モーニングCROSS週間ランキング12.06 – 12.10

※ Webニュースクチコミランキングは、株式会社Web経済研究所とのコラボレーションにより作成しています。
2015年12月11日 | ランキング

週間ランキング

白紙撤回された2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムについて、選考し直しのための公募を実施。その公募が7日、応募が締め切られ、8日、エンブレムの選考組織である「エンブレム委員会」が開かれ、選考方法について検討しました。
今回、応募作品は1万4599件。このうち年内に100~200件まで絞り込み、委員会のメンバーによって、来年1月に最終候補となる3、4を選考。インターネット上で公開し決定する方針となりました。前回の厳しい参加条件から大幅に緩和した結果、幅広い年代、さらに18歳未満を含むグループなどからの応募もあり、関心の高さが伺えます。当初より参加資格などの条件を設けず、今回のような選考方法で決定していれば、一時の騒ぎになるようなことは起こらなかったのではないかと思いを巡らせます。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は7日、金星探査機「あかつき」を金星の周回軌道に投入するため、姿勢制御用エンジン噴射を計画通り約20分間実施したと発表。そして9日、金星周回軌道に投入することに成功したと発表しました。
2010年に打ち上げられた同機は、同じ年の12月に軌道投入に挑戦したが失敗。今回が再挑戦であり、5年ぶりの挑戦で成功したことになります。日本の探査機が、地球以外の惑星の軌道に入ったのは初めてのことで、金星観測への大きな一歩といえます。
今週のニュースランキングは以下となります。
 

順位
ニュースグループ
クチコミ数
1位
東芝
29,020
2位
あかつき
28,673
3位
軽減税率
28,592
4位
沖縄ディズニー誘致
23,587
5位
常総市残業代
22,158
6位
COP21
19,139
7位
野坂昭如
19,002
8位
サンフレッチェ広島
15,338
9位
ノーベル賞
13,311
10位
統一会派
13,033

未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント

■東芝、急ピッチで進むリストラ。そこに危うさはないか

CMOSイメージセンサーのソニーへの譲渡、半導体事業の再編、他社への譲渡や統合が取り沙汰される白物家電やパソコン、原子力事業における減損、テレビ事業の自社生産からの撤退、、、など、課徴金や訴訟問題に加えて東芝の事業再編が急速に進む。連結売上高2兆9,727億円、営業損失905億円、主力6部門のうち4部門が赤字となった中間決算を踏まえれば「遅きに失した」「まだまだ不十分」と言った市場の声はもっともだ。

しかし、西田厚聰氏に始まる「選択と集中」路線を支持してきたのも市場である。結果的にそこが内部抗争と粉飾決算の起点となった、と結論づけるのは簡単だ。しかし、“市場の伸長に過度に依存せず、多様な人材を積極的に育成し、発想の転換を常態化させる”ことを原点に置いた“創造的成長”(2014年度経営方針説明会資料より)はどこへ行った?また、この方針の根拠となった外部環境や内部環境評価は、トップたちの一連の不祥事でいとも簡単に吹き飛ぶほどデタラメであったのか。

短期的な利益拡大路線が粉飾の直接的原因であったことに疑問はない。であるがゆえに中長期的な視点に立って、じっくりと事業の在り方を捉え直すべきだ。多様性の喪失は、将来のイノベーションの可能性を奪う。今がまさに現トップの踏ん張りどころだ

この他の注目ニュース

  • 仏、地域圏広域選挙、移民排斥を訴える極右政党「国民戦線」が得票率トップ、全国で3割超を獲得
  • JAXA、“あかつき”の金星軌道への再挑戦、成功
  • インド高速鉄道計画、ムンバイ-アーメダバード間505.8㌔に新幹線の採用を決定
  • 韓国、中国で人民元建ての国債(約570億円)を発行
  • 軽減税率、自民、公明の主張を受け入れ加工食品も含むことで調整、財源は1兆円規模
  • 福島第1、地下トンネルの放射能濃度急上昇、セシウム、ストロンチウムともに前年の4000倍超。トリチウムも22倍
  • 金融庁、東芝粉飾決算担当の新日本監査法人に対して課徴金と行政処分を検討
  • うがい薬「イソジン」、明治から塩野義へ。明治は同成分の独自ブランドを販売
  • カネカ、セメダインにTOB、出資比率51%、連結子会社化へ
  • 米「タイム誌」の“今年の人”にドイツ、メルケル首相
  • ドローンの飛行を規制、10日、改正航空法が施行
  • ブリヂストンの米ペップ・ボーイズ買収問題、“物言う株主”カール・アイカーン氏の介入で買収価格引上げへ
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