LCDからOLEDへの転換で求められる新機能性光学フィルム

発刊日
2017/05/17
体裁
A4 / 20頁
資料コード
R59300200
PDFサイズ
2.7MB
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調査資料詳細データ

エキスパートシリーズとは
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矢野経済研究所では、2016年より大手企業等でご活躍されたシニアの方々を当社の「社外マイスター」としてお迎えし、現役時代に培った経験、知見、人脈などを矢野経済研究所の事業活動を通じて、社会に還元していただくための新たな組織を立ち上げました。エキスパートシリーズは、社外マイスターの方が執筆した、新たな切り口によるオリジナルレポートです。長年培った経験・知見による技術や開発、市場への目利き力で、従来の市場調査資料とは一味違った情報をご提供いたします。

本レポートは、住友化学で偏光板や光学フィルムの開発を手掛けてきた弊社社外マイスターである、岡田豊和氏(客員研究員)がとりまとめました。

調査概要
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調査主旨:LCD時代にその機能を発現し、発展してきた多くの光学フィルムが存在する。今後、LCDから有機ELへの転換が進むのか、並列して発展していくのか、またその時にLCDに使用されてきた各種の光学フィルムは今後どうなるのか、多くの意見がありどうなるのか不明であるというのが筆者を含む多くの人の意見であるように思われる。ここでは、LCDや有機ELの現状と将来動向について筆者の考えを示し、これからのLCDや有機ELに必要な光学フィルムや材料について紹介・提案する。
調査方法:研究員による直接面談・電話・メール・郵送アンケート・ウェブ・文献調査を併用。
調査期間:2017年3月~4月

リサーチ内容

■掲載内容

1.LCDと光学フィルム

1.1 LCD産業の現状
    (図1)表示装置のトレンド
    (図2)LCD産業の現状
    (図3)LCD関連産業
    (図4)LCDの三大用途
    (図5)産業の永続的発展の要因
1.2 LCDの今後の動向と必要な光学フィルム
  1.2.1 高精細化
    (図6)偏光板の可視吸収光スペクトルと2種類のヨウ素錯体の機能
    (図7)界面配向等によるコーティング偏光板の製造方法(案)
  1.2.2 新規構造
    (図8)現在のLCDの標準構成と考えられる新材料(案)
  1.2.3 省エネの反射型LCD
    (図9)反射型LCDの基本構造
1.3 LCDから有機ELへの転換は進むのか

2.有機ELパネルと光学フィルム

2.1 有機ELパネルの構造
    (図10)有機ELの射出方式による分類
    (図11)有機ELの代表的な構造
2.2 有機ELに必要な光学フィルム
  2.2.1 円偏光板
    (図12)円偏光板による反射防止の原理
    (図13)1/4λ板の波長分散特性
    (図14)広帯域1/4λ板の構成例
    (図15)マイクロキャビティ構造とカラーフィルターによる
     外光反射(内面反射)の低減効果(緑色光の例)
  2.2.2 光の利用効率を上げるための工夫
    (図16)有機ELの断面模式図と全反射による光の損失の概念図
    (図17)金属電極からの反射光との干渉による光の取り出す効率の改善(概念図)
    (図18)低屈折率層形成による光の取り出し効率改善(概念図)
    (図19)ガラス基板表面に マイクロレンズ形状(a)、お椀型形状(b)、
     ガラス基板の粗面化(c)を形成した例
2.3 フィルム型有機EL
    (図20)フレキシブル化が進むスマホ用有機ELパネル部材
【参考文献】

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