2004年版 自動車用樹脂市場の展望と戦略

発刊日
2004/12/27
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体裁
A4 / 356頁
資料コード
C46110900
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

はじめに

第1章 自動車用樹脂市場の展望と需要予測


【1】自動車用樹脂市場は軽量化や電子制御化の進展等により拡大推移
もう一段階の拡大は技術融合がカギ
電気特性に優れたPBTやPPS等の市場は年率2ケタで増大続く
塩ビは「2006年」を境にさらなる減少の見込み

【2】自社及び他社の潜在技術をあらゆる角度から融合させた
「マルチコンビネーション化」によってブレイクスルーを目指す
ユーザーからの要求は「軽量化+α」
コスト削減だけではなく多様な高付加価値化のあり方を探る

【3】樹脂メーカーの海外コンパウンド状況
タイや中国等での自動車及びパーツメーカーの動きに伴い
樹脂メーカーの海外戦略もさらなる積極化へ


第2章 各種自動車用樹脂市場の動向

【1】PP
JPPとプライムポリマーが自動車用樹脂市場で2強に
住化及びサンアロマーも独自戦略を追求し世界での勝ち残りを志向
三井・出光のPP事業統合会社「プライムポリマー」が05年4月に発足
住化・ラービグ計画の1つであるPP事業は08年後半から開始予定
生産能力シェアは三井・出光の合計が43.7%でトップに
JPPの大型プラント構想は05年春ごろに詳細発表
03年の自動車用PPは前年比10%増となったものの、04年は微増での推移の見込み
バンパーやインパネ等でインラインコンパウンド化進む
PPメーカー各社は外板をターゲットに開発に注力
ワイヤーハーネス用ジャケット材としてPPやTPOの採用拡大
今後は高生産性を実現するグレード開発も必要に

【2】PA
エンジン部品を中心に採用拡大、今後は内外装部品へ
[1]PA6
04年6月に宇部興産・スペイン重合拠点が本格稼働、東レは06年稼働目指し中国でFS
PA6は宇部興産以外でも海外重合プラントに向けた本格的な取り組みが動き始める
インマニの樹脂化率は70%へ、エンジンカバー等への採用も堅調
トップの東レはもう一段階の市場拡大のためのアプリケーション拡大へ
[2]PA66
エンジン・シリンダーカバーなどでPA66化進む
エンジン部品だけでなく、内外装での採用拡大に向けた取り組みも進展

【3】PBT
自動車の電子制御化に伴い市場拡大
今後も自動車用樹脂としてのポジション向上へ
東レが国内初となる海外PBT重合拠点を設立、06年稼働予定
既存部品での採用増に加えECUケース等の新規アプリケーションが増加
自動車用PBT市場は年率10%以上の拡大で推移

【4】ABS
PPへの代替は一巡、高級感が要求される用途でPPからの再代替も始まる
[1]ABS
ABSの国内工場は各社フル稼働、今後も公称能力に近づける高生産性追求が課題
BR以外のゴム成分やアロイ、第四成分の導入等新たなポリマー開発がテーマ
[2]ABS系(ASA、AES)
日立化成がASAの営業権譲渡をUMGに打診、現在は両社間で事務手続き開始
実現すればUMGはASA市場での圧倒的なシェア獲得へ

【5】塩ビ
非塩ビ化の動き止まらず
「2006年」が第2のターニングポイントに
塩ビコンパウンダーは非塩ビ材料の開発にさらに注力
「品質・物性・コスト」を満たすTPEの実現へ
一部の自動車メーカーが「06年」から非塩ビ対応自動車の販売を志向
他社も動くか「塩ビ見直し」なるか市場は流動的に推移
TPVやTPUでも塩ビ代替材料開発続く

【6】POM
POM化テーマは一巡、今後は新規用途開拓及び環境対応が課題に
国内プラント能力は現状維持、海外でのプラント新設及び増強が相次ぐ
燃料部品へ採用拡大続くも、今後は自動車生産台数とともに出荷量が推移する見込み

【7】PC
透明用途だけでなく「透明性+α」の展開始まる
国内PC生産量40万tでフル稼働続く、今後の設備増強及びプラント新設は海外へ
アジア市場でのトップメーカーを志向し、帝人化成とMEPが生産能力でも競合
ヘッドランプレンズだけでなく、グレージングやバックドアへの展開も進展
GEP及びバイエルはガラス代替を目的とした共同研究開発体制を構築
バイエルは欧州でグレージング材に採用、GEPは同部材に加えインパネ等でワーク

【8】PE
PFT用HDPE市場は年率150~200%程度で拡大推移
米・排出ガス規制の影響によりPFT搭載台数は年率25%で増加
PFTは設計自由度の高さもユーザー評価ポイントに
PFT向けに強かったJPOとJPC統合により、JPEが圧倒的なシェアを構築
JPEでは技術難度が高い使用済みPFTからのリサイクル開発も推進

【9】変性PPE(PPO)
変性技術を駆使したグレードによる新規用途開拓も必要に
自動車用途でもGE「ノリル」が一強のポジションを構築
旭化成「ザイロン」も徐々にシェアアップを狙う
フェンダー等の外板部品への採用拡大が期待されるものの
外観性向上や低コスト化の実現が課題に

【10】PPS
電子制御化及び他樹脂・他素材からの代替により市場拡大続く
シェブロンフィリップス、DIC、東レなどが1万t/年プラント新設のFSへ
PPS市場の拡大、原料及び設備コスト増加に伴い、PPS価格も安定推移の見込み
04年度には自動車向けPPS出荷量が1万tにまで拡大
センサー類への採用が好調なうえ、アルミダイカストやフェノールからの代替も進展
PPS市場はDICとポリプラで約7割シェア握るも
08年時点のトップを目指し東レが本格的にPPS市場でシェア拡大目指す

樹脂メーカー別出荷量推移
(全体、国内、海外販売、自動車向け)

輸出入推移(PP、ABS、PA、PC、POM)



第3章 自動車用樹脂メーカーの動向と戦略

【ポリオレフィンメーカー】

日本ポリプロ
自動車向け国内PP市場でトップ、今後は課題である海外拠点の拡充へ
国内外で30万t/年プラントのFS実施、05年春には方針決定の見込み
五井工場にダイレクトインラインコンパウンドを新設、04年夏から本格稼働
華南、東欧への進出などグローバルなコンパウンド体制のさらなる拡充を検討
外板をターゲットに開発推進、06~08年のサンプル出荷目指す
インラインコンパウンド商品の充実を追求
中小口ロットに適した機能性MBは需要が拡大
ガラス長繊維強化PP「ファンクスター」によって金属やPA等のエンプラ代替推進
今後はリサイクル及び生産能力の増強が課題に

日本ポリエチレン
JPCとJPOの技術融合等によりさらなるユーザーサポートを推進
国内及び東洋一のPEメーカー、PFT用HDPE市場でも圧倒的なシェア構築
PFT搭載台数の拡大に伴い、同用途向けHDPE出荷量は03年90%、04年50%増へ
ハイサイクル対応や高剛性グレードに加え、使用済みPFTからの再生品開発にも注力

三井化学
脱エチレンを掲げプロピレンチェーンにシフト
世界で勝ち残るPPメーカーを目指す
グローバル展開を加速しユーザーとの共存共栄を図る
04年4月より大阪30万t/年プラント稼動、品種を限定しコスト競争力を高める
今後は重合~フィルム製膜をラインで結び、ユーザーの価格競争力の向上も検討
インラインコンパウンドを軸に内製化率の向上に注力
PPコンパウンドで世界トップを目指し、世界4極体制の強化を図る
インラインコンパウンドを武器に大手自動車メーカーでの採用を拡大
ノンハロニーズ対応を目指し、独自でリン系難燃剤を開発
現在はノンハロPPのジャケット材向けに研究開発を進める
触媒から製品化までの一貫した技術開発力を活かし、新たな差別化製品の開発に注力

住友化学
特長あるグレードの拡販及び開発に注力し高付加価値分野の拡充を推進
高付加価値分野向けの開発及び拡販に注力するとともに
国内で唯一海外に重合拠点を保有する強みを活かし利益の最大化を図る
国内では04年10月に2万t/年増強、05年6月には増強及び廃棄を行う予定
日米亜で「高品質」グレードの生産を強化、今後も海外勢との差別化を推進
コンパウンド内製化率80%を目指すも、特殊品は外注に集約を図る
海外での採用実績やインラインコンパウンド等により自動車向け出荷量が増加
海外コンパウンド拠点の設立も検討

出光興産(旧・出光石油化学)
川上から川下までの一貫生産体制を追求し利益の最大化を目指す
マーケットインの開発に徹底的に注力し、差別化製品、高付加価値製品の拡充を図る
千葉工場と徳山ポリプロの一体運営を進め生産効率の最大化を目指す
内製コンパウンド化率の向上に注力し、ユーザーからのコスト削減要請に対応
技術サービスを活かしたユーザーサポートを徹底し、自動車向け出荷量を拡大
加工技術等を活かしたソリューションビジネスを軸に高付加価値企業の確立へ

サンアロマー
バセルグループのネットワークを活かし「Win-Win ソリューション」を追求
汎用品での収益力強化を図るとともに、特殊品での展開も積極的に推進
生産効率やグレード統合により重合プラントのコストダウンに注力
コンパウンドは今後も内製化率のさらなる向上を推進
独自の配合ノウハウを活かしコストパフォーマンスを高めたバンパーグレードが
2003年より大手自動車メーカーで採用開始
バセルグループにおけるグローバル包囲網の一翼を担う

【ABSメーカー】

テクノポリマー
国内自動車向けでもトップシェア、今後はニッチ分野での拡大にも注力
03年度に中計策定、抜本的なコスト構造の見直しを推進
再編・統合・集約化による重合ラインの最適化、コンパウンド合理化等に力を入れる
高付加価値市場への展開のため「新市場開拓グループ」を発足
ABSで培った高分子技術をベースに成長市場での製品開拓を進める
ABSにおける価格交渉のプロセス簡略化と価格の適正化に取り組む
今後はモノマーにスライドしたフォーミュラ化へのシフトを目指す
中国での販売展開の拡大に向けて販売・生産・R&D体制を強化
複合化技術の開発に注力、更なる市場拡大を狙う
自動車向け出荷量はカネカからの営業権移管も伴い大幅増へ
PP代替を主体に「テクノαBS」の拡販に注力、今後はアロイでの展開も視野

UMG ABS
多様な樹脂開発を強みに内外装部品での採用拡大に注力
ソフト面での差別化及び材料開発に注力し、自動車分野でのさらなるシェア向上へ
品質保持および生産効率向上からコンパウンド内製化率向上をさらに追求
2004年8月にタイに駐在員事務所を設置、同年中に上海及び香港での設置も検討
既存のGE販売ルートとともにアジアでのシェア向上を狙う
外装部材の樹脂化やヘッドインパクトに対応したグレード開発に注力
日立化成ASAの営業権譲受で基本合意、05年4月の譲受目指し両社で作業開始
実現すればASA市場においてトップの地位が不動に

日本A&L
これまでの実績と技術力を活かし新規部品テーマの獲得に注力
情報収集力と技術対応力でユーザーニーズの実現をさらに強化
自社でのコスト削減とともに、適正価格販売を推進し利益体質への改善を図る
自動車向けでは鋼板代替中心としてポリマーアロイの開発及び拡販に力を注ぐ
ポリマーアロイ「テクニエース」、AES樹脂「ユニブライト」など特殊品を拡販
04年4月に上海で現地法人設立、香港での現法化も視野に自動車向けの販売体制強化

【塩ビ及びエラストマーメーカー】
アプコ
TPEで強みのある自動車分野での維持・拡大目指す
タイ拠点に塩ビ1ライン新設、05年4月から本格稼働
自動車用電線及び軟質塩ビのさらなる拡販へ
低迷が続いていた塩ビコンパウンド出荷量は03年は横ばい、04年は微増の見込み
軟質塩ビ出荷量は前年比2ケタ減に、05年はさらに30%減を視野に入れる
TPO「サーモラン」の出荷量は前年比50%増、今後も自動車での採用拡大に注力

リケンテクノス
顧客志向型の総合コンパウンダー
コンパウンド技術を活かした製品開発力及び営業力が強み
原料に束縛されずに、ユーザーが要求する「機能」の徹底追求へ
04年春にタイ工場隣接地を買収、建屋・設備等を新設し06~07年の本格稼働を目指す
米国では加硫ゴム代替材料としてTPVニーズ高まりを受け、06年中にライン新設
欧州、インド等への工場設立も視野、同社初となるTPEでの進出が有力
非塩ビニーズへの対応策としてTPE拡販に注力
TPEの2004年度出荷量は前年度比20~25%増の見込み
TPV「アクティマー」は表皮、モールで採用増加
「ハイパーアロイ」や「アクティマー ジェル」等ラインナップもさらに拡充
TPO「マルチユースレオストマー」及び「オレフレックス」を武器に
ユーザー満足度のさらなる向上を目指す

昭和化成工業
カネカのダウンストリームとして塩ビ事業活動推進
塩ビ代替材料ニーズに対してはTPEの提案へ
03年10月より同社初となるベトナム拠点稼働
国内ではTPE専用ラインを新設、05年中の稼働を目指す
自動車向けでの塩ビコンパウンドに対する新規ニーズがほとんどなくなるも
TPE「マキシロン」を用途に合わせて提案することで商圏確保に力を入れる
カネカ・難燃ABS「エンプレックス」の譲渡により、販売面でのシナジー効果が現出
今後は機能に見合うコストを吸収できる顧客及び用途の開拓に注力

【エンプラメーカー】

東レ
自動車用樹脂で国内及びアジア市場でのトップメーカーを目指す
世界5極体制の拡充、加工技術の進化、国内外ユーザーへの拡大を推進
06年にマレーシア・PBT及び中国・PA6などの重合プラントが新設稼働
PPSも国内外で1万t/年クラスのプラント新設に向けFS開始
06年の稼働目指し、華北地区を中心に中国コンパウンド拠点のFSへ
タイTTSでは05~07年ごろまでにコンパウンド設備を2系列新設
PA6及びPA66ともに出荷量が年率15%増、新規採用やユーザーの輸出増が寄与
PA6では既存用途だけでなく新たなアプリケーション開発に注力
PA66は既存部品に加え、他社との差別化となるフロントエンドモジュール提案も推進
相反転アロイは年間5,000tの出荷量にまで拡大
大型テーマの確保により04年度のPBT系樹脂の出荷量は倍増を見込む
PPSは2008年、ABSは2010年に自動車向けでトップのポジションを志向

ポリプラスチックス
あらゆる面での技術向上を志向し徹底的な顧客支援に力を入れる
POM中国拠点が05年2月に稼働、マレーシア拠点でも04年7月に設備増強へ
素材メーカーで国内初となるISO16949:2002年版を取得
今後も高度な品質管理システムを全社で実現し、より高品質な製品供給を目指す
自動車向けPOM出荷量は増加傾向、フューエル部品等への採用拡大続く
05年にはホルムアルデヒドの低発生グレードを本格的に拡販
PBT「ジュラネックス」はさらなる高機能化及び加工技術の高度化に注力
採用部品もECUケース等で拡大傾向、溶着技術及びもう一段階のシェア拡大へ
PPSでは呉羽化学との川上・川下一体となった事業展開が機能的に融合
燃料チューブやスロットルボディ、インペラー等でPPSの新たな用途開拓続く
「次世代PPS」開発にも積極的に取り組む
04年12月に大塚化学との共同開発による誘電率制御樹脂「フレクティス」を上市
情報通信分野を中心に新規アプリケーション開拓を推進

三菱エンジニアリングプラスチックス
国内最大手の五大汎用エンプラメーカー
材料設計ノウハウと実用評価技術を武器に新たなソリューションの提案へ
アジア地域でPCの生産プラントを新設検討、中国が有力に
05年からPA-MXD6の米国プラント、POMの中国プラントが本格稼働
POM生産のタイや韓国等での設備増強も続く
中国コンパウンド拠点の新設を検討、MEP初の単独海外拠点となる公算が強まる
国内トップのPCではすべての需要分野及びアジア市場でもトップを志向
CFIプロセスにこだわらず新たな技術で自動車メーカーに対し付加価値の提案目指す
PAはインマニ及びエンジンフードで採用拡大続く
「レニー」は「ポストドアミラー」となる新規用途開拓に注力
POMは他社との差別化につながる低VOCグレードの拡販へ
その他エンプラ出荷量も堅調推移

旭化成ケミカルズ
PA66、POM、変性PPEに特化し、アロイ等も含めシェア拡大を目指す
「ザイロン」では世界2位のポリマー生産能力を確立
自社以外の樹脂も取り扱うコンパウンドは世界5極体制を構築
POM中国拠点が04年夏から稼働、06年までに現有能力3割増体制の構築目指す
04年5月にタイで自動車向けコンパウンド能力を増強、中国でも05年にライン新設へ
開発は単独だけでなく、ユーザーと一体となったモノづくりにも力を入れる
高外観性を向上させた「91Gシリーズ」はドアミラーステイでMXD6等の代替推進
POMでは燃料ポンプのインタンク化に期待、変性PPEは外装部品への採用拡大目指す

GEポリマーランドジャパン
システム提案まで行う顧客志向型ビジネスのさらなる徹底へ
04年1月に組織改編、従来以上の機動力と収益力の強化を目指す
世界トップシェア及び独自開発品を背景に新規用途及び新製品開発を積極化
樹脂と鉄を組み合わせた「HydroPlast構造材」を国内外自動車メーカーへワーク開始
システム提案等を活かしユーザーに対する利益貢献の拡大につながる開発に注力
「レキサン」はヘッドランプ以外の高機能化を追求
グレージング、バックドア、シームレスインパネ、塗装代替フィルム等で採用獲得へ
「ノリルGTX」はフェンダー等の既存部品に加え新規テーマの開拓推進
超耐熱PEI「ウルテム」は国内外自動車メーカーに採用
今後はスロットルボディ等でPPSやアルミ代替に力を入れる

宇部興産
世界3極でのラクタム-ナイロン-コンパウンドチェーンの確立目指す
04年6月からスペイン拠点が本格稼働、国内及びタイでもPA6の増強続く
スペイン拠点は08年までに3万t/年体制までの拡充を予定
PA12は国内だけでなくスペインでの生産も検討
09年までにラウロからの一貫生産体制の構築へ
04年度中に国内コンパウンド能力を増強、タイでは06年ごろのライン新設を予定
スペインでも07年末からコンパウンドを行う方針
インマニでの採用増によりPA6出荷量拡大、今後はエンジンカバー等への拡販に注力
PA12はチューブ類での採用拡大続く、スチール代替の展開も推進
チューブ向けではPA12に加え、「ECOBESTA」、「SUNBESTA」システムも提案
ターポリマー「TERPALEX」など各種共重合体での展開にも力を入れる

帝人化成
生産体制を拡充しアジア市場におけるトップメーカーを志向
ユーザーとの信頼関係と開発技術力を武器に新規用途開拓を推進
上海コンパウンド拠点が03年10月から本格稼働、05年10月にはライン新設を予定
自動車外板部品及びグレージングを一体成形したモジュールを検討中
今後も加工技術の向上に力を入れ、さらなる新規用途開拓に注力
05年春から高純度BPAを回収するケミカルリサイクルのパイロットプラント稼働
将来的には使用済み製品のリサイクルも視野に

大日本インキ化学工業
国内トップPPSメーカー、研究開発にさらに注力しCS向上を推進
PPSは05年夏から1万t/年体制で本格稼働
08~10年稼働目標にさらに1万t/年クラスのプラント新設へ
03年12月にPPS用コンパウンドライン8,000t/年新設
次世代PPS開発のため05年中に試作ラインを導入予定
PPS出荷量は自動車の電子制御化における進展等により年率2ケタ増へ
需要が高いタフグレード「Z-230」に加え、04年4月に非強化タフグレードを開発

ユニチカ
ナノコンポジットナイロン及び「Uポリマー」等の独自製品を拡充し
自動車を中心とする需要分野でのポジション向上を目指す
05年中に「Uポリマー」のパイロットプラント建設、さらなる開発強化へ
低比重かつトータルコストダウンにつながるナノコンポジットナイロンでVA提案を積極化
今後はエンジンカバーやキャニスター等での採用拡大に注力
「Uポリマー」の特長を活かせるランプ周りで安定需要を確保
今後は精密成形部品等でも採用拡大を狙う
「テラマック」は雑貨用途で採用増、自動車向けでは耐湿熱向上が課題に

バイエル
海外での実績を活かし、国内での新規アプリケーション採用を推進
05年初頭にはバイエルからランクセスがスピンオフ
バイエルグループから切り離し、両社が得意とする事業領域の拡大を目指す
06年第2四半期から上海拠点でPC10万t/年が稼働予定
欧州では「スマート フォーフォー」、ベンツ「Aクラス」のグレージングで採用
海外での採用実績を活かし、国内自動車メーカーでの採用獲得に注力
超耐熱性PC「アペック」はBMC代替及び高透明かつ高耐熱用途で採用拡大推進
原料特殊ビスフェノールは本州化学等と共同でドイツ工場内に新設


第4章 自動車メーカーの動向と展望


トヨタ自動車
世界トップメーカーを視野に入れ樹脂技術のさらなる向上を目指す
今後の樹脂化は、ボデーパネル、バックドアなどが有力に
高外観・低コストを実現すれば採用も検討
インパネ及びバンパー等は材料コストダウンだけでなく生産性向上にも注力
インマニ用ガラス強化PAのリサイクル技術開発推進
再生品は樹脂化率の高い米国を中心に先行的に推進へ
TSOPではⅥの使用が増加するも、現在は次世代型TSOPへの置き換えを世界で推進
自動車材料の「ワンオブゼム」である樹脂は
「樹脂であることの楽しさ」を訴求することが必要に

日産自動車
内装は質感向上、外装部品では樹脂化採用進む
日産統合材の次世代版も検討、低コスト化及びPPメーカーの技術革命がカギを握る
バックドアではアウターパネルでPP及びPAを採用
塩ビは市場ニーズを見極めながら材料選定へ

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