中国人観光客の消費特性と企業・自治体の誘致施策分析 個人観光ビザ緩和後の展望

従来、中国人の日本観光はツアー旅行に限定されておりましたが、2009年7月以降、富裕層を対象に個人観光ビザの発給が認められ、さらに2010年7月からはその発給要件が緩和されました。成長を続ける中国経済を背景に増加する訪日中国人観光客の消費意欲に注目が集まっています。本調査レポートでは、訪日中国人観光客の誘致政策や彼らの消費行動を分析いたしました。

発刊日
2010/08/31
体裁
A4 / 176頁
資料コード
C52107200
PDFサイズ
2.5MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:日本の小売業界は、不況やデフレ、少子化などで日本市場の拡大が見込めないなか、中国人観光客の旺盛な消費力に高い関心を持っている。そして、地域経済の活性化を図る地方自治体は、中国人観光客誘致に力をいれ、現地中国でのPR活動なども実施している。民間企業と自治体の訪日中国人誘致の現状を調査し、今後を展望する。
調査対象:
1.日本国内の中国人インバウンド事業を展開する企業 6社  2.日本の自治体
3.現地旅行会社  4.現地訪日旅行経験者
調査方法:現地調査および電話取材調査
調査期間:2010年5月~2010年8月

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 小売業、旅行会社など各社の中国人観光客誘致への取り組みについて分析。
  • 中国人旅行者への情報提供サイトを調査。
  • 各自治体による訪日中国人観光客の誘致策を調査。
  • 現地旅行会社を取材し、訪日中国人観光客の特性や最近の傾向、ツアー内容などを解説。
  • 日本への観光経験がある中国人を対象に、日本での買い物事情などをアンケート調査。
    【調査予定項目】①中国人観光客誘致のための提携とその効果。 ②販促ツールの内容。その効果。 ③銀聯カード導入による効果。 ④利用が多い人気店舗(人気商品カテゴリー)、利用傾向など。 ⑤推定される中国人観光客の来店客数。 ⑥中国現地でのPR活動。 ⑦今後の計画など。

■本資料の概要

第1章 総論
第2章 日系企業の動向
第3章 中国現地の旅行会社動向
第4章 自治体の中国人観光客誘致の実態
第5章 消費者調査

■掲載内容

第1章 総論

1.訪日中国人による物品購入費(お土産)市場規模
2.訪日中国人が日本に与える経済規模
3.訪日外客と中国人人数の推移
  ・訪日外客のうちの中国人のシェア
  ・中国人観光客数の推移
  ・訪日中国人数の予測
4.中国人の買い物実態
  ・中国人の訪日動機
  ・物品購入費
  ・訪日中国人の買う商品
  ・お土産として購入されるアイテム
  ・中国人観光客の客単価
  ・中国人観光客の食事
5.訪日中国人に認知されている小売店・商業施設
  ・百貨店の認知度
  ・商業施設・小売業
  ・家電量販店
6.小売店・商業施設における中国人観光客への対応と課題
  ・中国人消費者がわかりやすく買物ができ在庫ストックを充実させる必要あり
  ・中国人観光客増加に対する課題
7.銀聯カードの導入効果と使用率
  ・銀聯カードの概要と使用状況
  ・銀聯カードの導入効果
  ・消費者調査でみる銀聯カード使用率
8.今後の訪日中国人買い物の可能性
  ・最後の買い物スポットとして成田空港周辺が注目
  ・中国でアウトレットモール普及後の日本の位置付け
  ・日本には偽物が無いという信頼
  ・買い物は中国人の国民性
9.訪日観光ツアー造成の実態
  ・中国人観光客の訪日ツアーの訪問地
  ・ツアーの造成方法
10.中国人の宿泊が多い都道府県
11.訪日中国人観光客誘致のための活動実態
  ・中国現地で自治体が開催するセミナー・商談会
  ・中国現地で開催される旅行博覧会
  ・日本のランドオペレーターとの商談会
  ・その他の誘致活動
12.ツアー商品の価格と課題
  ・ツアー商品の価格が課題
  ・ゴールデンルートの大半はスタンダードな廉価ツアー
  ・自治体も高品質なツアーを呼び込む施策を検討
  ・今後団体ツアーのリピータが増えれば体験型ツアーのニーズが高まる
13.個人観光ビザ発給要件緩和後の展望
  ・個人観光ビザでの中国人観光客が今回の緩和で急拡大することはない
  ・旅行商品の問題
  ・旅行商品の空白を埋めるツアー
  ・今後は都市滞在型の旅行が増加
  ・医療目的の訪日は未知数
  ・日系企業の期待は日系旅行会社の中国現地におけるアウトバウンド事業の解禁
  ・中国人の個人観光ビザによる訪日で銀座以外にも大きな商機到来
  ・日系企業の中国でのアウトバウンド解禁実現で中国人の訪日旅行が多様化

第2章 日系企業の動向

ANA セールス株式会社
  ・中国人観光客ツアーの造成について
  ・個人観光ビザ旅行者の受け入れについて。
エクスポート・ジャパン株式会社
  ・インバウンド事業を展開したきっかけ
  ・各言語版の運営
  ・ジャパンガイドの発信する情報
  ・外国人観光客と日本の店舗を結ぶショッピングセクション
  ・ベーシックとプレミアムの2種を用意
  ・閲覧から訪日までには6ヶ月の時間差
  ・マイジャパンガイドで利用者の利便性を高める
  ・投資を抑えながら効果あるPRを実施
  ・中国人観光客と欧米人観光客のニーズの違い
  ・上海・北京が中国からの利用者のうち40%を占める
  ・中国語簡体字版の見られ方
  ・今後の計画
近畿日本ツーリスト株式会社
  ・スタンダードなツアーの造成し方
  ・特別企画のツアー造成
  ・日本国内での宿泊先などの決定権
  ・旅行商品の造成働きに関して
  ・ゴールデンルートが7~8割で北海道も人気
  ・コストを抑制したゴールデンルートツアーがいまだに多く存在
  ・訪日観光客の団体ツアーの大半は民族系ランドオペレーター
  ・近畿日本ツーリストの強み
  ・市場が未成熟で旅行者は価格のみで選ぶ
  ・東京滞在型の出現に注目
  ・オプショナルツアーについて
  ・個人旅行の解禁について
  ・訪日健診のニーズ
  ・中国人観光客の買い物は国民性
  ・個人旅行者へ対応を視野に他の企業との提携やWebサイト運営
  ・個人観光ビザ発給要件緩和後もしばらくは団体ツアーが中心
  ・現地法人の設立
  ・ガイドが不足の問題
チェルシージャパン株式会社
  ・もともとの成立ちから訪日観光客も視野に入れている
  ・具体的に中国人観光客誘致の活動実施は2005年から
  ・8ヶ所が所在する観光協会すべてに所属し魅力をPR
  ・中国人観光客の来場状況
  ・団体の中国人観光客の来場者数が最も多いのはりんくう
  ・御殿場のインバウンドランキング1位はタイ
  ・ブランド表記の英語自体がサインでもあり中国語パンフレットは用意せず
  ・銀聯カード対応は個別の店舗で対応
  ・中国人観光客のサービス券利用
  ・中国人観光客から聞かれる意見
  ・配送サービスは実施せず
  ・今後の緩和で自由行動がある都市滞在型が増える
  ・PR方法として都市型のショッピングとは異なる味付けをしていく
  ・今後も中国人観光客に日本の一つのショッピングスタイルとして受入れられる
  ・中国でアウトレットモールが登場するなかでの日本の位置づけ
株式会社ファンケル
  ・中国進出前から一部の中国人観光客が訪れていた
  ・銀聯カードの導入
  ・中国人観光客の来店動向
  ・売上構成比
  ・春節時の周囲の様子
  ・ファンケルに中国人観光客があつまる理由は価格差
  ・ファンケルに中国人観光客があつまる理由は政策面と立地
  ・個人観光ビザ解禁後の変化
  ・中国人観光客増加によりリニューアルを実施
  ・中国人観光客増加によりまとめ買いで在庫がなくなる
  ・まとめ買いの背景
  ・PRについて
  ・羽田で出店
  ・口コミで中国語対応していることが広まる
  ・中国人観光客対応による日本人来店客とのバランス
  ・中国人観光客へ向けたブランドロイヤリティ
  ・メディアも訪日中国人観光客に注目
  ・人気商品について
  ・商品の選び方
  ・中国人観光客は1階と4階での買物が中心
ららぽーとマネジメント株式会社
  ・2008年より本格的にインバウンド戦略を実施
  ・海外からの来店客単価は日本人客の4~5倍
  ・現金での支払いが多いが銀聯カードは誘客PRに有効
  ・コンベンション参加で法人のみならず個人にもPR
  ・現地旅行会社への営業活動
  ・自治体との働きかけ
  ・三井不動産グループとしての連携
  ・HPは4ヶ国語に対応
  ・海外進出でブランド認知度が高まることで誘客にも期待
  ・中国人観光客の買物傾向
  ・店舗案内の中国語対応
  ・銀座エリアは個人観光客をターゲット
  ・銀座に近い豊洲は外国人の利用が増加
  ・夜の自由時間の利用
  ・フリーツアー客の誘客
  ・来店者の買物目的
  ・中国人の買物の今後動向

第3章 中国現地の旅行会社動向

1.中国現地旅行会社の状況
2.ツアー内容例
上海市婦女国際旅行社
  ・同社の訪日ツアー実績(2009年)
  ・ツアーの造成について
  ・インセンティブ旅行について
  ・ツアー訪問先傾向
  ・価格傾向
  ・個人旅行について
上海外航国際旅行社有限公司
  ・同社の訪日ツアー実績(2009年)
  ・ツアーの造成について
  ・インセンティブ旅行について
  ・ツアー訪問先傾向
  ・価格傾向
  ・個人旅行について
  ・その他
上海揚子国際旅行社有限公司 東亜假期
  ・同社の訪日ツアー実績(2009年)
  ・ツアーの造成について
  ・インセンティブ旅行について
  ・ツアー訪問先傾向
  ・価格傾向
  ・個人旅行について
  ・その他

第4章 自治体の中国人観光客誘致の実態

1.自治体の中国人観光客誘致の実態
  ・セミナーの開催
  ・旅行博覧会の出展
  ・百貨店やショッピングモールなどのイベントススペースでのPR実施
  ・テレビの活用
  ・映画やテレビドラマの制作協力
  ・インターネット上でのPR
  ・中国の旅行社やマスコミや招へい
  ・中国の旅行社を訪問しPR
  ・修学旅行の誘致
  ・効果的な誘致方法
  ・予算について
  ・新たな具体的な施策など検討
  ・民間企業との協力による誘致活動実施
北海道 経済部 観光局
  ・セミナー開催都市
  ・セミナー実施後に商談会
  ・旅行商品の造成の実現について
  ・中国の博覧会には毎年参加
  ・ショッピングモールでの出展
  ・TV番組を制作し一般消費者に直接PR
  ・映画のヒットで追い風に
  ・平成22年度は中国を中心に誘客
  ・中国からのインセンティブの誘致
  ・今後
山梨県 観光部
  ・セミナー開催とトップセールス
  ・百貨店・ショッピングモールなどでの出展
  ・中国のテレビ番組でのPR
  ・訪日教育旅行の促進
  ・中国の旅行社を訪問してPR
  ・最近は八ヶ岳のPRも積極的に実施
  ・予算について
  ・民間企業との連携
自治体への訪日中国人誘致に関するアンケート結果

第5章 消費者調査

消費者調査結果概要
  ・日本行の現状分析
  ・日本でのショッピングに関する消費行為分析
調査項目目次
  ・モニターサンプル属性
  ・訪日旅行の現状調査
  ・訪日旅行の買物実態調査
  ・モニター属性の詳細

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