モーニングCROSS週間ランキング16.12.18 – 16.12.22

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2016年12月23日 | ランキング

週間ランキング

13日に発生した米軍輸送機オスプレイによる沖縄県名護市沿岸での大破した事故。19日に普天間飛行場で飛行を再開しました。日本政府は17日に飛行再開を認める方針を固めましたが、沖縄県側は激しく反発しています。米軍によりますと、事故を起こしたオスプレイはプロペラが損傷した状態で着水に失敗し大破したということで、オスプレイの設計や構造が原因ではないと説明しています。国が沖縄県を訴えた辺野古埋め立て訴訟も沖縄県側の敗訴が確定し、オスプレイや基地問題などで沖縄が揺れています。県側の一貫した反対への姿勢、今後の動向に注目です。
今週のニュースランキングは以下となります。
 

順位
ニュースグループ
クチコミ数
1位
糸魚川 大規模火災
73,524
2位
ロシア大使 死亡
68,443
3位
ASKA 不起訴
55,986
4位
ベルリン トラック突入
37,151
5位
動物撲殺 投稿
29,622
6位
ベビースター 3代目キャラ
28,866
7位
オスプレイ 飛行再開
25,956
8位
出生数? 100万人割れ
24,239
9位
入浴剤 死亡
22,278
10位
イプシロン2号機 打ち上げ成功
22,136

未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント

■もんじゅ、廃炉。長い夢は終わった。

発電しながら燃料を生み出す、夢の原子炉「もんじゅ」の廃炉が決まった。1994年の初臨界から22年、相次ぐトラブルのため稼動日数はわずか200日、毎年200億円以上の維持費が投下され、再開には少なくとも8年の準備期間と5400億円の追加費用が必要とされる。一方、運営者である日本原子力研究開発機構はその杜撰な安全管理体制をもって原子力規制委員会から「運営者として不適切」との烙印を押されたままである。
こうした経緯と状況を鑑みると総額1兆円を越える国費を投入してきた「もんじゅ」の夢はとうの昔に潰えていたと言える。

廃炉には今後4000億円近くの費用が必要となる。しかし、事故処理に20兆円もの費用がかかる福島の現実を突きつけられた国民にとって、それはむしろ合理的な判断と映るだろう。国際的なウランの需給見通し、次世代エネルギーの成長可能性といった点からも「もんじゅ」に対する追加投資の大義は見つけにくい。

原子力技術を引き継ぎ、高度な研究体制を維持することに異論はない。再稼動の賛否を越えて私たちはその社会的コストを引き受ける責任がある。とは言え、日本の原子力政策が重大な岐路にあることは間違いない。従来路線のまま「高速炉の開発は維持する」(政府)では、夢から覚めることはできない。今、私たちは未完の巨大技術に対する夢を捨て、原子力の新たな可能性とエネルギーの新たな未来を構想すべき時にある。

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