2002年版 高機能フィルム市場の展望と戦略
発刊日
2002/07/23
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体裁
A4 / 465頁
資料コード
C44100500
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調査資料詳細データ
リサーチ内容
はじめに
第1章:高機能フィルム市場の展望
1.「宝の山」の採掘ははじまったばかり、まだ競争に間に合う
現在成功している製品も「歴史と背景」がある
2.材料開発、延伸技術、2次加工技術、販売力
問われるトータル・ストラテジー・コンストラクション
3.重要性増すポートフォリオ・マネジメントによる「選択と集中」
第2章:LCD関連フィルム市場の徹底分析
1.偏光板市場の動向
2001年度の偏光板市場規模は約1,300億円、2002年度は前年比30%アップの1,700億円超に
韓国、台湾、中国メーカーが偏光板市場に新規参入
厳しいコストダウン要求の中で、いかに高機能偏光板を投入していけるかが差別化の決め手
自社あるいは協力メーカーと共同で高機能光学フィルムを開発できるかがポイント
2.偏光板材料市場の動向
【1】TACフィルム3.光学機能フィルム
富士写真フイルム、2003年春には5,000万㎡増強し、合計能力は15,000万㎡/年
コニカはTACフィルム事業化3年目、57μm、40μmの薄肉グレードが戦略商品に
今後も高品質が要求される分野で供給可能なメーカーは世界的にも富士写真フイルムとコニカの2社のみ
【2】PVAフィルム
クラレの1社独占体制崩れる、日本合成化学は高重合度PVAフィルムで差別化図る
【3】プロテクトフィルム(PET系、PE系)
【4】リリースフィルム(セパレーター)
偏光板メーカーへのサプライヤーは先発の3社に加え、東洋メタライジング、藤森工業も参入
偏光板用セパレーターでは原反も合わせると三菱化学ポリエステルフィルムが70%のシェア
【1】視野角拡大フィルム4.積水化学
1.富士写真フイルム
「WVフィルム」は大幅増強、2003年秋には3,600万㎡/年体制へ
下方からの視野角拡大タイプ、動画対応タイプなど第3世代型の開発も急ぐ
2.新日本石油
カメラ付携帯電話の市場拡大により小型TFT向けに「NHフィルム」の市場拡大のチャンス
3.住友化学
「new VACフィルム」、VA、OCB、IPSモードなどの液晶テレビ向けで優位性
【2】位相差フィルム
1.鐘淵化学
2.帝人
次世代型広帯域位相差フィルム(WRF)が実績を拡大
3.JSR
反射型カラーTFT用位相差フィルムとして2000年半ばより需要が立ち上がる
2002年度より本格参入、大幅な薄肉化がメリット5.新日本石油
6.ポラテクノ(DEJIMA)
【3】反射防止フィルム・防眩(AG)フィルム(LCD分野)
性能面でスパッタリング・蒸着タイプも残るもコスト面でウェットコーティングタイプにシフトの動き
反射防止性能のほかに求められる防汚性、耐擦傷性
バッチ式スパッタリングタイプは性能も価格も最高水準
凸版印刷の蒸着Roll to Rollはどこまで戦えるか
ソニーケミカルもRoll to Rollによるスパッタリングで新規参入へ
反射防止フィルムの市場拡大でAGタイプは縮小が予想されるもAG・LRで確実に残る
2002~2003年度は富士写真フイルムと大日本印刷の本格参入で業界マップは塗り変わる
【4】半透過反射フィルム
【5】輝度上昇フィルム
1.住友スリーエム
2.日東電工
3.メルク・ジャパン
4.バックライト周辺フィルム
【1】光拡散フィルム
【2】高反射フィルム
【3】ランプリフレクター
【4】その他
5.プラスチック液晶基板
市場は徐々に拡大も市場規模は25億円程度にとどまる
コストの高さを背景として、ページャから携帯電話への急激な切り替え、
携帯電話のカラー化とTFT化がプラスチック液晶基板の市場拡大の阻害要因に
第3章:注目される高機能フィルム2次加工製品市場の動向
1.磁気用フィルム
オーディオテープは光ディスク化の急速な進展で減少傾向に拍車2.反射防止フィルム(PDP、その他)
民生用ビデオ、ブランクメディアでは磁気テープが主流も韓国品が中心に
プロ用ビデオは放送局のアーカイブ需要などで暫くは安定した需要を確保
データ記録用では高容量化に向けた開発競争とともに原反の素材間競争も激化
PDPが反射防止フィルム市場の拡大を牽引3.フレキシブル銅張積層板
先行した日本油脂はデファクトスタンダードとして、旭硝子は総合力で強み
PDP光学フィルターメーカーの反射防止フィルムの自社生産やサプライヤーとの緩やかな関係ができつつある中で新規参入メーカーが続々と名乗りをあげる
CRTの価格ダウン、技術競争、ソニーの完全内製化で市場参入意欲は冷え込む
CRT分野での草分け・東洋メタライジングは市場撤退
コスト最優先で市場マップは大変動も、スパッタリングで旭硝子、ウェットコーティングで大日本印刷と富士写真フイルム
2002年後半以降、反射防止フィルム市場で本格的な勝負が始まる
参入メーカーの多さで淘汰企業も
2層CCL市場のポテンシャル4.ウィンドウ・フィルム
FPC向け3層CCLは2ケタ成長続く
輸出比率アップで問われるコスト競争力、国内向けは高い要求レベルに応える
まだ見えない勝敗の行方、実装方法、材料、異なる生産方法で混沌
高成長続ける2層CCL、2003年度にはフレキシブル銅張積層板市場全体の15%まで拡大
参入メーカーの動向、大手FPCメーカーには2層CCL内製の可能性も
これまで別の道を歩んできたFPCとTABが2層CCLで真正面から出会う
ノートPC、パソコンモニターなど大型LCDドライバーIC実装ではカシオマイクロニクスのCOFが業界を揺るがす
従来のTABテープメーカーもCOFをラインナップ
FPCメーカーもCOFで大型LCD分野に本格展開へ
市場は小さいながらもパッケージ分野でもCOF化進む
用途別展望、
特に高い伸びが予想される小型および大型LCD向けCOF、多層FPC、PDP用FPC
PIフィルムと銅箔の行方、メインプレイヤーとなる材料は
技術のブラッシュアップこそ重要
自動車用では2000年を底に需要は回復基調に向かう5.グラフィック・マーキング・フィルム
用品用は価格競争が激化、各社とも機能重視の業務用の開発に注力
建築用では「地震対策」需要が減少、一般住宅や内装・ショウウインドウ向けフィルム等
飛散防止・省エネに止まらない新たなカテゴリーの製品開発が活発化
ビジュアル重視のグラフィックフィルムの需要が急速に拡大し99年から2001年までのトータル市場規模は堅調な推移示す
塗料代替のマーキングフィルムは看板・サインのビジュアル化の流れの中で減少傾向に
グラフィックフィルムはラッピングバスの拡大やサイン・看板のビジュアル化で急速に拡大
デザインソフト、出力設備(ハード)まで含めたトータルシステム展開が差別化のポイントに
新たなカテゴリーとしてオンデマンドのデジタル印刷壁紙も登場
第4章:工業用・産業用フィルム2次加工メーカーの展望と戦略
日東電工
偏光板世界№1のオールラウンドプレイヤーサンリッツ
偏光板まわりの光学機能フィルムも自社開発品で続々投入
カラーLCD用プラスチック液晶基板にも参入、2001年夏より量産開始
LCD偏光板のパイオニア、世界トップも視野に住友化学工業
2001年度は厳しい状況の中で売上・シェアともに拡大
2003年には偏光板供給能力は台湾・力特合わせて年産2,880万㎡、世界トップシェアも視野に
偏光板供給能力は台湾・力特合わせ年産1,800万㎡
自社開発はコア技術に集中し副資材メーカーとの強固な協力体制を構築
新規開発のフラット・スペクトラム・ポラライザーをベースとし WRF、輝度上昇フィルムの組み合わせにより中小型分野に攻勢かける
韓国、台湾、中国で偏光板設備大幅増強ポラテクノ
2005年に世界偏光板市場のシェア25~30%、売上高500億円を目指す
韓国、台湾では2003年より偏光板からの一貫生産体制に、世界能力は1,500万㎡/年へ
偏光板は各種の光学機能性フィルムとの貼合で様々なグレードをラインナップ
中でも小型反射型カラー用に強みをみせる
高耐久偏光板で70%、プロジェクター部材で80%以上のシェア日本合成化学
中小型LCD向け、特殊偏光板、高耐久偏光板に特化
リアプロジェクションTV向けにワイヤー格子型極超高耐久偏光板を重点展開
光学機能性フィルムは自社開発も
光学用PVAフィルムを外販へ、偏光板は中国で生産ACE DIGITECH
中国偏光板製造合弁会社は事業内容を重視、中耐久タイプ、STN向けも投入へ
偏光板他社へのPVAフィルムの外販はやや遅れるも特許と特殊品ラインナップを背景に勝算見込む
PDP電極用ドライフィルムレジストに大きな期待
ベンチャー・キャピタルを主たる株主とした韓国独立系偏光板メーカー富士写真フイルム
モバイル機器向けを中心とした小型TFT、STN用偏光板に注力
LCD分野で益々高まるポジショニングリンテック
2005年3月期にはディスプレイ関連売上高1,000億円超へ
TACフィルムは世界最高の品質水準
2003年春には5,000万㎡増強し、合計能力は15,000万㎡ 「WVフィルム」は大幅増強、2003年秋には3600万㎡/年体制へ
下方からの視野角拡大タイプ、動画対応タイプなど第3世代型の開発も急ぐ
反射防止フィルムは2002年度後半から本格攻勢かける
TACフィルム有する強みに材料開発・生産技術でも数歩抜き出る
液晶カラーフィルター作製システム「トランサー」は現状維持
粘着コーティング技術で各種分野に展開する2次加工フィルムトップメーカー住友スリーエム
半導体関連フィルムでの開発コンセプトは"間接材料から直接材料へ"
今後もさらにデバイスの中へ踏み込んだ新製品開発へ
光学関連事業の売上高2001年度で125億円、2002年度は170億円、2003年度には200億円事業を目指す
電気・電子分野のウェイトが高い剥離フィルム事業
競争激化で同分野を死守しながら他分野への展開強化へ
自動車用飛散防止・省エネフィルムは市場縮小の中でも高シェアを維持
建築用ウィンドウフィルムでは透明熱線反射フィルム「レフテル」が成長
室内ガラス向け「ミストラス」、ビジュアルプリントを組み合わせた「ウインコス」など従来のウインドウフィルムの範疇に止まらない新製品を続々投入
インターネットで建築用ウインドウフィルムの専門サイトを立ち上げ従来フォローし切れなかった細かいニーズ、新規ユーザーの取り込みを進める
デザインから出力、加工、施工までトータルで対応するフルカラーマーキングフィルムが成長
オンデマンドのデジタル壁紙など新たな需要開拓も積極的に進める
独自の技術力と市場ニーズのキャッチアップで常に新たな市場を開拓帝 人
建築用ウィンドフィルム、マーキングフィルムでトップシェア維持
ウインドウ・フィルムでは従来の窓貼りだけでなく室内向けシリーズを投入
内装フィルムなどとセットでトータル提案を進める
マンション、一般住宅向けの本格展開を開始、新たな市場に期待
マーキングフィルムは「塗料代替」から「グラフィック」へのニーズの移り変わりに対応
自動車ラッピングやグラフィック広告の拡大でフィルム出荷量も順調に成長
セルフクリーニング機能、位置決め・エア抜き機能などの高機能製品やオンデマンドのグラフィック壁紙など独自開発の新製品を続々投入
流延法PCフィルム「ピュアエース」は4大用途を核とした展開新日本石油
STNおよびTFTの中小型向け位相差フィルム、プラセル基板で実績高まる
TFT大型向け位相差フィルムと次世代光ディスクカバーレイヤーも今後の柱に
次世代型広帯域位相差フィルム(WRF)が実績を拡大
プラスチック液晶基板とタッチパネルは原料から2次加工までの一貫生産で強み
STN向け位相差フィルム「LCフィルム」に加え小型TFT向けの「NHフィルム」も拡大期に入る積水化学工業
延伸技術を駆使したノルボルネン系位相差フィルム「エスシーナ」は小型から大型向けまで対応可能住友ベークライト
2002年度より本格市場参入、大幅な薄肉化がメリット
プラスチック液晶基板は5インチ以下は全てターゲット旭硝子
TFTカラー向けは2003年の採用を目指す
PESをベース材としてウェットコーティングからスパッタリングまでの一貫生産
社内で分散されていた各種の高度な技術がフィルム事業に集約・融合化きもと
エレクトロニクスやオプティカルなど最先端分野で実力示す
反射防止フィルム「アークトップ」は独自の素材と技術で先行
PDP光学フィルターの生産能力は倍増へ
スパッタリングによる透明導電膜はガラスにもフィルムにも対応
CRT向けの反射防止・電磁波遮蔽はスパッタリングによる独自技術の「WARAS(ワラス)」で対応
ETFEフィルム 農業用は好調、海外展開も注力
離型用はやや苦戦、壁紙向けは徐々に認知度が高まる
PCフィルムは難燃、絶縁分野でポジション確立
ハイレベルのコーティング技術とクリーンコーターで新製品比率アップへサンエー化研
LCD関連フィルムは今後も戦略育成製品
反射防止フィルムは現状はコンシューマー向けで展開も今後は製品向けでの展開へ、ハードコートフィルム供給という選択肢も
藤森工業 「ハイクリーン」を背景にフィルム二次加工技術で勝負かける
偏光板用マスキングフィルムはブラッシュアップした新製品でシェアアップ狙う
幅広い分野で展開するセパレーターの販売量は年間2,500万㎡
偏光板向けセパレーターも本格販売開始
2層CCL「フジフレックス」は能力増強で拡販体制に、両面タイプも開発中
粘着剤、精密塗工、異物管理、クリーン環境を活かし LCDマスキングフィルムで高い実績東洋メタライジング
2002年3月期業績はIT分野の落ち込みが大きく響く
LCD分野におけるマスキングフィルムはPE系ではほぼ独占
PET系はユーザーニーズに細かく迅速な対応で拡大図る
蒸着とコーティングの複合技術にクリーン生産環境を整備しさらなる躍進が期待
スパッタリングによるCRT向けの反射防止フィルムは2001年秋設備停止
ウェットコーティングでの仕切り直しへ
蒸着/めっき法による2層CCL「メタロイヤル」は携帯電話LCD向けのCOFで需要拡大
シリコーンコートフィルム「セラピール」セラコン工程向けで半分程度
LCD偏光板向けでの実績も徐々に高まる
日本製紙 高精度コーティング技術を武器にエレクトロニクス分野に注力
LCD関連フィルムは防眩フィルムで高い実績、反射防止フィルムでの展開も
第5章:フィルム(原反)メーカーの展望と戦略
東 レ
顧客重視・市場密着型の開発を進めるフィルム加工開発センターを設立、帝人デュポンフィルム
加工メーカーへの独自技術提供で差別化目指す
適地生産・適地販売を目指し海外拠点の再構築を推進しグローバルでのコスト競争力を強化
韓国ではセハンの加工部門買収し原反から加工品までの一貫体制構築も進める
フィルム加工製品開発センターの新設で原反だけでなく「技術」も供給
ユーザーニーズへのスピーディかつピンポイントな対応で競争力を強化
LCD、IT関連市場の落ち込みにより2001年出荷量は大幅に減少、2002年の巻き返し図る
磁気用 民生用AVテープ向けは海外シフトと光ディスクとの競合で激減
データ記録テープ向けへのシフトを進める
平滑性と走行性を両立した多層品「NEST」、ナノアロイ技術の応用によるPETフィルム、アラミドフィルムなど高性能フィルムを続々投入
主力のIT関連減少も新規用途開発に積極的に取り組む
フッ素フィルム 工業・産業用途向けにシフト、新製品開発も活発化
高付加価値フィルムでの展開を拡大、最先端の技術・設備で差別化図る三菱化学ポリエステルフィルム
新規川下二次加工も積極的に取り組む
欧米拠点のライン休廃止、中国拠点の拡大、日本国内における研究拠点の移転などグローバル規模での生産体制再構築進める
2001年はIT不況の影響で出荷量減少、新製品開発も進まず「守りの年」に
2002年には光学フィルム向け新製品で市場攻勢かける
光学関連以外でもコーティング、スパッタリングなど高度なフィルム表面加工技術を活かした製品開発進む
ラミネート缶用PETフィルムは出荷量、収益ともに成熟段階に
易成形の共重合フィルム「テフレックスTM」はPVC代替ニーズを取り込む
PENフィルム磁気用、工業ともに堅調に推移
磁気テープではLTOの本格的な立ち上がりとともにデータ記録用が拡大
工業・産業向けでは自動車関連用途でPENの特性活かした用途開発が活発化
光学関連では新開発の超高透明グレードの提案を進める
日、米、欧、亜の4極体制でグローバルメーカーとして力つける東洋紡績
日本市場を「開発拠点」としてスピード重視の事業展開進める
2001年はIT不況の影響で出荷量落とすも2002年には回復見込む
主力のシリコーンコートによる剥離フィルムが大きく減少、2002年にどこまで巻き返せるか
20数年に亘り培った技術・ノウハウで圧倒的な強み見せる
コンデンサ向けでは30%弱のシェアを確保、極薄品への特化を進め量より収益重視の展開へ
高透明・易滑フィルム「コスモシャイン」で工業用フィルムの需要拡大に取組むユニチカ
拡大する海外市場でのニーズに対応しフィルム海外事業部を新設
国内外で独自の高機能品での展開に注力、差別化と収益向上に取り組む
工業用PETフィルム出荷量に占める「コスモシャイン」の比率、2001年は40%程度に
液晶関連やタッチパネル向け導電フィルムなど引き続き堅調な需要見込まれる
合成紙「クリスパー」、需要は安定期に入り年間3~5%程度の堅調な成長が見込まれる
日本マグファンではテンシライズドフィルムを生産
8㎜ビデオと長時間オーディオテープに特化し磁気テープのニッチ分野でポジション確立
工業用PETフィルムでは高付加価値化を進め「得意分野」の確立に取り組むクラレ
ポリマーからの一貫体制の中、独自の重合・延伸技術で「一味違う」フィルムを生産
易加工原反、二次加工フィルムなどに注力し得意分野の確立を目指す
離型フィルムでは防汚性に優れたフッ素コート品の提案進める
ボトル缶ラミネート用が順調に拡大
環境問題対応に水溶性、ホルマリン吸収フィルムを積極拡大コニカ
PVA樹脂は世界能力199,750t/年に拡大
偏光板向けPVAフィルムでこれまでは100%のシェア
特殊グレードとしてはホルマリン吸着フィルム、簡便性、環境問題対応で大幅な市場拡大が予想される水溶性フィルム
2002年夏にはTACフィルム年産6,000万㎡に拡大へ宇部興産
事業化3年目は57μm、40μmの薄肉グレードが戦略商品に
課題は付加価値の高い光学機能フィルムの開発と早期の投入
PIフィルム、2層CCL、アンダーフィル材、カバーレイとPI関連製品オールラインナップによる総合戦略構築三菱樹脂
PIフィルム「ユーピレックス」生産能力はモノマー換算で600t/年体制が確立
2002年末までに900t/年体制に
独占状態の液晶駆動用TABテープに加え
機器の薄肉・小型・軽量化と高集積化の進展でCSP/BGA向け需要が拡大
2層CCL「ユピセル」は2001年夏より本格販売開始
ラミネートタイプに加えスパッタリングタイプも投入
電子情報部門統合のシナジー顕在化の兆し見せる
PEIフィルム「スペリオUT」、PIとPET・PENの中間領域狙った用途開発進む
難燃PET「ダイアラミー」、海外市場における電気絶縁用途が拡大
PEEK系フィルム「IBUKI」、シリコーンゴムフィルムなど独自製品の市場開発も進める
第6章:フィルム素材別の状況と展望
【1】PETフィルム市場の徹底分析
PETフィルムメジャーメーカーのグローバル化戦略は第二幕へ【2】特殊フィルム市場の動向
事業合理化による収益確保のため適地生産・販売を重視した生産拠点の再構築が進む
競争力向上と需要拡大のためには原反だけでなく加工技術の開発・向上も必須
各社とも原反+αの付加価値化での競争力強化を図り加工技術の取り込みを積極的に行う
自らの「足」で情報収集を行いPETフィルムの可能性を拡大する製品開発が勝ち残りの条件
コンバーターとは競合と協業の関係に ここ数年好調に成長を続けた国内PETフィルム市場も2001年はIT不況の影響で大幅に減少
1.剥離フィルム(セパレーター)
2.合成紙・白色PETフィルム
3.反射防止フィルム
4.ウインドウ・フィルム
5.易成形フィルム
6.その他
磁気テープ、AV用は一部のプロ用除き激減、競争のステージはデータ記録用に
1.PIフィルム
PIフィルムの世界シェアはデュポングループ50%強、カネカ35%前後
2.フッ素フィルム
工業・産業用分野中心に比較的堅調に推移
3.PPSフィルム
主力のIT関連減少も新規用途開発は進む
4.PENフィルム
磁気テープに加え工業・産業分野での展開も本格化
5.アラミドフィルム
データ用磁気テープの高容量化と歩調を合わせ成長
工業・産業用途は市場開発の域を出ず
6.PCフィルム
溶融押出タイプのPCフィルム・シートでは絶縁性、難燃性、自己消火性などが評価され旭硝子が市場を創造
光学用PCフィルムも第2世代へ、従来用途に加えTFT大型向け位相差フィルムと次世代光ディスクカバーレイヤーも今後の柱に
7.スーパーエンプラフィルム
①PEEKフィルム、
②PESフィルム、
③PEIフィルム
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