2006年版 ポリエチレン市場の徹底分析

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発刊日
2006/11/10
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体裁
A4 / 249頁
資料コード
C48111500
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リサーチ内容

第1章:ポリエチレン市場の展望

次代に残るポリマービジネスのあり方を問う
「PEメーカー」としての原点を突き詰め、ビジョンを描け
「バリュー・クリエーションの追求」が閉塞感打破には不可欠
「洗練」された市場・ユーザーをバックボーンにPEのポテンシャルを育成、新たな市場につなぐ
戦略的なアジア需要の取り込み、ライセンスビジネスなどあらゆる角度からビジネスの価値を生み出す
時代を乗り越える上では、プロパー社員の育成も重要
注目市場
光学用プロテクトフィルム向けPE
  • 光学用プロテクトフィルム向けLDPEは2005年時点で4.5万t超に拡大住友化学 VS JPEは、EVAでも先行する住友化学が優勢か
  • プライムポリマーはメタロセンL-LDPE「エボリュー」で展開シャープな分子量分布、低ゲル性を活かし、特定用途で需要を取り込む
  • メタロセンプラストマーによる共押出・粘着層のEVA代替は今後に期待

第2章:種類別ポリエチレン市場の動向

【1】HDPE市場の展望
  • 国内HDPE市場は輸入加工品、輸入樹脂の両面から縮小圧力は依然顕著
  • バージョンアップではなく、他樹脂の代替を視野に入れた新規用途の開拓が不可欠
  • 「HDPEの限界」をブレークスルーする触媒・プロセス技術の開発・導入が活発化
  • プライムポリマー設立後もJPEがトップ、成長用途での高いシェアが強み
  • JPE、プライムポリマーは汎用フィルム向けを中心に販売絞込みに取り組む薄肉化・広幅化対応により、限られたパイを奪い合う構図に
  • ブロー分野では工業薬品缶向けや小型ブロー向けで各社のグレード開発が活発化
  • トヨタの樹脂化進展を追い風に、PFT向けHDPEは3万t/年規模にまで拡大クロム系HDPEを保有するJPEがシェア9割と他を圧倒、中国需要の取り込みにも乗り出す
  • パレット向けはエレクトロニクス、自動車業界の好調を受け、需要は堅調推移も価格競争の激化から樹脂メーカー間でのシェア変動が顕著に
  • 規格統一を受け、配水管用PE管はここにきて徐々に需要立ち上がりが本格化の兆し
【2】LDPE市場の展望
  • 「ピュアリティ」を活かした付加価値用途へのシフトで各社の戦略は一致生産効率の低下、品質管理への投資など、LDPE市場は我慢を強いられる展開に
  • IT関連フィルムでの需要増により、L-LDPE化は2003年を底にLDPEが盛り返す兆し一般フィルムではラップフィルムなど限られた用途以外は伸び悩みが続く
  • プライムポリマーの販売縮小により、加工紙は大幅にシェアが変動
  • 電線被覆向けは電力会社の設備投資持ち直しやユーザーの輸出強化に伴い需要は回復基調日本ユニカーはL-LDPEでの展開も積極化しトータルに伸ばす傾向に
  • ノンハロ難燃コンパウンドでは日本ユニカーが圧倒的な強さを見せる
【3】EVA、エチレン系コポリマー市場の展望
  • 産業資材分野、海外展開など、EVAは成長余力を残すもポジション、プロセス、プライオリティの面から、各社の戦略は三者三様
  • 中国での大型プラント稼動を契機にアジア市場は競争激化へ三井DPC、東ソーは強みとする高VAグレードなどでの輸出展開を加速
  • 住友化学「EPPE」など、フィルム用途は依然メタロセンL-LDPE化の傾向光学用プロテクトフィルム向けでは、東ソー、JPEも動き出す
  • クリーンエネルギーとして注目度が高まる太陽の電池封止材向けが高い伸び率を示す先行する三井DPC、東ソーに対し、住友化学が本格参入
  • エチレン系特殊コポリマーは機能を活かした用途開拓の成否で成長力に差
  • 住友化学「アクリフト」は低ゲル化フィルムでさらなる需要上積みを狙う三井DPCも「ニュクレル」、「 ハイミラン」の巻き返しに向けた需要掘り起こしを積極化
【4】L-LDPE市場の展望
  • 「エボリュー」輸出が寄与し、プライムポリマーがトータルではトップシェア国内市場のみではC4L-LDPEの圧倒的なボリュームを押さえ、JPEが上回る
  • 住友化学「EPPE」の本格上市により、C4L-LDPEは需給バランスがタイト化
  • チーグラー系HAO-L-LDPEはそれぞれ特定用途で根強い需要を示す
  • メタロセン競争は新たな局面へ、LDPE領域をカバーした「長鎖分岐導入のL-LDPE」が焦点
  • プラント停止・トラブル、ダウのヘキセンベースへの一部転換などを背景に1-ヘキセンが世界的に需給逼迫化、調達難がC6ユーザーのボトルネックとなる可能性も
  • ダウンゲージの影響も、貼り合せフィルム需要は依然堅調に推移
  • 王者「エボリュー」に対し、競合各社は棲み分けを前提にユーザー製品の差別化を模索
  • 一般フィルムではシュリンクフィルム、農業用の他、産業用途で需要取り込みを狙う動きも
  • 加工紙では「ハーモレックス」、「カーネル」でJPEが圧倒的なシェアを保持もプライムポリマーが「エボリュー」低密度グレードの拡充により本格参戦に意欲
【5】V-LDPE、プラストマー市場の展望
  • チーグラー系V-LDPEはフィルム用途を中心に根強い需要を確保
  • 「V-LDPE領域」でメタロセンL-LDPEとプラストマーが競合へ光学用プロテクトフィルムや接着剤など、新規のEVA代替に向けた動きも
  • 樹脂改質用途では、「タフマー」VS「エンゲージ」の構図で変わらず住友化学のメタロセン触媒導入など、巻き返す動きが待たれる

第3章:ポリエチレンメーカーの動向と戦略

■日本ポリエチレン
設立3年の足場固めを経て、さらなる収益成長に向けた攻めに踏み出す
  • アジア市場におけるポジション強化を見据え、スペシャリティ化に力を注ぐ
  • 独自の触媒・プロセスをパッケージ化したライセンスビジネスも視野に
  • クロム系HDPE、メタロセンL-LDPE「ハーモレックス」の能力拡大を検討
  • HDPEの構造転換として、極薄強化フィルム向けの販売を絞り込む
  • 薄肉化対応グレードの投入によるグレード統合にも取り組む
  • クロム系HDPEを強みにPFTや工業薬品缶等の中・大型ブロー用途で拡販
  • シェア9割のPFT向けは国内での需要増に加え、中国向け輸出が立ち上がる
  • PP代替が定着したPETボトルキャップ向けが牽引し、射出成形向けは高成長を示す
  • LDPEは注力用途と位置付けるIT関連フィルム、加工紙が順調に成長
  • プロテクトフィルムなどのIT関連フィルムはフィルム向け販売量の過半に達する勢い
  • ホモ専用化による、EVAはさらなる生産縮小の可能性も浮上
  • 光学用プロテクトフィルム向けでの本格展開に意欲
  • L-LDPEは「ハーモレックス」を中心に加工紙向けで高成長を示す
  • 鹿島工場の品質競争力とコスト競争力を活かし、C4L-LDPEの需要確保にも自信
  • メタロセンプラストマー「カーネル」はフル生産・フル販売で推移
  • プロテクトフィルム、輸液バッグ、BIB、加工紙など機能を活かした用途へのシフトを推進
■プライムポリマー
「エボリュー」を柱に、メタロセンPEの戦列強化を推進
  • 付加価値分野への集中、不採算分野からの撤退を徹底し事業基盤を強化
  • ITも駆使し、付加価値分野に資源を集中できるビジネスモデルの構築を目指す
  • 2006年秋の定修時に日本エボリューのデボトル増強を実施
  • 「エボリュー」生産能力を19万t/年にまで引き上げる
  • 2006年内にもメタロセン系HDPEのプレマーケティングを開始予定
  • 薄肉化対応に優位性を発揮できる小型ブロー用途での展開を推進
  • LDPEは得意の押出ラミ用途をのこしながら、ドラスティックに販売を絞り込む
  • 光学用プロテクトフィルムではLDPEではなく、「エボリュー」で一定の需要量を確保
  • HAO-L-LDPEは2005年時点で約26万tを販売、圧倒的なトップメーカーとして存在感を示す
  • 「エボリュー」は機能・スケールメリットにより貼合フィルムで圧倒的な存在感を示す
  • 押出ラミ分野を次なるターゲットに据え、低密度領域でのグレード拡充に取り組む
  • 溶液法のメタロセン化を検討、エポックメイキングなメタロセンプラストマーの製品化を目指す
  • 「加工」からもPEの新たなポテンシャル追求、「二軸延伸L-LDPEフィルム」の開発に注力
■住友化学
「グローバルプレイヤー」としての成長を見据え、競争力強化を加速
  • 2008年後半にサウジ「Petro Rabigh」が稼動を予定
  • 千葉、シンガポールはさらなる高機能・プレミアム化を推進 
  • 2004年12月に東ソー出資分を譲受し、千葉ポリエチレンを100%子会社化
  • 設備対応を図り、新型PE「EPPE」の商業生産体制を整備
  • シンガポールTPCは付加価値品への転換として、EVAの高VA対応に加え
  • クリーン用途での展開拡充によるチューブラープラントの付加価値化を図る
  • 「Petro Rabigh」は住友化学が培った透明性やブロッキング性などの品質を武器に
  • C4L-LDPEの供給基地として国内を含むアジア全域に展開の予定
  • 「EPPE」の販売量は2006年に3万tまで拡大の見込み
  • LDPE代替「EP」と高機能タイプ「GMH」の2本立てによる市場開拓が順調に進む
  • 低密度PEトータルでは、加工紙、押出用途が増加基調
  • LDPEは光学用プロテクトフィルムなど「用途の差別化」を推進
  • メタロセン/チーグラー、気相法/高圧イオン重合法によるHAO品のバリエーションが強み
  • 「スミカセンHiα」はプロテクトフィルムの粘着層として市場に定着を狙う
  • メタロセンプラストマー「エクセレンFX」はPPの改質材として一定の需要を確保
  • EVAの2006年販売量は主力のフィルム用途がEPPEへの置き換えなどが影響し減少も
  • 太陽電池封止材向けの大幅な増加が寄与しトータルでは横ばいを見込む
  • EMMA「アクリフト」は、プリントラミやIT関連フィルムなど新規用途の育成に注力
  • 「ボンドファースト」はポリ乳酸などポリエステル系樹脂の改質用途でさらなる拡販を狙う
■日本ユニカー
特殊品・コンパウンドビジネスで独自のマーケットポジションを構築
  • 2006年1月には全業務プロセスを見直し、両親会社のベストプラクティスを導入
  • 強みとする電線・ケーブル分野では、L-LDPEの販売量が3万tまで拡大
  • 2005年4月に発煙性を低減した「ナックセーフLS」を上市
  • 火災時の安全性に対するニーズに応えた製品として、販売量は順調に立ち上がる
  • 電線用途で培ったクリーン対応力を基に、光学用プロテクトフィルム向けLDPEで採用を獲得
  • 主力とするC4L-LDPEは需給バランスのタイト化を追い風に販売増
  • EVAはフィルム向けなどが堅調に推移し、国内販売量は微増傾向を示す
  • チューブラーの良さを活かすとともに、コンパウンドビジネスと絡めた展開に力を注ぐ
■東ソー
オールラウンドプレイヤーから、スペシャリティメーカーへ
  • ベッセルプロセスでのクリーン対応技術の拡充、高VAグレードの増産を実施
  • LDPE、EVAを特殊化路線の柱と位置づけ、差別化グレードの拡販体制を強化
  • 高純度薬品用クリーンボトル向けHDPEの拡販により、ブロー分野が順調に成長
  • 独自のメタロセン系新触媒による高溶融弾性PE「HMS-PE」を開発、06年春に生産体制を整備
  • 機械強度と成形加工性の優れたバランスを活かし、発泡、押出ラミなどでの需要開拓に乗り出す
  • 光学用プロテクトフィルム向けを最重要分野と位置づけ、クリーン対応技術の確立を目指す
  • 加工紙向けLDPEの販売量は2005年に4万t超、低臭グレードを中心にさらなる拡販に注力
  • アルミとの接着性に優れる新規の押出ラミグレードを開発、薬包紙向けなどで需要獲得を目指す
  • L-LDPEはC4品の取扱量減少により、一般フィルム向けの販売量は大きく縮小も
  • 加工紙、射出成形などでは小ロット、ブレンド対応などにより、販売増につなげる
  • EVAは光学用プロテクトフィルム、太陽電池封止材、機器内配線で拡販
  • 高VAグレードでは海外需要の取り込みを積極化
  • EVAベースの独自コンパウンド品「メルセンM」はイージーピール用途などで採用増
  • キャップシール材「MCポリマー」は海外でもまとまった需要を確保
■旭化成ケミカルズ
付加価値品を中心としたプロダクトミックスへの転換を推進
  • メタロセンHDPE「クレオレックス」、LDPEクリーングレードでの展開拡充に注力
  • 2005年のHDPE販売量は汎用品での販売絞込みにより、前年を大きく割り込むも
  • 2006年は戦略テーマを着実に実行、拡販体制を整える
  • 架橋PE管で「クレオレックス」の採用拡大に着手、同用途でのシェアアップを目指す
  • パイプ向けに続く新規用途として、「クレオレックス」でのフィルム展開に着手
  • 無添加・低粉性などを活かし、光学用プロテクトフィルムなどの需要開拓に注力
  • LDPEは低臭グレードなどクリーン性をコンセプトとした付加価値品へのシフトに注力
  • 大手ユーザーのシェアを取り込み、加工紙向けLDPEの拡販につなげる
  • 超高分子量PE「サンファイン-UH」はリチウムイオン電池用のセパレーター向けが伸長
■宇部丸善ポリエチレン
カスタマーグレード集団を標榜、独自のマーケット開拓に力を注ぐ
  • 2004年10月に宇部興産と丸善石油化学の折半出資により設立
  • 原料面での安定した基盤により、収益構造の改善に成果を得る
  • LDPE販売量は、電線被覆、加工紙での拡販により堅調推移
  • 主力のフィルム向けはラップフィルムやストレッチフィルムで安定した需要を確保
  • 通信ケーブル向けでトップシェア、光関連の需要持ち直しにより販売量は回復基調
  • 透明性など、チューブラー法の優位性を活かし、改めてフィルム用途での需要開拓に乗り出す
  • メタロセンL-LDPE「ユメリット」はグレードバリエーションを強み、独自の市場を築く
  • シーラントフィルム向けに続く用途展開として、軟包装の押出ラミ向けでの拡販を狙う
■京葉ポリエチレン
実生産も可能なパイロットプラントを武器に、将来を見据えた開発を推進
  • 2005年夏に丸善石油化学保有のHDPEプラントを3段重合に転換
  • ブローグレードの拡充を戦略課題と位置づけ、3段重合グレードの投入を推進
  • 主力とするフィルム用途では薄肉・広幅対応グレードが大手ユーザーに採用
  • 光学用プロテクトフィルムでの展開を見据え、クリーン対応技術の確立を目指す
  • チッソポリプロ繊維との協業を活かし、押出グレード全般での技術対応力の底上げに取り組む
■三井・デュポン ポリケミカル
日本市場への「スペックイン」で培ったポリマーアロイ技術を基に
  • 「MDP発」の製品・用途展開を発信、さらなる事業成長につなぐ
  • アジア市場でも積極展開、海外販売量はトータルの3割強を占めるまでに拡大
  • LDPEの生産受託分縮小により、EVAの生産能力が実質的に拡大
  • 2006年4月に高分子型帯電防止剤「エンティラ」を市場投入
  • 樹脂改質用途に加え、ルーフィング、ハウスラップ向けでの展開にも力を注ぐ
  • IT関連フィルム向けが、EVAフィルム向け販売量の半分近くを占めるまでに成長
  • 輸出展開では、高VAやクリーングレードなどによる差別化戦略を強化
  • 太陽電池封止材、電線被覆向けで拡販、一般成形向けの販売量は二桁の伸びを示す
  • EEAは国内外での拡販により、電線用途を中心に4,000~5,000tのレベルにまで販売量が増加
  • アイオノマー樹脂「ハイミラン」は食品包材に加え、機能包材にも注力
  • 易引裂き性を活かしIT関連のプロセスフィルムや医療用包材での需要取り込みを目指す
  • EMAA「ニュクレル」はメタロセンプラストマーなどとの競合により販売量は伸び悩むも
  • 溶剤フリー、減容化など「環境対応」面での優位性を訴求し再代替を狙う
■ダウ・ケミカル日本
L-LDPEで世界的なリーダーシップポジション
高機能・差別化製品でさらなる国内需要の取り込みを目指す
  • 産業資材分野を新たなターゲットと位置づけ、ダウ本体と連携した市場開発に取り組む
  • 2005年末にC6ベースの「ダウレックス」、「エリート」を市場導入も
  • 1-へキセンの需給逼迫化により、販売量は一定の水準に止まる
  • 「ダウレックス」はシュリンクフィルム、貼合フィルム向けを中心に順調に販売量を積み上げる
  • メタロセン系L-LDPE「エリート」は重袋、シーラントフィルム向けを中心に高成長を示す
  • プロテクトフィルムなど産業資材での需要獲得を目指し、開発を推進
  • 「アフィニティ」はホットメルトをはじめ、フィルム用途以外での展開拡充にも力を注ぐ

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