【カモつぶ】タイニーハウス ~空間の機能をシンプルにする~


【店員もいない商品の陳列もない試着室が街中にできるカモ】 みなさんは「300ドルハウス」という住宅建設プロジェクトについて聞いたことがありますか?

これは『リバース・イノベーション』(新興国の事情を元に生まれた商品・サービスが富裕国で受け入れられるという従来とは逆のイノベーションの流れ)の著者であるビジャイ・ゴビンダラジャン氏が推進してる貧困者向け超低価格住宅の設計・建設コンテストです。インドなど貧困層が多く暮らしている国において安価で質の高い住宅を供給しようとするプロジェクトです。

このような貧困層向けの取り組みもあれば、米国では数年前から“タイニーハウス”ムーブメントが起こっています。なるべく多くのモノを所有せず、シンプルな暮らしを望み、大きな家ではなく、トレーラーハウスなど小さな家に住むことを選択するという動きです。
日本でも、“タイニーハウス”や“スモールハウス”で住むミニマムな暮らしが一部の人々に注目されており、クラウドファンディングで「YADOKARI」がスモールハウスプロジェクトを発表したり、「小屋展示場」が開催されたりしています。

これらは、貧困者における質の高い住宅が不足しているという社会的課題と、大量消費に疑問を持った人々がミニマムなモノを重要視しつつあるという全く逆の側面から生まれた動きではありますが、両サイドから住む人の身の丈にあったシンプルでコンパクトな住宅が求められているということですね。

“タイニーハウス”は本当に必要なものだけを残し、シンプルな暮らしをするというコンセプトから始まっているので、新しい消費の話とは相反するかもしれませんが、ミニマムな機能を備えた施設として試着室だけの店舗が考えられます。
一部でそういった取り組みをしている店舗がありましたが、人件費、場所代といったコストの低減が期待できます。将来は店員もいない商品の陳列もない試着だけができる空間が街のあちこちにできている“カモ”しれませんね。

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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?

kamo4

「300ドルハウス」については未来創造サイトのユニークビジネス集で取り上げています。


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