2012年版 食品分析受託サービスの市場実態と将来展望

昨今の放射能漏れ事故、BSEや鳥インフルエンザ、外国産農作物の残留農薬問題、異物混入、産地偽装表示問題など、国内外で発生する様々な諸問題を受け、食品関連市場では、放射能汚染、残留農薬分析を中心に、食品分析サービスの動向とその役割が注目されております。本調査レポートでは、複雑化、高度化する国内外の食品安全性確保に注力する食品分析受託サービス企業や、ユーザー企業の動向を調査・分析することにより、「食品の安全性確保への取組みの現状と課題」を明らかにするとともに、今後の受託分析サービスの市場性についての資料提供を目的として当調査を企画いたしました。

発刊日
2012/05/25
体裁
A4 / 482頁
資料コード
C54200430
PDFサイズ
6.8MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:食品全般における各種分析サービストに関して、その参入企業動向や需要動向を調査・分析することにより、今後の安定した食品の原料調達・生産・流通・販売に不可欠な食品分析サービス市場の実態を明らかにするとともに、今後の市場性についての資料提供を当調査の目的として実施した。
調査対象
・食品分析受託サービス企業・団体(14社・7団体)
・食品分析サービスユーザー企業・団体(100社)
・簡易分析キット関連メーカー・ディーラー(3社)
・その他、食品分析関連官公庁、公益法人、他
調査方法:直接面接調査と電話調査、及び電話アンケート調査を併用
調査期間:2012年1月~2012年5月

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 「食」の安全流通に関する行政動向を分析
  • 分野別市場動向を調査、市場規模(2007~2011年度見込み、2012~2014年度予測)を算出
    残留農薬分析受託サービス市場、残留農薬簡易分析キット市場、放射能分析受託サービス市場、放射線簡易分析市場
  • 調査対象先の個別実態を掲載
  • 食品分析受託サービス企業・団体および簡易分析キットメーカーの個別実態を掲載

■本資料の概要

第Ⅰ章 「食」の安全流通に関する行政動向
第Ⅱ章 食品受託分析機関の動向
第Ⅲ章 残留農薬市場・簡易分析キット市場動向
第Ⅳ章 放射線分析サービスの市場動向
第Ⅴ章 食品関連企業・団体の食品安全性への取組み動向

■掲載内容

第Ⅰ章 「食」の安全流通に関する行政動向

1.「食の安全・安心」意識の高まり
2.日本の食中毒発生状況
  (1)病因物質別食中毒発生状況(2006~2011年)
  (2)原因食品別食中毒発生状況(2006~2011年)
  (3)原因施設別食中毒発生状況(2006~2011年)
  (4)食品の食中毒菌汚染実態調査結果の概要(厚生労働省)
3.行政動向
  (1)日本の食品安全行政の概要
  (2)厚生労働省関連動向
    ①食品中の放射性物質への対応
    ②新基準値以降、食品中の放射性物質のモニタリング検査
    ③輸入食品等における安全性確保の取組み
    1)輸入食品の届出件数・検査数・違反件数推移(2001~2010年度)
    2)品目別検査件数構成比(2010年度)
    3)モニタリング検査実施状況(2010年度:食品群別検査数・違反件数)
    4)モニタリング検査強化後、検査命令へ移行した品目・物質(2010年度)
    5)輸入食品の監視と自主管理の推進
    6)2012年度の輸入食品監視指導計画における品目別検査計画
    ④厚生労働省における食品安全関係における重点事項
  (3)農林水産省関連動向
    ①アクリルアミド
    ②クロロプロパノール類
    ③トランス脂肪酸
    ④農林水産省における食品安全関係における重点事項
  (4)消費者庁関連動向
    ①食品表示に関する取組み
    ②トランス脂肪酸に関するガイドラインを発表
4.食品安全マネジメントシステムの市場概況
  (1)マネジメントシステムの概要と現状
    ①HACCP(総合衛生管理製造過程)
    ②ISO22000との関係
    ③トレーサビリティー
    ④GMP(適正製造規範)
  (2)現状の課題点と今後の方向性
    ①HACCP~コスト負担と、企業の社会的責任の遵守が課題
    ②トレーサビリティー
    ③GMP(適正製造規範)

第Ⅱ章 食品受託分析機関の動向

1.食品分析受託サービス市場の概況
  (1)業務提携が活発化している受託分析機関の動向
  (2)FSSC22000の取得の動き
  (3)急増する微生物検査の動向
    ①相次ぐ生食用牛食肉を受け、厚生労働省が規格基準を設定
    ②現状の微生物検査の動向
    ③ユーザー動向 微生物検査の実施状況
2.参入企業の動向
  (1)食品衛生法上の登録検査機関
  (2)その他の食品分析サービス企業
3.主要参入企業における受託サービス事業一覧
4.主要参入企業における需要分野
5.需要企業が求めているサービスと現状における課題点
6.今後の市場見通しと有望需要分野

第Ⅲ章 残留農薬市場・簡易分析キット市場動向

1.残留農薬分析サービス市場
  (1)市場概況
  (2)参入企業の残留農薬検査の動向
  (3)主要参入企業における多成分一斉分析セットメニュー一覧
  (4)ユーザー動向
    ①残留農薬検査の実施状況
    ②残留農薬検査の委託状況
    ③残留農薬検査を委託している主な検査機関
    ④残留農薬検査の今後の取組動向
  (5)市場規模推移(2007~2011年度)
  (6)公定検査・自主検査市場構成比の推移(2007~2011年度)
  (7)市場規模予測(2011~2014年度予測)
2.残留農薬分析サービス市場
  (1)市場概況
  (2)簡易分析キット主要製品概要(簡易分析キット製品一覧)
  (3)参入企業動向
    ①事業展開・販売事業の概況
    ②販売・流通体制とサポート・メンテナンス体制
  (4)市場規模推移(2007~2011年度)
  (5)残留農薬簡易分析キットの市場構成比(2011年度:金額ベース)
  (6)市場の問題点と課題
  (7)今後の市場見通し
  (8)市場規模予測(2011~2014年度予測)

第Ⅳ章 放射線分析サービスの市場動向

1.放射線分析受託サービス市場
  (1)放射線検査装置の種類
  (2)2012年4月から食品中の放射性物質の新たな基準値
  (3)海外における放射性核種の規制値
2.所轄官公庁の動向
  (1)食品の放射性物質に関する関係省庁の対応
  (2)輸出食品に関する検査費用の補助事業
  (3)食品の放射性物質検査の集計(2011年3月~2012年2月)
    ①食品カテゴリーにおける放射線検査状況
    ②放射線検査機関の受託状況
    ③放射線の検査方法
3.参入企業動向
4.放射線検査受託の動向
5.食品関連企業における放射線検査の取組動向
  (1)放射線検査の実施状況
  (2)放射線検査を自社検査で選択した理由
  (3)放射線検査を第三者機関に委託した理由
  (4)放射線検査を委託している検査機関
6.放射線検査市場の問題点と課題
7.放射線検査受託市場規模予測(2011~2015年度予測)

第Ⅴ章 食品関連企業・団体の食品安全性への取組み動向

食の安全性に関するアンケート分析
回答属性
1.食の安全確保上、特に関心の高い項目
2.食品仕入・調達(原料含む)について
  (1)食品仕入・調達(原料含む)上、
  食品の安全性を確保するために実施している取組み
  (2)食品仕入・調達(原料含む)上、
  食品の安全性を確保するために実施している取組み概要
    ①農産物、畜水産物の安全性を確保するために実施している取組み
    ②仕入れ・調達に関する「加工食品」の安全性確保に向けた取組み
3.食品分析検査への対応状況について
  (1)食品分析検査への対応状況
  (2)食品分析検査への委託状況
  (3)委託している第三者機関を選んだ理由
4.放射線検査の対応状況及び今後の利用意向
  (1)放射線検査の実施状況
  (2)測定器の種類
  (3)検査結果の開示方針
  (4)放射線検査を自社検査で選択した理由
  (5)放射線検査を第三者機関に委託した理由
  (6)放射線検査を委託している検査機関
  (7)4月から実施される新基準値についての対応策
アンケート回答企業 
<食品メーカー>
  株式会社あじかん、株式会社魚国総本社、江崎グリコ株式会社、ヱスビー食品株式会社、
  奥本製粉株式会社、カゴメ株式会社、テーブルマーク株式会社、カネハツ食品株式会社、
  キッコーマン株式会社、株式会社京樽、株式会社グゥー、ゴールドパック株式会社、
  サッポロビール株式会社、正田醤油株式会社、全国農協食品株式会社、東洋水産株式会社、
  株式会社にんべん、ハウスウェルネスフーズ株式会社、
  ヒガシマルインターナショナル株式会社、マルカン酢株式会社、
  三国コカ・コーラボトリング株式会社、株式会社ミツカングループ本社、
  ミヨシ油脂株式会社、明星食品株式会社、明治食品株式会社、明治ライスデリカ株式会社、
  ヤマキ株式会社、雪印メグミルク株式会社、六甲バター株式会社、A社
<商社・食品輸入業者>
  株式会社朝日、石光商事株式会社、伊藤忠商事株式会社、株式会社大昌貿易行、
  三昌物産株式会社、株式会社ショクリュー、株式会社鈴商、株式会社富士商事、
  モンテ物産株式会社、株式会社吉田号
<農産物生産者団体>
  あきた北農業協同組合、秋田しんせい農業協同組合、あまくさ農業協同組合、
  いび川農業協同組合、越後さんとう農業協同組合、大分県農業協同組合大分のぞみ地域本部、
  大阪北部農業協同組合、岡山市農業協同組合、越智今治農業協同組合、香川豊南農業協同組合、
  菊池地域農業協同組合、北檜山町農業協同組合、JAあきた白神、JA市原市、
  JA三方五湖梅の里会館、JAみな穂、島根おおち農業協同組合、新旭町農業協同組合、
  忠類農業協同組合、鳥取いなば農業協同組合、となみ野農業協同組合、
  利根沼田農業協同組合、長野八ヶ岳農業協同組合、西いわみ農業協同組合、延岡農業協同組合、
  茂農業協同組合、松阪農業協同組合、三島函南農業協同組合、山口大島農業協同組合、
  吉田郡農業協同組合
<食品流通・量販店>
  株式会社オークワ、株式会社関西スーパーマーケット、株式会社キョーエイ、
  生活協同組合コープみえ、自然派くらぶ生活協同組合、生活クラブ生活協同組合大阪、
  生活協同組合エスコープ大阪、生活協同組合おかやまコープ、生活協同組合コープあおもり、
  生活協同組合コープおおいた、生活協同組合コープぎふ、生活協同組合コープさっぽろ、
  生活協同組合コープみやざき商品本部、生活協同組合コープみやざき仕入開発部、
  生活協同組合しまね、生活協同組合連合会コープきんき事業連合、
  生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合、生活協同組合連合会コープ北陸事業連合、
  生活クラブ生活協同組合、株式会社天満屋ストア、とちぎよつ葉生活協同組合、
  生活協同組合コープあいち、株式会社西鉄ストア、福祉クラブ生活協同組合、
  株式会社平和堂、株式会社ベルク、マックスバリュ東海株式会社、株式会社丸久、
  みやぎ生活協同組合、株式会社ヨークベニマル

第Ⅵ章 食品分析受託サービス企業・団体および簡易分析キットメーカーの個別実態

<食品分析サービス企業・機関>
  海外貨物検査(株)
    ~タイ、アメリカ、オーストラリアにある唯一の日系総合食品分析検査センター~
  (一財)化学物質評価研究機構
    ~化学物質分析機関として60年以上の実績~
  (株)キューサイ分析研究所
    ~国内最大級の残留農薬一斉分析を展開~
  (社)京都微生物研究所
    ~食品衛生法登録機関であるが臨床検査が主体で、売上比率は僅少~
  (株)くらし科学研究所
    ~分析検査だけでなく、体験型セミナーなどで食の安全・安心への予防に注力~
  (株)サタケ
    ~総合分析サービスと農薬・菌・穀物組成等のナノテクノロジーへの挑戦~
  (株)消費経済研究所
    ~食品分析以外にも食品衛生管理のコンサルティング業務が拡大~
  (財)食品分析開発センターSUNATEC
    ~分析から調査コンサルティングまでワンストップサービスを展開~
  (株)住化分析センター
    ~住友化学グループ全体で価値を創出~
  住友金属テクノロジー(株)
    ~生産者農家からの残留農薬分析が漸増~
  日本環境(株)
    ~環境調査で38年の実績を有し、食品検査で2008年より登録検査機関~
  (社)日本食品衛生協会食品衛生研究所
    ~登録検査機関放射線汚染分析は長年のノウハウ有す~
  (財)日本食品分析センター
    ~分析試験を通じて健康と安全をサポートし、社会の進歩・発展に貢献~
  日本認証サービス(株)
    ~遺伝子組み換え検査機関、米Genetic ID社より技術ライセンス供与~
  農民連食品分析センター
    ~放射線汚染検査が残農に代わる主要項目に。業界最安値を目指す~
  (株)ハウス食品分析テクノサービス
    ~食品メーカーとして培った技術とノウハウで次代の食文化創りに貢献~
  (株)BMLフード・サイエンス
    ~食品衛生検査及び生活環境コンサルティング企業~
  ビジョンバイオ(株)
    ~食品遺伝子検査のパイオニアとして、食品に係わる幅広い分析を展開~
  (株)日吉
    ~食品の放射線検査業務の開始とワールドワイドな環境ビジネスの展開~
  (株)ファルコライフサイエンス
    ~食品検査を始めコンサルタント等総合衛生管理サービスを展開~
  無添加食品販売協同組合検査センター
    ~放射線分析の先駆け機関~
<簡易分析キットメーカー>
  アヅマックス(株)
    ~幅広い品ぞろえで検査キットのさらなる普及に注力~
  (株)堀場アドバンスドテクノ
    ~迅速・簡便・廉価で高感度測定が可能な「SmartAssayシリーズ」を展開~
  (株)堀場製作所
    ~環境放射線簡易検査キット「Radi(ラディ)シリーズ」を展開~

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