2022年版 医療用ポンプ市場の現状分析と中期予測

今回発刊の本資料「2022年版 医療用ポンプ市場の現状と中期予測」は、輸液ポンプ、シリンジポンプ、血液浄化装置、造影剤注入装置、人工肺ポンプ、人工透析装置ほか、関連製品の製品別分析を行うと共に、各製品別の国内トータル市場規模推移と企業別マーケットシェア分析、及び将来予測を行っております。
2020年4月の診療報酬改定では、技術料に当たる本体部分を0.55%引き上げる一方で、薬価を▲0.99%、医療材料▲0.02%(うち実勢価等改定▲0.01%)となりましたが、なかには大幅な引き下げが実施された品目もあります。また、誤接続を防止することを目的に、ISOとICEが共同で国際規格を整備しており、2017年7月に経腸栄養ライン後接続防止コネクタが新たに国内に導入され、参入メーカーにとっては、医療現場への周知はもとより、薬事対応、製造ライン対応を実施する必要に迫られています。
医療施設側では、ME管理室での集中購入・一括管理が進み、同一メーカー、型式に統一した上で数百台の輸液・シリンジポンプを一斉更新する施設や、同一型式を追加購入するケースを背景に、比較的安定した市場推移となっています。これらの状況を踏まえ、2010~2020年度の市場実績推移と、2025年度までの製品別市場予測、各製品のタイプ別・機能別予測、各年度におけるマーケットシェアの状況、市場動向等を分析しております。

発刊日
2022/04/19
体裁
A4 / 410頁
資料コード
C63125600
PDFサイズ
9.2MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査対象:国内メーカー及び輸入製品の総発売元
調査方法:矢野経済研究所による面接取材とTEL取材併用
調査期間:2021年12月~2022年3月

資料ポイント
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前回版との違い
・新型コロナウィルス・半導体不足が市場に与える影響について
・2019、2020年度の実績値と、2021年度の各社予測値(弊社推定値)を更新

リサーチ内容

【医療用ポンプ市場の現状と中期予測 SUMMARY】

SUMMARY
1.医療用ポンプの市場概要
2.区分別 市場動向
  ①輸液ポンプ
  ②シリンジポンプ
3.医療用ポンプ市場の展望と課題

【PARTⅠ 医療用ポンプの市場動向】

調査品目における数量ベース市場規模推移(総販売ベース)
調査品目における金額ベース市場規模推移(総販売ベース)
調査品目別マーケットリーダー(2020年度総発売元ベース)
調査品目別マーケットリーダー((予)2021年度総発売元ベース)
 
医療用ポンプ市場の環境要因
医療施設(厚生労働省資料より)
1.病院・一般診療所総数
  (表)施設の種類別にみた施設数
  (表)病床規模別にみた施設数
  (表・グラフ)病床の種類別にみた病床数
2.病院の特殊設備保有状況と麻酔手術の実施状況
3.麻酔・手術件数
4.2022(令和4年度)4月の診療報酬改定について

【PARTⅡ 製品別市場推移と医療用ポンプ市場の将来展望】

1.輸液ポンプ ペリスタルティックフィンガータイプ
  製品概要
  市場概要
  企業別動向:国内メーカー各社での市場形成、
  2020 年度はテルモが台数ベースで53.9%のシェア
2.輸液ポンプ ボルメトリック ペリスタルティック
  市場概要
3.専用型輸液ポンプ
  中心静脈栄養用携帯型、経腸栄養専用型、肺高血圧症治療専用型
  製品概要
  市場概要
  (1)経腸栄養用輸液ポンプ
  参照:ペグ(PEG)・ガストロストミーカテーテルキット市場・使用施設数について
  企業別動向:交換用「バンパー型」は日本コヴィディエン、BSJ、「バルーン型」では
  富士システムズ、アバノス・メディカルの高シェア変わらず
  (2)在宅中心静脈栄養用携帯型ポンプ
  (3)肺高血圧症治療用輸液ポンプ
  推定在宅患者数について
  市場規模
  企業別動向:治療用輸液ポンプ
  (在宅用中心静脈栄養用、肺高血圧症治療用輸液ポンプ市場)
  企業別動向:専用型輸液ポンプ(経腸栄養用輸液ポンプ市場)
4.患者管理無痛法用輸液ポンプ PCAポンプ
  市場概要
  企業別動向:患者管理無痛法用(PCA)輸液ポンプ
  参考資料:インフューザー(ディスポーザブル微量持続注入ポンプ)
  市場概要
  市場動向:2020年度 186.9万ケ/セット・49億66百万円市場、
  2021年度198.8万ケ/セットの予測
  インフューザー疾患対応別市場:2020年度 施設内171.8万セット、
  在宅分野15.1万セット
5.輸液ポンプ 据置型 ローラータイプ(人工透析用)
  市場概要
  市場規模
6.医薬品注入コントローラー 自動点滴装置 自然落下型
  市場概要
  市場規模
  企業別動向
7.輸液ポンプ・輸液ライン関連製品
  7-1 輸液セット
    製品概要
    市場概要
    市場動向:2020年度2億4,165万セット・113億39百万円、
    2021年度は2億4,753万セットの予測
    定量筒付輸液セット(微量・精密用)Measured Volume Set市場動向:
    2020年度19.7万セット市場、2021年度は22.1万セットの予測
  7-2 翼状針・翼状静注針
    市場概要
    市場動向:2020年度 数量ベースで前年比4.1%ダウンの2億4,871万本、
    2021年度は2億5,900万本の予測
    Safetyタイプ市場動向:2020年度1億7,945万本、48億7百万円、
    2021年度1億9,545万本の予測
  7-3 留置針 プラスチックカニューレ型静脈内留置針・透析用
    市場概要
    市場規模:2020年度 トータル市場2億4,185万本、204億47百万円市場、
    2021年度は2億4,738万本・206億39百万円の予測
    企業別動向:メディキット  静脈内留置針、
    透析用留置針ともにトップシェアを維持
    プラスチックカニューレ型静脈内留置針
    透析用留置針
    静脈内留置針Safetyタイプ:9,125万本・69億7百万円市場、
    金額ベース市場規模に対し74.8%の占有率 
    2021年度は9,425万本・71億31百万円の予測
  7-4 延長チューブ・エクステンションチューブ
    市場概要
    市場動向:2020年度8,649万本・78億12百万円、2021年度は8,852万本、
    80億95百万円の予測
    2020年度Safety輸液製品:ライン製品市場276億65百万円、
    栄養ライン製品市場96億13百万円
  7-5 三方活栓(一般用・耐圧用)
    市場概要
    市場規模:2020年度 数量ベース前年比5.8%ダウンの2,498万ケ市場、
    2021年度2,565万ケ予想
    耐圧用三方活栓(低圧・中圧・高圧)
    市場動向
  7-6 高カロリー輸液用カラバック
    市場概要
    市場動向:2020年度100.5万枚・4億36.4百万円、
    2021年度102.1万枚・4億44.5百万円の予測
    在宅中心静脈栄養法 (HPN)
    市場概要:微増推移の予測
  7-7 各種フィルター
    輸血(血液)フィルター市場
      市場概要
      市場動向:2020年度 2億30百万円市場
    輸液フィルター(セット)市場
      市場概要
      市場動向:2020年度 267.2万セット・17億37百万円
    除菌フィルター(バクテリアフィルター)・HME・HMEF(人工鼻)市場
      市場概要
      市場規模:2020年度 バクテリアフィルター市場 113.0万ケ、7億88.4百万円、
      HME+HMEF市場については1,000.9万ケ・44億41.7百万円
      企業別動向(HME・HMEF)
    トランスデューサー 保護 フィルター市場
      市場概要
    人工心肺用動脈フィルター市場(胸部心臓血管外科)
      市場動向:2020年度9,383ケ、1億6百万円市場、オールインワンパック化進む
    硬膜外カテーテル用フィルター
      市場動向:2020年度53.0万ケ、1億77百万円市場、2021年度は50.8万ケの予想
  7-8 中心静脈用カテーテル
    市場概要
    市場動向:2020年度トータル本数は新型コロナによる手術減等の影響もあり前年比11.6%
    ダウンの107.93万本/セット、2021年度110.52万本/セット見込み
    (1)シングルルーメン:2020年度:53.25万本/セット、
      2021年度:55.22万本/セット見込み、
      うちSeldingerタイプは27.47万本/セット、
      Direct Punctureタイプは25.78万本/セット
    (2)マルチルーメン:2020年度は54.68万本/セット、
      2021年度55.3万本/セット見込み
    (3)新生児・未熟児・中心静脈栄養カテーテル市場(PIC・PICC 市場):
      未熟児・新生児タイプは5.88万本/セット
      (2021 年度:5.07 万本/セット)、
      末梢留置型中心静脈カテーテル(大人用PICC)市場は
      2020 年度16.73 万本、2021 年度17.66 万本見込み
  7-9 安全機構付き/Safety(感染防止)製品市場
    市場概要
    市場動向:2020年度 市場規模は529億14.9百万円、
    2021年度は544億10.5百万円の予測
    企業別動向:トップシェアのテルモは 138億5百万円で26.1%、
    次いでJMSが18.5%、トップ14.2%、ニプロ13.7%のシェア

<シリンジポンプ市場>
8.シリンジポンプ 一般・据置型
  市場概要
  市場規模
  企業別動向
9.シリンジポンプ インスリンポンプ(携帯型)
  市場概要
  市場動向
  企業別動向
10.シリンジポンプ TCI(目標制御注入法)用 ディプリフューザーTCI機能搭載型
  市場概要
  市場規模
  企業別動向
11.人工肺市場 並びに各種関連製品
  市場概要
  1.人工肺市場
    市場規模:新型コロナウイルスの感染拡大による手術延期等で
    症例数がマイナスとなる中、一般開心術の伸びは無く、
    2020年度は5.8%ダウンの67,241ケ、
    2021年度は7.0%アップの71,952ケ見込み
    企業別動向:上位企業のテルモ、泉工医科工業の国産2社が
    安定実績で高シェア維持
  2.遠心式体外循環用血液ポンプ:遠心ポンプ市場(ポンプヘッド)
    市場概要
    市場動向:2020年度は1,061ケ増の45,177ケ、2021年度は44,601ケ見込み、
    装置は2020年度大幅増の477台、2021年度346台見込み
  3.人工肺回路市場(メイン回路) 
    市場動向::2020年度57,004セット、2021年度は60,715セット見込み
  4.Hemoconcentrator(血液濃縮器)市場
    市場動向::2020年度57,900ケ、2021年度59,650ケ見込み
  5.人工心肺装置市場
    市場動向:手術室関連予算が縮小傾向に加えて、新型コロナにより
    更に手術件数の減少から、2020年度46台、2021年度64台見込み
  6.心筋保護供給装置・心筋保護液注入(冷却)装置 Cardioplegia System 市場
    市場動向:人工心肺装置同様、手術室関連予算の縮小に加え
    新型コロナの影響を受ける
12.IABP装置(大動脈内バルーンポンプ)
  市場概要
  市場動向:2020年度は7台減の148台、2021年度は163台見込み
13.補助人工心臓セット
  市場概要
  市場動向:2020年度の体外設置型補助人工心臓は大幅減の41セット、
  2021年度28セット見込み、体内植込型は2020年度150セット、
  2021年度は190セット見込み
14.高低体温管理持装置 体温自動加温装置・体温維持装置・体温冷却装置
  製品概要
  市場概要
  市場規模
  企業別動向【Hi-end 低体温管理装置】
  企業別動向【Middle-end 高体温管理装置】
15.人工腎臓透析市場 Hemodialysis
  市場概要
  患者数:2019年末の慢性透析患者前年比4,799人増(1.4%アップ)の
  344,640人、導入患者数は前年比1.0%アップの40,885人、
  死亡患者数は2.3%アップの34,642人
 
  ダイアライザー:HD、ヘモダイアライザー:HDF
    市場規模:HD・HDFトータルで2020年度は6,038万本、
    2021年度は2.9%アップの6,214万本見込み、
    うちHDFは2020年度で2,143万本、2021年度2,380万本見込み
    企業別動向:HDFでは各社とも2ケタ台のアップの中、
    ニプロが依然高い市場占有率
  人工透析用血液回路
    市場動向:2020年度1.3%アップの5,228万セット、
    2021年度は1.8%アップの5,320万セット見込み。
  透析装置
    市場動向:2020年度16,050台、2021年度16,750台見込み
  在宅血液透析
    市場動向:2019年末の患者数は760人、直近5年間は平均約50人の増加
  人工腎臓透析用剤
    市場動向:On-line HDF 患者の増加で、2020年度253億80百万円、
    2021年度256億20百万円見込み、うち粉末製剤市場は178億73百万円、
    2021年度181億56百万円見込み
  腹膜透析:PD市場
    市場動向:2019年末は前年比475人増の9,920人に
16.造影剤注入装置 MRI用・CT用・アンギオ用・超音波用・尿路用・循環器用
  市場概要
  市場規模
  参考資料:X線CT装置市場
  企業別動向:CT用造影剤注入装置市場
  参考資料:MRI市場
  企業別動向:MRI用造影剤注入装置市場
  参考資料:血管撮影用X線装置市場
  企業別動向:アンギオ 一般用・循環器用市場
  参考資料:アンギオキット
  市場概要:
  市場規模:2020年度アンギオキット/パックは127.14万セット、
  2021年度は128.65万セット見込み
  企業別動向:装置展開企業3社(シーマン、アシスト・ジャパン、バイエル薬品)
  で数量ベース76.6%のシェア
17.造影剤注腸装置 バリウム注腸用造影剤注入・排泄キット
  市場概要・市場規模
  企業別動向

【PARTⅢ 医療用ポンプ参入企業分析】

約25社

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