プレスリリース
No.3286
2023/06/23
美容医療市場に関する調査を実施(2023年)

2022年の美容医療市場規模は前年比102.3%の4,080億円
​~市場はコロナ禍前の2019年の水準に回復~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の美容医療市場を調査し、市場概況、需要動向等を明らかにした。

美容医療市場規模推移
美容医療市場規模推移

1.市場概況

国内の美容医療市場は新型コロナウイルス感染拡大の影響で前年割れとなったが、2021年以降患者の受診控えが改善され、2022年は行動制限も緩和されたことで市場はさらに回復した。2022年の美容医療市場規模(医療施設収入高ベース)は前年比102.3%の4,080億円となり、コロナ禍前の2019年の水準に回復する結果となった。

2.注目トピック

美容医療市場の動向

美容医療施術は、外科的施術と非外科的施術にわかれる。これらは、美容外科を標榜する医療施設だけでなく、形成外科、皮膚科、美容皮膚科など、様々な診療科を標榜する医療施設において行われており、非外科的施術においてその傾向が顕著である。
近年のトレンドとしては、①オンライン診療の台頭、②サブスクリプションサービスを提供する医療施設の増加、③ドクターズコスメの取り扱いを強化する医療施設の増加、④「しわ・たるみ取り」「ケミカルピーリング」「脱毛」「わきが・多汗症」等の施術が好調、⑤内科・歯科等の他の診療科からの非外科施術での参入の増加等があげられる。

3.将来展望

美容医療市場へ参入する医療施設の増加や、女性の美容医療への心理的ハードル低下によるターゲット層の拡大、更には男性需要の拡大などを背景に、美容医療市場規模は2023年以降も拡大基調で推移する見通しである。

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【ショートレポートに掲載されているオリジナル情報】
Aパターン
  • セグメント別の動向
  •  外科的施術
     非外科施術
  • 注目トピックの追加情報
  •  オンライン診療の台頭
     サブスクリプションサービスを提供する医療施設の増加
     ドクターズコスメの取り扱いを強化する医療施設の増加
     「しわ・たるみ取り」「ケミカルピーリング」「脱毛」「わきが・多汗症」施術が好調
     内科・歯科等の他の診療科からの非外科施術での参入増加
  • 将来展望の追加情報

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    調査要綱

    1.調査期間: 2023年4月~6月
    2.調査対象: 美容医療に関連する医療施設、物販事業者等
    3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話等によるヒアリング、ならびに文献調査併用

    <美容医療市場とは>

    美容医療とは、人の皮膚を清潔にし若しくは美化し、体型を整え、体重を減じ、または歯牙の漂白をするための医学的処置、手術及びその他の治療を行うことと定義され、本調査では国内における美容医療市場規模を医療施設収入高ベースで算出している。

    <市場に含まれる商品・サービス>

    美容医療

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2023年06月14日
    体裁
    A4 262ページ
    価格(税込)
    165,000円 (本体価格 150,000円)

    お問い合わせ先

    部署
    マーケティング本部 広報チーム
    住所
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