世界のファッション産業におけるサステナビリティのトレンドと国内企業の生き残り戦略

現在、繊維、アパレル産業はサステナビリティの取り組みが最も求められている産業であるといえます。EU はサーキュラー・エコノミーへのシフトを表明し、官民一体となってサステナビリティに資する取り組みを進めています。
日本においてもこのような欧米のトレンドがますます強まり、これまで以上の取り組みが必要になってきます。社会貢献に資するこれらの取り組みは企業価値を向上させ、エンドユーザーもこのような取り組みを行う企業を評価する価値観に変化しています。
世界的なサステナビリティのトレンドの潮流の中にあって、日本のアパレル企業は遅れをとっており、世界との格差がますます大きくなってきています。政府が掲げる2030年の温室効果ガス目標(2013年度比46%減)に示されるように、地球温暖化、気候変動といった環境負荷軽減の取り組みはアパレル企業にとっても求められており、これから企業成長はもちろん、企業の社会的な存在意義として評価されるようになっていきます。
当資料は世界的な繊維、アパレル(ファッション)産業におけるサステナビリティのトレンドを整理し、国内アパレル企業の取り組みの現状と比較、分析することで、国内のアパレル企業が生き残るために必要な戦略を検討します。

発刊日
2021/07/30
体裁
A4 / 240頁
資料コード
C63107300
PDFサイズ
4.8MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:世界的な環境保護意識が高まっているのにもかかわらず、国内の繊維、アパレル業界におけるサステナビリティの取り組みは一部企業のみが先進的であり、全体的に遅れている。ファッショントレンドは欧米から発信されることから、国内企業もこれまで以上にサステナビリティに資する取り組みが必要になる。
本調査は世界のファッション産業のサステナビリティのトレンドと、国内の繊維、アパレル業界の現状を比較分析し、国内企業の生き残り戦略を検討することを目的とした。
なお、「サステナビリティ」は持続可能性を意味する語でその範囲は広い。本調査では地球温暖化や気候変動に対する環境負荷軽減を中心とした取り組みを指している。
調査対象
(1)欧米の先進企業(アパレル、ラグジュアリーブランド企業)
(2)国内主要アパレルメーカー、アパレル小売業、卸・商社
(3)欧米におけるサステナビリティのトレンド
調査方法:直接面接ヒアリング、アンケート郵送法、文献調査
調査期間:2021年5月~2021年7月

資料ポイント
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  • ファッション産業におけるサステナビリティのグローバルトレンドがわかる
  • サステナビリティトレンドにおける日本企業の状況がわかる
  • 日本企業が生き残るための方向性を考察

リサーチ内容

第1編 世界のファッション産業におけるサステナビリティの動向

1.世界のファッション産業のサステナビリティに関するトレンド
  ・サステナビリティトレンドの変遷-ESGとSDGs
  ・ファッション産業における環境意識の高まり
  ・国際認証の概要
  A) The Global Organic Textile Standard (GOTS)
  (グローバル・オーガニック・テキスタイルスタンダード(GOTS認証))
  B) Textile Exchange(テキスタイル・エクスチェンジ(TE))
  C) Bluesign (ブルーサイン(ブルーサイン認証))
  D) OEKO-TEX(エコテックス(エコテックス認証))
  ・海外先進企業の事例
    1.adidas AG
    2.Gap Inc.
    3.H&M Hennes & Mauritz AB
    4.INDITEX
    5.KERING
    6.NIKE, Inc.
    7.Patagonia, Inc.
    8.Ralph Lauren Corporation
    9.Stella McCartney Ltd.

第2編 国内繊維、アパレル産業のサステナビリティの動向

1.国内繊維、アパレル産業の現状把握
  (1)国内繊維産業の衰退
  (2)国内市場における衣類の輸入浸透率
  (3)国内供給数量と衣料品消費支出額の推移
  (4)繊維・アパレル産業の流通構造の特性
  (5)繊維、アパレル産業の構造的な問題
2.国内のサステナビリティに関する主な取り組み、動向
  (1)経済産業省の取り組み
  (2)環境省の取り組み
  (3)繊維団体などによるサステナビリティに関する取り組み
  (4)サステナブルな注目マーケット:ファッションレンタル市場の動向
3.主要企業のサステナビリティの取り組みの全体動向
  ・全体動向(4業種)と課題
4.主要企業の取り組み
  a)アパレル・スポーツメーカー
    (1)SDGs、サステナビリティの取り組みと目標
    (2)サステナビリティに関する定量目標の有無
    (3)保有している認証等と今後の取得予定
    (4)SDGs、サステナビリティの取り組みの課題
    ・先進企業事例(スポーツメーカー、アパレルメーカー)
    1.株式会社アシックス
    2.クロスプラス株式会社
    3.株式会社三陽商会
    4.タキヒヨー株式会社
    5.株式会社ワールド
  b)小売
    (1)SDGs、サステナビリティの取り組みと目標
    (2)サステナビリティに関する定量目標の有無
    (3)保有している認証等と今後の取得予定
    (4)SDGs、サステナビリティの取り組みの課題
    ・先進企業事例
    1.株式会社アダストリア
    2.株式会社しまむら
    3.株式会社ファーストリテイリング
    4.株式会社ユナイテッドアローズ
    5.株式会社良品計画
  c)素材メーカー
    (1)SDGs、サステナビリティの取り組みと目標
    (2)サステナビリティに関する定量目標の有無
    (3)保有している認証等と今後の取得予定
    (4)SDGs、サステナビリティの取り組みの課題
    ・先進企業事例
    1.クラボウ(倉敷紡績株式会社)
    2.Spiber株式会社
    3.丸井織物株式会社
    4.YKK株式会社
  d)その他
    ・先進企業事例
    1.株式会社エアークローゼット
    2.日本環境設計株式会社

第3編 国内アパレル業界におけるサステナビリティの現状と課題

◇アンケート結果分析と考察(サマリー)
1.ウィズコロナの今、国内の業界で高まっている意識
2.ファッション企業が将来に向けて行うべき社会貢献
3.廃棄量増大の要因と考えられるサプライチェーンの段階
4.現在のサプライチェーンにおいて環境負荷が特に問題な点
5.日本で欧米ほど環境意識やサーキュラー・エコノミーが広がらない理由
6.2020年度の年間商品調達量(2019年度対比)
7.2021年度の年間商品調達量(2020年度対比)
8.前期2020年度の期中の消化率(数量ベース)
9.最終在庫の最終処分の方法
10.現在取り組んでいるサステナビリティ
11.サステナブルな取り組みを求めるステークホルダー
12.サステナビリティに関する定量指標の設定有無
13.これからの消費者が求める衣服

第4編 国内ファッション企業の生き残り戦略の検討

1.欧米の現状
  (1)サステナブルな取り組みの特徴(国、団体)
  (2)企業のサステナブルな取り組みの特徴とゴール
    A)環境保護に関する取り組みのきっかけ・コミットメント
    B)サステナビリティの定量目標
    C)外部からの評価
2.国内企業の現状
  (1)サステナビリティにおける日本の現状
  (2)日本でサステナブルが広がらない理由
  (3)日本のサステナブルの取組の現状と今後の具体的な取り組み
  (4)世界進出を見据えた国内繊維、アパレル企業の生き残り戦略の検討
    ①不良在庫を持たない取り組み(マスカスタマイゼーションへのシフト等)
    ②デジタルテクノロジー戦略(デジタルトランスフォーメーション)
    ③サーキュラー・エコノミー
    ④SDGs、ESG投資
    ⑤サプライチェーン上の人権擁護

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