モーニングCROSS週間ランキング12.06 – 12.10
週間ランキング
白紙撤回された2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムについて、選考し直しのための公募を実施。その公募が7日、応募が締め切られ、8日、エンブレムの選考組織である「エンブレム委員会」が開かれ、選考方法について検討しました。
今回、応募作品は1万4599件。このうち年内に100~200件まで絞り込み、委員会のメンバーによって、来年1月に最終候補となる3、4を選考。インターネット上で公開し決定する方針となりました。前回の厳しい参加条件から大幅に緩和した結果、幅広い年代、さらに18歳未満を含むグループなどからの応募もあり、関心の高さが伺えます。当初より参加資格などの条件を設けず、今回のような選考方法で決定していれば、一時の騒ぎになるようなことは起こらなかったのではないかと思いを巡らせます。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は7日、金星探査機「あかつき」を金星の周回軌道に投入するため、姿勢制御用エンジン噴射を計画通り約20分間実施したと発表。そして9日、金星周回軌道に投入することに成功したと発表しました。
2010年に打ち上げられた同機は、同じ年の12月に軌道投入に挑戦したが失敗。今回が再挑戦であり、5年ぶりの挑戦で成功したことになります。日本の探査機が、地球以外の惑星の軌道に入ったのは初めてのことで、金星観測への大きな一歩といえます。
今週のニュースランキングは以下となります。
順位
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ニュースグループ
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クチコミ数
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1位
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東芝 |
29,020
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2位
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あかつき |
28,673
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3位
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軽減税率 |
28,592
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4位
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沖縄ディズニー誘致 |
23,587
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5位
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常総市残業代 |
22,158
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6位
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COP21 |
19,139
|
7位
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野坂昭如 |
19,002
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8位
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サンフレッチェ広島 |
15,338
|
9位
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ノーベル賞 |
13,311
|
10位
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統一会派 |
13,033
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未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■東芝、急ピッチで進むリストラ。そこに危うさはないか
CMOSイメージセンサーのソニーへの譲渡、半導体事業の再編、他社への譲渡や統合が取り沙汰される白物家電やパソコン、原子力事業における減損、テレビ事業の自社生産からの撤退、、、など、課徴金や訴訟問題に加えて東芝の事業再編が急速に進む。連結売上高2兆9,727億円、営業損失905億円、主力6部門のうち4部門が赤字となった中間決算を踏まえれば「遅きに失した」「まだまだ不十分」と言った市場の声はもっともだ。
しかし、西田厚聰氏に始まる「選択と集中」路線を支持してきたのも市場である。結果的にそこが内部抗争と粉飾決算の起点となった、と結論づけるのは簡単だ。しかし、“市場の伸長に過度に依存せず、多様な人材を積極的に育成し、発想の転換を常態化させる”ことを原点に置いた“創造的成長”(2014年度経営方針説明会資料より)はどこへ行った?また、この方針の根拠となった外部環境や内部環境評価は、トップたちの一連の不祥事でいとも簡単に吹き飛ぶほどデタラメであったのか。
短期的な利益拡大路線が粉飾の直接的原因であったことに疑問はない。であるがゆえに中長期的な視点に立って、じっくりと事業の在り方を捉え直すべきだ。多様性の喪失は、将来のイノベーションの可能性を奪う。今がまさに現トップの踏ん張りどころだ
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