プレスリリース
No.2384
2020/04/02

2030年における車載用半導体の世界市場規模は586億ドルに成長すると予測
​~ADAS向けセンサとxEV用パワー半導体の需要が市場をけん引する見通し~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、車載用半導体世界市場の調査を実施し、車両に搭載されているマイコンやセンサ、パワー半導体の市場概況、技術動向、メーカ各社の事業戦略を明らかにした。ここでは、2030年までの車載用半導体世界市場予測を公表する。


車載用半導体の世界市場規模推移・予測
車載用半導体の世界市場規模推移・予測

1.市場概況

2018年における車載用半導体世界市場規模を前年比6.0%増の310.9億ドルと推計した。
車載用半導体で最も市場規模が大きいのがECU(Electronic Control Unit)の電源回路などで必要なアナログICで、次いでマイコン(MCU:Micro Control Unit)、センサ、パワー半導体、メモリと続く。2019年は新車販売台数がマイナス成長であることから、MCUとアナログICの成長は鈍化する見込みである。一方でADAS(先進運転支援システム)やxEV(次世代車)向けがけん引するセンサやパワー半導体、メモリICについては堅調に推移することから、2019年の車載用半導体世界市場規模は前年比1.0%増の314.1億ドルを見込む。

2.注目トピック

車載用パワー半導体の需要が拡大

車両一台あたりのモータ搭載個数は拡大しており、モータを制御するためのパワー半導体の需要が拡大している。これは耐圧200V以下のパワー半導体(ダイオードやMOSFET)が中心であり、モータ制御用途に加えて、LEDライト、48Vシステム、電動ポンプ、ADAS(先進運転支援システム)/ AD(Autonomous Driving;自動運転)向けセンサなどの需要が、車載用パワー半導体市場を押し上げている。

3.将来展望

車載用半導体の世界市場規模は、2025年に437.7億ドル、2030年には586.1億ドルになると予測する。
2030年に向けて車載用半導体の需要をけん引するのが、ADAS/AD、xEV、コネクテッドカーの3分野であり、車載用のセンサ、パワー半導体、メモリICの成長が期待できる。特に車載用センサについては、運転を支援するカメラ用CMOSイメージセンサ、レーダ用送受信チップの数量が拡大する見込みである。パワー半導体についても、2026年頃以降にはSiC(シリコンカーバイド)を使用したパワー半導体の搭載が本格的に進展する見通しである。

オリジナル情報が掲載された ショートレポート を1,000円でご利用いただけます!

【ショートレポートに掲載されているオリジナル情報】
  • セグメント別の動向
  •  車載用センサの搭載個数
  • 注目トピックの追加情報
  • 将来展望の追加情報

  • 以下の 利用方法を確認する ボタン↓から詳細をご確認ください

    調査要綱

    1.調査期間: 2019年10月~12月
    2.調査対象: 半導体メーカ、カーエレクトロニクスメーカ、自動車メーカ
    3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

    <車載用半導体市場とは>

    車載用半導体とは、車両のアクチュエーター(エンジンやブレーキなど)を制御するために使われているマイコン(MCU:Micro Control Unit)やセンサ、パワー半導体、メモリIC、アナログICなどの半導体デバイスである。主にECU(Electronic Control Unit)に実装されており、各種信号処理やモータ制御、電力変換などで使われている。近年では、ADAS(先進運転支援システム)用カメラやレーダに実装されているCMOSイメージセンサや送受信チップ、xEV(次世代車)のインバータで使われているパワー半導体が注目されている。

    本調査における車載用半導体市場規模は、各年の新車販売台数をもとに、搭載された車載用半導体のメーカ出荷金額ベースで算出している。

    <市場に含まれる商品・サービス>

    車載用マイコン / SoC、車載用センサ、車載用MEMSセンサ、車載レーダ用半導体、車載用カメラ用CIS / SoC、車載用パワー半導体、xEV用パワーモジュール

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2019年12月27日
    体裁
    A4 137ページ
    定価
    150,000円(税別)

    お問い合わせ先

    部署
    マーケティング本部 広報チーム
    住所
    〒164-8620 東京都中野区本町2-46-2
    電話番号
    03-5371-6912
    メールアドレス
    press@yano.co.jp
    ©2020 Yano Research Institute Ltd. All Rights Reserved.
      本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。
      報道目的以外での引用・転載については上記広報チームまでお問い合わせください。
      利用目的によっては事前に文章内容を確認させていただく場合がございます。