2013年版 医薬品流通市場の未来図

今後、わが国の医薬品流通市場を大きく変容させるには、新仕切価制度移行後も大きく変わらなかった慣習を見直すことが必要不可欠です。誰かが損をし、誰かが得をするということの繰り返しでは、業界全体の健全な成長は見込めません。このような状況下にあって製薬企業各社は営業のあり方や医薬品卸との関係の見直しなどを検討し始めております。この動きは、今後、医薬品卸各社にも影響を及ぼすことになりかねません。さらには、医薬品流通においても異業種企業が新規参入を伺う動きが出てきております。これまで医薬品卸各社は製薬企業との連携強化などにより、異業種企業の参入を阻んできました。しかし、医薬品流通を取り巻く環境が変化していることから、これまで異業種企業の参入を阻んできた壁に亀裂が入りつつあります。その結果、このままでは異業種企業が本格参入を果たす、あるいは既存医薬品卸が異業種企業の傘下に入るという事態が生じることにもなりかねません。本調査レポートでは、厳しい状態にある納入価交渉の状況や今まさに医薬品流通業界で生じている変化を分析し、今後わが国の医薬品流通市場と医薬品卸がどのように変化していくのかということをさまざまな観点から予測しました。

発刊日
2012/12/26
体裁
A4 / 159頁
資料コード
C54117400
PDFサイズ
5.4MB
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 医薬品卸が消耗戦と化した納入価交渉からの脱却を図ることができるかを独自調査によって予測
  • 一般名処方の増加や後発医薬品の需要拡大は、医薬品流通市場をどのように変容させるのかを分析
  • 医薬品卸と得意先の関係が大きく変わることで、どのような新たなる課題が生み出されることになるのかを独自調査によって予測
  • 医薬品卸と製薬企業の関係は今後、どのように変化するのかを予測
  • 前回に引き続き薬局チェーン及び医薬品卸の経営幹部に医薬品流通市場の現状とその将来についてバージョンアップした内容でアンケート調査を実施

■本資料の概要

第1章 五里霧中状態にある納入価交渉
第2章 医薬品流通市場の新たなる動き
第3章 医薬品流通市場の未来図
第4章 医薬品卸経営者及び経営幹部アンケート調査結果
第5章 調剤薬局チェーン経営者及び経営幹部アンケート調査結果

■掲載内容

第1章 五里霧中状態にある納入価交渉

消耗戦と化した納入価交渉からの脱却へ踏み出した医薬品卸業界
  絶好の機会を逃し二度目の挑戦
  強制力が無い取り組みでどれだけ改革を前進できるのか
  どこまで“我慢”できるのか医薬品卸と製薬企業
  それでも市場成長を現時点では堅持
  このままで医薬品卸各社は卸売事業で黒字決算ができるのか
依然として古い体質を引きずる医薬品卸
  「損して得」取れなくなった
  価値評価の隔たり-緊急時評価は別物
  未妥結仮納入は医薬品が特殊だからか
  遡及値引きの存在に終止符を打てるか
  常に独自の価値を創造できるようになれるのか
製薬企業と医薬品卸の新たなる関係の構築
  一次売差のゆくえ
  スポット売買は市場原理か
  医薬品卸は製薬企業に自らの付加価値を訴求できているのか
  医薬品卸と製薬企業が共生するために必要なこと
このままでは消費税問題が医薬品卸経営に大きく伸し掛かる
  今のままでは消費税増税によって医薬分業がさらに進展
  消費税の動向次第では医薬品卸の与信管理体制強化が不可欠になる

第2章 医薬品流通市場の新たなる動き

一般名処方と医薬分業
  一般名処方の院外処方せん記載は拡大する
  一般名処方拡大は薬剤師の医薬品選択権と
  薬局の後発医薬品の絞込みを強化する
後発医薬品数量ベースでシェア50%時代に
  普及への弾みがついた後発医薬品
  好き嫌いからまず使用を前提に考える時代に
  製薬企業の群雄割拠は一過性の現象
  医薬品卸が後発医薬品の普及と同期するには
公取協の規制強化による影響への対応
  新薬は先行者利益が拡大
  MRとMSの連携強化は後発新薬の売上を高める効果を期待できるのか
  MS・MR削減時代の医薬品営業のゆくえ

第3章 医薬品流通市場の未来図

環境変化への対応を求められる医薬品卸
  医薬分業の広がりにいかにして対応していくか
  投機対象の株式評価からいかにして脱却するのか
物流強化と医薬品卸
  どのような得意先を想定した対応を行うのか
  投資とリターン
  未来の得意先から評価を得られる医薬品物流
医薬品卸における医薬営業職の未来
  MSは数の時代から質の時代へ
  病院部門の存在の見直し
  すべての営業担当者はまずDSから
  自社のみではなく得意先からも評価を得られるMS制度の確立
適正利益を確保できる体制への転換
  妥結時期の適正化
  あるべき交渉の姿
  増加することが予想される共同購入への対応
  リベートの存在と位置づけ
業界再編最終章は訪れるのか
  今のままの状態で合併し企業体質を強化できるのか
  医療は地域限定とすると医薬品卸も同様か
  他業種からの熱い視線
  このような結末も否定できない

第4章 医薬品卸経営者及び経営幹部アンケート調査結果

医薬品卸事業の将来に関するアンケート調査結果
  質問1.2012年3月期決算結果についての感想
  質問2.上記の結果となった最大の原因
  質問3.2013年3月期中間決算結果についての感想
  質問4.今後、納入価交渉のあり方を大きく変えるために最も重要なこと
  質問5.2013年3月期の経営計画達成のために重視すること
  質問6.中期経営計画達成の障害となる最も大きな要因
  質問7.大手製薬企業各社の仕切価設定についての感想
  質問8.今後、利益確保のために重視すること
  質問9.医薬品卸がグループの傘下に調剤薬局を加える傾向が強まっていることに関する感想
  質問10.今後の物流センターに関する考え
  質問11.得意先への配送に関する考え
  質問12.販促力強化のために重視すること
  質問13.今後、医薬品卸が経営を持続するために最も重要なこと
  質問14.今後の製薬企業と医薬品卸の関係はどうなるか
  質問15.今後のMS数について
  質問16.今後のわが国の医薬品流通
  質問17.貴社の医薬品流通に取り組む経営姿勢
  質問18.公定マージン制についての見通し
  質問19.共同購入についての見通し
  質問20.今年4月から実施された院外処方せんへの一般名処方記載が及ぼす影響
  質問21.一般名処方が今後、業界に及ぼす影響
  質問22.後発医薬品の使用量拡大が医療費抑制につながるということについての感想
  質問23.後発医薬品の普及・拡大は、今後の経営にどのような影響を及ぼすと考えているか
  質問24.製薬企業の特約店担当者の情報提供の質について

第5章 調剤薬局チェーン経営者及び経営幹部アンケート調査結果

納入価交渉及び医薬品卸に関するアンケート調査結果
  質問1.日本保険薬局協会が日本医薬品卸業連合会と合意した覚書締結と単品単価取引に関する感想
  質問2.2012年4月以降の医薬品卸との納入価交渉の結果に関する感想
  質問3.上記の結果の最大の原因
  質問4.現在、実施している納入価交渉の方式
  質問5.貴社における納入価交渉の位置付け
  質問6.薬価差拡大の原因に大手調剤薬局チェーンとの厳しい交渉があるとの意見についての感想
  質問7.今後、薬価差がどのような方向に向かうと予想しているのか
  質問8.今後、薬価差が大幅に縮小した場合、貴社として取引医薬品卸を選ぶ最大のポイント
  質問9.現在、取引を行っている医薬品卸数
  質問10.今後の医薬品卸との取引に関する考え
  質問11.現在、貴社との取引額の大きい医薬品卸上位3社
  質問12.取引を行う医薬品卸の条件ということについて重視していること
  質問13.現在、取引を行っている医薬品卸に対する不満
  質問14.医薬品卸が自らの傘下に調剤薬局チェーンを所有することについての感想
  質問15.今後、調剤薬局チェーンを傘下に収めている医薬品卸との関係について
  質問16.今後、取引する医薬品卸に対しての要望
  質問17.今後の取引医薬品卸の数
  質問18.今後の医薬品の購入についての考え
  質問19.共同購入についての考え
  質問20.一般名処方記載が、今後及ぼす影響についての予想

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