内主要きもの関連企業に対して郵送アンケートを実施した。

​近年需要が増加している製品・サービスについて質問をしたところ、回答があった98社中51.0%の企業がレンタルサービスの需要が増していると回答した。

​その一方で、需要が減っている製品・サービスについての質問では、回答があった98社中29.6%の企業がエコ素材を用いた製品の需要が減っていると回答した。

3.将来展望

2026年の呉服小売市場規模は小売金額ベースで前年比96.1%の1,950億円と予測する。今後コロナ禍のような急激な落ち込みは考えにくいが、新たに市場規模が拡大する要因も見出しにくい状況にある。

こうした状況の中、きもの市場の活性化に向けた取り組みとして、きものを着る機会の提供に注力する企業が増加している。可処分所得の減少から購買行動が慎重になり、モノ消費よりもコト消費が重視される傾向がある中で、きものを着る機会の提供は、きものの購入を促進することにつながると考える。

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    調査要綱

    1.調査期間: 2025年12月~2026年3月
    2.調査対象: 呉服関連メーカー、呉服関連卸売業、呉服関連小売業等
    3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、郵送アンケート調査、ならびに文献調査併用

    <呉服市場とは>

    本調査における呉服市場には、正絹のきもの、紬類のきもの、帯類、リサイクルきものの他、和装小物、ゆかた、合繊素材のきもの等を含む。市場規模は小売金額にて算出し、きものレンタルは含まない。

    <市場に含まれる商品・サービス>

    正絹のきもの、紬類のきもの、帯類、リサイクルきものの他、和装小物、ゆかた、合繊素材のきもの等

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2026年03月26日
    体裁
    A4 473ページ
    価格(税込)
    165,000円 (本体価格 150,000円)

    お問い合わせ先

    部署
    マーケティング本部 広報チーム
    住所
    〒164-8620 東京都中野区本町2-46-2
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