2006年版 ポリプロピレン市場の徹底分析
発刊日
2006/03/27
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体裁
A4 / 166頁
資料コード
C47117200
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調査資料詳細データ
リサーチ内容
はじめに
第1章 ポリプロピレン市場の展望
PPの進化こそユーザーに「価値」をもたらす
第2章 ポリプロピレン市場の動向
【1】各社の生産体制
第3章 ポリプロピレンメーカーの動向と戦略
プライムポリマー
サンアロマー
第1章 ポリプロピレン市場の展望
PPの進化こそユーザーに「価値」をもたらす
- 価値はユーザーのハンドリングなくして生まれない
- 需給逼迫を背景に売り先を絞り込むなど、利益重視の姿勢が鮮明に
- グローバル競争の縮図と化すアジア市場
- 中国、欧米メジャーに加え、中東、台湾、韓国メーカーが入り乱れる
- 触媒、ポリマーが新たな領域へ
- ユーザーとの真の協業が「価値」あるサプライチェーンを生む
第2章 ポリプロピレン市場の動向
【1】各社の生産体制
JPP、鹿島工場30万t/年プラントの新設を正式に決定【2】需要分野別動向と展望
系列の大型化は30万t/年規模がベンチマークに
住友化学、「ラービグ計画」により世界4極でのPP生産能力は175万t/年へ
今後、他メーカーでも海外展開の着手・加速化の動きが顕在化
1.総出荷量【3】PPコンパウンドの動向
05年の総出荷量は国内需要、輸出ともに好調で過去最高となる300万t/年を突破2.国内需要
輸出の位置づけ等の販売戦略の違いがシェア変動に大きく影響3.射出分野
プライムポリマーはシェアダウン、サンアロマーは住友化学を逆転
(1)自動車4.フィルム分野
自動車メーカーの生産台数増を背景に、PP需要も堅調に推移(2)家電
サンアロマー、住友化学の2社はトヨタ圏などでの採用増によりシェアアップ
JPP、プライムポリマーは商圏の広さから販売量は伸び悩む
メタロセン触媒など次世代ポリマーによる自動車材の開発が活発化
外板の樹脂化としてPPでも動き出す、コスト、比重では優位も物性面では依然課題
架橋タイプの置き換えとして、内装表皮材で拡販につなげるメーカーもワイヤーハーネス
ではリスク管理の観点からノンハロ・ノンリンニーズが顕著
中国ではトヨタ、日産、ホンダが50万台/年を視野に積極的な設備投資が進む
今後も注力分野とは位置付けにくい状況が続く(3)日用品・雑貨・その他
ヨーグルトなど射出容器でのPS代替が本格化の可能性も
(1)OPP5.押出分野
ユーザーの差別化につながるグレードの開発が焦点(2)CPP
「ラベルシュリンクのPP化」に期待が集まる一方、「PETボトルの単一樹脂化」の動きも
OPPフィルム業界の低利益体質にいかに向き合い、どう主導していくか
レトルト対応グレードでシェアを握る住友化学が一人勝ちの様相も
プライムポリマー、サンアロマーも戦略グレード投入の構え
光学用プロテクトフィルム向けで需要拡大の可能性が高まる
容リ法改正を前に、発泡PPでの展開強化の動きが活発化6.繊維分野
内嵌合せ性が開発の焦点、JPPは独自の多層シート投入で市場席巻を狙う
主力用途のスパンボンドは海外からの製品輸入で低価格化が進む7.その他分野
PPメーカー各社とも医療用途など付加価値用途にフォーカス
(1)中空
(2)輸出
- インラインコンパウンドを軸としたコンパウンド体制がスタンダードに
- インラインコンパウンドの生産量は全体の38.1%にまで拡大も
- コンパウンド・インライン化の動きは2006年がピークに
- 外注委託分は2005年66,000t程度とここ数年で半減
- 内製コンパウンドのダウンサイジングもPP事業合理化策の1つ
- 日系自動車メーカーの世界展開にあわせ、PPメーカーの海外展開はさらに加速化
- 鉄鋼、ガラスなど、自動車分野を取り巻く素材産業はグローバル市場での寡占化が主流
(1)高溶融張力PP(HMS-PP)、発泡PP
発泡PPではJPP「ニューフォーマー」が圧倒的な強さを示す(2)ガラス長繊維強化PP
モジュール化の進展により需要拡大も、トヨタでの採用が今後の焦点(3)リアクターTPO
PP、エラストマーの代替材として需要を拡大(4)メタロセンPP
自動車やフィルム分野を中心に、ターゲットとする用途・分野で各社の棲み分けが進む
グローバルレベルでメタロセンPPの動きが活発に
JPP、プライムポリマーではブロックコポリマーやTPOへの活用も進める
第3章 ポリプロピレンメーカーの動向と戦略
プライムポリマー
- 「付加価値分野」の拡大を成長源と位置づけ、あらゆる面で選択と集中を徹底
- 05年4月、三井化学および出光興産のPO事業統合会社として始動
- 付加価値・汎用を峻別し、それぞれに最適化したビジネスモデルの構築を目指す
- 世界最大レベルの大型2系列を有し、国内販売シェアの4割を占める
- 輸出量は2005年20万t超、今後は差別化グレードでの海外展開に乗り出す
- 世界トップのコンパウンド事業を柱に自動車材でのグローバルシェア拡大に注力
- ユーザーとの共同開発を通じ、OPP、CPPの高付加価値化を推進
- フィルムコンデンサ、光学用プロテクトフィルムなど、特殊用途で圧倒的な存在感を示す
- 発泡PPでの展開強化に向け、技術シナジーの創出に注力
- 繊維分野ではグループ内での一貫体制によるコスト競争力で強さを発揮
- リアクターTPO「プライムTPO」は化粧シートを中心に販売量は堅調推移
- オフライン設備の拡充なども含め、コンパウンド内製化率のアップを進める
- 国内外有力メーカーとの提携によるポリマー供給基盤の強化も検討
- 「質」「量」の両面から、さらなる成長を目指す
- 市況変動にできる限り左右されない強靭な収益体質の構築へ
- 鹿島30万t/年プラントの新設を決定、小規模系列の廃棄と合わせ15万t/年を増産
- フル生産・フル販売、国内需要を優先し輸出量を絞る
- 「高機能フィラーMB工法」はインパネ、バンパーでの採用が増加
- 食品・医療向けインジェクション品を注力分野と位置づけ拡販に注力
- PPの「薄肉・軽量化」を訴求、PS代替を取り込み販売増につなげる
- OPPでは共押出、パール調、ラベルシュリンク向けでの展開を強化
- 「ウィンテック」はプロテクトフィルム向けとしても適性を示す
- シート事業と一体となった高機能品の開発を積極化
- 内嵌合蓋対応の発泡多層シート「エコロEX」は2006年春にも投入の予定
- 「ウィンテック」はフィルム、シート、繊維と用途開拓が進む
- 「ファンクスター」は自動車分野を中心に依然成長、販売量は1万t強に拡大
- リアクターTPO「ニューコン」は自動車向けコンパウンドのベース材として使用拡大
- メタロセン触媒を使用したグレードの早期市場投入に向けた研究開発を加速化
- インラインコンパウンドの生産量は2005年で全体の35%にまで拡大
- オフラインコンパウンド体制の再編成が進む
- 2006年初めに中国コンパウンド拠点で増設、1.8万t/年にまで能力を拡大
- 「真のグローバルプレイヤー」を目指し、新たなステージに踏み出す
- 自社・気相法技術を核としたPP事業の高付加価値化を推進
- 2005年6月に千葉ポリプロのデボトル増強を実施、生産能力を計36万t/年に拡大
- 06年3QにもPE設備をPPに転換、TPCのPP生産能力は57万t/年に
- 自動車部品向けブロックコポリマーの生産体制も強化
- 「ラービグ計画」は08年後半稼動を目指し、近く着工へ
- PPは自社気相法2系列、70万t/年体制を予定
- 2005年の自動車、CPP向け販売量は業界水準を上回る伸びを示す
- モジュール化の進展を背景に、エンジン周りなどでも採用を拡大
- ガラス長繊維PPはバックドアモジュールの基材などで実績を積み上げる
- CPP分野ではブロックコポリマー、ターポリマーなどの戦略グレードで強さを発揮
- 光学用プロテクトフィルム向けの需要拡大も取り込み、2桁の販売増につなげる
- 真空・圧空成形容器での展開に注力、発泡分野は付加価値用途を模索
- 完全非晶性PP「タフセレン」はラップフィルムでの採用を皮切りに
- プロテクトフィルムなど粘着用途での展開拡大も視野に
- プラントのS&Bに伴い、インライン設備を千葉ポリプロでのサイドラインに転換
- 中国・広東省に同社初となる海外コンパウンド拠点を建設、06年中の稼動を予定
サンアロマー
- エンドを見据えた「Value Creation」を軸に差別化戦略を追求
- バセルの技術と独自の開発力を掛け合わせ、高機能・特殊化を推進
- 2006年後半にバセル気相法のデボトル増強を実施し、計35.5万t/年体制へ
- 自動車向け販売量は2004年、2005年と二桁の伸びを示す
- 「キャタロイ」活用の戦略グレードがウェザーストリップ硬質部分などで採用拡大
- シュリンクフィルムでは、不織布との複合ラベルに注力
- 新規開発のレトルト対応のブロックコポリマーを市場投入へ
- 試作機も導入し、インフレフィルム向けグレードの開発を本格化
- 2004年末に「フードパッケージグループ」を設立
- 薄肉射出容器向け透明PPをPS代替の戦略グレードと位置づけ拡販に注力
- 韓国ポリミレイ社から輸入するメルトブローン用グレードが成長
- 05年春に米・レイクチャールズが稼動、「キャタロイ」生産能力は4拠点56万t/年
- 「ADFLEX」は自動車用途、「ADSYL」はラップフィルムで販売増
- ジエーテル系PPはハイフローグレードを中心に数万t規模にまで販売量が拡大
- 「ポリブテン-1」はユニークな特徴を活かし、2006年より本格販売
- インラインコンパウンドが大幅増、オフライン設備も吐出量を増やし実質増産
- 中国・「南波コンプレックス」は2006年2Qの本格稼動を予定
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