2025~2026年版 フラワー&グリーンビジネス白書

本調査レポートは、花き関連業界(生産・流通・小売)全般にわたる各企業・団体における植物資材の取り扱い実態、販売状況、参入各社の市場戦略を調査・分析することにより、2030年のフラワー&グリーンビジネス市場を展望することを目的として実施する。

発刊日
2025/11/28
体裁
A4 / 372頁
資料コード
C67115300
PDFサイズ
20.3MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:当調査は、花き関連業界(生産・流通・小売)全般に亘る各企業・団体における植物資材の取り扱い実態、販売状況、参入各社の市場戦略を調査・分析することにより、2030 年のフラワー&グリーンビジネス市場を展望することを目的として実施した。
調査対象商品
□植物・関連資材(切花、花壇用苗物、花木、球根、鉢物、芝・グランドカバープランツなど)
□植物関連商品(プリザーブドフラワー、生花祭壇など)
□植物 Web メディア(SNS 運営、情報配信など)
調査対象先
□花き類取扱い企業・団体
種苗メーカー、花き卸売企業、切花類輸入業者、プリザーブドフラワー関連企業、フラワーショップ、量販店・生協、ホームセンター、花き通信販売企業、生花祭壇関連企業、グリーンリース・造園業、Web メディア事業者、など
□農林水産省、業界団体、業界誌
調査項目:目次参照
調査期間:2025 年 8 月~2025 年 11 月
調査方法:弊社専門研究員による直接面接取材及び電話、メールによる間接調査、文献調査
調査企画・製作担当:株式会社矢野経済研究所 フード&ライフサイエンスユニット

資料ポイント
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  • 花卉類の商品分野別動向(2019~2030年(予測))、流通チャネル別の市場動向(2019~2030年(予測))
  • 無店舗型フラワーショップや仲卸のE C 販売についての記載も充実。
  • 緑化事業とその拡大予測について記載強化。
     

このマーケットレポートは、こんな方におすすめ

・多様な分野からなるフラワー&グリーンビジネスの動向についてまとめて把握したい
・花きや植物に関するの新サービス開発に向けた材料を探したい
・フラワー&グリーンビジネスの有力企業の動向を知りたい
 

FAQ

Q:「2025~2026年版 フラワー&グリーンビジネス白書」の調査対象になっている商品は何ですか?
A:切花、花壇用苗物、花木、球根、鉢物、芝・グランドカバープランツ等の「植物・関連資材」とプリザーブドフラワー、生花祭壇といった「植物関連商品」となっています。

Q:「2025~2026年版 フラワー&グリーンビジネス白書」の調査対象になっている企業はどういったところがありますか?
A:以下の事業を行う企業にヒアリングに及び電話、メールによる間接調査、文献調査を行っています。
種苗、花き卸売、切花類輸入、プリザーブドフラワー関連、フラワーショップ、量販店、ホームセンター、花き通信販売、生花祭壇関連、グリーンリース・造園、産直サイト等
 

各章で解決できる課題

「1章 フラワー&グリーンビジネスの現状分析と展望(総論)」では花き類市場全体の動向を把握できます。

「2章 注目業界動向 ~ECの動向、物流問題、SDGs推進、産直、緑化事業~」では花き類市場の様々なトピックについて知ることができます。

「3章 商品分野別市場動向(出荷ベース)」では、花き、鉢物類等、それぞれの商品の動向について知ることができます。

「4章 流通チャネル別の市場動向(小売ベース)」では、花き小売や量販店等、チャネル別の市場動向について知ることができます。

「5章 フラワー&グリーンビジネス関連の最新データ」では卸売市場や輸入花き等の統計データ等を知ることができます。

リサーチ内容

1章 フラワー&グリーンビジネスの現状分析と展望(総論)
 
1.花き類の産出(出荷)額推移
  (1)花き類の産出額推移(2019~2025年(見込))
  ~コスト上昇等で花き類生産量は減少傾向~
  (2)品目別構成比(2025年見込)~産出額は切花・鉢物で花き類の8割を占める~
  (3)花き類の産出(出荷)額予測(2026~2030年(予測))~緑化事業等が追い風に~
2.花き類の市場規模推移(小売ベース)
  (1)花き類の市場規模推移(2019~2025年(見込))~ホームユース需要が定着~
  (2)販売チャネル別構成比(2025年見込)~花き小売店が5割弱を占める~
  (3)需要分野別市場構成比(2025年見込)~業務用の割合が2.5ポイント増加~
  (4)花き類の市場規模予測(小売ベース)(2026~2030年(予測))
  ~緑化事業の伸長に期待~
 
2章 注目業界動向 ~ECの動向、物流問題、SDGs推進、産直、緑化事業~
 
1.花き小売を中心とした業界動向 ~業界内外での業務提携の動きが活発化~
  (1)花き小売店売上高ランキング ~上位2社の売上は100億円超~
  (2)花き業界における業務提携等の動き ~業界内・外で連携の動きが広まる~
  (3)花き業界における倒産事例 ~生産者・市場・小売と中小規模を中心に販売不振が影響~
2.花き市場におけるECの動向 ~花き販売でも存在感を増すEC販売~
  (1)EC市場全体の動向 ~物販分野のEC化率は10%に迫る~
  (2)参入企業におけるECの取組動向 ~花初心者の購入の入口に~
  (3)花き類市場規模(小売ベース)におけるEC市場規模推移(2016~2030年予測)
3.実店舗なしの花き小売りECサイト ~いつでも花を気軽に購入でき花のある生活を実現~
  (1)FLOWER株式会社 ~2,000円台から購入できる「ロスレスブーケ」を専用アプリで販売~
  (2)株式会社Domuz(ドムズ)~観葉植物を軸に成長、自分用の花き販売アプリもリリース~
  (3)ユーザーライク株式会社
  ~サブスクに加えてギフト中心のEC「ブルーミーストア」を運営~
4.花き仲卸ECサイト ~PCやスマートフォン経由で仕入可能、翌日には受け取りも~
  (1)株式会社hanami(ハナミ)~九州の老舗花き仲卸のECサイトCarryを運営~
  (2)株式会社 自由が丘フラワーズ~国内最大級の卸売販売サイトはなどんやアソシエを運営~
  (3)株式会社シフラ ~インターネット花市場「ハナスタ」を運営~
5.花きのサブスクリプションサービス ~利用者の8割は花の初心者~
  (1)花きのサブスクリプションサービスの市場規模推移 ~2025年度は29億円を見込む~
  (2)参入企業のサブスクリプションサービス取組動向
  ~仏花やドライフラワー等のサブスクも~
6.花き業界の物流に関する課題
  (1)物流業界の現状と課題 ~運行時間は短縮されたが荷待時間は2024年以前の水準のまま~
  (2)物流問題に対する花き園芸業界の取組 ~輸送は依然として業界全体の課題~
    ①花き園芸業界の物流効率化の取組 ~JF鶴見花きなど3市場の集荷の集約化の動きも~
    ②中継地点のハブセンターの運用事例 ~三和陸運による中継輸送やモーダルシフトの取組~
  (3)花き業界における物流の課題および解決策 ~花・鉢物の輸送がさらに困難になる懸念も~
7.SDGsへの取組 ~花の国協議会のSDGsへの取組には100社を超える企業が参加~
  (1)プラスチック・スマートの取組 ~フラワー&グリーン関連企業の取組もみられる~
    ①国内外でプラスチック資源循環の取組が加速
    ~2025年時点の登録事例は3,000件を超す~
    ②プラスチック・スマートの取組事例
    ~アパレル企業の衣料のリサイクル培地「TUTTI」~
    ③花き関連市場における脱プラ減プラの動き
    ~ユーザーへラッピング資材の簡略化を提案~
  (2)花き園芸業界におけるフラワーロスの発生状況 ~ドライフラワー等に活用事例も~
  (3)花き園芸事業者のSDGsに対する取組 ~生産現場や小売商品等への対応が進む~
8.一般社団法人 花の国日本協議会 ~過去最大の300名が参加したフラワーサミット2025~
9.産直サイトでの花き販売 ~生産者やJAが消費者に直接販売することで2~3割安価に~
10.行政の緑化支援の状況 ~生垣や屋上緑化等に対して各自治体が補助金を支給~
11.バイオフィリックデザイン
  ~植物等を活用し、ウェルビーイングにつながる空間を作る~
12.2027年国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」~1,500万人の来場を予定~
 
3章 商品分野別市場動向(出荷ベース)
 
1.切花 ~供給不足等から価格は高止まり~
  (1)商品トレンドと参入企業動向(2019~2025年見込)
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年予測)
2.鉢物 ~異業種参入やホームセンターのインテリアグリーン強化の動きも~
  (1)商品トレンドと参入企業動向(2019~2025年見込)
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年予測)
3.花壇用苗物 ~SNSを活用しユーザーとのコミュニケーションで市場を活性化する動きも~
  (1)商品トレンドと参入企業動向(2019~2025年見込)
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年予測)
4.花木 ~グリーンインフラとしての緑化を推進する自治体も~
  (1)商品トレンドと参入企業動向(2019~2025年見込)
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年予測)
5.球根 ~輸入球根の価格高騰から国産回帰の動きも~
  (1)商品トレンドと参入企業動向(2019~2025年見込)
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年予測)
6.芝・地被類 ~グランドカバープランツとして道路周辺や商業施設等でも活用~
  (1)商品トレンドと参入企業動向(2019~2025年見込)
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年予測)
 
4章 流通チャネル別の市場動向(小売ベース)
 
1.小売店 ~量販店へのシフトに対抗するには、小売店の特色を打ち出すことが必要~
  (1)小売店の花き市場規模推移と参入企業動向(2019~2025年(見込))
    ①フラワーショップ
    ②EC
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年(予測))
    ①フラワーショップ
    ②EC
2.量販店 ~メルシーフラワーではスーパーの人手不足に対応して花の「委託販売」を強化~
  (1)量販店の花き市場の推移と参入企業動向(2019~2025年(見込))
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年(予測))
3.ホームセンター ~コメリでは花束加工の「フレッシュマネジメントセンター」を展開~
  (1)ホームセンターの花き市場の推移と参入企業動向(2019~2025年(見込))
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年(予測))
4.リース・レンタル業 ~ユニバーサル園芸社が観葉植物生花のレンタルを展開~
  (1)リース・レンタル業の花き市場の推移と参入企業動向(2019~2025年(見込))
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年(予測))
5.造園・緑化業 ~パーク・コーポレーションは公園等のプロデュースブランドをリリース~
  (1)市場の推移と参入企業動向(2019~2025年(見込))
  (2)現状の課題点と市場見通し(2026~2030年(予測))
 
5章 フラワー&グリーンビジネス関連の最新データ
 
1.花き卸市場の現状
  (1)花き卸売市場取扱高推移(2007~2024年) ~花き卸売市場取扱高は2年連続の減少~
  (2)花き卸売市場(業者)取扱高ランキング ~大田花きとFAJが取扱金額で抜きん出る~
  (3)2024年度の大田花き、フラワーオークションジャパンの取扱状況
    ~いずれも切花がメイン~
  (4)注目卸売業の市場戦略 ~システム導入等によって効率化を進める~
    ①大手有力卸売企業の市場戦略
    ②インターネット花き流通
    ③切花の乾式・湿式流通
    ④輸出切花の動向
2.花・植木小売業の動向 ~花・植木の販売額は減少傾向、経営組織数は横ばい~
  (1)花・植木小売業の年間総販売額推移(1985~2024年)
  (2)花・植木小売業の経営組織数の推移(2019~2024年)
3.1世帯あたりの支出額の推移 ~切花・園芸用植物共に支出額は減少傾向~
  (1)花・園芸品・園芸用品の1世帯当たりの年間支出額推移(2007~2024年)
  (2)園芸用植物、園芸用品の1世帯当たりの年間支出額ベスト10
  (県庁所在地都市別:2024年)
4.輸入切花市場の動向 ~国内の輸入切花・切葉のシェアは2割に達する~
  (1)国内切花市場における輸入切花のポジショニング
    ①統計的な位置づけ
    ②輸入切花の役割と機能
  (2)輸入切花の市場規模推移(2018~2024年)
  (3)切花の品種別・国別輸入状況
    ①輸入切花国別ランキング(2024年)
    ②輸入切花の品種別構成比
5.プリザーブドフラワー市場の動向 ~花材から苔・芝・壁面緑化まで用途拡大~
  (1)プリザーブドフラワーの市場概況 ~定義と歴史・特長・直近の動向とトレンドを紹介~
    ①プリザーブドフラワーとは
    ~生花を特殊加工し、長期保存可能にした製品~
    ②プリザーブドフラワーの特長とウィークポイント
    ~水やり不要で数年保つが湿気・直射日光に弱い~
    ③直近の動向・トレンド
    ~仏花や壁面緑化向けに加え、若年層向けカジュアル商品も新発売~
    ④プリザーブドフラワーの歴史
    ~欧州発の技術が日本でも普及、花や苔・芝にも展開拡大~
  (2)主要参入企業動向 ~製造・卸・小売の主要プレイヤー一覧(12社)~
  (3)プリザーブドフラワー業界の主なブランド ~国内外主要ブランドの特徴と取扱い企業~
  (4)業界の流通フロー ~製造から消費者までの流通経路~
  (5)プリザーブドフラワー市場の現状と今後の市場展望 
    ~市場縮小も仏花・グリーン需要が下支え~
    ①プリザーブドフラワー国内市場規模(2025年度:メーカー出荷価格ベース)
    ~スクール需要減も仏花が安定~
    ②プリザーブドフラワー市場規模(2025年度:末端市場)
    ~EC・通信販売が成長チャネルとして需要を支える~
    ③今後の市場展望
    ~好調の仏花・若年層向け新商品・グリーン商品で新規需要開拓へ~
6.葬儀業界における生花市場 ~生花祭壇が普及、葬儀における生花市場は拡大傾向~
  (1)葬儀における生花関連分野を取り巻く状況~葬儀業務売上に占める生花の割合は約1割~
  (2)生花祭壇市場の推計 ~生花祭壇の普及率は4割以上あるとみられる~
    ①生花祭壇の浸透状況
    ②葬儀における生花市場の区分と周辺状況
    ③葬儀における生花市場の試算
  (3)葬儀における生花市場規模の推移~死亡数の増加に伴い葬儀の生花市場規模は拡大傾向~
7.フラワーギフト ~Z世代の間で成人式や卒業式で花を贈り合う流行が広まる~
  (1)フラワーギフトの市場概況
  (2)商品の特徴
 
6章 有力参入企業の個別動向
 
<種苗>
カネコ種苗株式会社
~市場のニーズに合わせた花き・野菜苗等を開発~
 
株式会社サカタのタネ
~確かな成果を生む研究開発・生産・販売でプレゼンスを発揮~
 
サントリーフラワーズ株式会社 
~園芸のトータル提案、生活者と季節ごとに合わせたMD戦略の構築強化と推進~
 
<輸入商社>
株式会社クラシック
~安定的で高品質な花き輸入により「クラシック」切花ブランドの向上を図る~
 
株式会社クリエイト
~植物の輸出入・卸売からプリザーブドフラワー加工・ドライフラワー生産販売も~
 
<卸売市場>
株式会社大田花き
~社会インフラである卸売市場運営会社として、新常態に対応した提案に取組む~
 
豊明花き株式会社
~花き流通プラットフォーム「ミライノミドリ」で付加価値情報を直接提案~
 
株式会社フラワーオークションジャパン
~ストックポイントを活用したリレー配送の試験を実施~
 
<小売>
株式会社花恋人
~2030年に100店舗体制、総売上高50億円を目指す~
 
コーナン商事株式会社
~2024年に都市型新コンセプト店舗「gardens umekita」を出店~
 
株式会社コメリ
~2028年3月期営業収益4,500億円目標、出店加速と物流、PB強化を推進~
 
株式会社パーク・コーポレーション
~「Living With Flowers Every Day」をテーマに花がある毎日を提案~
 
花キューピット株式会社
~全国の生花店をネットワークし、長距離輸送を伴わない花贈りでCO₂排出を抑制~
 
株式会社バロックジャパンリミテッド
~花きや植物と他業種との掛け合わせにより、需要の裾野拡大を期待~
 
株式会社日比谷花壇
~ブライダル、フラワーギフト、葬儀、地域創生等、花と緑に関する事業を広く展開~
 
株式会社medelu
~運営する花の定期便の会員数は増加傾向、ブーケやフラワーギフトも販売~
 
株式会社メルシーフラワー
~売場の専門店化を推進、SNS等の情報発信にも力を入れファンの裾野拡大へ~
 
株式会社ヤオコー
~国内スーパー初の「花持ち保証販売」と花部門の育成強化により切花の消費拡大に寄与~
 
ユーザーライク株式会社
~物流体制の構築やSDGsにも積極的に取組み、最先端を走るサブスク企業に~
 
<プリザーブドフラワー>
株式会社大地農園
~グリーン系の需要が堅調な企画案件を強化、海外市場の開拓も注力~
 
モノ・インターナショナル株式会社
~手入れ不要で高級感のあるプリザーブドフラワーの仏花が好調~
 
<その他>
アートグリーン株式会社
~種苗生産から販売・流通に至るまでさまざまなサービスを提供~
 
インパック株式会社
~花き用スリーブ(生花用袋)シェア5割、花き加工機器シェア9割にのぼる~
 
GreenSnap株式会社
~次代の「みどりのインフラ」をつくることをミッションとしてSNS、AIを活用~
 
株式会社ビューティカダンホールディングス
~冠婚葬祭を中心に需要は堅調、生産から流通までを一貫して支える体制づくりを進める~
 
株式会社RIN
~「花のある生活を文化にする」ことをミッションとし花を通した豊かさの向上を目指す~

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