2024年版 製薬企業の研究開発戦略およびCRO・SMOの実態と展望
主要製薬企業の研究開発戦略とCRO・SMOの実態と将来性を探る!CRO・SMO市場の将来を当研究所が独自に予測、営業・経営戦略の新たな方向性を提言。製薬企業は革新的新薬の創出に向け、重点開発領域に経営資源を集中。引き続き研究開発体制の改編にも取り組む。CRO、SMO市場は案件小型化の中で転換期を迎える。
発刊日
2024/09/27
体裁
A4 / 157頁
資料コード
C66112600
PDFサイズ
2.1MB
PDFの基本仕様
Adobe Reader 7.0以上/印刷不可・編集・加工不可/検索・テキスト・図(グラフ)の抽出等可/しおり機能無し 詳細はこちら
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
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カテゴリ
調査資料詳細データ
調査概要
資料ポイント
調査目的:本書においては製薬企業およびCRO(Contract Research Organization=開発業務受託機関)、SMO(Site Management Organization=治験施設支援機関)の調査を行い、下記を明らかにすることを目的としている。
(1)製薬企業の企業別の研究開発戦略
(2)CRO、SMOの企業別の戦略
(3)製薬企業の研究開発の展望と課題
(4)CRO、SMO市場の将来
調査対象:本書においては下記市場を調査対象とした。
(1)製薬企業
(2)CRO、SMO
調査対象エリア 日本
調査対象企業数:
・製薬企業 詳細調査 16 件
・CRO、SMO 詳細調査 2 件 簡略調査 51 件 合計 53 件
調査方法:
(1)弊社研究員による直接面接取材
(2)文献調査その他データ収集
調査期間:2024 年7月~2024 年9月
- 大手製薬企業は重点開発領域の拡充を目的にM&Aや提携に注力
- 主要製薬企業16社の研究開発戦略-中期経営計画、研究開発の重点分野・領域、研究開発体制、導入・共同開発の状況等を掲載
- CRO市場は2,600億円規模、SMO市場は400億円前後規模と推定。CROはCRAの人員規模から総合的なサービス提供が新たな競争力に。SMOは院内CRC業務の外注化に期待。
- 前回版との違い:記載内容を見直し、動向、将来展望などの情報をコンパクトに整理。
リサーチ内容
2024年9月19日更新
※掲載予定内容、発刊予定日等に一部変更が生じる場合がございます。
<参考資料:目次2023年版(2024年版は作成中です。作成過程で変更になる可能性がある旨、予めご了承ください)>
■掲載予定内容
第1章 総論
1.製薬企業の研究開発戦略
・革新的新薬の創出に経営資源を集中、重点開発領域の拡充を目的としたM&Aにも積極的
【表】主要国内製薬企業の研究開発費推移(連結ベース)
・治験活性化策で治験計画届出件数は回復から増加傾向。薬効別では、がんが増加傾向で全体の40%を占める
【図】治験計画届出件数推移(2009~2018年度)
【表】薬物の治験計画届出件数の推移
【表】治験計画届出件数の推移(薬効別分類)
・重点領域の絞り込み図り、創薬研究の生産性向上を目指す。開発候補化合物の拡充へ導入、共同研究が活発化
【表】主要国内製薬企業の研究開発における重点分野・領域
【表】主要外資系製薬企業の研究開発における重点分野・領域
・研究開発の効率化と新薬創出の迅速化に向け、研究開発体制の改編を図る企業が相次ぐ
2.CRO市場の実態
・2021年の日本CRO協会加盟企業の合計売上高は、前年度比20.8%増の2,256億円。非加盟企業を含めたCRO市場は2,600億円規模と推定
【図】日本CRO協会の会員総売上高合計推移(2012~2021年)
【表】日本CRO協会の年次事業報告(2016~2021年)
・CRO市場は引き続き安定的な推移を予測も、成長率はこれまでより鈍化するものと見込まれる
・労働集約型産業から知識集約型産業への転換期迎え、モニター数の多寡のみが売上高を左右する時代ではなくなる
・ポストコロナの治験として注目を集めるDCT(分散化臨床試験)
・グローバルCRO企業は日本法人の体制を強化。国内企業も海外への展開を進める
・国内の業界再編は一段落、海外展開や新たなサービス展開を目的とした提携・買収の増加を予測
【表】日本CRO協会会員企業
3.SMO市場の実態
・2021年度の日本SMO協会加盟企業の合計売上高は、前年度比10.0%減の343億66百万円。非加盟企業を含めたSMO市場は400億円前後規模と推定
【図】日本SMO協会の会員売上高(SMO事業のみ)合計推移(2012~2021年)
【表】日本SMO協会のデータ推移(2016~2021年)
・開発の主体が生活習慣病から難易度の高い疾患に移行増加していたプロトコール数は2017年度以降減少、契約症例数は減少が継続
・SMO市場は大幅な市場拡大は期待し難いものの、院内CRC業務の外注化が進展すれば市場拡大の可能性も業界再編の進展で参入企業数はさらに減少の方向
・臨床試験データの信頼性確保へ、引き続き業界を挙げた取り組みが求められる
【表】日本SMO協会会員企業
第2章 主要製薬企業の研究開発戦略
・業績推移(2018~2021年度)、中期経営計画、研究開発の重点分野・領域、研究開発体制(拠点・体制)、研究開発費の状況、導入・導出共同開発の状況、新薬開発状況
1.アステラス製薬(株):
・がん、免疫関連、眼科、筋疾患を重点領域に設定。バイオロジーとモダリティ/テクノロジーの組み合わせで革新的新薬の創出目指す
2.アストラゼネカ(株):
・オンコロジー、循環器・代謝疾患、呼吸器疾患を重点領域に設定2022年~2024年に適応追加を含め37製品の上市を目指す
3.エーザイ(株)
・認知症関連・神経変性疾患・がんを戦略的重要領域に設定戦略的パートナーシップを活用した新薬創出の加速と価値最大化を図る
4.大塚ホールディングス(株):
・新領域での挑戦、アンメット・メディカル・ニーズの解決と独創的かつ多様な研究基盤からのイノベーション創出を目指す
5.小野薬品工業(株):
・がん、免疫、神経、スペシャリティ領域を重点領域に設定ユニークな化合物と疾患専門性を繋げ、独創的で画期的な新薬開発目指す
6.協和キリン(株):
・抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジーを駆使し、腎、がん、免疫・アレルギー、中枢神経を重点カテゴリーに展開
7.サノフィ(株):
・オンコロジー、免疫・炎症、希少血液疾患、希少疾患に重点優先順位の高い事業に資源を集中、糖尿病・循環器領域の研究は中止
8.塩野義製薬(株):
・自社創薬比率50%以上を経営目標に、感染症と疼痛・神経領域をコア領域に、肥満・老年代謝性疾患、腫瘍・免疫疾患を成長領域に設定
9.住友ファーマ(株):
・精神神経領域、がん領域、再生・細胞医薬分野を重点領域に設定Roivant Sciences社との戦略的提携などさらなる伸長を目指す
10.第一三共(株):
・がんを重点領域に設定し、ADC3品目に資源を重点的に投入ADCのグローバル・ナンバーワン・カンパニーとしての地位確立目指す
11.武田薬品工業(株):
・オンコロジー、消化器系疾患、希少疾患、ニューロサイエンスの4疾患領域と、血漿分画製剤およびワクチンへの投資に注力
12.田辺三菱製薬(株):
・研究開発は中枢神経・免疫炎症領域中心にプレシジョンメディシンの実現を目指す。ワクチン領域など、予防医療領域にも注力
13.中外製薬(株):
・新しい抗体改変技術の開発に注力がん領域と神経疾患領域を中心に開発が進展
14.日本イーライリリー(株):
・糖尿病、がん、自己免疫疾患、筋骨格・中枢神経疾患の4疾病領域を主要研究領域として、革新的新薬の創薬を目指す
15.ノバルティス ファーマ(株):
・研究開発は5つの疾患領域(心腎臓、免疫、神経科学、オンコロジー、血液)に重点。がん領域に対する注力度増す
16.バイエル薬品(株):
・循環器・腎臓、オンコロジー、眼科、婦人科、血液、画像診断の各領域に注力。創薬において外部との連携を強化
第3章 CRO企業、SMO企業の戦略
・掲載項目:企業概要、業績推移(2018~2021年度)、受託分野別売上推移、事業内容、他
1.EPSホールディングス(株):
・MBOによる株式非公開化で経営体制を一新。グループの強みを活かし、CRO事業とSMO事業の連携による提案を継続
2.エムスリー(株):
・治験支援サービス「治験君」を核に、グループ企業を通じてCRO事業、SMO事業を展開。売上収益は200億円台を継続
3.シミックホールディングス(株):
・2025年9月期までの中期計画では、“個々⼈の健康価値を最⼤化”するPHVCモデルへの展開を目指す
<CRO企業、SMO企業の実態>
・掲載項目:企業概要、業績推移(2018~2021年度)※不明が企業も含む、事業内容、他
【掲載企業】
<CRO>
(株)アールピーエム、(株)アイコン・ジャパン、(株)アクセライズ、(株)イーエムアイ、(株)イベリカASIA、(株)インクリース研究所、インクロムCRO(株)、(株)インテージヘルスケア、(株)インテリム、エイツーヘルスケア(株)、(株)エスアールエル・メディサーチ、(株)エスアールディ、(株)化合物安全性研究所、(株)コーブリッジ、(株)シーポック、(株)新日本科学PPD、(株)新薬リサーチセンター、3Hクリニカルトライアル(株)、3Hメディソリューション(株)、(株)SOUKEN、デルフィ(株)、DOTワールド(株)、(株)バイオスタティスティカルリサーチ、北武臨床(株)、(株)マイクロン、(株)メディサイエンスプランニング、(株)メドファーマ、メビックス(株)、(株)リニカル
<SMO>
(株)アイロムグループ、(株)アベニュー、(株)アレグロ、(株)イノベイションオブメディカルサービス、(株)医療システム研究所、インクロム(株)、(株)ウェルビー、MDVトライアル(株)、(株)クリニカルサポート、(株)クリニカル・サポート・コーポレーション、クリニプロ(株)、(株)サイトプラス、シーアールシージャパン(株)、3H CTS(株)、セーマ(株)、(株)セキノサイトネット、(株)東京臨床薬理研究所、(株)東北薬理研、トライアドジャパン(株)、ノイエス(株)、(株)プログレス、(株)ヘルスネット、(株)薬理研、YMGサポート(株)
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