2024年度の外国人採用・管理支援サービスの市場規模(特定技能外国人支援サービス、技能実習監理事業、外国人材紹介サービスの3市場の合計)は、前年度比16.9%増の2,696億5,000万円に
~特定技能外国人をはじめとする外国人労働者数の増加を背景に当該市場は拡大傾向に~
1.市場概況
2024年度の外国人採用・管理支援サービスの市場規模(特定技能外国人支援サービス、技能実習監理事業、外国人材紹介サービスの3市場の合計)は、前年度比16.9%増の2,696億5,000万円と推計した。日本では労働力不足を背景に、技能実習生と特定技能外国人の受入れ人数の増加に伴い、特定技能外国人支援サービスおよび技能実習監理事業の拡大によって外国人採用・管理支援サービス市場は拡大した。
また、外国人の受入れ機運の拡大によって外国人の雇用・活躍機会は高まり、さらに特定技能外国人の受入れ拡大も相まって、外国人を対象とする人材紹介サービスの提供機会やニーズの拡大も当該市場の拡大に寄与した。
2.注目トピック
特定技能外国人支援サービス市場の動向
今後においても、人材採用難や労働力不足を背景に、受入れ企業および受入れ人数の拡大、対象分野の追加、既存分野における作業範囲の拡大が続いており、特定技能外国人は増加傾向にある。それに伴い特定技能外国人支援サービス市場も拡大傾向にある。
一方、現在、登録支援機関数は1万件を超えているため競合関係が強まっており、価格競争によって支援委託料の下落が散見される。こうした状況下、登録支援機関においては、価格競争を回避するための付加価値サービスの提供や他社との差別化が重要な課題となっている。
3.将来展望
2025年度の外国人採用・管理支援サービスの市場規模(特定技能外国人支援サービス、技能実習監理事業、外国人材紹介サービス3市場の合計)は、前年度比9.8%増の2,959億6,000万円を見込む。
今後においても、労働力不足や日本人の採用難などを背景に、日本における在留外国人数及び外国人労働者数は増加していくことが見込まれ、特定技能外国人支援サービス、外国人材紹介サービスの拡大によって、外国人採用・管理支援サービス市場は拡大していくと予測する。
出典資料について
2026年版 外国人採用・管理支援サービス市場の現状と展望
価格(税込): 165,000円 (本体価格 150,000円)
調査要綱
2.調査対象: 録支援機関登録事業者、監理団体登録事業者、人材派遣事業者、職業紹介事業者、求人情報メディア運営事業者など
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話・メールによる取材、ならびに文献調査併用
<外国人採用・管理支援サービス市場とは>
本調査における外国人採用・管理支援サービス市場とは、①「特定技能外国人支援サービス」、②「技能実習監理事業」、日本国内の事業所で就業する(雇用する)外国人を対象とした③「外国人材紹介サービス」の3サービス・事業を対象とし、3市場を合算したものである。
「特定技能外国人支援サービス」とは、特定技能外国人を受け入れる企業からの委託により、特定技能外国人を対象に行う各種支援・管理サービスであり、登録支援機関が受け入れ企業からの委託で代行する各種の支援・管理サービスの対価として徴収する月々の支援委託料を対象として市場規模を算出した。
「技能実習監理事業」とは、協同組合などの監理団体が技能実習生を受け入れる企業(実習実施者)に対して指導・監督等を行う事業であり、監理団体が実習実施者から監査・支援業務の対価として徴収する月々の監理費(あるいは支援費等)を対象として市場規模を算出した。
「外国人材紹介サービス」とは、職業紹介事業として日本企業に外国人を紹介する人材紹介サービスであり、人材紹介サービス(職業紹介事業)を手掛ける事業者の売上高ベースで市場規模を算出した。
<市場に含まれる商品・サービス>
特定技能外国人支援サービス、技能実習監理事業、外国人材紹介サービス
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