光学フィルム製品の品質問題低減への対策 ~LCD偏光板製品を事例に~

発刊日
2017/06/15
体裁
A4 / 31頁
資料コード
R59300500
PDFサイズ
3.0MB
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調査資料詳細データ

エキスパートシリーズとは
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矢野経済研究所では、2016年より大手企業等でご活躍されたシニアの方々を当社の「社外マイスター」としてお迎えし、現役時代に培った経験、知見、人脈などを矢野経済研究所の事業活動を通じて、社会に還元していただくための新たな組織を立ち上げました。エキスパートシリーズは、社外マイスターの方が執筆した、新たな切り口によるオリジナルレポートです。長年培った経験・知見による技術や開発、市場への目利き力で、従来の市場調査資料とは一味違った情報をご提供いたします。
本レポートは、住友化学で偏光板や光学フィルムの開発を手掛けてきた弊社社外マイスターである、岡田豊和氏(客員研究員)がとりまとめました。

調査概要
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調査主旨:偏光板製品の品質問題発生原因は、大きく分けて2つある。一つは偏光板や位相差板といった各部材(原反)の特性上あるいは外観欠点に起因する問題と、これらの原反をカットしたり貼合したりする加工あるいは加工工程に起因する問題である。
本レポートの目的はこれらの品質問題が発生する要因とそれを改善するための方策を考察すること、外観欠点の種類と識別方法を説明し、品質問題発生を未然に防ぐ対策を考察することにある。
調査方法:研究員による直接面談・電話・メール・郵送アンケート・ウェブ・文献調査を併用。
調査期間:2017年4月~2017年5月

リサーチ内容

■掲載内容

1.偏光板の代表的な品質問題、本レポートの目的

(表1)原反起因の主な品質問題
(表2)加工起因の主な品質問題

2.偏光板原反と位相差板原反の基本的な問題とその対策法

2.1 偏光板原反起因の基本的な品質問題への対策
  2.1.1 偏光板の性能(光学性能)不良、色相不良
    (図1)偏光度を上げるための方法
    (図2)偏光板の可視吸収スペクトルと2種類のヨウ素錯体の機能
    (図3)ヨウ素/PVA錯体の平衡反応
    (図4)赤変が起こりやすい偏光板とそれを改良した偏光板の初期の直交透過率
    (図5)色相変化の少ない偏光板の初期光度スペクトル
  2.1.2 偏光板の色ムラ
  2.1.3 偏光板のカール
    (図6)偏光板原反の構成とカールに影響を及ぼす因子
    (表3)カールに影響する因子とカールへの影響
2.2 位相差板原反起因の基本的な品質問題への対策
    (図7)延伸方法の種類と分子鎖配向のイメージ図
    (図8)フィルムの長さ方向に対するR値変化(イメージ図)
    (図9)R値のインラインでの測定方法(イメージ図)
    (図10)R値の温度と速度の依存性(模式図)

3.偏光板製品の主な外観欠点とその検出方法

3.1 偏光板製品の主な外観欠点
    (表4)偏光板製品の主な外観欠点と主な発生原因
3.2 外観欠点の検出方法
  3.2.1 透過検査
    (図11)透過検査の方法
  3.2.2 反射検査
    (図12)反射検査の方法
  3.2.3 クロスニコル透過検査
    (図13)クロスニコル透過検査
3.3 外観欠点の判定基準
  3.3.1 点状の異物欠点
  3.3.2 線状異物欠点
  3.3.3 プロテクトフィルム(Pf)の異物欠点
  3.3.4 セパレートフィルム(Sp)の凹み(→打痕)
    (図14)打痕のある偏光板製品を液晶セルに貼合したときに気泡が発生するイメージ図
    (図15)
    (図16)NG打痕の例
  3.3.5 Spのキズ
  3.3.6 Pfのキズ
  3.3.7 糊欠け
  3.3.8 糊汚れ
  3.3.9 Sp剥れ、Pf剥れ
    (図17)偏光板端部のPf/Spの剥れ
  3.3.10 気泡
  3.3.11 カール
    (図18)偏光板製品のカール測定方法

4.品質問題発生時の対応

(図19)偏光板製品の顧客への供給ルート
(表5)品質問題発生時の確認事項
(表6)品質問題の主な原因とその対応への必要な知識や技術

5.品質問題を発生させないための対策

5.1 品質問題はなぜ発生するのか
5.2 可視化(見える化)の必要性
    (図20)問題の可視化
5.3 仕様書作成の必要性
5.4 仕様書遵守の必要性
    (図21)仕様書締結方法の一例
  5.4.1 Pfが代わったときに発生する品質問題
    (図22)Pf剥離時にAR表面層の防汚層の剥離が発生した事例
  5.4.2 粘着剤の異なる原反を用いることによって発生する品質問題
  5.4.3 異なる偏光板や位相差板を用いることによって発生する品質問題
5.5 製造条件変更(4M変更)時によく発生する品質問題
  5.5.1 標準作業方法変更(Method変更)に起因する品質問題
    (図23)TACの一般的なケン化処理工程
    (図24)TAC表面の汚れ(イメージ図)
    (図25)偏光子の一般的な製造工程
    (図26)偏光子表面の汚れ(イメージ図)
  5.5.2 標準作業方法変更(Machine変更)に起因する品質問題
    (図27)HC層を形成した反射型偏光板
    (図28)
5.6 評価機器起因による品質問題
    (図29)KOBRA®-SDH
5.7 顧客の仕様変更により発生する品質問題

6.おわりに

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