プレスリリース
No.4122
2026/05/21
バイオスティミュラント市場に関する調査を実施(2026年)

ガイドラインの策定や気候変動対策等で注目を集めるバイオスティミュラント市場
~2030年度の市場規模は122億4,000万円と予測~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、国内におけるバイオスティミュラントを調査し、市場規模、参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。

バイオスティミュラント製品の国内市場規模推移
バイオスティミュラント製品の国内市場規模推移

1.市場概況

​バイオスティミュラント製品の2024年度の国内市場規模は、メーカー出荷金額ベース(国内流通分)で80億4,000万円と推計した。

国内では農業従事者数、農業経営体数が減少する中、農業経営体の大規模化が進んでいる(データ出所:農林水産省)。また、国内外では平均気温の上昇などの気候変動が起きており、農業への影響も懸念されている。さらに、肥料価格の高騰により効率的な施肥が求められている。

日本国内では、長らくバイオスティミュラントに該当する資材の定義化はされていなかったが、2025年5月30日に農林水産省が「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン」を策定し、同ガイドラインにバイオスティミュラントの定義が定められた。

​このような環境変化や市場変化に対応する資材であると同時に、ガイドライン等の制定により、バイオスティミュラント市場は現在注目を集めている。

2.注目トピック

ガイドラインや基準が策定・公表される

2025年5月30日に農林水産省消費・安全局は、「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン」を策定した。

同ガイドラインは、「バイオスティミュラントの定義」「効果・使用に係る表示」「安全性の確認」を中心とした項目からなる。

この中で、効果・使用に係る表示においては、バイオスティミュラントの表示方法や、根拠情報の確認について記載している。特に根拠情報の確認では、栽培試験内容について記載されている。

なお、バイオスティミュラントの関連団体も、基準を策定・公表した。

3.将来展望

国内におけるバイオスティミュラント市場は今後も拡大し続け、2026年度はメーカー出荷金額ベース(国内流通分)で91億6,000万円、2030年度には122億4,000万円に達するとみられる。

今後は気候変動への対応や、肥料価格高騰による肥料の使用効果の向上等を目的に導入する生産者が増加することから、市場は拡大していくものと予測する。

出典資料について

2026年版 バイオスティミュラントの市場実態と将来展望

発刊日:2026年04月27日 体裁:A4 283ページ
価格(税込): 198,000円 (本体価格 180,000円)
※本プレスリリースに一部のオリジナル情報を加えたショートレポートもご購入いただけます。

調査要綱

1.調査期間: 2025年11月~2026年4月
2.調査対象: バイオスティミュラント等製造・販売企業、研究機関、関連官公庁・協会団体等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、電話・e-mail等によるヒアリング調査および文献調査併用

<バイオスティミュラント市場とは>

本レポートのバイオスティミュラントは、農林水産省の「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン 」(https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/250530.html)に該当する製品、各メーカーがバイオスティミュラントとして販売している製品を中心とし、市場規模を算出した。

しかし、2026年3月時点で農林水産省が策定したガイドライン制定から1年を経ていないこと、農林水産省のガイドラインの「根拠情報の確認」において、各試験区3連以上の反復が必要であることなどから、ガイドラインへの対応について準備中のメーカーも多く存在しているとみられる。そのため、現在は農林水産省のガイドラインへの対応の過渡期であり、市場が形成中であると判断し、効果・効能からバイオスティミュラントとみられる製品についても本市場に含めた。

<市場に含まれる商品・サービス>

バイオスティミュラントに該当する製品、及び効果・効能からバイオスティミュラントに該当するとみられる製品

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