モーニングCROSS週間ランキング18.3.26 – 18.3.30

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2018年3月30日 | ランキング

週間ランキング

28日、参議院本会議にて与党などの賛成多数で政府の2018年度予算が可決、成立しました。新年度予算の総額は高齢化の影響で増加する社会保障費や北朝鮮のミサイル対策などを盛り込んだ防衛費などが過去最大となり、総額は97兆7128億円で、過去最大を更新しました。しかし、野党側は引き続き、財務省の決裁文書改ざん問題を追及する構えで、安倍政権の最重要法案と位置づける「働き方改革関連法案」などの成立の見通しは立っていません。
今週のニュースランキングは以下となります。
 

順位
ニュースグループ
クチコミ数
1位
佐川氏 証人喚問
145,905
2位
金正恩 習近平
86,899
3位
18年度予算 成立
35,946
4位
京大 軍事研究
19,932
5位
ロシア外交官 追放
19,913
6位
銃規制 デモ
19,424
7位
道徳 教科書検定
11,056
8位
東芝 サザエさん
9,924
9位
ミッドタウン日比谷 開業
9,350
10位
ワンセグ携帯 受信契約義務
8,885

未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント

■自動運転社会の実現にむけて。問われるのは運転“技能”の向上

2020年の実用化に向けて政府は自動運転に関する法整備の大綱案を取りまとめた。2018年夏までに装備や走行条件に関するガイドラインを策定すること、ドライブレコーダー等の走行データ記録装置の搭載義務化などが盛り込まれる。

大手自動車、グローバルIT企業を筆頭に自動運転の実用化競争は熾烈化している。そうした中、3月18日、自動運転車によるはじめての死亡事故が起きた。米アリゾナ州はウーバーに対する実験認可の取り消しを発表、トヨタも北米での一時的な実験自粛を決めるなど業界に衝撃が走った。
とは言え、自動運転への流れが変わることはない。独アウディは世界ではじめて「レベル3」(条件付自動運転)を搭載した上級モデルを今年から市場投入する。技術は確実に今回の事故を乗り越えるだろう。

一方、走行基準に関するルールづくりの遅れは否めない。国内では「自動運転車両への免許制度」の提唱もなされ始めた。道交法を遵守し、交通安全ルールに従って運転操作ができるか、について最低限の基準を設けそれを公的に認証する、ということだ。一理ある。ただ、ハードウェアとしての技術基準と交通ルールやマナーなどソフトにおける技術的洗練をどのレベルで評価づけるのか、容易な作業ではないだろう。
いずれにせよレベル4(高度自動運転)は既に技術的には射程内にある。今後、問われるのはまさに“技能”の向上である。車両の外側にある運行支援システムはもちろん、社会全体での受け入れ体制づくりが必須であろう。レベル3のその先を見据えたレギュレーションや社会規範をどう作ってゆくのか、日本のイニシアティブに期待したい。

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