2004年版 容器市場の展望と戦略

発刊日
2005/01/07
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体裁
A4 / 437頁
資料コード
C46111800
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

第1章 容器市場の展望と需要予測

〔1〕ユーザーに「必要不可欠」な「パートナー」としてのポジション確立が勝ち残りを導く
  • ユーザーの利益拡大を実現する容器の開発が勝ち残りを導く
  • 「製品」「システム」「サービス」とオールマイティな提案力か他社にはない特徴、得意分野に集中した勝負か
  • 環境配慮はもはや必須項目コスト・機能・環境対応にプラスαの価値提案で差別化
〔2〕プラスチック軽量容器
  • 容器メーカーとして「やるべきこと」を見極め研究開発から出荷物流までのプロセスでいかにマージンを獲得できるかが今後の勝敗を決める
  • 原料価格の高騰が続き低コストなPSPトレーが見直される
  • 電子レンジ対応製品としてPPフィラー容器の優位性は変わらずもPP発泡容器も一つの市場を形成
〔3〕PETボトル
  • 清涼飲料向けでは中味需要の拡大を牽引し、スタンダード容器としてのポジション確立
  • バリアボトル 内面コーティングタイプの設備導入が進むボトルの機能が活かせる新規市場の開拓が課題に
  • 大手飲料メーカーを中心に2004年以降10ラインのアセプティックラインが導入予定10億本規模のプリフォーム需要上乗せが見込まれる
〔4〕液体カートン・パック
  • プレミアム商品のヒットにより、牛乳商品は2極化が顕在化ユーザーサイドの生産集約を背景に、バリアカートンの需要が増加基調
  • アルコール容器の紙化は一段落の兆し、焼酎向けは伸長も清酒向けは伸び悩む
〔5〕紙カップ(コップ)
  • 飲料用カップは依然自販機向けが減少、コーヒーチェーン、オフィス通販向けが増加の需要構造
  • 食品用では需要が拡大基調にあったヨーグルト向けが前年割れも冷菓向けがユーザーサイドの新商品投入により需要回復
  • 容器リサイクル法改正を契機に紙化の需要拡大の可能性も
〔6〕アルミ缶・スチール缶
  • アルミ缶市場 リシール缶の拡大により、全体需要は底堅く推移
  • リシール缶 手売り、ベンダーともにある程度行き渡り、2004年の伸び率は129.6%
  • スチール缶市場 コーヒー飲料向けへと集約が進む
  • ラミネート缶は市場定着とともに汎用化、売り場での差別化容器としてブリキ調が増加
〔7〕ガラスびん
  1. ガラスびん市場は依然縮小傾向を示すが、ガラスびんが見直されるケースもガラスびん業界の「夢の技術」無塗油生産技術が実用化へ
  2. 環境適性を具現化した「3マークびん」は順調な成長を示す
  3. ガラスびんの復権には固有のマーケット確立が不可欠
〔8〕ビール・発泡酒容器に関する消費者アンケート


第2章 プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略

〔1〕PSP容器市場の展望
  • 樹脂使用量の削減や軽量化など、PSPトレーのコストメリットに対する最認識が進む
  • ソリッドからの需要シフトを予想し低発泡PSP容器の拡充を図る動きが進む
  • カップ麺容器の市場規模は微増で推移、生産コストの低減化が受注増のポイントに
  • PSP容器のリサイクル状況
〔2〕PP系軽量容器市場の展望
(1)PPフィラー入り単層容器
  • CVS弁当・惣菜向けを中心に市場規模は安定的に推移多数を占める別注品の収益性改善が課題
(2)PP発泡容器
  • 優れた耐熱性や断熱性など「安心・安全」をキーワードに市場規模10,000tが視野に入る
〔3〕PET系軽量容器市場の展望
  • 2004年は夏場の猛暑により冷麺向けなどが増加するもより低価格なOPSへ一部の需要がシフト
  • C-PET容器の需要は低位安定耐熱性やポリ臭の抑制などの特徴を活かしたメニュー開発が必須に
〔4〕PS系軽量容器市場の展望
(1)PS単体容器(真空・圧空)
  • 原料価格の上昇を受け、容器メーカーの軸足は低発泡PSPへ移行
(2)OPS容器・蓋材
  • 軽量かつ安価なOPSは蓋材用途を中心に出荷量は堅調に推移フードパックの高機能化・高付加価値グレードが増加傾向に
〔5〕プラスチック軽量容器メーカーの戦略
1.エフピコ
高付加価値化とコストダウンとに2極化する消費者ニーズに対応しトップ企業としての地位をさらに強固なものとする
  • 過去最高となる800アイテムの上市など積極的な製品開発を進め2005年3月期連結売上高は1,260億円を見込む
  • SCM導入や物流インフラの整備・強化などにより新たな経営基盤の確立を進める
  • ロースタックトレー「FLS」はユーザーの流通コスト削減ニーズに対応し、出荷量は好調に推移
  • 「ハイスター」はPPフィラー容器からの代替を狙い、さらなる拡販を図る外装PSP、内装PPの二重底を採用した「RM」は調理加工のマーケットに拡大
  • OPS容器「SAシリーズ」は戦略商品の一つとして2004年春から50型以上を上市
  • 参加型営業は売れ筋情報等のさらなる高度化を推進
  • 「エンターパック」は汁物市場をターゲットに拡販を進める
  • 企業の持続的発展に不可欠な社会的責任と環境保全に積極的に対応
2.中央化学
  • 新素材・生産技術開発とグローバル展開を進める市場創造型企業
  • 2004年12月期の連結売上高は価格改定や販売数量の増加により増収連結経常利益は北米地域のさらなる利益体質強化などが寄与し黒字転換を見込む
  • 食シーンを演出する「CT-沙楽」シリーズの上市が牽引役となりPPフィラー容器の2004年出荷量は前年比4%程度の増加を見込む
  • 蓋材はOPSへ集約を進め在庫負担などを軽減反動で2004年のA-PET容器出荷量は前年比7~8%の減少を予想
  • 卵パック向けに生分解性プラスチック容器を製品化、トレーや弁当箱などへの拡充を推進。
  • エコケア活動、エコプロモーション活動、そして社会貢献・啓蒙活動への取り組みを推進
3.シーピー化成
高機能素材を使用したオリジナル性の高い製品開発により市場シェアを拡大
  • 2005年2月期は前年同期比2ケタの増収と、原料価格上昇のなかでの増益確保を見込む
  • 2004年には「BF」シリーズを中心におよそ1,000アイテムの新製品を上市発泡PP容器「MF」は順調に出荷量を伸ばす
  • PPフィラー、PSP容器は現状維持の姿勢今後は生分解性プラスチックの開発を推進
4.リスパック
原反から自社開発しオリジナリティーの高い容器を市場へ供給
  • 2004年3月期決算は増収減益となるも生産性向上や物流改革、製品アイテムの統廃合などによる経営基盤の強化を進める
  • PSP容器重量ベースで微減推移、数量ベースでは前年実績を確保低発泡グレードを拡充しユーザーへコストメリットをアピール
  • A-PET容器の2004年出荷量は夏場の猛暑を追い風に前年比10%程度の増加
  • ディラー、リテーラーに対して「コーナーデザイン」コンセプトのさらなる浸透を推進
5.デンカポリマー
市場ニーズを原料開発にフィードバックし、容器の高機能化を追求
  • OPS容器の2004年出荷量は前年比2ケタの伸び耐熱性、高防曇性の付与などにより他社との差別化を図る
  • 原料価格の上昇を受けたPSP容器への需要シフトを視野に入れ軽量化をキーワードとした製品開発を推進
6.福助工業
高度な加工技術をベースに紙、プラスチック、不繊布を複合化した製品の開発を強化
  • 発泡PP容器は耐熱性、耐油性、断熱性が評価され、出荷量は好調に推移
  • 省資源、環境負荷の低減をベースとした製品開発を推進
7.アテナ工業 127
高度な金型技術をベースとし業界の常識を打破する素材、成形技術、製品開発力で需要を創出
  • 2004年9月期売上高は麺容器や味噌・酒容器の好調などにより前年並みで推移
  • PSP容器の2004年出荷量は焼きそば容器を中心に底堅い動きを示すPSPと紙との複合容器はカップ麺の高価格帯商品への採用が進む
  • DLCコート技術を応用したA-PET容器はサンプルが完成、今期中の上市を目指す
  • 植物系生分解性プラスチックや高倍率発泡PPなど、次の事業展開を見据えた研究開発を推進
8.厚木プラスチック 133
高効率を誇るシーティングから成形までの一貫生産設備を活かし飲料向け市場でのさらなる事業拡大を目指す
  • 2004年度売上高は100億円の大台を突破2005年4月にPSやPP多層品向けの関東第三工場を竣工予定
  • カップ麺メーカーの内製分を取り込み、PSP容器の2004年出荷量は前年比20%増を見込む
  • PP多層品はコンビニPB品を中心に好調な推移
9.生駒化学工業
技術力・製品開発力をバックボーンに特注品に特化した事業を展開共押出し連動成型の先駆けとして、市場でのプレゼンスを確立
  • チルド飲料向けPS多層容器は大型ブランドを押さえ、成長
10.ギンポーパック
ユーザーへのトータルプレゼンテーションを推進し他社との差別化を図る
  • 「21世紀の食品容器工場」を標榜する守屋工場が2004年7月に稼動を開始
  • PP発泡容器「パルファイン」は委託から自社生産へと移行「温ったか」から「アツアツ」をキーワードに拡販を進める
  • 「食」の変化の一歩先を行く提案力強化・充実を推進
11.コバヤシ
TPM活動や衛生・品質管理に対する取り組みを強化しユーザーへ安心・安全を提供
  • 2003年10月に関連会社アサヒプラスチックの販売機能を食品容器事業部へ移管しPS、PPソリッド容器等の拡販体制を整備
  • 納豆の需要拡大にあわせ、PSP容器出荷量も増加基調
  • コストメリットが評価され、多層PPフィラー容器「オパレイ」の出荷量は前年実績を上回る
12.古林紙工
パッケージの総合メーカーとして多様化するユーザーの商品開発をサポート
  • 主力となる「ユニテロ」シリーズの出荷量は横ばいで推移するも「RTR-ユニテロ」を「Uni-Can」としてリニューアル、販売のテコ入れを図る
  • 「マジックトップ」は夏場の猛暑に新規用途での採用が加わり出荷増が続く

第3章 PETボトルメーカーの展望と戦略

〔1〕PETボトル市場の展望
  • 清涼飲料向けでは中味需要の拡大を牽引し、スタンダード容器としてのポジション確立
  • 東洋製罐・吉野工業所で圧倒的なシェアを確保下位メーカーは独自の製品、ポジションに特化
  • 夏場の猛暑により、2004年出荷量は前年比114.9%での伸長を見込まれる
  • ホット飲料向けPETボトルは伸び悩むホット・ベンダー投入はリシール缶が主導権を握る
  • バリアボトル 内面コーティングタイプの設備導入が進むボトルの機能が活かせる新規市場の開拓が課題に
  • 大手飲料メーカーを中心に2004年以降10ラインのアセプティックラインが導入予定10億本規模のプリフォーム需要上乗せが見込まれる
  • 国内PETボトルのリサイクル率は60%を超える帝人やペットリバースのプラントの本格稼動により、04年よりボトルtoボトルが開始
〔2〕PETボトルメーカーの戦略
1.東洋製罐
容器の設計・製造から充填システムの開発・サポートまでトータルに展開リーディングカンパニーとしてのポジション確立を図る
  • 内面コーティングバリアボトル「SiBARD」を市場に投入「オキシブロック」はコールド飲料でも一部採用
  • 「圧縮成形」を用い、リサイクルレジン使用多層ボトルの開発を推進
  • アセプティック充填システム「TASTE2004」を発表容器からサポートまでのトータルシステムとして提案
2.吉野工業所
技術力、製品開発力をコアコンピタンスにPETボトル市場を主導する
  • PETボトルでの加温販売はウォーマー導入が行き渡り、伸び悩む通常ボトルでのホット対応も進む
  • DLC蒸着ボトルを2004年秋冬シーズンより市場投入総合的なバリア性を活かし、幅広い用途での展開を進める
  • プラスチック容器メーカーとして培ってきた技術力、製品開発力を活かし成形ボトルの優位性を訴求できる高機能化を推進
  • チルド・カップ飲料向けにPE、PPのインモールドラベル容器を展開品質安定性やデリバリー対応力で拡販を進める
3.北海製罐
内面コーティング・ハイバリアボトルのバリエーションを拡大先行メーカーとしてのポジションを蓄積した技術力で強化
  • 金型の開発段階からボトル成形までの生産効率を高め、採用獲得を推進
  • 「ACTIS-LITE」は順調に成長要求される機能に応じたバリエーションの拡大を図り、多様なニーズに対応
  • 関連パッカーを中心にプリフォーム出荷量は2億本程度に拡大
4.大和製罐
パッカーとのインラインで、容器から充填までの一貫体制を構築
  • 2004年は900mlタイプで新規受注を獲得、出荷量は大幅増を見込む
5.凸版印刷
高機能ボトルに特化し、独自のPETボトル事業を展開
  • 「GL」で培った知見を強みに、「GL-C」のポテンシャルマーケット拡大を目指す
6.大日本印刷
アセプティック充填システムの強みを活かし、プリフォーム市場を牽引
  • 2004年に多層プリフォーム成形設備を導入。ホット・ベンダー分野での採用に注力
7.日本山村硝子
プラスチックキャップ事業の拡大を推進 03年に続くライン増設で、需要増への対応を急ぐ
  • 2007年3月期売上高169億円、営業利益15億円を目指す
  • 「TEN」キャップ供給体制の強化を国内外で推進
  • PETボトル事業は安定した収益構造の確立を目指し生産性の向上、合理化の追求を推進
  • アセプティック充填対応1ピースタイプを2005年に上市の予定

第4章 紙容器メーカーの展望と戦略


〔1〕液体カートン・パック市場の展望
  • プレミアム商品のヒットにより、牛乳商品は2極化が顕在化ユーザーの商品価値を保持できる高機能品のニーズも拡大
  • ユーザーサイドの生産集約を背景に、バリアカートンの需要が増加基調
  • 小売サイドの棚のバラエティ化を受け、小型容器の需要は伸長傾向
  • 紙化は一段落の兆しで、焼酎向けは伸長も清酒向けは伸び悩む清酒の需要喚起を図る取り組みも紙カートン市場の拡大には必要
  • 脱アルミ化は依然進展。凸版印刷は清酒での採用も拡大し、脱アルミ包材の構成比を上昇
  • 日本テトラパックが2004年より首都圏でのアルミバリアカートンのリサイクルに着手
〔2〕紙カートンメーカーの戦略
1.日本紙パック 225
ピュアパックとNSフジを主軸に、2005年度売上高500億円を目指す
  • 2005年夏を目途に上海拠点の設備稼働を予定「ピュアパック」の拡販と同時に、「フジパック」での展開を模索
  • オフセット輪転機を相次いで増設生産ラインの省人化で、メンテナンス部隊の拡充を図る
  • 果汁飲料、茶系飲料は猛暑効果もあり伸長バリアカートンのバリエーションを拡大し、ESL・耐輸送性ニーズに対応
  • 「NS-フジパック」は順調に成長。1000ml容量での展開も予定
  • 伸縮性を有する紙「WAVYWAVY」使用し、独自製品の開発を推進
2.北越パッケージ
情報システムを基幹とした紙カートン事業を追求品質・コストの両立を企業間のリアルタイム生産で実現
  • フィルムコンバーティングに参入、総合コンバーターへとシフトを図る
  • 紙カートン事業では2003年に事業全体を刷新し、展開強化
  • 各種情報システムの導入による企業間の全体最適化を追求バージョンアップを経て需要予測の高度化による在庫削減が可能に
  • ミルクカートンは既存ユーザー向けに安定供給、出荷量は堅調推移茶系飲料はバリアカートンニーズも取り込み、出荷量は大きく伸長
  • CVSチャネルを注力分野と位置づけ情報システムによるリアルタイム生産でユーザーのリスクをヘッジする
  • プラスチック段ボールのリユースシステムは、堅調な広がりを見せる乳業分野以外の次なる展開を視野に研究開発を推進
3.凸版印刷
ユーザー・コンシューマー・環境に応えるパッケージ事業を展開
  • 環境配慮を付加価値としてではなく、必須項目とした製品開発を推進
  • 生活者視点に根差したパッケージ作りに注力
  • データベースを用い、ユーザーの商品企画をトータルにサポート
  • 上海にグループ総合生産拠点を設け、2004年10月より稼動を開始
  • 焼酎向け、飲料向けバリアカートンが伸長
  • 「EP-PAK・GL」は清酒向けでも実績を積み上げ、堅調に推移
  • 「カートカン」は手売り、宅配の分野も取り込み、順調に成長
  • 2004年5月に充填システムを新たに増設。今後の充填拠点の全国展開も検討
  • 「ボトルドパウチ」 小容量・固形物に対応の充填設備を導入新たな市場として、機能性食品や流動食に注力
4.大日本印刷
資材・システム・マーケティングサポートを融合し多面的なソリューション提案を展開
  • 生活者視点に根差した「USE・FULL」なパッケージ・ソリューションを推進
  • 生活者を知るマーケティングサービスを用い、ユーザーの「売れる商品の開発」を支援
  • ICタグを用いたトレーサビリティシステムの開発を推進
  • チルド商品向けバリアカートンは茶系、果汁飲料向けで成長今後は牛乳・乳飲料の分野での展開も模索
  • アルコール飲料向けバリアカートンは焼酎向けが大きく伸長バリアカートンに占める「L-IB」の構成比は30%まで高まる
5.アイピーアイ
IPグループのリソースを活用し、ユーザーへ最適な容器・サービスを提供ユーザーとのリレーションシップ構築により相互利益の獲得を目指す
  • 「マイクロパック」は順調に成長。2005年春にはバリアタイプも市場投入の予定
  • 「Tru-Taste Gold」はコストパフォーマンスが評価され、需要も伸長傾向
  • グループが保有する最新鋭の充填機のみならず、自社でもシステム開発に取り組みユーザーの商品開発のスピードに対応できる体制を確立
〔3〕紙カップ(コップ)市場の展望
  • 飲料用カップは依然自販機向けが減少、コーヒーチェーン、オフィス通販向けが増加の需要構造
  • 食品用では需要が拡大基調にあったヨーグルト向けが前年割れも冷菓向けがユーザーサイドの新商品投入により需要回復
  • 納豆向けはPSP容器との競合も含め、ユーザーサイドの購買政策が需要を左右カップスープ向けでは新たな中味、使い方を提案し、新規の需要創出が図られる
  • 容器リサイクル法改正を契機に紙化の需要拡大の可能性も紙化を誘導できるコスト・機能は川上から川下までの一貫した取り組みが有用
〔4〕紙カップ(コップ)メーカーの戦略
1.東罐興業
紙から樹脂までの豊富な製品バリエーションで全ての分野・用途のシェアトップを目指す
  • 飲料用はコーヒーチェーン、オフィス通販が依然出荷増
  • ヨーグルト向けは出荷減も、冷菓と納豆で安定した需要を確保2004年の食品向け出荷量は前年クリアを見込む
  • 食品用途では温湯分野でのマーケット確保が課題新規の断熱カップを開発し、シェア奪取を目指す
  • プラスチックカップ・容器では高機能品での展開に注力
2.日本デキシー
デザインを差別化ポイントに自社ブランド製品を積極展開商品企画力を強みに紙容器事業の高付加価値化を目指す
  • 本格志向・高価格帯のカップ式自販機向け紙カップが好調
  • 2004年2月からオリジナルデザインの紙カップ、紙皿、ナプキン等を販売自社ブランド製品ではデザインによる差別化に注力
  • 特許製品の断熱カップはカップスープでも採用され、出荷量は伸長傾向
  • 「カーボンフリー」の観点から、紙容器の需要喚起を推進
3.ソロカップジャパン
ソロカップグループのネットワークを活用しアジア・パシフィックでの事業拡大を推進
  • スターバックスを中心に外資系コーヒーチェーンのシェアを確保し、出荷量は依然伸長傾向
  • PETカップはコーヒーチェーン・コールドドリンク向けで拡販
  • ヨーグルト向けは堅調推移も、猛暑効果で冷菓が伸長
  • 「エクストロー」では新たに大容量ブリックパックでの使用を検討
4.凸版印刷
ユーザー商品の価値を高める高機能化に注力
  • 「Uカップ」はユーザー製品の拡販を取り込み、依然伸長傾向
  • 「GL」使用のバリアカップのハイグレード化を推進特保ヨーグルト向けとして2004年末に投入予定
5.大日本印刷
ユーザー商品の高付加価値化に応えるパッケージ開発を推進
  • 紙・プラスチックを組み合わせた高意匠性カップ「ディーカップル」を開発
  • 「ビューベルカップ」は加飾性を強化し差別化を進める
〔5〕紙器市場の展望


第5章 アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略


〔1〕アルミ缶・スチール缶市場の展望

〔2〕アルミ缶市場の展望
  • アルミ缶市場はリシール缶が寄与し、需要は底堅く推移
  • アルコール飲料ではマーケット確保に向けたメーカー間の競合が激化の様相
  • デザイン缶 売り場での差別化には、消費者に対する訴求力の質が問われる
  • 清涼飲料向けアルミ缶出荷量はリシール缶の需要増が寄与し、堅調推移
  • リシール缶 手売り、ベンダーともにある程度行き渡り、2004年の伸び率は129.6%
  • リシール缶は2ピースタイプと3ピースタイプでの競合激化も
  • ホット・ベンダー投入の次は手売り市場でのPETボトル代替が視野に
  • レトルトニーズの喚起がリシール缶の新たな需要開拓につながる
  • アルミ缶(専業)メーカーのリサイクルの状況
〔3〕スチール缶市場の展望
  • スチール缶市場はコーヒー飲料向けへと集約が進むメーカー間の競争はコーヒー飲料向けでのシェア維持・拡大が焦点に
  • 04年2月にリシール機能を付与したスチール缶の市場投入が始まる販売初年度で3億缶強を売り上げ、小容量・高価格帯という新たなジャンルを創出
  • ラミネート缶は市場定着とともに汎用化、売り場での差別化容器としてブリキ調が増加
  • スチール缶のリサイクル活動
〔4〕アルミ缶・スチール缶メーカーの戦略
1.東洋製罐
容器に関する広範な知見を融合したパッケージ・ソリューションを提供リーディングカンパニーとして市場を牽引する
  • スチール・リシール缶「TEC」は一気に市場定着コーヒー飲料における小容量・高価格帯の1ジャンルを形成
  • 「TULC」はブリキ調ニーズの高まりから、出荷量は減少傾向環境適性に加え、形状、印刷のバリエーションを拡大し、需要喚起を図る
  • アサヒビール子会社の日本ナショナル製罐を子会社化アルコール飲料のみならず、アルミ缶全体でシェアトップに
2.大和製罐
独自の意匠を有する製品で強みを発揮リシール缶は容器としての汎用性を差別化ポイントに採用拡大
  • 「ニューボトル缶」出荷増により、清涼飲料向けが伸長
  • 「ニューボトル缶」はホットベンダー投入も好調で、前年比130%の出荷増を見こむ
  • レトルト対応製品は茶系飲料、ミルク入りコーヒーなどで採用を獲得し、順調に成長
  • ユーザー商品の勝ち残りを支援する新たな意匠の開発に注力
3.北海製罐
水無し平版印刷を極め、金属缶の新たな価値創出を目指す
  • 水無し平版印刷と樹脂凸版印刷の組み合わせによる表現性の向上に注力
  • アルミ缶では清涼飲料向けが伸び悩む中、アルコール飲料向け出荷量は伸長傾向
  • PETボトル化の影響はあるものの、コーヒー向け中心に安定した需要を確保
4.三菱マテリアル
グループ内の「アルミチェーン」を強みにリシール缶の展開を強化
  • 2004年のリシール缶を含むアルミ缶出荷量は猛暑効果で前年比二桁増を見込む
  • リシール缶はホット・ベンダー需要を取り込み、成長継続
  • レトルト対応のリシール缶を開発、2003年11月より茶系飲料での市場導入開始
  • UBC一貫処理工場の活用を推進。回収率100%を目指す
5. 昭和アルミニウム缶 (昭和電工)
2004年11月よりリシール缶市場に本格参入リシール缶の拡販とともに、SOT缶でのマーケット確保に注力
  • コスト競争力の強化を目的にTPM及びEPRを推進
  • 口部径38φ・310mlのリシール缶を戦略製品と位置づけ、採用拡大を目指す
  • 一般缶のコスト競争力を前提に、差別化戦略を進める
  • 昭和電工グループ全体でアルミ缶リサイクル活動を推進
6.武内プレス工業
小ロット・多品種製品で強みを見せるリシール缶でも独自のラインナップ拡充を進める
  • アルミ缶出荷量は減少傾向、小ロット多品種展開では強みを見せる
  • 750mlラインを改造し、大容量タイプのリシール缶生産に着手

第6章 ガラスびんメーカーの展望と戦略


〔1〕ガラスびん市場の展望
  • ガラスびん市場は依然縮小傾向を示すが、ガラスびんが見直されるケースも
  • ガラスびん市場は淘汰が進み、メジャープレイヤーは7社から5社へ
  • 飲料ドリンク向け 2004年の出荷量は減少に転じる牛乳びんは宅配市場の復権により、今後需要拡大が見込まれる
  • ビール市場はビアテイスト飲料の登場により、ガラスびん需要はさらなる縮小へチルドビールは順調な成長を示し、同用途向けのワンウェイボトルは好調
  • 酒類全体では前年割れが続くものの、焼酎向けは伸長傾向
  • ガラスびん業界の「夢の技術」無塗油生産技術が実用化へ
  • 環境適性を具現化した「3マークびん」は順調な成長を示す
  • ガラスびんの復権には固有のマーケット確立が不可欠
〔2〕ガラスびんメーカーの戦略
1.日本山村硝子
コストリーダーシップ戦略と差異化戦略を両輪に利益体質の確保を推進
  • 無塗油生産技術をコストリーダーシップの中核と位置づけ、各工場への導入を推進最新鋭のタックラベラーを導入し、提案力を強化
  • 混色カレット95%使用の「スーパーエコロジーボトル」は清酒を中心に採用拡大
  • チルドビール向けワンウェイびんは出荷増を継続ドリンク剤向け小びんの出荷量は市場開拓による採用増で微減に止まる
  • 樹脂薄膜コーティングボトル「μ-COAT」は堅調な需要を確保
  • 独自のデザインシステムでは操作性を高めた第3フェーズを導入短納期対応としてもユーザー評価を集める
2.東洋ガラス
超軽量びんの展開を推進
ユーザー、小売への提案力で差別化を図る
  • 経営資源の集中、生産効率の向上などにより、ガラスびん事業の収益力を強化
  • 焼酎向けは堅調な動きも、出荷量は減少傾向多様な製品バリエーション、短納期対応でユーザーのCSを高める
  • ユーザー・小売への提案力で差別化を図る
  • 超軽量びんにユニバーサルデザインを取り入れ、機能性を向上
3.石塚硝子
独自技術を先鋭化し、ユーザーの商品力を高める差別化製品の開発に注力
  • ビール向けの需要増により、2004年のガラスびん出荷量は前年並みを見込む
  • 宅配用牛乳びん向けに1層ウレタンコーティングを用いた軽量びんを開発従来より20%の軽量化、トリップ回数も3倍を実現
  • 樹脂コーティング・フロスト加工など独自技術を追求し、ガラスびんの高付加価値化を推進
  • 「エコフロスティボトル」の出荷量は堅調に推移
  • CGデザインシステム「BINDEC」によりユーザーの商品開発をサポート

第7章 容器包材関連メーカー申告所得ランキング

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