2013年版 特殊紙市場の展望と戦略

FAX・プリンター市場と感熱紙、レジロール紙、熱転写紙(サーマル)、昇華転写、インクジェット記録紙、複写機市場とPPC用紙、フォーム印刷用紙、親展ハガキ・圧着ハガキ用紙、OCR用紙、偽造防止用紙・ホログラム、ノーカーボン紙、情報用紙薬品、はくり紙・ラベル、ファンシーペーパー、色上質紙、ケント紙、軽量多色・インディアペーパー、ライスペーパー、コンデンサーペーパー、絶縁紙、低発塵紙・無塵紙、合成紙、耐油紙、フィルター濾紙・不織布、滅菌紙、ペーパータオル、積層板原紙、ガラスペーパー、ファイバーボード原紙、防錆紙、合紙、キャリアテープ(板紙系)等、徹底分析いたしました。選択と集中必至の特殊紙市場を展望するとともに、注目市場として、環境機能紙(不織布、フィルム)をとりあげました。

発刊日
2013/08/30
体裁
A4 / 408頁
資料コード
C55115000
PDFサイズ
5.8MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:国内の特殊紙市場の現状と今後の方向性を調査することによって、特殊紙市場を取り巻く現状と問題点を分析する。
調査対象:特殊紙メーカー、総合製紙メーカー、紙代理店・商社およびその他関連企業
調査方法:直接面接取材及び電話取材
調査期間:2013年6月~2013年8月

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 特殊紙メーカー、大手製紙メーカーの特殊紙部門の事業戦略、各製品動向、新製品開発動向を調査、特集は環境機能紙(不織布、フィルム)を掲載。

■本資料の概要

第1章:特殊紙市場の展望と需要予測
第2章:製紙メーカーの研究開発動向
第3章:特殊紙メーカーの展望と戦略
第4章:大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略
第5章:代理店、卸商の特殊紙取扱状況
第6章:各種特殊紙の展望と戦略(需要と市場シェア、戦略のポイント)

■掲載内容

第1章:特殊紙市場の展望と需要予測

構造の地殻変動のなかで、脱デフレの波に乗れるか
特殊紙市場のビジネスモデルにも変化
特殊紙市場、色もの特殊紙、環境機能紙産業・工業用紙の成長力
紙パ再編成、特種東海製紙、北越紀州製紙スタート
どの品種が伸びて、どの品種がダメになっていくか
  <表>主要品種需要予測一覧表
  <表>品種別生産推移
  <表>品種別メーカー別生産推移

第2章:製紙メーカーの研究開発動向

王子グループ
  事業構造転換の早期実現に向けたテーマに注力
日本製紙
  「総合バイオマス企業」への構造転換に向け木質資源の高度利用を推進
三菱製紙
  現場に権限を与えた組織体制にシフト、高付加価値製品の開発を加速
北越紀州製紙
  合併、M&A、大王製紙との提携強化などを通じて陣容が充実
大王製紙
  紙・パルプ分野、家庭紙分野ともに研究開発体制を再編
中越パルプ工業
  紙・パルプ分野、家庭紙分野ともに研究開発体制を再編

第3章:特殊紙メーカーの展望と戦略

特殊紙メーカーの展望と戦略
  リンテック減収減益も不況のなか堅調
  特種東海製紙は利益拡大策へ動く
  巴川製紙所、2014年100周年
    <表>特殊紙メーカー業績一覧
    <表>特殊紙メーカー業績推移一覧
リンテック
  中期経営計画「LIP-Ⅲ」最終年度へ
  経営計画は未達も2013年度業績大幅回復へ
特種東海製紙
  合併の相乗効果発揮へ、成長戦略による利益拡大投資も
巴川製紙所
  新巴川製紙を再統合へ
  機能性シート伸長、トナーは世界3極体制へ
日本製紙パピリア
  日本製紙グループ特殊紙事業の中核
  機能品事業は開発営業に注力
日清紡ペーパープロダクツ
  トイレットペーパー高付加価値品、ファインペーパー新製品と
  オンデマンド向け合成紙が好調に推移
阿波製紙
  2014年春をメドにタイで設備増強、成長分野への積極投資続く
ニッポン高度紙工業
  コンデンサペーパーで圧倒的世界シェア
  米子に新工場を建設
天間特殊製紙
  加工紙や化繊紙をテコに収益力を改善
三木特種製紙
  テープ、フィルター、エレクトロニクスの3本柱で存在感発揮
東洋濾紙
  不採算事業からの撤退などで高収益体質を取り戻す
安積濾紙
  混抄紙、2層技術を強みに堅調推移、アジア市場の開拓に注力
大興製紙
  クラフト紙を事業の柱としつつ、顧客ニーズを基に付加価値化を追求
富士共和製紙
  色もの高級特殊紙の専門メーカー
  量を追わず小口ニーズへの対応で経営の断続性を維持
<特殊紙メーカー個表>
  ユポ・コーポレーション
  ハビックス
  三和製紙
  宇摩製紙
  富士里和製紙

第4章:大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略

大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略
王子エフテックス
  王子ホールディングスがスタート
  重点投資のうち、機能材へは400億円を投じる
日本製紙
  グループを統合した日本製紙がスタート
  事業構造転換を進め特殊紙の販売・開発強化打ち出す
三菱製紙
  第一次中期経営計画で、復興、財務体質強化と共に新事業開発を強化、
  事業ポートフォリオの改善へ
北越紀州製紙
  2012年度は11期連続の増収途絶えるも
  特殊紙メーカーのグループ化が進捗
大王製紙
  北越紀州製紙との関係強まるなか
  特種東海製紙と資本・業務提携を締結
中越パルプ工業
  高岡工場で紙器用板紙マシンのS&Bを計画

第5章:代理店、卸商の特殊紙取扱状況

情報用紙変調のなか代理店の動きも活発に
日本紙パルプ商事
国際紙パルプ商事
新生紙パルプ商事
日本紙通商
旭洋紙パルプ
吉川紙商事
昭和紙商事
西ノ宮
岡山紙業

第6章:各種特殊紙の展望と戦略(需要と市場シェア、戦略のポイント)

<情報産業用紙>
(1)感熱紙
  王子ホールディングスがブラジルで大型投資へ
(2)サーマルリボン市場
  熱溶融型
    市場はFAX→バーコードに完全シフト
    各社バーコード向け戦略に傾注
    市場はアジアが拡大
  昇華転写型
    業務用フォト用途が2ケタ成長
    今後もフォト用途に大きな期待
    市場は大日本印刷が
    圧倒的な強さを見せる
(3)インクジェット用紙
  成長市場も転換期を迎えるか
(4)ノーカーボン紙
  構造的減少に東日本大震災で大幅減
(5)フォーム用紙
  三菱製紙が被災から体制回復も、まだ失地回復ならず
(6)偽造防止用紙
  抄紙技術を駆使して特種東海製紙と王子エフテックスが寡占市場形成
(7)PPC用紙
  国内需要は堅調、輸入紙の勢いは依然続く
(8)情報用紙薬品
  総体的には頭打ちの状況
  感熱紙分野に期待
(9)バインダー薬品
  各薬品とも輸入紙拡大で逆風
  原料高騰落着くも不透明
<特集:環境機能紙>
(10)湿式不織布ベースのフィルター・濾紙、各種濾紙、RO紙
  湿式不織布フィルター市場は約175億円、自動車分野中心に回復基調
(11)低発塵紙・無塵紙
  半導体産業の競争力低下や国内設備投資縮小から減少局面
(12)耐油紙
  環境対応型フッ素系製品が主流へ
(13)滅菌紙
  巴川製紙所がトップ、割安な輸入品の流入も
<色もの特殊紙>
(14)色上質紙
  需要は漸減傾向が続くなか、価格値上げ、各社テコ入れも
(15)ファンシーペーパー
  出荷量は3年連続の4万t割れ
  下げ止まり感強まるも底バイの状況続く
(16)色クラフト紙(ラッピング紙)、ケント紙
    色クラフト紙、封筒需要等減少、色上質へ移行も、トップ、
    リンテックに中越パルプが続く
<薄葉紙特殊紙>
(17)インディアペーパー
  構造的なマイナス要因増え、需要は減少傾向
(18)ライスペーパー
  震災影響は克服し、通常体制へ
(19)電気絶縁紙、超々高圧用複合絶縁材料
  国内は頭打ち、世界の潜在需要は高い
(20)コンデンサペーパー・フィルム
  コンデンサペーパー:ニッポン高度紙工業が圧倒的シェア
  米子に新工場を建設
  コンデンサフィルム:OPPフィルムが拡大、その他は伸び悩む
(21)剝離紙・粘着ラベル
  剝離紙市場:ラベルメーカーの内製化で需要は伸び悩み
  粘着ラベル:2013年の需要は回復へ向かう
(22)合成紙
  2011年は震災影響、消費自粛により減少
  2012年は総選挙等あり需要拡大
(23)ガラスペーパー
  2012年のガラスペーパー出荷量は月間平均で約960t、
  住宅など需要分野の堅調取り込む
(24)積層板原紙
  世界市場は拡大基調も、日本メーカーは高品質分野で生き残りかける
(25)ステンレス合紙
  国内ステンレスメーカーの生産
  振るわず需要低迷も、好転の兆し
(26)キャリアテープ
  中国一貫メーカーが台頭、日本メーカーの優位性を揺るがす
(27)家庭紙
  数量は安定した需要をキープ
  価格安定化に取り組むも弱含み
(28)紙おむつ
  乳幼児用紙おむつ:国内市場は頭打ち、海外戦略強化へ
  大人用紙おむつ:11年連続の成長をキープ
  パンツ・パッドの伸び続く

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