モーニングCROSS週間ランキング11.15 – 11.19
週間ランキング
13日、フランス・パリで爆発や銃撃などの同時多発テロが発生し、少なくともパリ市民を含め130名以上の方が亡くなり、フランスでは、現在も首謀者や実行犯の捜索を実施。18日未明にはテロリストのメンバーが潜伏していると見られるパリ近郊サンドニのアパートで銃撃戦が繰り広げられるなど予断を許さない状況が続いています。
痛ましい事件に市民らはテロに怯えながらの生活を余儀なくされており、また先月のエジプト東部シナイ半島へ墜落したロシア機は、ISILによる実行との犯行声明やアメリカではパリ行きエールフランス航空の旅客機2機を爆破するという脅迫の電話があり緊急着陸を要するなど、世界各地でもテロの脅威が続いています。
しかし、その脅威に屈することなく毅然とした態度で、対策や対抗することも大切です。一人一人が考えて行動することが求められているのではないでしょうか。
ドラマやグルメリポーターなどで活躍した俳優の阿藤快さんが16日、大動脈瘤破裂胸腔内出血のため都内の自宅で急死したことが分りました。
14日はくしくも阿藤さんの69歳の誕生日であり、亡くなる直前まで趣味のゴルフやドラマの撮影などをこなしていたとのことで、急な死に、言葉がありません。
悲しいニュースが続いた今週ですが、ニュースランキングは以下となります。
順位
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ニュースグループ
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クチコミ数
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1位
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パリ同時多発テロ |
323,075
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2位
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阿藤快 |
63,764
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3位
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2歳児たばこ |
35,267
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4位
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辺野古移設問題 |
33,717
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5位
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JR神戸線架線切れ |
22,267
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6位
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ボージョレ・ヌーボー |
21,232
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7位
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障害児 |
19,728
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8位
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G20 |
17,220
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9位
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マンボウ |
13,999
|
10位
|
歴史教科書 |
13,594
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未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■パリと、IS・内戦・空爆に蹂躙されるシリアの市民と“連帯”を
パリ同時テロの実行犯にシリアからの難民が含まれていたことを受け、欧州の難民政策が揺らぐ。16日、ポーランド政府の欧州担当相は「EUが難民を分担して受け入れる政治的可能性はもはやなくなった」と発言、各国の右派勢力も一斉に政策転換を叫びはじめた。また、2016年9月までに1万人の難民を受け入れると公約したアメリカでも野党共和党の知事を中心に24州が受け入れ拒否を表明した。
高揚する排外思想と宗教や人種的差別の拡大は過激主義の温床となる。言い換えれば、排斥への一方的な流れは、原理主義と民族主義双方の過激主義者を利する以外の何物でもない。
ミシェル・ウェルベックはムスリム政党が政権を獲得したフランスの近未来を仮想的に描き出したが(「服従」、2015年1月7日刊)、その発刊の当日、シャルリー・エブド事件が起こった。なるほど、ベストセラーになった理由が頷ける。欧州社会にくすんでいた猜疑と不安が、適度なリアリティをもって?き立てられたということか。いずれにせよイスラムの教義と、一連の犯罪者たちの動機はまったくの別物である。ここを見誤ってはならない。
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