2002年版 ポリエチレン市場の徹底分析

発刊日
2002/06/25
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体裁
A4 / 240頁
資料コード
C44100200
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

はじめに

第1章:ポリエチレン市場の展望


業界再編は一段落もグローバル市場での国内PEメーカーの位置づけは厳しさ増す
アジア市場で影響力増す欧米メジャー、アジア新興メーカーに対し 国内PEメーカーの競争力をどこに見出すか
PE樹脂メーカーは何を武器に勝ち組目指す
三井住友ポリオレフィン本格始動、大規模な能力と技術シナジーで圧倒的な強み見せる
迎え撃つ他社はもう一段のアライアンスによる規模と技術の相互補充が必要に


第2章:種類別ポリエチレン市場の動向


【1】HDPE市場の展望

拡大が期待されたPFT、配水パイプ向け需要は思ったほど伸びず差別化の決定打を欠く状況に
生き残りにはもう一段の合理化が必要に
主力のフィルム向けは加工品の輸入拡大で需要量、収益ともに減少傾向続く
小型ブローでは薄肉化を始めとする開発競争が第二ステージへ
国内自動車メーカーのアライアンスでPFTが本格的な立ち上がりの兆し見せる
パイプ分野ではPE配水管での採用拡大、PE100の次の差別化が課題に
旭化成ではメタロセンHDPE、ハイブリッドグレード、HDPEパウダーなど
特殊品の投入で差別化図る
【2】LDPE市場の展望

フィルム、汎用用途でL-LDPE化の動き進む
各社とも収益性が高い特殊品へとシフト、クリーン性活かしたマスキングフィルムが拡大
加工紙 2001年はドライラミ化や輸入品流入の影響で縮小
電線被覆は日本ユニカーが圧倒的な強さを維持
電線のエコ化でノンハロゲン難燃グレードが拡大
【3】EVA、エチレン系コポリマー市場の展望
シーラントフィルムではメタロセンL-LDPEへの代替進むも
ニーズに対するフレキシビリティの高さでニッチ分野では安定した需要を確保
【4】L-LDPE市場の展望
三井住友ポリオレフィンの始動に続き、日本ポリケム・JPO統合など 国内L-LDPE市場の大型再編大詰めへ
主力フィルム分野では各社のメタロセングレードが開発時期を過ぎ本格的な拡大期へ
貼合フィルムと一般フィルムの両分野で攻守入乱れての攻防戦に
メタロセンL-LDPEの「シェア拡大」「勝ち残り」に向けた競争が激化
収益と供給の安定がポイントに
【5】V-LDPE(プラストマー)市場の展望
開発競争は低密度化へ
プラストマーの世界でもメタロセン技術による開発競争進む

第3章:ポリエチレンメーカーの動向と戦略

三井住友ポリオレフィン
96万t/年の能力を有する日本最大のPEメーカー誕生
コスト競争力と技術面での差別化を両立し全方位的展開進める
欧米メジャー、中東・アジア新興国メーカーに対しては総合的な技術力活かした差別化を推進
ポストメタロセンの新触媒技術活かした新PEの開発進む
HDPEではプラント規模を活かしたコスト競争力と ガソリンタンク、パイプなど高機能分野での開発力に強み
LDPEはオートクレーブ、チューブラー双方の技術を活かした展開進める
メタロセンL-LDPE「エボリュー」、フィルム向けボリュームゾーンで好調
HAO「ウルトゼックス」はニッチに特化した展開もフル稼動続く
プラストマーではメタロセングレード「エボリューP」のみSMPOで展開
日本ポリケム
市場の中で自社のポジションに最適な事業体制を構築
LDPE 押出ラミ向けは成形性を評価され安定した出荷を確保
マスキングフィルム向けはIT不況の影響で横ばい
L-LDPE メタロセングレード「カーネル」の成長で貼合フィルム向けが大きく拡大
「カーネル」は2001年に3万tの出荷実績、HAO分野での展開に加え
EVA、低密度のプラストマー領域で強み見せる
HDPEでは川崎の47,250tプラントを休止させ合理化図る
日本ポリオレフィン
個性化製品への注力とコストダウンにより国際競争力強化を進める
HDPEはプラント統合と能力増強を進め生産効率化とコストダウンで競争力向上
主力ブロー分野ではPET向け新グレードを投入
LDPEではDEFカバーフィルム向けを寡占
生産から出荷までのきめ細かい工程管理体制で高純度、ゲルフリーグレードに圧倒的な強み
メタロセンL-LDPEハーモレックスは貼合フィルムでHAOを代替
2001年にはL-LDPE出荷量の20%まで成長
事業収益の改善と累損の一掃を目標とした中期計画「翔輝21」
初年度には25億円の収益改善を実現
日本ユニカー
電線向けで圧倒的な強み
新会社であるUCCとダウの合弁後もPE事業体制に変化無し
国内市場においてはPEメーカーの再編の流れの中で微妙な位置づけに
シェアトップの電線向けは通信、電力双方の需要を取りこみ着実に拡大
LDPEだけでなくL‐LDPE電線被覆も成長
環境問題対応でノンハロ難燃グレードに注目集まる
難燃性を有した「ナックセーフエコ」では電力ケーブルのエコ化により拡大
加工紙、フィルムなどでは高付加価値分野へのシフト進める
L-LDPEではメタロセングレードのラインナップも検討
EVAはラップフィルム、農業フィルムでPVC代替需要を取り込む
東ソー
小回りの効く体制でニッチ分野、特殊品のニーズを確実にフォロー
PE高付加価値化路線を打ち出す
LDPE 主力の押出ラミは一時的に出荷量落とすも低臭性、加工特性など技術力と品質の差で2002年には需要取り戻す
L-LDPEではHAO化率6~7割、押出ラミで高い伸び示す
貼合フィルムではメタロセンL-LDPEとの競合も激化
HDPEはプラント立地に優位性、中型ブローとパイプに注力
EVAではVAコンテントの低いものから高いものまで総合的に展開
VAコンテントと添加剤の処方で細かいニーズにも対応
旭化成
メタロセンHDPEや「サンファイン」など特殊グレードでの展開進める
LDPEでは国内最大級のチューブラー法プラントを有し汎用フィルム分野で強み見せる
L-LDPEは生産設備を持たず仕入販売のみの展開
メタロセンHDPE「クレオックス」、HDPE需要の5%確保を目標に拡販
異なる触媒を組み合わせた新ハイブリッドグレードの開発も進む
「サンファイン」シリーズは年間3,000t~5,000tの安定した需要を確保
出光石油化学
石油系樹脂メーカーとしてのポジション活かし競争力を強化
L-LDPEでは2001年にC8「モアテック」の比率が70%に
メタロセンL-LDPEが入りこめない細かいニーズへの対応で差別化
HDPEでは機能・性能を強化した新グレードを投入、品質管理で差別化
宇部興産
小規模プラントを逆手に取り国内市場向け特殊品に特化した展開進める
LDPE 主力のフィルム向けでは高機能分野への進出が課題
電線被覆はIT不況で苦戦
メタロセンL-LDPE「ユメリット」、気相法5万tという生産体制を活かし競合品の課題を補う形で需要を伸ばす
京葉ポリエチレン
HDPEに特化した展開の中、海外玉とどう戦うか
削れるコストは全て削り輸入品との価格差是正に取組む
主力のフィルム向けではユーザーニーズにきめ細かく応える差別化品を作りこむ
プラスチックパレット・コンテナ需要の拡大で射出成形向け出荷量が成長
日本ソルベイ
一般グレードではなく高付加価値分野に注力
日本市場ではパイプに特化した展開進める
2001年に親会社であるソルベイ社が英国BP社と事業交換・提携を実施
HDPE合弁会社「BPソルベイ」はエクソンモービルに継ぐ世界2位のグループに
国内市場では配水パイプのPE化により高い成長続く
「PE100」認証グレードは品質、コスト競争力に自信
国内のPET向けではソルベイのHDPEの採用には至らず、今後の拡販に注力
ダウ・ケミカル日本
メタロセンL-LDPE、プラストマーなど低密度の特殊品に強み
ダウとUCCの合併で世界最大のポリエチレンメーカー誕生も
ダウ・ケミカル日本の国内市場での展開への影響は見られず
C8L-LDPE、メタロセン、L-LDPE、プラストマーの主力3グレードで高い実績
食品包装用シーラント分野を狙った攻勢も始まる
競争が本格化したメタロセンL-LDPEでは価格と供給の安定性を武器に収益確保

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