2008年版 太陽電池部材市場の現状と将来展望

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発刊日
2008/05/23
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体裁
A4 / 151頁
資料コード
C50103400
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リサーチ内容

第1章 太陽電池部材市場の現状と将来展望

部材の低コスト化と「最適解」を追求し
「宝探し」から事業化へシフトさせる
「売り手の交渉力」は次第に低下するも
「新規参入の脅威」が高まり、太陽電池市場はカオス状態に突入
高効率化技術では日系セルメーカーが市場をリード
自社製品や独自技術の横展開を目指す部材メーカーが着実に増加


第2章 主力部材市場の動向と展望

[2-1]多結晶Si市場の展望
  2010年には世界で10万t/年規模の供給体制整備へ
  既存の多結晶Siメーカーの増産投資に加え、新規参入も相次ぐ
  ソーラーグレードシリコンは海外メーカーを中心に供給がスタート
  日本ではシャープが07年末より生産を本格化
[2-2]インゴット・ウェーハ市場の展望
  相次ぐ増産投資はMW単位からGW単位へシフト
  (1)多結晶Siインゴット・ウェーハ市場
  新規参入が相次ぎ、競争の激化が進む
  規模と技術のさらなる追求が生き残りの必須条件に
  ウェーハでは100μm厚までの薄肉化を目指し
  ウェーハメーカーに加えセル・モジュールメーカーの取り組みが進む
  (2)単結晶Siインゴット・ウェーハ市場
  変換効率の高さから、単結晶Siインゴット・ウェーハに対する需要も堅調推移
[2-3]封止材市場の展望
  「モジュール」での高効率化のためには「セル、樹脂、添加剤、加工」
  メーカー間の連携強化が重要に
  (1)封止材用樹脂市場
  結晶Si系に加え、薄膜Si、CIGS系など薄膜系でもEVA樹脂が信頼性を発揮
  (2)封止材市場
  封止材の市場規模は年率40%前後の伸長率が続く
  安定供給体制の整備と供給先の信頼性・成長性の見極めがより重要に
  モジュールの発電効率が高まる封止材の開発が進む
[2-4]表面保護材市場の展望
  変換効率向上につながるARコート品やTCOガラスの開発が進展
  (1)カバーガラス市場
  07年に市場価格が下落するも、08年は金額ベースの成長率が面積ベースを上回る見込み
  (2)透明導電膜(TCO:Transparent Conductive Oxide)付きガラス
  TCOガラスでは長期信頼性を確保する強化、セミ強化品への要望が高まる


第3章 次世代太陽電池市場の動向と展望

[3-1]薄膜Si太陽電池市場
  09年には日系を中心とした既存メーカーVSターンキーが本格化
  欧州を中心に市場はさらなる拡大へ
  シャープの1GW構想をはじめ、日系メーカーの増産投資も続く
  ターンキービジネスの台頭に、日系メーカーは生産技術のブラックボックス化で対抗
  GWレベルでの競争を見据えた長期的な視点での事業体制構築が必要不可欠に
  セルの大面積化やタンデム型、さらにはトリプル型に関する要素技術の確立が進む
[3-2]CIGS系太陽電池市場
  08年には世界規模で100MW/年超まで供給体制が拡大
  07年に昭和シェル、ホンダ、Wurth Solarが商業生産をスタート
  今後は量産技術確立に向けた開発スピードがポイントに
  高効率化や大面積化に向けた材料・製法のスタンダードは未だ決まらず
[3-3]色素増感太陽電池市場
  08年4月にグレッツェル基本特許が失効し
  実用化を見据えた開発も活発化
  08年11月にはペクセル社がフィルム型DSCのサンプル出荷を開始
  ソニー、松下電工をはじめとする有力メーカーも実用化の時期をうかがう
  07年12月にはシャープが26.5cm2のモジュールで変換効率7.9%を実現
  フジクラは屋外用途をターゲットにDSCの大面積化を推進
  大学では新規色素の開発、電解質へのイオン性液体の適用とゲル化・固体化の研究が進む
  [1]電極基板材料
    (1)ガラス
    (2)フィルム
  [2]金属酸化物半導体材料および製法
  [3]色素
  [4]電解質溶液
  [5]シーリング材
  [6]対面電極


第4章 太陽電池関連メーカーの動向と戦略

Q-Cells AG
  セル生産世界トップメーカーとして事業領域の拡大を積極化
  SOG-Siを原料にマレーシアでインゴット・ウェーハの自社生産を開始
  セルでは2009年に1GW/年、2010年には1,5GW/年の生産体制を構築
  バックコンタクト方式を採用した単結晶セルで20%超を達成、多結晶セルへの応用も目指す
  薄膜系への展開強化、出資による戦略的なパートナーシップ構築を推進

シャープ株式会社
  技術力や生産力を競争優位性として、長期的な視点でさらなる成長を目指す
  2010年には薄膜Si系太陽電池で1GW/年の生産体制を整備
  2008年度からは原料Siの安定確保を目指し、内部調達比率を引き上げる
  薄膜Si系ではa-Si/a-Si/微結晶Siトリプル型の生産をスタート
  東京エレクトロンとの合弁会社設立でターンキーとの差別化を図る

京セラ株式会社
  変換効率と長期信頼性のさらなる向上を進め
  太陽電池市場でのプレゼンスを強化
  ポリシリコンの安定確保にメドをつけ、2010年度に500MW/年体制を整備
  バックコンタクト方式を採用し、15cm角のセルで変換効率18.5%を達成

三菱電機株式会社
  「太陽光発電システム」としての高効率化と積極的な設備投資を推進
  09年に220MW/年、2012年には500MW/年へ増産体制を確立
  08年3月にハニカムテクスチャー構造を採用し
  15cm角のセルで世界最高となる変換効率18.6%を達成

SCHOTT Solar GmbH
  成長のボトルネックを排除し、スケールメリットと品質をさらに追求する
  07年10月にWacker Chemie AGと戦略的なパートナーシップを構築
  2012年度に多結晶ウェーハ1GW/年の生産体制整備へ
  a-Si/微結晶タンデム型は2009年末の量産開始を目指す

ersol Solar Energy AG
  シリコンからモジュールまでの 一貫した事業体制をグループ内で構築
  08年1月から40MW/年の能力で薄膜Si系太陽電池の生産を開始
  2012年までにウェーハ500MW/年、セル550MW/年の生産体制整備を目指す

三菱重工業株式会社
  発電コスト低減に寄与する、生産技術の一層の高度化を推進
  07年10月からa-Si/微結晶Siタンデム型の量産化を開始
  2010年をめどに生産能力は130MW/年規模に拡大へ
  市場での価格競争の激化を見据え、生産性向上による低コスト化に注力

株式会社ホンダソルテック
  太陽電池市場で「ホンダブランド」の確立を目指す
  07年10月に27.5MW/年の生産能力を保有するホンダソルテック本社工場が稼動を開始
  シンプルな製造工程の導入を推進し
  デバイス性能の安定化、タクトタイムやEPTの短縮化に取り組む

昭和シェル石油株式会社
  CIS太陽電池の時代を開拓するパイオニア企業
  07年7月よりCIS太陽電池の商業生産を開始
  09年上半期までに80MW/年体制の整備を計画する
  セレン化/硫化の反応炉やMOCVD装置を独自に開発

ソニー株式会社
  リチウムイオンポリマーバッテリーで培った技術を応用し
  DSCの早期事業化を目指す
  自社製品への搭載のみならず、幅広い用途展開を想定し
  高効率化や長期信頼性確保に寄与する材料メーカーの積極的な市場参入を期待
  2005年に独自開発のゲル状電解質を用いて変換効率10%超を達成

松下電工株式会社
  アッセンブリメーカーとしてDSCの長期信頼性確保を研究開発テーマに掲げる
  2002年より「先行技術開発研究所」でDSCの研究開発をスタートさせる
  電解質溶液の漏洩に着目し、耐漏洩性能が改善する貼り合せ工程の最適条件を見出す

株式会社フジクラ
  コアとなるスクリーン印刷技術を活かし
  大面積化と低コスト化の両立を目指す
  さらなる耐久性向上のポイントとなる、電解質やシーリング材の改良を推進
  モジュールの開口率向上のため、印刷用ペースト組成や印刷条件などを調節
  直列配線型モジュールの考案、試作にも取り組む

株式会社クリーンベンチャー21
  変換効率の向上、部材価格の低減、生産性向上により
  球状Siセルのコスト競争力をさらに強化
  07年3月に球状Siセルのパイロットプラントが稼動開始
  2010年度には100MW/年体制の構築を目指す
  製造コストは2010年度に07年度比約50%の低減、変換効率は2010~11年に16%へ

PV Crystalox Solar PLC
  原料Siからウェーハまで「シリコン」にフォーカスした展開を強化
  好調な業績を背景に、07年6月にロンドン証券取引所へ上場
  09年1月にシーメンス法をベースにソーラーグレードシリコンの自社生産を開始
  ウェーハでは09年Q1までに350MW/年までの増強を計画

スペースエナジー株式会社
  事業規模拡大に向け、原料調達の安定化をはじめとする施策を相次ぎ実施
  長野県の新工場が08年内に稼動を開始
  08年3月には新日本石油が出資、第2位の大株主へ
  08年3月にDalu Group社およびKunical International Group社と
  ポリシリコン調達の長期契約を締結

SAINT-GOBAIN
  ARコート品やTCOガラスなど高機能製品の拡販に注力
  「FOCUS ON HOUSING AND CONSTRUCTION MARKETS」の戦略のもと
  グループ内で太陽電池事業の重要度が急速に高まる
  高透過ガラス「DIAMANT」をベースにセミ強化、強化を施したTCOガラスの開発を推進

東レ株式会社
  重点4領域の一つである「環境・水・エネルギー」の事業として
  太陽電池市場での展開をさらに強化
  バックシート向けのPETフィルム「ルミラー」は順調に需要が拡大
  PPSフィルム「トレリナ」などの高機能フィルムで、さらなる用途の掘り起こし狙う
  2007年度からは東レフィルム加工がバックシートで本格展開を開始

クレハエクステック株式会社
  実績に裏打ちされた信頼性を強みに、太陽電池市場への参入を目指す
  PVDF/PMMAの共押出多層フィルム「KFCフィルム」は
  優れた耐候性や強度などを活かしバックシート向けに展開
  超防湿シート「セレール」では薄膜系のフロントシートとしてガラス代替を狙う

東京大学
  ゼロベースで設計指針を策定し
  長波長領域の光を有効利用できる色素の開発を強化
  07年11月にグレッツェル研と共同でイオン性液体を用いたDSCで変換効率7.2%を実現
  酸化チタンナノワイヤー添加による高効率化の取り組みでは変換効率10.18%を達成
  長期信頼性の確保を目指し、電解質のヨウ素フリーや固体化を推進

桐蔭横浜大学(ペクセル・テクノロジーズ株式会社)
  大面積化や変換効率の向上が進み
  幅広い分野で試作品の出荷が目前に迫る
  08年4月に米・ベンチャー企業と事業提携に合意
  米国でのDSC市場創生、屋外用途を含めた需要拡大を目指す
  「PV EXPO 2008」で2.1m×0.8mの大面積モジュール
  「iPod」向け充電器の試作品を発表
  「メタルマイクログリッド構造」をもつ透明導電膜を藤森工業と共同開発
  08年1月にはDSCに電気2重層キャパシタを組み合わせた「光キャパシタ」を開発

岐阜大学
  グレッツェル型とは一線を画した「ニッチ」な技術の可能性を追求
  06年12月に「未来型太陽光発電システム研究センター」を開設
  酸化亜鉛用増感色素の開発が着実に進展し、08年には変換効率が6%を超える
  ユニバーサルソーラーセル研究会の会員企業では実用化に向けた取り組みが活発化
 

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