モーニングCROSS週間ランキング11.08 – 11.12
週間ランキング
11日、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が初の試験飛行を迎え、午前9時35分頃、愛知県営の名古屋空港を飛び立ちました。フライトを見守る関係者らからは大きな拍手が沸き起こり、約1時間半の試験飛行を終えました。
設計や開発工程の見直しなどの理由により5回の日程延期を乗り越えた試験飛行となり、小型ジェット市場に挑む新たな第一歩となるのではないでしょうか。
すでに6社から計407機を受注している「MRJ」。今後の受注拡大に注目です。
10日、今年1年に話題となった言葉に送られる「新語・流行語大賞」の候補が発表されました。
「ラッスンゴレライ」「安心してください(穿いてますよ)」などお笑い芸人によるギャグのほか、ラグビーW杯での活躍で注目を集めたラグビー日本代表の五郎丸歩選手の「五郎丸ポーズ」や「ルーティン」、芥川賞を受賞したお笑い芸人の又吉直樹さんの小説タイトル「火花」、俳優で歌手の福山雅治の結婚でショックを受けた女性ファンの心情を表した「福山ロス(ましゃロス)」などがノミネートされています。
また、国会前で抗議活動が起こるなど社会全体で議論となった安全保障関連法案に関する言葉が多いのも今年の特徴ではないでしょうか。大賞は12月1日に発表されます。
今週のニュースランキングは以下となります。
順位
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ニュースグループ
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クチコミ数
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1位
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三菱リージョナルジェット |
78,387
|
2位
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プロ野球 |
73,801
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3位
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ミャンマー総選挙 |
36,049
|
4位
|
小6大麻問題 |
28,999
|
5位
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中台首脳会談 |
28,080
|
6位
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ドーピング問題 |
26,493
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7位
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援助交際 |
26,224
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8位
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資生堂ショック |
23,295
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9位
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爆買い |
21,573
|
10位
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民主解党 |
18,994
|
未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■内航海運と離島の現状から見えてくる未来
11月8-9日、四国電力伊方原子力発電所で重大事故に備えた防災訓練が行われた。訓練では海上自衛隊の艦船に加え、愛媛と大分を結ぶ民間フェリーも参加、原発が立地する佐田岬半島から20-30キロ離れた大分市へ住民を海上輸送した。
フェリーは平時の旅客輸送のみならず災害時における役割も大きい。しかし、需要の縮小に歯止めがかからない。加えて、船舶の老朽化も著しい。一般定期航路事業の収支は2504億円の営業収入に対して88億円の営業損失という状況である(2013、国交省)。これでは大きな投資は出来まい。大島豪雨の住民避難で活躍した高速ジェットフォイルもこの20年間新造が途絶え、耐用期限も間近に迫る。
離島航路は、更に厳しい。定期航路の不定期化などにより採算性の向上をはかっているものの、「地域公共交通確保維持改善事業」からの支援がなければ航路の維持は難しい。航路は一度失われると復活はほぼない。
日本は6,852の島嶼からなる世界6番目のEEZを持つ海洋国家である。尖閣もその1つである。一方、住民が暮らす430の島々のうち258の島が離島振興法の対策地域に指定されている。2030年には日本の高齢者率は3割を越えると見込まれるが、これらの島では既に10年前にそれを達成している。まさに日本の過疎の未来がそこにある。したがって、ここを置き去りにすることは地方の未来を諦める、ということである。今、私たちは日本の未来について、国土の在り方そのものから問い直す必要に迫られている。
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