プレスリリース
No.2112
2019/07/17

2018年のAMOLEDパネル世界出荷枚数は前年比113.8%の5億576万枚、二桁成長の見込
~スマートフォン向けに加え、面積や材料使用量の拡大が見込まれるTV向けAMOLEDパネル市場が急拡大の見通し~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、AMOLEDパネル及び主要部材の世界市場を調査し、製品セグメント別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。

AMOLEDパネル 世界市場規模推移と予測
AMOLEDパネル 世界市場規模推移と予測

1.市場概況

AMOLEDパネルは、サムスン電子(以下、SEC)と中国スマートフォンメーカーに加え、Appleのスマートフォン向け採用により世界出荷枚数が拡大している。また、スマートフォン向け以外に、スマートウォッチやタブレットPC、TV等の用途向けにもAMOLEDパネルの搭載が進展しており、2018年のAMOLEDパネル世界市場(メーカー出荷数量ベース)は前年比113.8%の5億575万5,000枚と二桁成長に転じる見込みである。

2.注目トピック

スマートフォン向けAMOLEDパネルの採用動向

2019年のAMOLEDパネル世界出荷枚数は、スマートフォンのミドルエンド品向けのRigid OLEDパネルに加え、Flexible OLEDパネルの採用拡大に伴い、2018年に続き二桁成長を予測する。
最近、スマートフォンはカメラ機能の強化に加え、デザイン性を重視した端末の開発が進んでいる。スマートフォンメーカー各社は、ベゼルレスやフルスクリーン等のデザイン性を強化した開発トレンドを継続しているほか、新たにFoldableスマートフォンの開発も進展しており、スマートフォン向けに折り曲げ等が可能なFlexible OLEDパネルの需要が拡大していることが好材料となっている。

3.将来展望

スマートフォン向けでは、ミドルエンド品向けのRigid OLEDパネルに加え、ベゼルレスやフルスクリーン端末向けにFlexible OLEDパネル、折り曲げが可能なFoldableスマートフォン向けにAMOLEDパネルの採用が始まる見込みで、AMOLEDパネルの需要は拡大する見通しである。市場拡大を見据えて、サムスンディスプレイ(以下、SDC)に加え、LGディスプレイ(以下、LGD)やBOE Technology Group(BOE)等のパネルメーカーが2019年よりFlexible OLEDパネルの本格生産に踏み切っている。
さらに、OLED-TV向けAMOLEDパネルの需要も拡大しており、同パネルの能力増強を進めるLGDに加え、SDCが大型AMOLEDパネルの市場参入を目指しTV向けQD-OLEDの開発を進めている。
搭載拡大と参入メーカーの増加等に牽引され、AMOLEDパネル世界出荷枚数は引き続き成長し、2023年のAMOLEDパネル世界市場(メーカー出荷数量ベース)は8億6,765万枚に拡大を予測する。

調査要綱

1.調査期間: 2018年11月~2019年1月
2.調査対象: ディスプレイ用AMOLEDパネルメーカー、素子材料(発光材料、共通材料)メーカー、封止材メーカー、静電容量方式のタッチパネルメーカー、偏光板メーカー、基材メーカー等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

<AMOLEDパネルとは>

本調査におけるAMOLEDパネルとは、Active Matrix Organic Light Emitting Diodeの略で、アクティブ・マトリックスの駆動方式を採用した有機発光ダイオードのことを指す。業界内ではAMOLEDパネルを有機ELパネルとも呼ぶ。AMOLEDパネルはスマートフォンやタブレットPC、TVのほか、車載や産業用モニター等のディスプレイ用として搭載される。

<市場に含まれる商品・サービス>

ディスプレイ(Flexible型・Foldable型・Rollable型等)、AMOLEDパネル、発光・共通材料、ディスプレイ用フィルム基材、封止材料、タッチパネル、偏光板等

出典資料について

資料名
発刊日
2019年01月31日
体裁
A4 228ページ
定価
180,000円(税別)

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