2024年版 生命保険の販売チャネル戦略と展望 -直販、Web、来店ショップ、訪問販売の実態-

乗合代理店の販売チャネルが多様化しています。本レポートでは来店ショップ、オンライン型、訪問型の乗合代理店の販売戦略と販売動向についても取材を進めました。また、生命保険会社の直販と代理店販売の取組みや動向についても掲載し、生命保険業界全体の販売チャネルの戦略を俯瞰し、業界動向をレポートします。従来どおり、販売チャネルの一つでもある来店ショップの市場規模も推計しました。
損保業界で相次いだ顧客情報の漏洩・流出、保険金の不正請求などの不祥事が新たな火種となって、保険業界全体への規制強化に波及しだしました。体制整備の高度化+サービス提供の適正化の取組みが進展することが予測されます。業界有力企業の事業戦略、具体的な取組み、その過程での課題と対応策について動向を把握し、業界の新たな動きにも着目してレポートをまとめました。

発刊日
2024/11/29
体裁
A4 / 330頁
資料コード
C66115500
PDFサイズ
4.2MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:生命保険会社及び乗合代理店(来店型保険ショップ含む)における販売チャネル戦略や施策を通して保険業界の将来を展望することを目的とした。また、販売チャネルの一つである Web の活用や、これまで把握してきた来店ショップの実態も把握する。
調査内容:目次参照。尚、生命保険会社・乗合代理店(来店ショップ含む)の収録内容は以下の通り。
【生命保険会社の収録内容】
※企業によって一部掲載情報が異なりますことご了承ください。
●企業概要:企業名、住所、代表者、設立年月、従業員数、資本金
●グループ・全体の販売戦略:概況/子会社等の生保・少短、子会社等の乗合来店・訪問・オンライン代理店、子会社等の乗合代理店における販売戦略、店舗運営・出店戦略、など
●自社の商品戦略:商品開発の留意点、売れ筋商品と加入年代や属性の傾向、今後の商品開発の方向性など
●自社の直接販売・間接販売における取組み
●契約実績:2022 年度~2023 年度の販売チャネル別新契約年換算保険料
●業界の展望と課題
【乗合代理店(来店ショップ型、オンライン型、訪問型の定性情報】
※下線部は本年新たに設定した項目
●企業概要:企業名、屋号、住所、代表者、設立年月、代表電話、資本金、従業員数、決算月、拠点・店舗数、資本系列、企業の特徴、事業内容/取扱商品、提携保険会社数、来店・訪問・オンラインの個人・法人の扱いの有無、保険販売以外の事業・サービス
●業績動向:保険募集売上・利益動向、2024 年内・2025 年の見込み・予測
●事業戦略:現状、現状の課題、今後、他社との差別化策
●保険販売での新たな取組み状況・予定:個人への来店・訪問業務・Web 相談・その他の取組み・課題、Web 相談の有無・計画・メリット・デメリット、共同募集の有無、メリット・デメリット、外部 FP 活用の有無・メリット・デメリット公的保険制度を踏まえた募集の取組みネット完結・スマホ商品の取組み・予定・実績、保険関連事業・サービス
●保険事業以外の事業・サービスの取組みと注力状況・収益性:金融サービス仲介業、介護・住宅ローン・相続相談・資産運用相談・保全代行・がん診断など
●業界課題への対策と展望:上位 3 つ・顧客本位の業務運営への取組み・業務品質の向上/体制整備の高度化コンテンジェンシープランの策定/体制サイバーセキュリティ対策・他業態との協業における課題と対策、業界展望(統廃合、マーケット規模、ニーズ、AI 導入など)
●営業戦略:ターゲット層(リテラシー、年代他)・既存と新規顧客への注力度、新規開拓策(手法、媒体、他)の方策・課題・対策、既存顧客の囲い込み策、顧客利便性・顧客体験向上のための施策
●商品戦略:現状の推奨商品と今後の方針、生保の売れ筋・高シェア会社・商品、損保の売れ筋・高シェア会社・商品、今後の注目商品
●顧客動向と属性:既存と新規顧客属性(新契約ベース)の変化、今後の動向予測
●店舗運営戦略:店舗展開地域と今後の注力地域・店舗網拡大の意向・訪問型拠点の出店動向・Web 関連計画
【定量情報】
●業績:2021 年~2024 年(見)の売上(営業収益)、経常利益、当期純利益
●契約実績:2021 年~2024 年(見)の保有契約件数、新規契約高、新規契約件数、新契約年換算保険料
●店舗展開動向: 2021 年~2024 年(見)の直営・フランチャイズ別店舗数、構成比率
※開示状況によっては参考数値に留まるものもある
調査対象先:従来型の生命保険会社、ネット保険会社、来店型保険ショップ経営企業、オンライン型や保険関連サイトを運営する乗合代理店、訪問販売型乗合代理店など、保険募集実績がある企業、新規参入企業等を任意抽出。
調査期間:2024 年 8 月~2024 年 11 月
調査方法:当社専門社員によるオンライン取材、個別面接取材 

資料ポイント
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前回版との違い:

  • 生命保険会社の直販における既存顧客へのフォロー、グループ等代理店におけるDXの支援・体制整備への取組み関与状況、商品開発の留意点等を追加
  • 乗合代理店では、外部FP活用の有無・メリット、公的保険制度を踏まえた募集の取組み、ネット完結保険の取組み、体制整備の高度化等の課題への取組みも追加

リサーチ内容

調査結果のポイント

第Ⅰ章 総論・分析編

1.業界動向および市場環境
  (1)販売チャネルによる業界構造
  (2)生命保険のチャネル別加入動向
    ①来店ショップ、インターネット加入が伸長
    ②来店ショップ利用の満足点、不満点
  (3)市場環境
    ①市場規模の拡大続く
    ②乗合代理店のサービス提供のあり方に変化
    ③生命保険会社ではDXによる提案力を強化し、顧客接点も強化
    ④法規制等の強化
  (4)トピックス
    ①エンベデッド・インシュアランスに関する取組み
    ②新しいチャネルを活用した手法-ポイントをフックにした生命保険会社の取組み
    ③代理店出向社員による情報漏洩
    ④金融サービス提供法
    ⑤法規制強化など
2.市場規模
  (1)生命保険業界の市場規模と世帯加入件数
  (2)新契約年換算保険料の推移
  (3)生命保険販売チャネル別構成比(新契約年換算保険料ベース)
  (4)来店型保険ショップの市場規模
3.生命保険会社の販売チャネル戦略および取組み動向
  (1)生命保険会社の中期経営計画
  (2)販売チャネルの動向~販売チャネルが多様化~
    ①営業職員チャネルの動向
    ②非対面営業の動向
    ③営業店の来店ショップ展開
    ④間接販売チャネルの動向
  (3)生損保のDX戦略
  (4)グループ戦略
    ①子会社生命保険会社の設立
    ②子会社等の乗合代理店における販売戦略~店舗の運営戦略、出店戦略~
4.代理店チャネルの動向-来店ショップ等-
  (1)来店型保険ショップの成り立ちと背景
  (2)来店ショップ企業等の経営基盤強化~業界再編は中小ショップに移行~
  (3)異業種・大手資本参入の現状
    ①異業種、大手資本の参入は一巡
    ②異業種、金融機関の取組み
  (4)来店ショップ等企業の事業戦略
    ①現状
    ②事業戦略の課題と対策、差別化策、今後
  (5)独自性活かした取組みで生き残り
    ①販売チャネルが複層化~来店、訪問、ネット形態の垣根が低下
    ②来店ショップ等企業の個人への訪問業務
    ③乗合代理店のデジタル化、AI、生成AIの活用、他
    1)AI導入、デジタル化の現状
    2)来店ショップのWeb相談の導入実態
    3)Web相談の各社の取組み、効果
    4)Web相談のメリット、デメリット
    ④共同募集の有無、メリット・デメリット、注力度合い
    ⑤外部FP活用の有無、メリット・デメリット
    ⑥公的保険制度を踏まえた募集の取組み
    ⑦ネット完結・スマホ商品の取組み状況・予定、実績
    ⑧来店ショップ等企業の保険関連事業・サービスの取組み
  (6)来店ショップ等企業の保険事業以外の取組み
    ①金融サービス仲介業への意向、取組み
    ②介護、住宅ローン、相続相談、資産運用、保全代行等への取組み
  (7)顧客本位の業務運営の動きと取組み
    ①顧客本位の業務運営、ガバナンス体制整備の考え方
    ②FD宣言、KPI公表の取組み
5.業界の課題と展望
  (1)展望
    ①生保側
    ②代理店側
  (2)課題
    ①生保側
    ②代理店側

第Ⅱ章 各論編:生命保険会社

1.生命保険業界の動向
  (1)新規契約動向
  (2)保有契約動向
  (3)生命保険会社の新契約年換算保険料
2.チャネル戦略
  (1)自社の直接販売の取組み-営業職員チャネル(個人向け)
    ①顧客へのアプローチ状況(ターゲット顧客、新規・既存の優先度合いなど)
    ②既存顧客へのフォロー
    ③顧客接点創出で工夫している点、苦労している点
    ④新たなチャネル(ネットやスマホなど)展開の検討、取組み
    ⑤課題、今後の取組み
  (2)自社における間接販売(来店やオンライン等)の期待度
3.販売チャネル別商品トレンド
  (1)営業職員チャネル
  (2)代理店(来店型ショップ/来店以外)

第Ⅲ章 各論編:来店ショップ等代理店

1.来店ショップ等企業の実態
  (1)参入企業
  (2)来店ショップの経営企業数
  (3)設立時期
  (4)従業員数
  (5)資本金
  (6)店舗数
    ①増減の変化
    ②規模別の平均出店店舗数と店舗を増減した企業数
    ③各社の店舗展開形態
  (7)提携保険会社数
    ①店舗規模別の提携保険会社数
    ②個別企業の提携保険会社数
2.経営実態(来店ショップ等企業の収益性)
  (1)営業収益の現状
  (2)2024年、2025年の見通し
3.営業戦略
  (1)ターゲット層、新規・既存顧客への注力度
  (2)新規顧客の開拓策
    ①方策
    ②課題と対策
  (3)既存顧客の囲い込み策
    ①方策
    ②課題と対策
  (4)顧客利便性・顧客体験向上のための施策
4.商品戦略
  (1)現状の推奨商品と今後の方針
    ①生命保険
    ②損害保険
  (2)生命保険、損害保険の契約動向と注力商品
  (3)生保の売れ筋、高シェア会社・商品、直近のトレンド
  (4)損害保険の販売動向、損保の売れ筋、高シェア会社・商品、直近のトレンド
  (5)来店ショップ等の今後の注目商品
5.顧客獲得実績
  (1)契約者数
  (2)保有契約件数
  (3)新規契約件数
  (4)代理店各社の新契約年換算保険料
6.顧客動向と属性
  (1)乗合代理店から見る既存と新規顧客属性の概況と変化
  (2)今後の顧客動向予測
7.チャネル(店舗運営等)戦略、展開地域とWebを含めた今後の展開

第Ⅳ章 個別企業編

1.日本生命保険(相)
2.住友生命保険(相)
3.SOMPOひまわり生命保険(株)
4.アフラック生命保険(株)
5.楽天生命保険(株)
6.ライフネット生命保険(株)
7.(株)アドバンスクリエイト
8.(株)アイリックコーポレーション
9.ブロードマインド(株)
10.(株)オールワンエージェント
11.(株)フィナンシャル・エージェンシー
12.(株)Wizleap

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