モーニングCROSS週間ランキング11.09 – 11.13
週間ランキング
週刊少年ジャンプの人気漫画『NARUTO -ナルト-』が15年の連載に幕を閉じました。ニュースをご覧の方の中には、主人公のうずまきナルトと共に成長してきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、アジア人として初めてATPワールドツアー・ファイナルへ出場を果たした錦織圭選手の快進撃が止まりません。同じ日本人としてとても嬉しい話題ですね。
また、本番前の練習中に中国選手と激突、強行出場した羽生結弦選手の動向には、さまざまな物議を醸しました。
他には、解散風が強まる安倍政権、デモ中の公務執行妨害による京大家宅捜索、引き続きサンゴ密漁のニュース、韓国人歌手への入国拒否、日中首脳会談など注目を集めました一週間となりました。
今週のニュースで注目を集めたキーワードの考察は、キーワードジャーナルからご確認いただけます。
順位
|
ニュースグループ
|
クチコミ数
|
---|---|---|
1位
|
NARUTO |
238,833
|
2位
|
錦織圭 |
106,768
|
3位
|
羽生結弦 |
89,188
|
4位
|
解散総選挙 |
50,569
|
5位
|
京大家宅捜索 |
42,202
|
6位
|
サンゴ密漁 |
31,426
|
7位
|
新井貴浩 |
26,501
|
8位
|
田宮五郎 |
23,923
|
9位
|
イ・スンチョル |
19,757
|
10位
|
日中首脳会談 |
18,216
|
未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■世界から平均の意味が失われてゆく
クレディ・スイスの2014年度「グローバル・ウェルネス・レポート」によると、2014年(年央時点)の世界における家計の富の総額は263兆ドル、現在の米ドル為替ベースで前年比8.3%の増となった。
日本の家計の富の総額は23.2兆ドル、前年比2%増、純資産100万米ドル以上を持つ富裕層は2,728千人で世界2位、成人1人当たりの富の中央値は113千ドル、世界第6位。
そして、今後5年間で世界の家計の富の総額は40%拡大、これに伴い富裕層の数は53%増えると分析する。同期間の日本における富裕層の増加率は74%、2019年時点でも世界2位を維持するという。
一方、依然として10億を超える人々が極度の貧困状態にあり(OECD)、また、先進国や新興国では“相対的貧困”、すなわち、格差の進行が避けられない。世界は、「平均」の有効性をますます希薄化させつつある。「平均」から導かれた政策やマーケティングの適用範囲には、誰もいない、ということだ。
とは言え、「成人人口の9割以上が1万ドル以上の資産を持ち、10万ドル以上の富を有する割合が54%と世界平均の6倍以上」(上記レポートより)という日本の高位安定ぶりは傑出している。格差の進行も中間層の厚みにはばまれ、緩慢である。まさに“世界が羨む”状況が猶予されていると言え、ここが未来へ向けてのアドバンテージとなる。
この他の注目ニュース
- 三井住友FG、住友商事、ボーイングから80機調達、LCCへリース
- カタルーニャ住民投票、8割超がスペインからの独立を支持
- ゼンショー、ワタミの通期業績見通し、両社の最終赤字は75億円、30億円へ
- 東芝、東燃ゼネラル、大分のバイオマス事業に出資、JXエネは秋田でメガソーラー、神奈川で商業用水素ステーション
- ビットコイン業界、自主規制ガイドラインで信頼回復を目指す
- 10月の国内新車販売、上位10位に軽6車種、輸入車のシェアは8.1%、単月で過去最高
- マイクロソフト、モバイル向け「オフィス」を無料化、ビジネスモデル改革を加速
- コマツ、全国で女性向けの建設機械運転講習会を開催
- 与党、労働者派遣法改正、見送りへ
- 欧州宇宙機関の無人探査機、彗星に着陸。太陽系誕生期の解明に期待
- 日ASEAN首脳会議開催。日本は、雇用創出、人材育成、医療保険など生活関連分野のインフラ整備支援を表明、中国と差別化。
- JR西日本、「三越伊勢丹」ブランドを大阪駅商業施設の店名から外す方針
- ユーチューブ、音楽動画を有償配信へ
- IEAによると、世界の原発の廃炉コストは2040年までに11兆5千億円、使用済み核燃料は現在の2倍の70万5千トンへ