2019年版 特殊紙市場の展望と戦略

印刷用紙などの需要が縮小する中で、高機能、高付加価値を有する特殊紙への注目が益々高まっている。これらの状況を鑑みて、今回も特殊紙約30品種を取り上げ、市場の成長性を分析した。
特集として「セルロースナノファイバーの市場動向」、「製紙メーカーの脱プラ・紙化戦略」を取り上げている。

発刊日
2019/11/29
体裁
A4 / 455頁
資料コード
C61117200
PDFサイズ
8.2MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:国内の特殊紙市場の現状と今後の方向性を調査することによって、特殊紙市場を取り巻く現状と問題点を分析する。当該調査によって、紙パルプ業界をはじめ関連業界各位の経営戦略に寄与することを目的とする。
調査対象:特殊紙メーカー、総合製紙メーカー、紙代理店・商社およびその他関連企業
調査方法:直接面接取材、電話取材及び郵送アンケート
調査期間:2019年9月~2019年11月

調査結果サマリー
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特殊紙市場に関する調査を実施(2019年)
価格修正で一服つくも需要変動に翻弄される特殊紙市場
~用途開発と新製品の研究開発が今後も特殊紙市場のカギに~

資料ポイント
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  • 約30品種の市場規模を独自算出
  • 各品種市場の近年の動向や今後の展望を徹底レポート
  • 約30品種の需要予測一覧、参入メーカーシェア、需要分野別シェアなど
  • 特殊紙メーカー、大手製紙メーカーの特殊紙部門の事業動向を詳細分析
  • 有力代理店、卸商の特殊紙部門状況
  • 特集は<セルロースナノファイバーの市場動向>、<製紙メーカーの脱プラ・紙化戦略>

資料概要
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第1章:特殊紙市場の展望と需要予測
第2章:セルロースナノファイバーの市場動向、製紙メーカーの脱プラ・紙化戦略
第3章:特殊紙メーカーの展望と戦略
第4章:大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略
第5章:代理店・卸商の特殊紙取扱状況
第6章:各種特殊紙の展望と戦略(需要と市場シェア、戦略のポイント)

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章:特殊紙市場の展望と需要予測

需要構造の変化、グローバルでの競争激化 特殊紙市場も選択と集中必至
特殊紙市場のビジネスモデルも変化 各メーカーの収益悪化、価格修正を実施
特殊紙市場、色もの特殊紙、環境・生活機能紙、産業・工業用紙の成長力
どの品種が伸びて、どの品種がダメになっていくか
<表>主要品種需要予測一覧表
<表>品種別生産推移
<表>品種別メーカー別生産推移

第2章:セルロースナノファイバーの市場動向、製紙メーカーの脱プラ・紙化戦略

セルロースナノファイバーの市場動向
 2018年には固形分換算で955t/年のキャパ確立、
 自動車その他の用途で採用検討進むも需要の立ち上がりには
 コストダウンが必須に
製紙メーカーの脱プラ・紙化戦略
 日本製紙 紙化ソリューション推進部
 王子HD パッケージング推進センター
 三菱製紙

第3章:特殊紙メーカーの展望と戦略

特殊紙メーカーの展望と戦略
 半導体市場の減速、自動車需要減退で各社苦戦
 原燃料費高騰、物流費上昇で18年度は軒並み減益
<表>特殊紙メーカー業績一覧
<表>特殊紙メーカー業績推移一覧

リンテック
 2019年度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画「LIP-2019」で
 成長基盤の構築進める
特種東海製紙
 17年度経常利益、純利益は設立以来、最高益達成
 第4次中計の3つの「成長戦略」の取り組みも進む
巴川製紙所
 半導体、トナー市場の減速で18年度業績は低調
 19年度より第7次中計がスタート、巻き返し図る
日本製紙パピリア
 日本製紙グループでコア事業の一翼を担う
 原燃料費高騰、物流費も上昇で利益確保に苦しむ
阿波製紙
 自動車用フィルター濾紙のトップランナー
 ここ2年は水処理関連資材が売上高を牽引
ニッポン高度紙工業
 コンデンサ用セパレータのリーディング企業
 2018年度は連結子会社の売却等で売上大幅減
リコー IMS事業本部
 感熱記録技術を核にラインナップ拡充
 サーマルラベルは微増基調、18年度も微増推移
住化加工紙
 両面剥離紙におけるトップメーカー
 17、18年度は好調推移も19年度は低調
東洋濾紙
 ここ2年売上高は増加傾向
 メンブレンフィルターの新製品も売上増に貢献
 グループの総合力を武器に更なる拡販目指す
安積濾紙
 混抄紙、2層技術等、高い技術力が強み
 一貫生産によるフィルター製品の拡販にも注力
ユポ・コーポレーション
 2019年5月に創立50周年を迎え長年にわたり
 トップメーカーとして市場を牽引
オリベスト
 独自の技術と多様な用途展開でトップメーカーとして市場を牽引

第4章:大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略

大手メーカー、特殊紙部門の状況と戦略

王子ホールディングス(王子エフテックス)
 海外事業が牽引し、営業利益は初の1,000億円超に
 19年度から新中計がスタート、海外事業の強化推進
日本製紙
 18年度に第6次中期経営計画が始動
 設備再編成と成長・新規分野の戦力化急ぐ
三菱製紙
 2019年度から新中期経営計画がスタート
 引き続き王子HDとのアライアンス強化を図る
北越コーポレーション
 北越紀州製紙から北越コーポレーションへ
 売上高は近年、過去最高の更新続く
大王製紙
 2018年度から第3次中期経営計画がスタート
 戦略的に事業ポートフォリオの変革を推進
中越パルプ工業
 18年度から中期経営計画 フォワード304がスタート
 事業領域の再構築を進め、企業価値向上を目指す

第5章:代理店・卸商の特殊紙取扱状況

日本紙パルプ商事
国際紙パルプ商事
新生紙パルプ商事
日本紙通商
三菱王子紙販売
旭洋
西ノ宮

第6章:各種特殊紙の展望と戦略(需要と市場シェア、戦略のポイント)

<情報産業用紙>
(1)感熱紙
  原料高騰による値上げが響き国内需要は低調も、輸出は堅調
(2)インクジェット用紙
  年賀はがき向けが大幅減 ホームユースも縮小 市場は厳しさ増す
(3)ノーカーボン紙
  減少に歯止めが掛からず、ピーク時から3分の1の規模にまで縮小
(4)フォーム用紙
  市場の減少続く DPS需要の活性化が頼みの綱
(5)偽造防止用紙
  2019年度はプレミアム付商品券 特需により市場拡大の見込み
(6)PPC用紙
  ペーパーレス化の波が押し寄せる 市場はマイナス成長入りか
(7)情報用紙薬品
  参入メーカーの撤退続く チャイナリスクも顕在化
(8)バインダー薬品
  需要が低迷する中、各メーカーでは収益性確保を重視

<環境機能紙>
(9)湿式ベースの自動車用フィルター濾紙、各種濾紙・濾材、エアフィルター濾紙
  2018年度は海外需要の低調目立つ
(10)低発塵紙・無塵紙
  事務用は厳しい状況続くも、産業(工程)用がプラス基調に転じる

<生活機能紙>
(11)耐油紙
  薄紙タイプは拡大基調も、成長に陰り見られる厚紙タイプもここ2年拡大
(12)滅菌紙
  王子エフテックス江別工場分がマシン停機で輸入紙に再びシフト

<色もの特殊紙>
(13)色上質紙
  価格修正で採算向上も、更なる需要減少の懸念高まる
(14)ファンシーペーパー
  横ばい推移続く中、好調な新製品に明るい兆しも
(15)色クラフト紙(ラッピング紙)、ケント紙
  色クラフト紙は市場縮小続く ケント紙も18年度は再び減少

<薄葉紙特殊紙>
(16)インディアペーパー
  17年は広辞苑改訂の特需で大幅増も18年は再び減少
(17)ライスペーパー
  17、18年は喫煙率の低下に加え、加熱式たばこの普及もマイナス要因に

<産業機能紙>
(18)電気絶縁紙、超々高圧用複合絶縁材料
  国内市場が頭打ちの中、頼みの輸出で苦戦するメーカーも
(19)コンデンサペーパー・フィルム
  高まるコンデンサ需要を背景に、日系メーカーの強みを発揮し、拡販を目指す
(20)剥離紙
  17年度市場は久々の増加推移となったものの、18年度は減少
(21)粘着ラベル
  粘着ラベルは微増推移続く 物流分野の増加続く、化粧品・トイレタリー分野も好調
(22)合成紙
  パイオニアであるユポ・コーポレーションを中心に上位3社でシェア90%強
(23)ガラスペーパー
  建材需要は堅調に推移するも、電子部材分野が伸び悩み減少
(24)ステンレス合紙
  市場は横ばい基調、各メーカーは収益悪化で価格修正を実施
(25)キャリアテープ
  ここ数年、市場は拡大基調で推移するも19年度は大幅減の見通し

<衛生用紙>
(26)家庭紙
  価格修正効果で金額ベースは増加も数量ベースは微減
(27)紙おむつ
  乳幼児用は2年連続マイナス 大人用は18年連続の成長

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