「OTC市場に関する調査を実施(2022年)」に関する矢野経済研究所のマーケットデータをご紹介します。

マーケットレポート
2022年版 OTC市場の展望と戦略

価格(税込):132,000円(本体価格 120,000円)
「2022年版 OTC市場の展望と戦略」に関するマーケットデータを詳細にまとめた資料です。
市場動向、企業動向など、詳細なデータ・解説など、事業戦略の強力な武器となる情報が満載の書籍です。

掲載内容

全250ページ
掲載内容
OPEN ▼

調査結果のポイント

第1章 OTC市場の展望と戦略

1.OTC市場の動向
  ・2021年のOTC市場は前年比0.1%増の8,380億円と推測
    【図】OTC市場規模推移と予測(2007年~2025年)
2.OTCメーカーの動向と戦略
  ・大正製薬ホールディングスのセルフメディケーション事業は国内が堅調、海外は好調を維持。
   2022年3月期の国内売上高は4.0%増の1,279億円
  ・主力品が復調しロート製薬は回復、第一三共ヘルスケアは伸び悩む
    【表】OTC主要11薬効の市場規模推移と予測(2011~2025年)
  ・ライオン、久光製薬は堅調推移。エーザイ、ゼリア新薬工業は苦戦を強いられる
    【表】主要企業のOTC関連売上高推移(2016年度~2021年度)
  ・基本戦略は既存ブランドの拡大と新ブランドの育成。
   新規カテゴリーではスキンケア分野、新規事業は通信販売と海外展開に注力
  ・既存チャネルに次ぐ新規チャネルの育成に向け、
   健康食品や化粧品を中心に通信販売事業を強化
  ・大正製薬の海外OTC事業は、インドネシア、タイ、
   マレーシア、フィリピン、ベトナムの5ヵ国を中心に展開
  ・佐藤製薬の海外事業はアジア地域を中心に北米、ヨーロッパに7拠点
   中国ではEコマースなど効率的な販路も視野に入れた販売体制の構築を進める
  ・第一三共ヘルスケアは中国やタイで「ミノン アミノモイスト」シリーズを販売
3.OTC市場の展望
  ・新製品開発ではコンシューマーヘルスケア全般からの視点による
   取り組みが重要。目薬や解熱鎮痛剤は、高機能・高価格帯製品が市場を活性化
  ・女性向け商品の他、高齢者需要を見込んだ製品や新たな切り口による訴求に期待
  ・2017年から導入されたセルフメディケーション税制、
   消費者の認知度向上が課題
  ・新型コロナウイルス感染症拡大によるインバウンド需要減少で、国内市場の
   活性化が急務。OTCによるセルフメディケーション推進の重要性高まる

第2章 主要・有望OTC市場の実態と中期予測

1.総合感冒薬
  ・新型コロナウイルス感染症拡大によるマスク徹底等の影響で市場は苦戦が続く。
   セルフメディケーション推進策普及が課題
    【図】総合感冒薬市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】総合感冒薬シェア(2021年)
2.ドリンク剤・ミニドリンク剤
  ・効能表示変更や新製品投入など積極展開図るも市場トレンドは漸減傾向
   若年層や女性の未使用層など新規顧客開拓が不可欠
    【図】ドリンク剤・ミニドリンク剤市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】ドリンク剤・ミニドリンク剤シェア(2021年)
3.ビタミン剤
  ・健康志向の高まりで一定の需要継続もインバウンド需要減や
   サプリとの競合で市場は停滞。国内需要の喚起が課題
    【図】ビタミン剤市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】ビタミン剤シェア(2021年)
4.胃腸薬
  ・暴飲暴食に対するニーズは減少傾向の一方、胃腸症状に悩む消費者ニーズは
   多様化。症状別訴求と情報提供による潜在需要の掘り起しに課題
    【図】胃腸薬市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】胃腸薬シェア(2021年)
5.整腸薬・止瀉薬
  ・インバウンド需要減少で市場は増加傾向から微増へ。市場成長には、
   高齢者層を中心とした腸内環境改善訴求による潜在需要喚起が課題
    【図】整腸薬・止瀉薬市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】整腸薬・止瀉薬シェア(2021年)
6.解熱鎮痛剤
  ・ワクチン副反応への特需もあり市場拡大。成長継続には頭痛、生理痛以外の
   腰痛、関節痛など幅広い年齢層に対する多様な痛みへの訴求が課題
    【図】解熱鎮痛剤市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】解熱鎮痛剤シェア(2021年)
7.目薬
  ・インバウンド需要減少で市場は縮小。成長持続には。
   引き続き新規需要開拓による国内需要の拡大が不可欠  80 
    【図】目薬市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】目薬シェア(2021年)
8.パップ剤・プラスター
  ・インバウンド需要減少で市場は不透明。継続的な市場拡大には
   医療用からOTCへの需要取り込み、新規顧客開拓が不可欠
    【図】パップ剤・プラスター市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】パップ剤・プラスターシェア(2021年)
9.水虫薬
  ・市場は縮小傾向で継続。女性需要の掘り起こしが課題。
   フットケア関連製品全体としての情報提供や売り場づくりに可能性も
    【図】水虫薬市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】水虫薬シェア(2021年)
10.便秘薬
  ・新規顧客開拓が進展し近年は一定の売上が継続。市場成長の継続には、
   引き続き認知度向上と適切な使用方法の提案が不可欠
    【図】便秘薬市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】便秘薬シェア(2021年)
11.痔疾用薬
  ・潜在需要の開拓が進まず市場は漸減傾向。成長には店頭での相談機能強化が
   不可欠。注入と塗布の2つの使い方が可能な注入軟膏の成長に期待
    【図】痔疾用薬市場規模推移と予測(2016年~2025年)
    【図】痔疾用薬シェア(2021年)

第3章 主要メーカーのOTC戦略

1.アリナミン製薬(株)
  ・OTC医薬品、通販チャネル等の投資を実施。
   新会社として、新たなスタートを切った今後の事業展開に注目が集まる
    【図】売上高推移
2.エーザイ(株)
  ・「チョコラBB」ブランドの好調推移で二桁増収
   2017年9月に台湾で「チョコラBBプラス」を発売、アジアでの本格展開を推進
    【図】薬粧部門売上高推移
3.エスエス製薬(株)
  ・サノフィ傘下への移行から3年半が経過。「解熱鎮痛剤」
   「風邪&咳、アレルギー」「胃腸薬・便秘」「生活改善」の4カテゴリーに重点
    【図】コンシューマーヘルスケア部門売上高推移
4.グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン(株)
  ・2022年中にGSK事業分離により新会社「Haleon」へ。
   日本市場で存在感を示すべく事業展開を進める
5.小林製薬(株)
  ・中期経営計画では既存事業のレベルアップを重点の一つに。
   開発は免疫、温熱、認知症等にリソースを集中。
    【図】OTC部門売上高推移
6.佐藤製薬(株)
  ・「ユンケル」「アセス」「ストナ」など主力ブランドの拡大に重点
   業態別の取り組み強化へ営業組織を再編、SMに対する営業活動も強化
    【図】OTC関連売上高推移
7.参天製薬(株)
  ・インバウンド需要が落ち込み、売上高は一定の規模に留まる。
   医療用点眼薬のトップ企業として独自商品の創出目指す
    【図】OTC部門売上高推移
8.シオノギヘルスケア(株)
  ・ココロとカラダの両面に対してセルフケアを提供する
   ライフサポーターを目標に、さらなる成長を目指す
    【図】売上高推移
9.ゼリア新薬工業(株)
  ・「ヘパリーゼ群」一定回復も、「コンドロイチン群」は競争激化で苦戦
   主力製品のブランド力向上と西洋ハーブ製剤の市場構築を推進
    【図】コンシューマーヘルスケア部門売上高推移
10.第一三共ヘルスケア(株)
  ・「ミノン」「トランシーノ」「ロキソニンS」など主力ブランドが一定推移も、
   2022年3月期売上高は前期比3.7%減の647億円に留まる
    【図】売上高推移
11.大幸薬品(株)
  ・「正露丸クイックC」で若年層を開拓し市場活性化への寄与を期待。
   一般用「クレベリン」は市場大幅縮小で感染管理事業は苦戦続く
    【図】売上高推移
12.大正製薬(株)
  ・企業価値の最大化に向け、引き続き国内は需要創造と強固なブランド作りの
   活動を強化。海外は既進出地域におけるプレゼンスの向上に注力
    【図】セルフメディケーション部門売上高推移
13.大鵬薬品工業(株)
  ・当面の目標である売上高300億円の達成へ、「チオビタ」
   「ソルマック」を主軸にした既存ブランドの拡大と新製品開発に注力
    【図】ヘルスケア部門売上高推移
14.久光製薬(株)
  ・前年の苦戦から一定程度回復。一般用医薬品事業への注力を継続。国内は
   新領域への積極的な進出、商品改良、市場内におけるプレゼンス向上に重点
    【図】OTC部門売上高推移
15.ライオン(株)
  ・インバウンド減少続き点眼剤が苦戦続くも、解熱鎮痛剤が好調に推移。
   セルフメディケーションの拡大含め、新たな需要喚起を目指す
    【図】薬品部門売上高推移
16.ロート製薬(株)
  ・スキンケア、アイケア、内服・食品関連の各カテゴリーとも好調推移
   消費マインドの回復等により大幅増収を達成
    【図】売上高推移

第4章 企業別個票

個表索引
 
〔ア〕
アース製薬、浅田飴、アサヒグループ食品、アスゲン製薬、阿蘇製薬、天藤製薬、アラクス、有川製薬、アリナミンファーマテック、アロエ製薬、池田模範堂、池田薬品工業、イスクラ産業、伊丹製薬、イチジク製薬、井藤漢方製薬、犬伏製薬、岩城製薬、牛津製薬、うすき製薬、ウチダ和漢薬、宇津救命丸、エムジーファーマ、オーヤラックス、オール薬品工業、近江兄弟社、大石膏盛堂、大木製薬、大草薬品、大杉製薬、太田胃散、大塚製薬、大塚製薬工場、大峰堂薬品工業、岡山大鵬薬品、奥田又右衛門膏本舗
 
〔カ〕
カーヤ、カイゲンファーマ、兼一薬品工業、亀田利三郎薬舗、河合製薬、北日本製薬、キップ薬品、救急薬品工業、救心製薬、京都薬品工業、協同薬品工業、共立薬品工業、杏林製薬、キョーリンリメディオ、協和新薬、キョクトウ、金冠堂、金陽製薬、クラシエ製薬、健栄製薬、廣貫堂、皇漢堂製薬、廣昌堂、興和、国民製薬、小堺製薬、小太郎漢方製薬、小林化工、小林薬品工業、米田薬品工業
 
〔サ〕
西海製薬、再春館製薬所、剤盛堂薬品、栄新薬、阪本漢法製薬、笹岡薬品、佐藤薬品工業、サラヤ、三恵製薬、サンケミファ、三光丸、サンノーバ、三宝製薬、ジェーピーエス製薬、滋賀県製薬、資生堂、至誠堂製薬、ジャパンメディック、昭和製薬、白石薬品、新新薬品工業、仁生堂、新生薬品工業、伸和製薬、翠松堂製薬、スノーデン、生晃栄養薬品、ゼネル薬品工業、千寿製薬、全薬工業、ゾンネボード製薬
 
〔タ〕
ダイト、ダンヘルスケア、第一薬品工業、大協薬品工業、大晃生薬、大昭製薬、大東製薬工業、大同薬品工業、大和生物研究所、大和製薬、高市製薬、高砂薬業、建林松鶴堂、田辺三菱製薬、玉川衛材、田村薬品工業、丹平製薬、中央薬品、中外医薬生産、中京医薬品、中新薬業、ツムラ、テイカ製薬、帝國製薬、東亜薬品、東京甲子社、東光薬品工業、東興薬品工業、同仁医薬化工、東洋カプセル、東洋漢方製薬、東洋薬行、常盤薬品工業、トクホン、栃本天海堂、富山めぐみ製薬
 
〔ナ〕
長野県製薬、日新製薬(山形)、日新製薬(滋賀)、日新薬品工業、日水製薬、日東メディック、日東薬品工業、日邦薬品工業、日本製薬、日本製薬工業、日本臓器製薬、日本薬剤、日本薬品、日本薬品工業
 
〔ハ〕
パナケイア製薬、万協製薬、パンビー製薬、ビオフェルミン製薬、ビオメディクス、備前化成、ビタエックス薬品工業、日野製薬、日野薬品工業、樋屋製薬、福井製薬、福地製薬、ホーユー、芳香園製薬、堀井薬品工業、本草製薬
 
〔マ〕
前田薬品工業、松田医薬品、松田薬品工業、松本製薬工業、摩耶堂製薬、丸石製薬、マルホ、萬金薬品工業、御木本製薬、ミズホメディー、ミヤリサン製薬、ムネ製薬、明治、明治製薬、明治薬品、メルスモン製薬、森田薬品工業
 
〔ヤ〕
薬王製薬、ヤクハン製薬、八ツ目製薬、山崎帝国堂、山善製薬、山本漢方製薬、ユースキン製薬、祐徳薬品工業、雪の元本店、陽進堂、養命酒製造、吉田薬品工業、米田薬品
 
〔ラ〕
リードケミカル、理研化学工業、理研新薬、リバテープ製薬、龍角散、老舗恵命堂
 
〔ワ〕
ワカサ、わかもと製薬、和漢薬研究所、湧永製薬、ワダカルシウム製薬

ショートレポート
「2022年版 OTC市場の展望と戦略」の概要版

価格(税込):1,100円(本体価格 1,000円)
「2022年版 OTC市場の展望と戦略(2022年発刊、税込132,000円」の一部の内容についての概要をまとめたリーズナブルな資料です。 右記マーケットレポートの入門的な情報としてご活用ください。

掲載内容

全5ページ
掲載内容
OPEN ▼
1.市場概要 ※1

2.セグメント別動向
 総合感冒薬
 解熱鎮痛剤

3.注目トピック
  市場回復には、OTCによるセルフメディケーション推進など国内市場の活性化が急務へ ※1


4.将来展望 ※2

掲載図表
  • 国内OTC市場規模推移と予測 ※1
  •  ※データ掲載年:2007~2021年実績、2022~2025年予測

※本レポートは、2022年発刊の「2022年版 OTC市場の展望と戦略」を元に作成しています。

※1…プレスリリースにて無料公開中です
※2…プレスリリースにて一部無料公開中です