モーニングCROSS週間ランキング11.22 – 11.26
週間ランキング
日本のロケットとして、初めて海外の民間企業から受注した商業衛星を搭載したH2Aロケットが、24日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
午後4時頃打ち上げられ、ました。午後8時すぎに、予定の軌道で商業衛星を分離。打ち上げは成功しました。
国産ロケットによる民間の商業衛星の打ち上げは初めてのことであり、今後のロケット打ち上げ市場へ参入する大きな弾みになると期待されています。(以下、後述)
勤労感謝の日であり三連休の最終日となる23日、靖国神社の公衆トイレ内で爆発音がしたなどと通報がありました。
直後には煙が上がり、現場には乾電池やリード線が散乱しており、中身が詰まった爆発していない鉄パイプなどが残されていたとのこと。警視庁の爆発物処理班が出動する事態となり、一時騒然となりました。
防犯カメラにリュックサック姿の不審な男が写っていたとの情報があり、11月13日に発生したパリ同時多発テロとの関連性や過激派によるテロの可能性は低いとのことですが、世界情勢が混とんとしている中、事件の全容解明が待たれます。
今週のニュースランキングは以下となります。
順位
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ニュースグループ
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クチコミ数
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1位
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靖国神社 |
60,848
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2位
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H2Aロケット |
42,797
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3位
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ISIL掃討作戦 |
32,179
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4位
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新潟日報部長・中傷投稿 |
32,053
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5位
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大阪ダブル選 |
29,065
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6位
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NPBアワーズ |
27,630
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7位
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トルコ・ロシア軍機撃墜 |
24,798
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8位
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蛍光灯製造禁止 |
24,143
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9位
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野々村竜太郎・元県議 |
19,771
|
10位
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最低賃金 |
19,679
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未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■H2A、打ち上げ成功、世界の商用宇宙マーケットに参入
24日、三菱重工とJAXAは、カナダの通信放送衛星を搭載した「H2A」29号機を打ち上げた。今回の成功で「H2A」の成功確率は96.6%に上昇、国際基準の95%を安定して維持したことで、IHIエアロスペースの小型衛星用ロケット「イプシロン」とともに日本の宇宙ビジネスのステージを一歩前へ進めたと言えよう。
もちろん、米ボーイング、欧州のアリアンスペース、米ベンチャー“スペースX”など、宇宙産業は新旧の競合がひしめいており、実績とコストに課題が残る日本勢にとって容易なマーケットではない。しかしながら、2020年までに40基の小型衛星、16基の中大型衛星の需要が見込まれるなど、打ち上げビジネスには確かな実需が存在する。また、日本版GPS「準天頂衛星プロジェクト」など、“打ち上げ”以外にも宇宙の可能性は広がる。とりわけ後者は、自動運転やセキュリティ分野など、ユーザーサイドにおける応用分野は無限である。
三菱やIHIをはじめとするメーカーの技術力はもちろんであるが、創造的で豊かな民間需要こそが「打ち上げ」事業を鍛えてゆくはずだ。そして、いつか宇宙ビジネスの主役がメーカーからユーザーに移ったとき、日本の宇宙産業は商用分野で世界のトップランナーの地位を獲得しているだろう。
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