第１章　薬局・薬店の現状と将来展望

１．薬局・薬店の推移と経営状況

薬局数は増加続き４万６千軒超える。一般販売業、薬種商販売業は軒数減らす
医薬品小売業の商店数・従業者数・年間販売額・商品手持額・売場面積推移
ドラッグストアおよび調剤薬局株式公開企業の業績推移

(１)薬局・薬店の現状

大手チェーンは新店効果で増収を継続、利益面も単価の下落を経費削減で増益に

(２)主要ドラッグチェーンの戦略

マツモトキヨシは2002年度90店舗の出店を計画、得意の都市型店舗に注力
ハックキミサワは2002年度から東京でのチェーン展開を加速化、今後３年間で50店舗以上に拡大
ツルハは関東での本格展開を開始、サンドラッグは九州地区へ積極出店
各社とも自社地盤のドミナント強化を図りつつ、他社地盤への本格進出を開始
主要企業の売上高、店舗数目標

(３)業態開発のゆくえ

マツモトキヨシは都市型店舗を再強化、サンドラッグも都市型小商圏向けの新業態「ドラッグストアバーム」を本格展開
分業率上昇でドラッグストアの調剤併設が急増

(４)薬局・薬店の将来展望

活発化する合従連衡、2001年以降は合併が増加
ドラッグ業界における主な合併および提携状況
主なドラッグチェーングループの概要
業界再編の基軸となるのはイオン・ウエルシア・ストアーズ、マツモトキヨシグループ、カワチ薬品・サンドラッグ連合の３グループを軸に展開
注目は関西地区におけるセイジョー・コクミン連合の動向
提携、グループ化の目的は共同仕入れや共同配送に伴う効率化の実現に止まらず、ドラッグストアとしての理想の追求
ウォルマートの脅威がＤｇＳ業界の危機感煽り、合従連衡加速化の要因にも
主要ドラッグチェーンの売上高・経常利益一覧
薬事関係業態数調査

ＯＴＣ市場規模推移と予測
ＯＴＣ主要14薬効の市場規模推移と予測