モーニングCROSS週間ランキング11.30 – 12.04
週間ランキング
衆議院選挙が2日に公示され、本格的に選挙が始まりましたね。昨年の参議院選挙で初めて解禁されたインターネット選挙が、この衆議院選挙でも初めて採り入れられることでも話題を呼んでいます。
何のための選挙か。という面でも議論となる今回の選挙。果たして投票率はどうなるでしょうか。
そして、先日の高倉健さんに続き、昭和の名優である菅原文太さんも11月28日に亡くなっていたことが分かりました。「仁義なき戦い」や「トラック野郎」など『男』くさい演技は菅原さんならではの名演だったのではないでしょうか。まさに任侠映画の大スター。ご冥福をお祈り申し上げます。
さらには、上記でも触れている「はやぶさ2」。2度の打ち上げ延期から3度目の正直となる12月3日。ついに打ち上げが成功し宇宙へと旅立ちました。その後は、2018年に地球と火星の間にある小惑星へ到着。地下の物質を採取し2020年に地球に持ち帰る計画となっています。
流行語大賞の受賞、ペヤング焼きそばへの混入、寒波の到来とさまざまなニュースが駆け巡った一週間となりました。
今週のニュースで注目を集めたキーワードの考察は、キーワードジャーナルからご確認いただけます。
順位
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ニュースグループ
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クチコミ数
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1位
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衆議院選挙 |
635,455
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2位
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はやぶさ2打ち上げ |
191,993
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3位
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菅原文太 |
157,888
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4位
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ペヤング |
121,031
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5位
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流行語大賞 |
117,163
|
6位
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危険ドラッグ切りつけ |
52,094
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7位
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イスラム国 |
49,969
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8位
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プレステ20年 |
40,551
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9位
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冬将軍 |
35,039
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10位
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柳沢敦 |
35,002
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未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■はやぶさ2、52億キロを支える“ものづくり”企業の可能性
12月3日、種子島から打ち上げられたH2Aは、はやぶさ2を予定軌道に投入した。帰還は2020年、52億キロの旅がはじまった。
プロジェクトは三菱重工、IHIエアロスペース、NEC、住友重工など宇宙航空大手をはじめ、100社を越えるメーカーに支えられる。小惑星に人工クレーターをつくる衝突装置を開発した日本工機白川製造所が“被災地企業”として話題になったが、気象観測機器の老舗メーカー、明星電気も大きな役割を担う。
はやぶさ2では、小惑星の水や有機物を観測する近赤外線分光計、衝突実験を撮影する理学観測分離カメラ、エンジン周辺の状態を計測する質量センサを同社が提供、また、H2A搭載の画像圧縮伝送装置や種子島上空のラジオゾンデによる気象観測も同社が担当した。
あらためて同社の製品群をみてみると、全国1300地点に配備された気象観測システム“アメダス”をはじめ、ダムや河川の水位測定装置、緊急地震速報の受注装置や計測震度計、航空管制システムの通信制御装置など、“測定技術”を中核に気象防災と宇宙航空分野で独自のポジションをつくっている。今期は売上85億円、経常利益4億円、中計で掲げた目標「売上高110億円、経常利益率10%」は射程に入りつつある。
しかし、“そこから先”が見えない。個々の製品がトップレベルにあることに異論はない。しかし、官需主体ゆえの事業条件はリスクであり制約でもある。親会社IHIとのシナジーはもちろんであるが、運用受託などサービス部門に可能性は見出せないか。測定装置の一納入メーカーから環境観測・防災分野の総合エンジニアリング企業へ、経営のイニシアティブを官から自社へ、という大きな戦略の流れを創ることで可能性は格段に広がる。
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