2004年版 家庭用プラスチック用品市場の展望と戦略
発刊日
2004/05/31
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体裁
A4 / 340頁
資料コード
C45115700
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調査資料詳細データ
リサーチ内容
第一章 家庭用プラスチック用品市場の展望
【1】消費の成熟化や輸入品の増大を受け低価格化の波は未だ続く
売上高の減少傾向は続くも、一部企業には利益水準の底上げが見られる
【2】水平的な連携による商品開発力の基盤強化が必要
他社との共同開発、産学官連携は自社にない経営資源を補完する
適正な需給バランス維持のためにはアライアンスやM&Aも一つの手段
【3】垂直的な連携は卸・小売の機能を「どこまで
取り込むのか」、「何をしないのか」の選定がカギ
小売業者の大規模化に伴い、直接取引、PB商品開発の要請が増加傾向
【4】ブランドエクイティ構築により消費者のライフタイム・バリュー最大化を
対卸、対小売のバイヤーのみならず、対消費者へのアプローチが必須
消費者を自社商品のファンにすることで、利益の極大化を図る
第二章 家庭用プラスチック用品商品別市場動向
1.清掃用品
カーペットクリーナー市場は低迷するも、分別ペール需要は今後も底固く推移
(1)バケツ
(2)ゴミペール
(3)ダストボックス
(4)カーペットクリーナー
2.洗濯用品
ユニバーサルデザインの発想を取り入れた商品開発が相次ぐ
アルミ、ステンレスなど他素材の採用は価格維持を実現
(1)洗濯ハンガー
(2)室内スタンド型物干し
3.洗面・浴用品
消費者の認知度向上により、折りたたみタイプの風呂フタが大きく伸長
今後は浴槽の形状変化に伴い小ロット対応が必須に
(1)風呂フタ
(2)風呂スノコ
(3)風呂イス
(4)洗面器・湯桶
4.台所用品
消費者のニーズにあった付加価値の高い商品開発が課題
(1)漬物容器
(2)マナ板
(3)たわし・クリーナー
(4)大型調味料容器
5.卓上用品
キャラクターブランドが根強い需要を獲得
今後はキャラクターの選定と売り上げの安定化がカギ
(1)卓上調味料容器
(2)弁当箱
6.保存用品
シール容器は消臭などの機能付与が進み
電子レンジ対応容器は調理の簡易性を追求
(1)保存容器
(2)冷水筒
7.収納用品
定番品は価格の下落が続くも、新しい収納スタイルの提案を各社競う
(1)衣装ケース
(2)収納ワゴン
(3)フック
8.衛生用品
インテリア感覚の家具調トイレが売れ筋に
(1)ポータブルトイレ
(2)簡易便座
(3)トイレブラシケース付
9.園芸用品 123
輸入品などの低価格品は増加するも、デザイン性を高めた商品需要が堅調に推移
(1)プラ鉢
(2)プランター
(3)ホースリール
第三章 有力家庭用プラスチック用品メーカーの展望と戦略
1. アーテックスズキ
消費者の「所有する喜び」を刺激する商品開発を推進
最適な生産・販売計画の立案と物流・在庫管理体制の整備により、価格維持とコスト削減を図る
住居空間の有効利用から購入後の運搬までを考慮した商品などを相次ぎ発売
2. アイセン工業
カラーや形状、複合素材の組み合わせを切り口とした商品開発を推進
海外への委託生産体制を整備し、洗濯用品市場に注力
開発力の強化がメーカーの使命と認識し、新素材の探求を推進
3. アスベル
開発力、品質、コスト競争力、営業提案力を強化し、さらなる成長を図る
プラスチックと異素材とをミックスした商品開発に注力
2003年にコスト競争力強化を目的とした上海工場が稼動
2004年には三重・上海の両工場で設備増強を図り、生産数量の向上と安定供給体制を整備
4.イノマタ化学
デザイン力、品質、納期などの非価格競争手段への取り組みを強化
積極的な新商品の市場投入と主要チャネルの出店増により、業績は横ばいで推移
利潤の追求のみならず、企業イメージを高める商品開発を推進
5.岩崎工業
ニーズとシーズをバランスよく合致させ、オンリーワン型の商品開発を推進
従来品に比べプラスチック臭を1/3に低減した保存容器を2004年2月に発売
キャラクター商品の対象カテゴリーを拡大し、豊富なバリエーション展開を推進
6.エビス
パテントの積極的な活用により、競争優位の獲得を目指す
主力のオーラルケア用品では、東北エリアを皮切りにテレビCMを開始
消費者への認知度向上を図り歯ブラシ市場でシェア10%(金額ベース)を目指す
「レンジゆで野菜」、「レンジでパスタ」などのレンジ容器シリーズの販売が好調
洗濯用品は商品を全面的に見直し、「ジャブリー」シリーズとして拡販を進める
7.オーエ
独自の成形技術を活かし、各カテゴリー内のトップシェアを狙う
洗面・浴用品の品揃え強化により、小売店へのトータル提案を推進
素材にアルミを使用した「アルモア」シリーズの売上は前年比2ケタの伸長
8.オーエスケー
消費者への「楽しさの提供」を切り口とした商品開発を強化
キャラクターライセンスを商品化したベビー&キッズ商材の販売が堅調
品質重視の姿勢を強め、「安心・安全」を消費者に提供
9.キクロン
ターゲットセグメントを明確にし、消費者へ高いベネフィットを提供
「自分への投資は惜しまない」という消費スタイルのトレンドに乗り
エキス入りタオルの販売が好調
2003年春から「ソフリ」シリーズで洗濯用品市場に本格展開
ユニバーサルデザインを目指した「JOG」シリーズは拡販を進める
10.三洋化成
原料からの一貫生産体制を活かし、新しい商品をより早く市場へ供給
耐熱抗菌タイプをはじめ、消費者の生活シーンに合わせたまな板の品揃えを強化
園芸用品では他素材も視野に入れ、エクステリア商品の開発を推進
11.新輝合成
自社の生産技術を活かした品質の高さと商品のフルライン化に強み
清掃用品は「分別」をテーマにオリジナリティー性を追求
台所用品はタイムリーな商品開発により消費者ニーズを充足
12.スケーター
「スケーター」ブランドの資産価値を高め、高収益体質の企業へと成長を図る
キャラクターの分散により業績の安定化を図る
ファブレス企業ゆえの身軽さを活かし、国内外からの最適調達網を構築
13.積水樹脂
消費者の利便性を最大限考慮した商品開発を推進
多機能型やインテリア性を高めた商品の市場投入により
物干しの販売額が対前年同期比でプラスに転じる
中国への生産機能シフトによりさらなるコスト競争力強化を図る
14.積水ライフテック
生産部門の効率化を図り、企画・開発に特化することで競争力を高める
家具調ポータブルトイレなど、介護用品の売上高が前年比2ケタの伸長
消費者に対するサービスの一貫と位置付け、店頭に並ばない商品のネット販売を開始
15.ソーコー
チャネル政策の実施により、さらなる成長を図る
機能付与と異素材への展開による商品開発を強化
メーカー、卸、小売がそれぞれ持つ機能を最大限活用し、消費者への効率的な対応を推進
16.ダイヤコーポレーション
需要創造型企業として商品開発体制の強化を進める
ユニバーサルデザインを開発コンセプトに掲げ「Amenity Life シリーズ」を発売
2003年12月に「お客様相談室」、「品質管理室」を新設
関連部署との連携により商品開発力の強化と顧客満足度の向上を推進
17.台和
樹脂原料から金型、最終商品までの一貫生産体制により
さらなるコストダウンと品質向上、納期短縮を推進
「小さな補佐役」をコンセプトに、ソフトバリアフリー商品「プチエイド」の開発に注力
NBの強化に加え、OEM商品の受注増により在庫リスクの極小化を目指す
18.タケヤ化学工業
薄肉、インジェクションブロー、インモールドなどの成形技術を活かし
マーケットイン型の商品開発を推進
OEMの生産品目見直しと自社商品強化により、業績は回復基調
デザイン性を高めた「リーフレット」、割安感を演出した「ライトパック」の販売が堅調
19.天馬
多様な機能、デザインを追求した商品を相次ぎ市場へ投入し
プライスゾーンの維持を狙う
和から洋へ移り変わる住環境を背景に、「見せる収納」を演出
新型の開発で高付加価値商品を市場投入
20.東プレ
浴槽の形状変化を受け、多品種・小ロット生産への対応を進める
2002年7月にRP東プラから家庭用プラ商品の営業権を取得
ミラーのアイテム数を拡大し、更新需要を吸収する売場作りをサポート
21.東洋テルミー
他社とは異なる商品開発を進め、価格競争からの回避を図る
「ひょうたん池」の洋風型の開発が終了、今後は積極的な拡販を進める
環境対応商品の「生ゴミペール」は、行政主体の販売チャネルを活用
22.ニッスイ工業
プロパー商品の売上維持とOEM商品の開発に注力
フッ素樹脂コート商品が堅調に推移、弁当箱に続き2003年12月には保存容器の販売を開始
PLC短縮化の流れを受け、OEM商品の開発を推進
23.山崎産業
コスト対応力の強化と消費者ニーズの的確な吸上げにより
さらなる業績の拡大を目指す
ベーシック商品と機能性商品とを二本柱に据えた事業展開を推進
「ハイマジック」シリーズの売上高は前年比2ケタの伸びを示す
24.リス
ファッション性・デザイン性を高めた商品開発により
消費者へ個性的なライフシーンを提案
業務用・通販ルート向けに専属の販売部を設置し、新規市場へ本格参入
家庭用プラ用品の低価格化の進行に対し、生産・物流面でコスト対応力を強化
25.リッチェル
モノづくりへの回帰により、メーカーとしてのポジションを再構築
環境用品では、チェーン店向けに業務用分別ペールの拡販を進め
社会的責任を考慮し、循環型の生産活動を継続的に推進
26.レック
市場シェアの維持・拡大を目指し、積極的な商品開発体制への転換を図る
壁面取付型ディスプレーケース「DECO」シリーズの販売が堅調に推移
第四章 全国家庭用プラスチック用品企業概要
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