モーニングCROSS週間ランキング11.29 – 12.03
週間ランキング
11月30日、「ゲゲゲの鬼太郎」など妖怪漫画の作者として有名なの漫画家の水木しげるさんが多臓器不全のため93歳で亡くなりました。
水木さんは、子供のころに鳥取県境港市に移り住み、1943年に太平洋戦争に徴兵。空襲で左腕を失いました。終戦後は、紙芝居などで生計を立てていたようですが、「ロケットマン」で漫画家としてデビュー。戦争の体験を漫画の世界で表現し、戦争のむなしさや愚かさを世に伝えてきました。さまざまな方が表現されていますが、水木さんは妖怪になり、新たな世界でまた漫画を描いていることでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
11月29日、神奈川県海老名市の市議会議員、鶴指(つるさし)眞澄氏が自身のTwitterで同性愛について、「根底を変える異常動物だ」「同性愛は異常なのだ」などと差別的な発言をし、批判を受けています。差別ツイートは削除され本人は謝罪をしていますが、批判はまだ収まりそうにありません。
書き込みしたり発言したりすること自体に本人の意思が反映されるものであり、価値観はさまざまですが、鶴指市議に限らず、公人である議員は発言に慎重になるべきではないでしょうか。
今週のニュースランキングは以下となります。
順位
|
ニュースグループ
|
クチコミ数
|
---|---|---|
1位
|
水木しげる |
174,282
|
2位
|
新語・流行語大賞 |
52,961
|
3位
|
同性愛異常発言 |
34,063
|
4位
|
羽生結弦 |
32,918
|
5位
|
靖国神社 |
31,105
|
6位
|
ISIL処刑 |
29,904
|
7位
|
はやぶさ2 |
25,312
|
8位
|
COP21 |
25,119
|
9位
|
ブラック企業大賞 |
24,137
|
10位
|
レーザー照射 |
23,775
|
未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■息切れ、ユニコーン。 “本物”を育てる投資環境の整備が急務トル
ユニコーン企業とは、VCから出資を受けている評価額10億ドル(約1200億円)以上の非上場ベンチャーを指す。ウーバー(米、タクシー配車)、シャオミ(中国、スマホ)、スナップチャット(米、写真共有アプリ)、スペースX(米、宇宙開発)などがその代表例。
しかし、ここへきて一部ユニコーンの株式価値が急落しつつある。
そもそも百数十社にのぼるユニコーンが生み出された背景には、テクノロジー関連株への過剰期待や新興国の投資ブームがあった。また、ビジネスモデルの革新性というより、ローカルマーケットの大きさだけが企業価値を押し上げているケースなど“類似品”や“模造品”も少なくない。したがって、殊更、株価急落を懸念する必要はないだろう。本当に価値ある企業は、淘汰や再編を乗り越えて確実に生き残る。
一方、ユニコーンのリストに日本企業の名前はない。米国勢が過半を占めるものの中国などアジア勢の台頭が目立つ。スマートニュース(ニュース配信アプリ)、エリーパワー(蓄電池)、スパイバー(人工クモの糸)など、日本でも可能性豊かなベンチャーが育ってきた。とは言え、まだユニコーンには届かない。世界の投資家を惹きつけるためにもスタートアップ期を支える潤沢なリスクマネーの確保が不可欠であり、また、IPOに偏った出口戦略も見直す必要がある。まずは資金供給サイドのイノベーションが不可欠、ということだ。
この他の注目ニュース
- はやぶさ2、地球へ再接近。「りゅうぐう」へ向けてスイングバイ
- 軽減税率、自民が加工食品を容認。一方、2021年度からインボイス方式の導入へ
- 産業革新機構、シャープの子会社を検討
- IMF、SDRの新構成比を決定。人民元はドル、ユーロに次ぐ3位。円は4位へ後退
- JX、東燃、統合最終合意
- 税収上振れ、見積額を1.6兆円上回る56兆円台へ。バブル期以来24年ぶり
- ルノー日産グループ、仏政府に対抗。日産、ルノー株買い増し策を検討
- 政府、農地集約対策を発表。農地バンクに対する長期農地貸与により固定資産税の一定額を減免
- 東京都知事、新国立建設に対して395億円の負担を表明
- 辺野古裁判、翁長知事、意見陳述「米軍の施政管理下となんら変わりない」
- 与党、来年度の法人実効税率を29.297%で調整。外形標準を強化、中堅中小企業には負担回避の特例措置を検討
- COP21、事務レベル協議難航、議定書は見送りへ
- 化血研の血液製剤の不正製造、組織ぐるみ10年超。全理事が退任、厚労省は行政処分へ
- 高浜原発3、4号機、地元町長が同意表明。福井県知事の判断へ