2023年版 建物の省エネ・脱炭素化の動向と展望(非住宅編) ~ZEB市場の現状と2030年度予測~

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて日本政府が設定した2030年度目標では、ビルなど非住宅建築物でのエネルギー消費にあたる「業務その他部門」に対し、約5割の温室効果ガス排出削減を求めている。このことから、非住宅建築物のゼロエミッション化に寄与するZEB(Net Zero Energy Building)の拡大が急務となっている。また、政府は2030年には新築、2050年にはストック平均で、ZEB水準の省エネ性能が確保されることを目指しており、今後つくられる非住宅建築物にはZEBをベンチマークとした設計が必須となる。本資料では、日本国内におけるZEB市場について、統計資料やZEBを手掛ける事業者の取り組み概要などから現状を把握し、2030年に向けた将来予測や課題などについて取りまとめる。

発刊日
2023/07/28
体裁
A4 / 150頁
資料コード
C65105100
PDFサイズ
13.6MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的
・2050年カーボンニュートラルの実現に向けて日本政府が設定した 2030 年度目標では、ビルなど非住宅建築物でのエネルギー消費にあたる「業務その他部門」に対し、約 5 割の温室効果ガス排出削減を求めている。このことから、非住宅建築物のゼロエミッション化に寄与する ZEB(Net Zero Energy Building)の拡大が急務となっている。
・また、政府は 2030 年には新築、2050 年にはストック平均で、ZEB 水準の省エネ性能が確保されることを目指しており、今後つくられる非住宅建築物には ZEB をベンチマークとした設計が必須となる。
・本資料では、日本国内における ZEB 市場について、統計資料や ZEB を手掛ける事業者の取り組み概要などから現状を把握し、2030 年に向けた将来予測や課題などについて取りまとめる。
調査対象:ZEBの設計・施工実績を有するゼネコン、設計事務所、空調機器メーカー、空調衛生設備工事事業者 計11社
調査内容:目次の内容に準ずる。
調査方法
専門調査員による面接ヒアリング調査(対面取材または Web 取材)
各種統計、文献資料などの収集/分析調査
調査期間:2023年5月~2023年7月

調査結果サマリー
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ZEB(Net Zero Energy Building)市場に関する調査を実施(2023年)
ZEBの市場規模は一貫して成長、2030年度には12兆300億円まで拡大すると予測
~足元では計画段階からZEB設計のプロジェクトが目立つ~

資料ポイント
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  • 非住宅建築物の着工予測を踏まえ、2030年度のZEBの市場規模予測(床面積・金額ベース)を算出。
  • ZEBを実現する要素技術開発の動向を、創エネ、省エネ アクティブ技術/パッシブ技術に整理。また、主なZEB参入プレーヤー(ゼネコン、サブコン、設計事務所、空調メーカー)へのヒアリング調査を実施し、その事業戦略から、今後のZEB市場のトレンドを予測。

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 ZEB市場の現状と将来展望

1.1 ZEB市場の推移
  1.1.1 ZEB市場全体の推移
  1.1.2 建物用途別の推移
  1.1.3 性能ランク別の推移
  1.1.4 新築・改修別の推移
1.2 ZEB市場の将来展望と課題

第2章 ZEB市場を取り巻く環境

2.1 非住宅新築市場の動向
2.2 2050年カーボンニュートラルに向けた非住宅関連施策の動向
  2.2.1 ZEBの定義・評価方法の確立
  2.2.2 ZEBの定義見直しと今後の課題

第3章 ZEB市場参入プレーヤーの事業戦略

3.1 参入プレーヤーのZEBへの取り組み概要
3.2 主なプロジェクト
  3.2.1 延床面積1万㎡以上の大型プロジェクト
  3.2.2 ゼネコン技術研究所
  3.2.3 ZEB改修
3.3 ZEBを実現する要素技術開発の動向
  3.3.1 省エネ パッシブ技術
  3.3.2 省エネ アクティブ技術
  3.3.3 創エネ技術
3.4 近年の状況・外部環境
3.5 建物用途別の動向
3.6 課題・2030年度に向けた市場見通し

第4章 ZEB市場参入プレーヤーの事業実態(企業別個票)

4.1 株式会社安藤・間
4.2 株式会社久米設計
4.3 ダイキン工業株式会社
4.4 ダイダン株式会社
4.5 大和ハウス工業株式会社
4.6 株式会社竹中工務店
4.7 東急建設株式会社
4.8 戸田建設株式会社
4.9 前田建設工業株式会社
4.10 株式会社三菱地所設計
4.11 株式会社山下設計

図表

図表 1-1 ZEB市場全体の市場規模推移
図表 1-2 建物用途別の床面積推移
図表 1-3 建物用途別の床面積推移(増減率・構成比)
図表 1-4 建物用途別の金額推移
図表 1-5 建物用途別の金額推移(増減率・構成比)
図表 1-6 性能ランク別の床面積推移
図表 1-7 性能ランク別の床面積推移(増減率・構成比)
図表 1-8 性能ランク別の金額推移
図表 1-9 性能ランク別の金額推移(増減率・構成比)
図表 1-10 新築・改修別の床面積推移
図表 1-11 新築・改修別の床面積推移(増減率・構成比)
図表 1-12 新築・改修別の金額推移
図表 1-13 新築・改修別の金額推移(増減率・構成比)
図表 1-14 2024年4月以降(予定)の省エネ基準
図表 1-15 ZEB市場の将来予測(床面積・金額)
図表 1-16 ZEB市場の床面積予測
図表 1-17 ZEB市場の床面積予測(増減率・構成比)
図表 1-18 ZEB市場の金額予測
図表 1-19 ZEB市場の金額予測(増減率・構成比)
 
図表 2-1 非住宅建築物の着工床面積・工事費予定額の推移
図表 2-2 ZEBの定義・評価方法(ZEBの定義イメージ)
図表 2-3 ZEBロードマップ(2018年5月公表)
図表 2-4 ZEB Orientedの評価イメージ
図表 2-5 WEBPRO未評価技術(抜粋)
 
図表 3-1 主要参入プレーヤーのZEBへの取り組み概要
図表 3-2 延床面積1万㎡以上のZEB事例(抜粋)
図表 3-3 主要ZEB参入プレーヤーにおける省エネ パッシブ技術の動向
図表 3-4 主な空調方式
図表 3-5 主要ZEB参入プレーヤーにおける省エネ アクティブ技術の動向
図表 3-6 主要ZEB参入プレーヤーにおける創エネ技術の動向
図表 3-7 主要ZEB参入プレーヤーにおける近年の状況・外部環境
図表 3-8 主要ZEB参入プレーヤーにおける建物用途別の動向
図表 3-9 主要ZEB参入プレーヤーにおける事業課題・市場見通し

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