食肉加工工場のハラール認証の重要性

インドネシアで人気のミートボール（Ｂａｋｓｏ）を販売する事業者にとっての食肉加工工場は、製品のハラール性を決定する上で重要な役割を果たします。

「ミートボール販売する事業者がハラール認証を受けていない食肉加工工場で肉を加工する場合、使用される設備でハラールではない肉が加工されている可能性があります。多くの肉はハラールですが、仕入れや在庫をきちんと記録しているかどうかはわかりません」とLPPOMの上級監査員であるスギアルト氏は、道具と加工エリアの清潔さが重要であると強調します。ハラール食肉と豚肉のような非ハラール食肉とで設備を交互に使用される場合、設備はヘビーナジスに汚染ことになります。この場合、ハラール製品のために利用されることができません。

ミディアムナジスの場合は、におい、色、味が取り除かれるまで水を使って器具を洗浄するだけで済みますが、豚肉のようなヘビーナジスは特別な洗浄をしなければなりませんので、共有設備で加工できません。別の製造設備が必要になります。

最終製品全体のハラール性を保証するためには、食肉加工工場がBPJPHハラール認証を取得することも重要なことです。事業者は使用した材料に関する証拠書類を提出しなければなりません。その証拠には、肉の購入リストや使用した添加剤、製造工程の記録などが含まれます。