2025 従業員エンゲージメント市場
2023年3月期決算以降、有価証券報告書などでの人的資本開示が義務化されたことを受け、「従業員エンゲージメント」という言葉の認知は徐々に広がり、関連するサービスにも注目が集まっている。加えて、人的資本経営に対する企業の関心が一層高まっており、これらサービスの導入は着実に進んでいる。その一方で、従業員エンゲージメントへのアプローチ方法は一層多様化している。「エンゲージメント向上」を謳うサービス・ツールも増加し、導入企業にとっては、どのサービス・ツールを選び、どのように活用すれば実際の成果に結びつくのかがますます分かりづらくなっていることも課題となっている。また、導入企業側では、離職防止、組織の生産性向上、優秀人材の獲得といった差し迫った課題への対応が求められ、従業員エンゲージメントの重要性や、各サービスが提供する価値がそれらの課題解決にどう寄与するのかについての理解・啓発も依然として必要な段階である。広義では、ウェルビーイング等のキーワードとも密接に関係しており、今後の人的資本経営を考える上で注目すべき市場といえる。本資料では、こうした「従業員エンゲージメント」を取り巻く企業や市場の最新動向、課題を整理・分析している。
調査資料詳細データ
調査目的:本レポートでは、日本国内における従業員エンゲージメントに関しての調査を行い、下記を明らかにすることを目的とした。
①従業員エンゲージメント市場の現状と将来展望
②従業員エンゲージメント関連の企業動向
③従業員エンゲージメント関連のプロダクト動向
調査対象:本レポートでは、日本国内において従業員エンゲージメント向上に関わるプロダクト、サービスを展開している企業を調査対象とした。
①従業員エンゲージメント診断・サーベイツール/サービス
②心理的安全性診断・サーベイツール/サービス
③従業員エクスペリエンス関連ツール/サービス
④1on1 運用支援ツール/サービス
⑤社内 SNS 関連ツール/サービス
⑥評価支援ツール/サービス
⑦タレントマネジメントシステム
⑧その他組織変革ツール/サービス
⑨データ分析ツール/サービス
調査方法:
①弊社研究員による面接取材、電話取材
②公的データ収集などの文献調査
③アンケート調査
調査・編集期間:2025年5月~2025年8月
企画・制作:
株式会社矢野経済研究所 コンシューマー・マーケティングユニット
「2025 従業員エンゲージメント市場」プロジェクトチーム
従業員エンゲージメント市場に関する調査を実施(2025年)
2024年の従業員エンゲージメント診断・サーベイクラウドの市場規模は、前年比122.3%の111億円
~エンゲージメント向上施策は大企業だけでなく、中堅・中小企業を含む多くの企業が本格的に導入・実行へ踏み出す段階に~
- マーケットトレンドを読み解く情報が満載!
・エンゲージメントスコア改善の取り組みが本格化。向上施策がより重要に
・対話の「質」と「継続性」が問われる時代へ、多様化するコミュニケーションツール
・タレントマネジメントシステムの止まらぬ多機能化。 - 前回版との違い
・サーベイ、1on1、タレマネ等の関連業界で展開する企業の個票を新たに追加
・企業個票に「AIの活用」についての項目を新たに追加
・2024年~2025年の最新動向を掲載
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