プレスリリース
No.4169
2026/09/01

ペットビジネスに関する調査を実施(2026年)

2025年度のペット関連総市場規模は前年度比2.1%増の1兆9,504億円と拡大の見込
~ペットの家族化・健康志向を背景に、高付加価値商品の投入が市場拡大に寄与~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、国内のペットビジネス市場を調査し、セグメント別の動向、参入企業別動向、将来展望を明らかにした。

ペット関連総市場規模推移と予測
ペット関連総市場規模推移と予測

1.市場概況

2025年度のペット関連総市場規模は、小売金額(末端金額)ベースで、前年度比102.1%の1兆9,504億円を見込む。ペットを家族の一員として大切に扱う「ペットの家族化」を背景に、ペット1頭当たりの支出金額の増加により、市場規模は微増で推移している。2025年度もペットフードを中心に高付加価値商品の販売が好調に推移し、ペット用品では、健康やペットと外出先で過ごす際のマナーに配慮したエチケット関連商品が伸長した。ペット保険をはじめとしたサービス分野の市場も拡大し、ペット関連総市場は前年度を上回った。

2.注目トピック

ペットフード市場は前年度に引き続き伸長、高付加価値品へのニーズが強い

2025年度のペットフード市場においては、消費者の節約志向が高まる中でも、ペットフードに対するプレミアム志向は根強く、栄養バランスに配慮した商品や厳選した原材料を使用した商品など、高付加価値商品の販売が堅調に推移したものとみる。一方で、中間から低価格帯に位置するペットフードでは、販売に苦戦する企業も一部で見られた。

ドッグフード市場では、ペットの健康に配慮する飼い主の増加を受けて、年齢別や犬種別、健康状態別など、商品の細分化・多様化が進んでいる。無添加や自然派素材を訴求した商品や肉の含有量が多い商品、国産品などへのニーズが高く、販売も好調に推移している。

キャットフード市場においては、低価格帯・中価格帯のドライフードに底堅い需要がある。しかし、近年は健康ケア(腎臓の健康維持や免疫ケアなど)や高品質な素材を訴求した商品や、様々な味の商品を詰め合わせたアソートタイプなど、高付加価値・高価格帯の商品に対する需要も高まっている。

3.将来展望

2026年度のペット関連総市場規模は、小売金額(末端金額)ベースで、前年度比101.7%の1兆9,835億円を予測する。

販売数量という観点では、大幅な市場拡大は見込みにくい。参入企業は、商品の高付加価値化や海外展開を進めることで売上の維持・拡大を図っていくものとみる。ペットフード市場においては、健康や高品質な素材、国産原料、無添加などを訴求する高付加価値商品が今後も堅調に推移すると予測する。ペット用品市場については、デンタルケア用品・おむつなど、健康やエチケット関連の商品カテゴリは市場拡大の余地があり、今後も伸長する見通しである。

また、ペットの家族化を背景に、ペット保険やヘルスケア関連、ペットと飼い主が一緒に楽しめるレジャー・娯楽など、サービスの多様化・高度化が進むと予測する。

出典資料について

2026年版 ペットビジネスマーケティング総覧

発刊日:2026年07月21日 体裁:A4 397ページ
価格(税込): 165,000円 (本体価格 150,000円)
※本プレスリリースに一部のオリジナル情報を加えたショートレポートもご購入いただけます。

調査要綱

1.調査期間: 2026年4月~7月
2.調査対象: ペットフードメーカー、ペット用品メーカー、卸売業者、小売業者等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、アンケート調査、ならびに文献調査

<ペット関連総市場とは>

本調査におけるペットとは、犬や猫を中心にペットショップ等で販売されるペットを対象とし、ペット関連総市場とは、主にペットフード、ペット用品、生体、その他ペット関連サービス産業に大別される。なお、その他ペット関連サービスには、ペット保険、介護ケアサービス、ペット医療、ペット葬送などのサービスが含まれる。

<市場に含まれる商品・サービス>

ペットフード、ペット用品(犬用トイレシーツ、猫砂、ペット用おむつ、シャンプー・リンス類、消臭剤・脱臭剤他)、ペット関連サービス(ペット保険、介護ケアサービス、ペット医療、ペット葬送他)

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