プレスリリース
No.4112
2026/05/19
医療用ディスポーザブル製品汎用品市場の調査を実施(2026年)

2024年度の医療用ディスポーザブル製品汎用品市場は前年度比2.2%増の2,614億3​,240万円
~新型コロナにより抑制されていた検査等の回復や単価の高いSafety(安全機構付)製品の採用増に加えて、物価高、為替の影響による製品値上げなどが市場規模拡大の要因~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、国内の医療用ディスポーザブル製品汎用品市場を調査し、市場規模推移、セグメント別動向、参入企業別動向、将来展望を明らかにした。

1.市場概況

2024年度は、引き続き各社値上げのあった翼状針、シリンジや高カロリー用カラバックの3製品区分で伸び率が前年​度比5%を越える結果となった。

2024年度の医療用ディスポーザブル製品汎用品市場(国内メーカー及び輸入製品の総発売元(製造業・製造販売業)​ベース、大人用紙おむつを除く)は前年度比2.2%増の2,614億3,240万円と推計した。

2.注目トピック

医療用ディスポーザブル製品のHome Use市場

現在の在宅患者の中心は「在宅自己注射指導管理料」や「在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料」等の患者が中心となっているが、日本国内での高齢者人口が拡大している中、厚生労働省は終末期医療の在り方を見直し、長期にわたる医療・介護を確保するために病院中心の療養医療から在宅療養への転換が進められている。

2024年度の医療用ディスポーザブル製品汎用品市場のうちHome Useでの市場規模は前年度比1.8%増の266億9,910万円と推計した。

​Home Use市場の内訳をみると、自己導尿カテーテルなどのウロロジー関連製品をはじめ、輸液フィルター、透析用留置針、呼吸器回路、人工鼻などの在宅呼吸療法分野についても堅調な推移を見込むほか、潜在患者数が最も多い高齢者の尿失禁に対しては、大人用紙おむつの利用率は高く、プラス推移が続いている。

3.将来展望

今後、医療用ディスポーザブル製品では、感染を防止するSafety(安全機構付)製品や、排液処理システムなどの各種吸引製品、ディスポーザブル化の進展が期待できる呼吸・麻酔回路や酸素マスク・カニューラ、事務方を含む医療従事者の作業効率を向上させるキット・セット化製品などの導入や使用量の増加が続いていくと予測する。

特に医療施設側での感染対策意識の高さを背景として、基本的にはSafety(安全機構付)製品導入の動きは今後も続いていくとみる。

出典資料について

2025~2026年版 医療用ディスポーザブル製品・汎用品市場の将来展望

発刊日:2026年03月25日 体裁:A4 438ページ
価格(税込): 165,000円 (本体価格 150,000円)
※本プレスリリースに一部のオリジナル情報を加えたショートレポートもご購入いただけます。

調査要綱

1.調査期間: 2025年5月~2026年3月
2.調査対象: 国内医療機器メーカー及び輸入製品の総発売元(製造業・製造販売業)
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話による取材、ならびに郵送アンケート調査併用

<医療用ディスポーザブル製品 汎用品とは>

本調査における医療用ディスポーザブル製品 汎用品とは、病院、クリニック、検査センター、在宅療養等で使用される単回使用の医療機器を指し、薬剤注入関連や輸液ライン、手術関連製品などを対象とした。注射針や翼状針などの針類、輸液などで使用される輸液セット、医療用フィルター、三方活栓や連結管など栄養ラインシステム、人工呼吸器・麻酔器で使用されるマスク、回路、ECG電極などが該当する。但し、同じく単回使用のカテーテル&チューブ、IVR製品は含まない。

<市場に含まれる商品・サービス>

注射針、シリンジ、翼状針、留置針、生検針、輸液セット、延長チューブ、三方活栓、高カロリー輸液用カラバック、連結管、医療用フィルター、排液システム、酸素マスク・カニューラ、呼吸回路・麻酔回路、自動吻合器・縫合器(MIS)、尿バッグ、尿失禁装具・尿失禁デバイス、血液バック・輸血セット、自己血輸血システム、替刃メス、キット・セット化製品、インフューザー、真空採血管、血液ガス測定用採血キット、ECG電極、 Safety(安全機構付)製品

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