2002年版 容器市場の展望と戦略

発刊日
2002/12/25
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体裁
A4 / 475頁
資料コード
C44110600
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

第1章 容器市場の展望と需要予測

[1] 消費者、ユーザーに「容器」は何を訴求できるのか
  • 容器は「商品の顔」であり「企業姿勢を映す鏡」でもある
  • 「消費の脇役」「縁の下の力持ち」に止まっていては「容器メーカーの姿勢」は消費者まで届かない
  • もう一歩前に出て「消費者に顔を見せる」ことでメーカーとしての「覚悟」「姿勢」も決まる
[2] プラスチック軽量容器
  • 生鮮食品容器では製品そのものでの差別化は限界に
  • プラスαのサービスや提案力をいかに提供できるかがカギ
  • 弁当・惣菜容器では耐熱素材の競合に、軽量化対応で注目されたPP発砲容器は
  • コスト、剛性、成形性などの問題で耐熱容器をオールマイティに代替するには至らず
[3] PETボトル
  • 加温販売の拡大によりホット飲料向けバリアボトルでの競争が激化
  • 大手ユーザーのプリフォーム購入・インライン成形の流れに
  • ボトルメーカーはどう対応する
[4] 液体カートン
  • サイズ・飲用方法で他素材容器と棲み分け、新オペレーションの提案が差別化に繋がる
  • アルコール向けではリサイクル性に優れたアルミレスカートンが拡大
[5] 紙カップ(コップ)
  • 飲料用は価格競争、食品用ではバリア性など機能面での開発競争も
[6] アルミ缶・スチール缶
  • アルミ缶リシール可能なボトル缶の市場規模は2002年には12億本に達する見込み
  • レトルト対応による中身バリエーションの拡大に期待
  • スチール缶  PETボトル化に加えリシール機能付アルミ缶へのシフトの中で
  • 市場のシュリンク続く
[7] ガラスびん
  • デザイン性と味での優位性でどこまで需要を確保できるか
[8] 飲料・食品容器に関する消費者アンケート
1. リサーチ概要
2. 回答者の属性 (女性439名)
参考資料
アンケートの結果と分析

第2章 プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略

[1] PSP容器市場の展望
  • 汎用トレーは成熟市場、差別化も打ち出しにくく各社とも苦戦
  • 弁当・惣菜容器では電子レンジ対応可能なPP系への代替進む
  • カップ麺容器は市場成熟で伸び悩む、アイキャッチ性向上と使い易さが差別化ポイントに
  • 容器そのものでの差別化に限界、各社とも情報・提案などソフト部分での競争力強化に取組む
  • PSP容器のリサイクル動向
[2] PP系軽量容器市場の展望
(1)PPフィラー入り単層容器
  • 機能面、使い易さで他素材容器を押さえ依然として堅調な伸びを示す
(2)PP発泡容器
  • 2001年の市場規模は4,200~4,300t程度、2002年には5,000tを超える規模と推定される
[3] PET系軽量容器市場の展望
  • A-PET容器は透明性の高さが評価され順調な成長続く
  • C-PET容器は紙とPPフィラーの間で価格・機能ともに中途半端な感否めず需要減少
  • 高級デザート向けにPEN系容器も本格始動
[4] PS系軽量容器市場の展望
(1)PS単体容器(真空・圧空)
  • 商品の見栄え向上ニーズに対応する高透明品が成長
(2)OPS容器・蓋材
  • 透明性、電子レンジ加熱にも対応する耐熱性で蓋材需要が拡大
[5] プラスチック軽量容器メーカーの戦略
1.エフピコ
  • 市場のニーズを先取りしたサービスで他社を圧倒
  • 売上成長続く一方で価格競争激化と次を睨んだ設備投資により収益は減少
  • 汎用容器では透明・非発泡の「FCトレー」拡大
  • 再生樹脂を使用した「エコトレー」の拡大も一段落
  • 弁当容器では耐熱容器「エクスター」「ハイスター」が拡大
  • 耐熱・耐油性、剛性、成形性などユーザーニーズで棲み分け
  • 高透明のソリッド容器「クリスター」も好調、2002年度の売上は100億を超す見込み
  • テイクアウト食品の市場を広げる「エンターパック」での展開に注力
  • スーパー、弁当・惣菜店の売り方や販売スタイルの拡大をサポート
  • 問屋機能を取り込み中小ディーラーとの共生を目指す共同配送事業も本格稼動
  • 物流体制の強化を目指し関東にピッキング・配送センター機能を集約した「ハブセンター」建設
  • 独自のトレー回収システム「エフピコ方式」は引き続き好調
2.中央化学
  • 製品の機能と提案力の双方で差別化
  • 食品市場の中では「惣菜」市場の拡大に期待
  • 中身食品の美味しさとクオリティーを保護する容器の開発に注力
  • PPフィラー容器 価格競争激化により2002年は微増を見込む
  • 出荷量の30%程度がタルク含有量を高めた「タルコン」へとシフト
  • PP発泡容器「ピーファインC-PF」はパスタ容器など形状、用途限定での展開に
  • 低発泡PS容器「シーファイン」は市場に定着
  • 5倍発砲の「ニューファインC-NF」は前年比20%近い伸び示す
  • 透明容器ではA-PETが20%~30%の高い伸び示す
  • 汎用容器はコスト競争力で勝負
  • 製品機能での差別化に加え、ユーザーへの提案力強化にも取り組む
  • 業界初のモノマー還元によるトレーtoトレーリサイクルに成功
3.リスパック
  • 汎用品から高収益製品へのシフト進め売上、出荷量ともに堅調な伸び示す
  • 2005年を目処に関東工場を拡張・最新鋭化、首都圏需要をつかむ
  • PSPでは「内容物の保護」という原点に立ち返り、中身に最適かつシンプルな製品の投入目指す
  • PPフィラー容器はコンビニ・レンジアップ容器の主力と位置づけ
  • PP発砲容器は価格、成形性、使い勝手の面でPPフィラーを代替するには至らず
  • トップシェアを誇るA-PETは透明容器需要拡大の波に乗り前年比20%増の高成長示す
  • 営業力、技術力、物流合理化への取組みを強化し勝ち残りと差別化図る
4.デンカポリマー
  • 電気化学工業グループの一員として原料樹脂まで遡った開発力が強み
  • PSPトレー出荷量は前年比5%程度の減少続く
  • 見栄え重視でラミトレー、カラートレーの比率は拡大
  • 弁当容器では耐熱PSPとPP発砲容器が競合も剛性、扱い易さで耐熱PSPが有利との見方
  • 1.5倍の低発泡PS容器「DNF」は横這い
  • 非発砲容器ではPSソリッド、OPSが成長
  • 電気化学グループの総合力を生かしPSにこだわった製品展開で差別化図る
5.日本ザンパック
  • 親会社であるJSPと共同で独自の差別化品を展開規格品からカスタム品へと注力シフトし高収益体制確立を目指す
  • PSPトレーでは軽量化、ロースタック化での差別化は限界に
  • スキン層形成技術で光沢・成形性に優れた高外観グレードを投入
  • カップ麺容器ではフィルムラミネートによるグラビア印刷、定位置印刷など
  • 加飾性に優れたグレードの比率が向上
  • 電子レンジ加熱と軽量化を両立するPP発泡容器「PパールE」が順調に拡大
  • 3倍発泡として成形性を改善したグレードも投入
  • 自社工場から発生するヌキカスに加え回収された使用済みトレーのリサイクルを実施
  • 用途開発は親会社であるJSPと共同で展開
6.アテナ工業
  • 金型、成形機まで自社設計、他社の追随を許さぬ技術力・開発力で常に新たな製品を開発し価格以外のファクターで差別化 170
  • 自社の「能力」と「安心・安全」を提供するというスタンスで展開
  • PSPでは特許製品の湯切容器が順調に拡大
  • コンビニ麺容器の素材代替により2002年のA-PETの出荷量は大幅減少
  • 耐熱性と耐寒衝撃性を改良した新たなPET容器を開発
  • 本社敷地内に開発センターを設置、技術力、開発力で他社を圧倒
7.積水化成品工業
  • 独自の配合技術・発砲技術で発砲PP容器「ミクロレン」を開発
  • PP発砲容器「ミクロレン」、パスタ容器を中心に出荷量は1,000tを超える
  • 成形容器としての展開で市場ニーズを吸い上げシート改良にフィードバック
8.共同印刷
  • 紙とプラスチックの複合容器「スーパーデュアルカップ」の採用始まる
  • 「スーパークリアーカップ」 2002年は前年比20%増の高い成長示す
  • 原料レジンの量産体制確立に向けた試作段階に入る
  • 紙とプラスチックの複合容器「スーパーデュアルカップ」の採用始まる
  • 高いバリア性、フレーバー保護性を活かし、味で差別化したい飲料への提案進める

第3章 PETボトルメーカーの展望と戦略

[1] PETボトル市場の展望 187
  • 2002年はヒット商品、ヒットカテゴリ不在の中でも
  • 小型ボトル、大型ボトルともに2ケタ前後の成長を維持
  • 東洋製罐、吉野工業所の2巨頭体制動かず、両社で8割近いシェア確保
  • 3位以下のメーカーは得意分野への集中進める
  • PETボトル入りホット飲料市場、昨シーズン(2001年秋冬~2002年春)は4億本弱
  • 今シーズン(2002年秋冬~2003年春)には8億本弱の見通し、バリアボトルでの競争激化
  • 50億本を超えるアセプティック充填ボトル
  • このうち33億本強がプリフォーム供給によるインライン成形品に
  • インライン成形ボトルにも耐熱、バリアなど機能性を有する製品が登場
  • ボトルメーカーはどこに優位性を見出すか
  • PETボトルのリターナブル化、PENブレンドボトルでの展開は進展見られず
  • PETボトルのリサイクル対応
[2] PETボトルメーカーの戦略
1.東洋製罐
  • 新製品開発による需要創出が課題容器単体ではなく充填システムなどトータルでの提案に取組む
  • ホットウォーマー対応のバリアボトルの拡大で出荷量成長続く
  • ホット飲料向け多層構造バリアボトル「オキシブロック」の本格投入開始
  • 優れた透明性とアクディブバリア機能で差別化
  • アセプティック充填にはボトル、充填機、システムをトータルで展開
  • ボトルの機能向上でインライン成形化の流れに対抗
2.吉野工業所
  • バリアボトル、軽量ボトルなど独自の技術力・開発力を駆使した高付加価値品で市場を牽引
  • PETボトルの標準サイズには500mlに、飲み方や中身の多様化によりさらなる小型化進む
  • 200mlサイズボトルの供給も開始
  • PETボトル入りホット飲料市場を牽引したNyブレンドボトルに加え
  • 高透明・アクティブバリアの多層バリアボトルを投入
  • バリアボトルでの展開についてはホットウォーマーの次に来る市場にも注目
  • 拡大するインライン・アセプ化にはボトルの軽量化、安定供給、高付加価値化で対抗
3.北海製罐
  • ホット飲料用バリアボトルが好調に推移 221
  • 内面コートのバリアボトル「アクティスボトル」が拡大
  • 秋冬のホット飲料需要を攫み2002年にはPETボトル出荷量の1割に達する見込み
  • 系列パッカーの日本キャンパック向けに耐熱プリフォームの供給を開始するも
  • あくまでも「ボトルメーカー」としてボトルの機能で勝負する姿勢を堅持
4.大和製罐
  • 2002年のPETボトル出荷量は6億本を見込む
  • PETボトルではボトル単体ではなくキャップや充填システムまでトータルで展開
5.大日本印刷
  • アセプティック充填の拡大に伴いプリフォーム出荷量も成長
  • 加温販売に対応する口部白化プリフォームの供給も開始
  • コストだけでなく「オリジナルボトル」に対するニーズにも応える
6.凸版印刷
  • ボトル内面に透明蒸着を施した「GL-C」ボトル、ガラス代替での採用始まる

第4章 紙容器メーカーの展望と戦略


[1] 液体カートン・パック市場の展望
  • 明治乳業から「おいしい牛乳」が上市、牛乳市場にも商品のヒット性に左右される時代に
  • 乳等省令見直しの動きでバリアフィルムにNyの可能性も
  • 2001年、2002年は茶系・低果汁飲料向けが好調
  • 果汁向けだけでなく牛乳向けでもオフセット印刷のニーズ高まる
  • 紙カートンと充填機のセット販売メーカーが紙カートン専業メーカーに関わりなく
  • サービス体制、提案力といったソフト面の強化が差別化のカギを握る
  • アルコール飲料向けでは清酒向けで減少する一方、焼酎向けで拡大傾向に
  • 環境対応ではまず自社の取り組みが必要
  • 回収拠点の設置・再生化とともに環境報告書によるディスクローズが必要
1.大日本印刷
  • 容器・包材の設計コンセプトを明確化し、品質、経済性、使い易さを追求
  • 消費者の「食」の行動に対するマーケティングサービスを開始
  • インターネットEDI調達システムなどユーザーサポート体制強化で差別化は図る
  • チルド向け紙カートンではコンビニ向けサイズのキャップ付き製品を投入
  • アルコール向け 清酒では経済酒向けに紙カートン行き渡り紙化も一段落
  • 焼酎向けは乙類家庭酒を中心に今暫くは堅調な成長を見込む
2.凸版印刷
  • パッケージの提案を通してユーザーの商品コンセプトをサポート
  • 中身商品のアイデンティティとマッチする包材を如何に開発し具現化するか
  • 独自の設計コンセプトと企画開発力で「勝つ容器」の提案を進める
  • 液体カートンは焼酎・清酒向けでアルミレスカートン「EP-PAK・GL」の比率が上昇
  • 清酒向けは紙カートン=経済酒のイメージ払拭が課題に
  • 関東、関西での受託充填事業も活発化
  • 四国化工機との合弁会社に充填システムの企画・開発を移管
  • カートカンでは電子レンジ対応など新たな需要の開拓も進める
3.日本テトラパック
  • テトラグループの総合力を活かすとともに、国内での環境対策もさらに推進
  • 2001年の出荷量は伸張で推移したものの、2002年は微減に
  • 2003年中にテトラ・ブリック対応の高速性能充填機を販売予定
  • 純正部品による充填機部品点数は平均10,000点近くに
  • TPAは中身のヒットにより2002年の出荷量も好調に推移
  • 飲料市場における容器として定着、今後もさらに拡販の方針
  • 新注ぎ口キャップをテトラグループで開発、消費者の飲みやすさを追求
  • 新型ハイバリア包材を開発、今後はアルミレスの展開も視野に
  • 企業理念の具現化をさらに推進、今後も環境への取り組みを加速させる
4.日本紙パック
  • 紙を中心とした総合容器包装メーカーを志向紙カートンではバリアカートン、アセプティック容器の拡大を図る
  • ESL充填機ニーズの増加により牛乳・加工乳向けの出荷量は横ばいを維持
  • 「NSフジパック」では特定健康飲料向けに出荷量が増加傾向
  • 茶系飲料向けでの採用増加によりバリアカートンが伸張傾向に
  • 「NSフジパック」と合わせて今後の出荷量に拡大に注力
  • 2003年に「ユニフィル」用ポリオレフィン形包材完成
  • 2003年、2004年にオフセット輪転機をさらに拡充、多色印刷への対応を強化
5.アイピーアイ
  • カスタマーフォーカスを販売の基軸に据え、自社の総合システム活用を推進
  • 米IP社パイングラフ工場で抄紙機の大幅改造
  • 今後はユーザーの使い勝手を向上させたミルクカートンの拡販に注力する方針
  • 果汁・茶系飲料向けが伸長傾向、牛乳向けに特化せず用途分野の拡大を図る
  • IP社の多彩なバリアシリーズのカートンを戦略商品に位置付け、さらなる拡販に注力
  • ユーザーニーズの取りこぼしを防ぐ充填機のラインナップが強み
6.北越パッケージ
  • 生産・販売の最適化を図り、システムエンジニアリング企業としての存立を目指す
  • 2002年10月にEPR、MES、LCSを導入
  • 情報一元管理による全体の最適化を測ることでさらなるSCMの効率化を追求
  • プラスチック段ボールの採用増加
  • 明治乳業・愛知工場以外での導入検討や、他の容器メーカーからの引き合いも
  • ニーズの高い多色印刷への対応のため2003年6月にはオフセット輪転機が3台に
  • また、同年よりバリアカートンのない成果にも着手する方針
  • 果汁向けが伸長傾向、今後はお茶向けの拡販にも注力
[2] 紙カップ(コップ)市場の展望 301
  • 飲料用カップは自販機向けでは9オンス化の流れは沈着かするも
  • 需要分野の重要性は変わらず、死守すべき市場として位置付け
  • ファーストフード向けは消費不振の影響などにより伸び悩み
  • ボリュームは少ないものの外資系コーヒーショップへの営業に各社注力
  • 食品向け  ヨーグルト向けはさらなる伸張に
  • 納豆向けではPSP化のピークは過ぎたものの、依然続く
  • カップ麺容器はEPSからの代替も一段落、断熱カップは新規用途展開が課題に
1. 東罐興業
  • 日本一の紙カップメーカーとして、あらゆる分野でのトップを目指す
  • 外資系コーヒーショップ向けに採用、今後も営業活動に注力
  • ヨーグルト向けで出荷量が増加傾向に
  • グラタン・ドリア容器に使用されるC-PET容器からの代替に注力
  • 自社での環境保全対策から業界全体に拡大させる方針
2.日本デキシー
  • 「紙をベースにした容器」を開発テーマに据え、紙カップにおける自社のポジショニングのさらなる確立を目指す 327
  • ファーストフード向けではさらなる市場開拓のためコーヒーショップ系の営業に注力
  • また、オフィス通販向けの出荷量も増加傾向に
  • 「For our earth」ではケナフに加え葦製品も上市、
  • 環境対応製品を開発し、さらなる地球資源の有効活用を進める
  • 「デキシーNカップ」ではさらなる意匠性の向上を追求
  • 新規ユーザーの増加などにより出荷量も堅調に推移
  • 「ハイバリアーカップ」では2003年より本格的に拡販に注力
  • 生産性の向上や用途開発を積極的に推進
3.大日本印刷
  • 紙カップは価格ではなく機能面での差別化図り量より収益重視の展開進める
4.凸版印刷
  • 断熱カップは新需要をつかみ成長、コスト競争力強化を目指す
  • 断熱カップ「Uカップ」では2層構造で軽量化したグレードを投入
  • 紙器のデザイン性、美粧性を活かした新製品・新技術を続々投入
5.三陽パックス
  • 親会社と自社の強みを相互に活かし、販路・需要分野の拡大に取組む
  • 米大手容器メーカー・ソロカップ・カンパニーを親会社に迎え、相互メリットを追求
  • 2001年夏より医療向けカップ販売により紙カップ出荷量が増加
  • 自販機向けに加え、今後はボリュームゾーンのファーストフード向けにも注力
  • 納豆向けではユーザー方針により出荷量がゼロになるも
  • 「アイカップ」の軽量化・省資源化の特徴を活かし多用途展開を推進
  • ゲーブルトップ型容器に貼付するストローを共同開発
  • 注げる「エクストロー」を上市、今後は潜在ニーズの掘り起こしに取り組む
[3] 紙器市場の展望


第5章 アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略


[1] アルミ缶市場の展望
  • 小型PETボトルとの競合、炭酸飲料の不振でSOT缶は伸び悩む
  • リシール機能を付与したボトルの伸びで全体量は2001年、2002年ともに微増で推移
  • アルコール向けではビールの不振を発泡酒が補い比較的堅調な需要示す
  • 清涼飲料向けでは小型PETボトル化の勢い止まらず
  • リシール機能付きボトル缶 2002年の需要は12億円に達する見込み
  • 小型PETボトルとは透明性や商品ロットで棲み分け
  • レトルト対応など缶ならではの需要の取り組みとボトル缶に適した中身開発が課題に
  • SOT缶では水無し平版印刷の導入によりパッケージとしての商品訴求力向上の動きも
  • アルミ缶(専業)メーカーのリサイクル活動
[2] スチール缶市場の展望
  • PETボトル化に加えリシール機能付きアルミボトル缶への代替進み需要減少に打つ手無し
  • 「差別化品」の位置づけにあったラミネート缶や異型缶もここへ来て「汎用化」
  • 新たな需要を創出する新製品の開発が待たれる
  • ビール・発泡酒向け2ピース缶、再びアルミ回帰の方向に
  • スチール缶のリサイクル活動
[3] アルミ缶・スチール缶メーカーの動向
1.東洋製罐
  • 新製品開発による需要創出が課題容器単体ではなく充填システムなどトータルでの提案に取り組む
  • スチール缶では2ピースラミネート缶「TULC」が標準品の位置づけに
  • 次なる新製品の開発投入が待たれる
  • アルミ缶ではビール、チューハイ向けにダイヤカット缶を投入
  • ボトル缶、異型缶では「その形状・容器である必然性」が示されなくてはならないとの見方
2.大和製罐
  • 飲料缶不振の中、リシール機能を付与した「ニューボトル缶」が堅調に成長
  • 「ニューボトル缶」レトルト殺菌への対応や独自の検査方法の導入により
  • ホット飲料、ミルク飲料などの内容物の幅が拡大、2002年度は9億本の出荷を目指す
  • スチール缶はPETボトル化に加え「ニューボトル缶」への代替もあり減少傾向止まらず
  • グラビア印刷フィルムのラミネートにより小ロットのキャンペーン品にも対応
3.北海製罐
  • 飲料缶では機能と意匠性の向上で需要を確保
  • アルミ缶では水無し平板印刷技術の導入により「単なる容器」から「表現する媒体」へと
  • 2ピース缶の可能性を拡大
  • マイナス傾向続くスチール缶では新たな製品の開発・投入が待たれる
4.三菱マテリアル
  • リシール機能つきアルミボトル缶の成長がSOT缶の減少をカバー
  • 38φの大口径ボトル缶は従来にない新しい飲料容器と位置づける
  • 飲みやすさと飲用時のフレーバーの高さでPETボトルと差別化した市場を開拓
  • 中身飲料の拡大、ホット対応を狙いレトルト対応可能なボトル缶の開発進める
  • ボトル缶の拡大により小型PETボトルやスチール缶の需要を取り込み
  • 非アルコール飲料向け出荷量が順調に成長
  • 生産スピードアップ、共同配送、共同購入などコストダウンへの取り組みに注力

第6章 ガラスびんメーカーの展望と戦略


[1] ガラスびん市場の展望 421
  • 消費者アンケート調査では50%超の消費者がガラスびんをおしゃれな容器として支持
  • 一方、清涼飲料の購入時にガラスびんを選択する消費者が1%台に
  • 若年層の過半数がファッショナブルな容器としてPETボトルを選択
  • 若年層にガラスびんの価値をどう伝えていくかがガラスびん業界再生のカギに
  • 2001年のガラスびん市場規模は本数ベースで前年比1.6%減と下げ止まりの兆し
  • 2001年の飲料水びんは増加で推移、今後は定番化がカギに
  • 牛乳びんは2000年の反動により出荷量は減少、今後も軽量びんの開発がさらに進展
  • 2002年にビール向けでワンウェイびん登場、今後の普及がガラスびん全体の動向を左右
  • 依然好調な焼酎向けに各社が開発・営業に注力、
  • 一方、清酒では上撰・下撰のボリュームゾーンをいかに抑えるかが鍵に
  • UVカットや美粧性などの機能を高めた加工技術で他素材容器と差別化
  • ユーザーのイメージを迅速に具現化するデザインシステムも多様化
  • 環境対応面での優位性の積極的なアピールが課題
[2] ガラスびんメーカーの戦略
1.日本山村硝子
  • ガラスびん業界全体の底上げにより、自社のプレゼンスの拡大を図る
  • 2002年7月にキリンビール・プレミアム製品「まろやか酵母」でワンウェイびんが採用
  • PETボトルや紙カートンとの棲み分けも着実に進展
  • ガラスびんを消費者に広く浸透させるために2003~2004年に新容器を上市予定
  • 実物同等の製品製造可能なデザイン力で他社との差別化を推進
  • 2003年度の環境報告書からエコカレット分をカレット使用比率から除外
  • より実態に近い数値化に取り組むとともに、さらなる環境保全活動を推進
2.東洋ガラス
  • ユーザーコンセプトを容器で表現、機能をさらに高め提案活動に注力
  • 2002年4月にハウスウェア部門を分離、今後は法人向けのびん製造に特化
  • 小びんドリンク向け、お歳暮等で購入される清酒向けが伸長傾向に
  • 清酒向けでは自社の樹脂コーティングびんの多様な着色やリサイクル適正などが評価
  • 2002年11月にキリンとの共同開発製品「氷結21℃ストレート」を上市
  • 今後もガラスびんの特性活かせる用途展開を推進
  • 2002年9月にユニバーサルデザインを開発コンセプトに据えた食料びんを上市
  • 積極的に提案活動を推進するとともに、今後も誰もが使いやすい容器開発に取り組む
3.石塚硝子
  • ガラス素材の良さと形状の多様性を武器に他容器からの奪回を図る
  • 2003年6月にアサヒビールパックスと統合
  • 東西工場の生産能力及び物流の最適化を図り、トータルコストの2~3割削減を目指す
  • 人気の高い焼酎や容器での差別化を図れる「エコフロスティボトル」で清酒向けに注力
  • 2002年9月には焼酎向け汎用びんを開発、UVA提案商品として拡販に取り組む
  • 牛乳びんでのトップメーカー、今後も宅配市場への拡販に注力
  • 着色びんを白のカレットとしてリサイクルできる着色コートびんUTCを開発
  • 環境重視企業を中心に拡販をする

第7章 容器包材関連メーカー申告所得ランキング

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