2008年版 有機EL市場の現状と将来展望~材料編~

本格的に始動する有機EL(OLED)市場の今後の市場展望、需要予測及び個別メーカーの事業戦略について市場調査した。

発刊日: 2008/10/23 体裁: A4 / 152頁
資料コード: C50107400 PDFサイズ:
カテゴリ: マテリアル / 環境・エネルギー、自動車、機械、エレクトロニクス / 情報通信

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調査資料詳細データ

リサーチ内容

第1章 有機EL材料市場の現状と展望

ポテンシャルのままでは終わらせない
  市場成長を確実にするための「5つの方策、7つの課題」
  素子材料や封止材、乾燥剤等の各部材で
  AM-OLED向けでの採用をターゲットに技術革新が進展
  OLEDパネル市場が今後進み得る「3つのシナリオ」
  プレーヤー数の拡大やスタンダード方式の確立等により成長基盤を磐石にする

第2章 素子材料メーカーの動向

素子材料市場
  高性能な素子材料こそがAM-OLEDパネル市場の拡大を確実にする
  低分子VS高分子、蛍光VSリン光、蒸着材料VS塗布材料
  デファクトスタンダードを目指した材料間競合が本格化
  OLED素材市場は2010年以降から急拡大に向かう公算が大
  日本勢が強かった素子材料市場では、グラセルやLG化学等の韓国メーカーのシェアが向上
  発光材料のグラセル、注入・輸送層のLG化学、総合材料メーカーの斗山
  韓国パネルメーカーのみならず、台湾や日本ユーザーの開拓も進める
  住友化学や昭和電工といった高分子材料メーカーは
  素子材料~パネルまでの垂直統合型ビジネスモデルによるPLED事業化を目指す
  EMLのうち赤色発光材料ではリン光材料の採用が拡大
  HILでは塗布材料の採用が視野に入り始める

新日鐵化学株式会社
  リン光発光材料RGB品揃えの実現を目指し、OLEDパネルの高性能化につなぐ
  リン光青色発光材料開発は7割方まで到達、2008年度中の開発完了を目指す
  緑色発光材料は早ければ2009年に本格採用へ

東レ株式会社
  OLED材料メーカーとして総合的な展開を推進

チッソ株式会社
  2010年に総合有機EL材料メーカーを目指す

東ソー株式会社
  材料合成技術及びデバイス評価設備を強みに
  HTL材及びETL材の事業基盤確立を目指す
  マスプロの実績を活かし、量産品でのユーザー認証獲得に注力
  HTL材ではヘック-アミノ化反応によりウルマン反応以上の効率的な製造で差別化
  ETL材ではAlq3以上の低消費電力化かつ長寿命化を実現

日産化学工業株式会社
  材料のみならず装置等を含めたトータルソリューション型の研究開発を推進
  塗布型HIL材料の開発に注力、蒸着材料以上の性能向上を目指す

株式会社オージェック
  台湾Lumtecの日本総代理店として、OLED市場拡大をサポート
  OLED素子に必要な材料に加え、リン光材料や高分子材料もラインナップ
  即日オーダー即日出荷の即納体制も強み

Gracel Display Inc.
  OLED発光材料に特化、AM用主体に事業拡大を目指す
  2008年4月にR&Hに買収、戦略的パートナーとの連携により日本台湾等への世界展開に布石
  AM主体に売上高が拡大、2009年以降はOLED素子材料全体で倍増推移を見込む

LG Chem, Ltd.(LG化学)
  輸送・注入層に特化することでOLED素子材料市場でのシェア拡大へ
  低分子溶液タイプや高分子材料研究も行うものの、実用化は2011~2013年以降との見方
  今後も低分子・蒸着材での展開に注力
  ETL・HILに加え、2008年からHTL材も本格事業化
  EML材のうちリン光材料はUDCとの技術提携をベースに開発を推進

Doosan Corporation(斗山)
  2010年までに韓国OLED素子材料市場においてシェア2位の達成を目指す
  主力の緑色発光材料に加え、2009年には赤色及び青色も採用の見込み
  2006年以降OLED素子材料の売上高は年率倍増で推移

Cheil Industries(第一毛織)
  低分子及び高分子による塗布材料の研究開発に特化
  塗布材料の高性能化を推進し、2011年頃の上市を目指す

住友化学株式会社/サメイション株式会社
  PLEDパネル事業化に向けて、「高分子材料からデバイス製造プロセスまでの
  トータルソリューション」体制整備へ
  2008年9月にデバイス開発センターを設置
  R&Dでは英CDTと一体となった効率的な研究開発を推進
  高分子材料の特性はここ数年で確実に向上、今後も従来比2~3倍の性能アップを目指す
  高分子材料の需要は早ければ2009~2010年頃から本格化

昭和電工株式会社
  材料からパネルまでの一貫生産、独自のマーケット開拓を軸に
  PLEDパネル事業の立ち上げを目指す
  青材や白材等の開発を進め、2011~2012年頃のPLEDパネル上市へ
  非共役系高分子を使用したリン光材料の開発が進む
  HDDで培った技術を活かしITOアノード表面の平坦化を実現

株式会社フルヤ金属
  国内唯一の工業用白金族貴金属専業メーカーとして
  OLED向けでも市場ポジションを強化
  OLED向けでは銀合金スパッタターゲット及びイリジウム化合物をラインナップ
  Ag合金「APC-TR」はAl以上の性能が評価され、07年からAM向けでも採用開始
  国内取扱シェア90%と高純度対応力を活かし
  リン光材料向けに塩化Ir(Ⅲ)n水和物の拡販に注力

コダック株式会社
  要素技術の深耕及び他社との協業により、AM-OLED市場の拡大を目指す
  OLED素子材料ではAM-OLED向けの開発を推進
  大型AM-OLED市場創出のための「WOLED+CF」や「VIST」を開発
  早ければ2010~2011年に小型~大型までのパネル事業の立ち上げへ


第3章 封止材メーカーの動向

封止材市場
  固体封止材市場を制した者がOLED封止材市場を制する
  気密封止では低融点ガラス粉体、固体封止では全面塗布タイプが量産ベースへ
  従来のUV硬化型エポキシ樹脂を主体とした展開から徐々に多様化が進む
  長瀬産業が圧倒的なシェアを構築、協立化学や三井化学等も固体封止材で巻き返しを図る

長瀬産業株式会社
  PM-OLED用で圧倒的な市場シェアを確立
  現在はトップエミッション方式対応のAM-OLED全面封止材の開発に注力
  技術ノウハウ及びカスタマイズ対応力で他社以上のアドバンテージ
  高接着性や低アウトガスに加え、ユーザー作業性向上に向けた封止材開発も推進
  AM-OLED向けではダムフィル封止材開発を積極的に進める
  早ければ09年春から採用スタートの見込み

協立化学産業株式会社
  光ピックやLCD、カメラモジュール等で培った封止材技術をベースに
  OLED向けでも最適なソリューションを果たす
  07年1月に第1製造所を新設、全工場合計の接着剤生産能力は20t/月へ
  固体封止含め「ワールドロック8723」をベースに封止材開発に注力

三井化学株式会社
  LCD封止材「ストラクトボンド」での実績とノウハウを活かし
  OLED用では全面封止型での展開に注力


第4章 乾燥剤メーカーの動向

乾燥剤市場
  新たな乾燥剤ソリューションの創出が必要なとき
  タイプ別市場構成比はシート状70%:液状30%
  照明OLEDの立ち上がりやトップエミッション方式対応如何によっては今後の変動もあり得る
  ダイニック、ジャパンゴアテックス、双葉電子の3社がほぼ同等シェア
  サエスや品川化成もシェア拡大を図る
  シート状乾燥剤では総厚0.1mm品も採用され始める

ダイニック株式会社
  吸着性能、薄型対応、「水分+酸素」吸着等の
  豊富なラインナップが他社以上のアドバンテージ
  ユーザーの薄型ニーズに対応し、総厚100μmの最薄タイプも開発
  CaO以上の高吸湿性能を有する「SA」タイプでは、プロセス改善に伴いコスト競争力を強化
  トップエミッション対応の透明タイプ開発も推進

ジャパンゴアテックス株式会社
  シート状OLED乾燥剤のリーディングメーカーとして
  有機EL素子の高寿命化に貢献
  CaOによる「Desiccant-A」とSrOによる「Desiccant-C」をラインナップ
  2009年以降は携帯端末や車載向け等での採用拡大により年率5~10%増を見込む

サエス・ゲッターズ・ジャパン株式会社
  世界的に知名度の高いゲッター材での技術ノウハウ及び分析技術が強み
  吸湿性能に加え、搬送性を活かせるSUS基板によるシート状乾燥剤で展開
  シート状乾燥剤に加え、2008~2009年にはペースト状乾燥剤の上市を予定
  アルカリ金属の蒸着をサポートするアルカリメタルディスペンサーもラインナップ

品川化成株式会社
  物理吸着によるペースト状乾燥剤によってOLED乾燥剤市場へ本格参入
  ディスペンサー塗布やスクリーン印刷に対応
  粘度調整等のカスタマイズ対応力を活かし、早ければ2009年の採用を目指す


第5章 バリアフィルムメーカー関連の動向

バリアフィルム市場
  ミドルバリア領域では一部実用化スタート
  OLED基板等のハイバリア領域は早ければ2010年以降から市場創出へ
[1]ハイバリアフィルム
  ユーザーからの要望は水蒸気透過度10-6g/㎡/day
  要求スペックを満たすハイバリアフィルム開発が進む
  連続積層のSABIC IP、多層のVitex、単層の三菱樹脂、DNP
  OLED用ハイバリアフィルムの標準化を目指した動きが活発化
  フィルムVS金属箔の戦いも見据えたバリアフィルム開発も重要に
[2]基材フィルム
  耐熱フィルムは「百花繚乱」の様相、スタンダードポジションの争いはこれから本格化

SABICイノベーティブプラスチックスジャパン合同会社
  バリアテクノロジー及びGEグループとの連携によるコラボを活かし、
  フレキシブルOLEDの実現を目指す
  水蒸気バリア性能では10-6g/㎡/dayのハイバリア性能を実現
  「UHBフィルム」(仮称)ではバリア性能自体の良さに加え
  世界トップクラスのPCメーカーのノウハウを活かし220℃の高Tgも実現
  08年末~09年初頭までに試作量産プロセスの確立へ

三菱樹脂株式会社
  最高水準のガスバリア性能と顧客ニーズに対応したカスタマイズ対応力を軸に
  「X-BARRIER」の拡販に注力
  「テックバリア」とは一線を画す「X-BARRIER」を開発
  2008年7月より本格量産がスタート
  携帯端末や太陽電池バックシート等で採用がスタート
  2009~2010年には水蒸気透過度10-6g/㎡/dayの実現を目指す

グンゼ株式会社
  フレキシブルデバイス用透明導電性フィルムの開発を推進
  高透明かつ高耐熱、高寸法安定性の「Fフィルム」を開発
  バリア膜付「Fフィルム」では水蒸気透過率2.0×10-4g/㎡・dayを達成
  OLEDや太陽電池の実用化に向けたガスバリアフィルムの開発も推進

帝人デュポンフィルム株式会社
  PENフィルム「テオネックス」によって
  OLED基板向けでのスタンダード品としてのポジション確立を目指す
  寸法安定性や耐溶剤性、高強度といったPENフィルムが持つ性能面に加え
  これまでの量産対応力を活かすことで、他フィルムとの差異化を推進

株式会社厚木ミクロ
  フォトリソ及びエッチングのパターニングがコア技術
  PM-OLED電極基板でのパターニング加工では圧倒的なシェアを構築
  ミクロ技術研究所から分社化し、2007年7月から事業開始
  これまで以上にユーザーへのスピーディな対応を強化
  2008年12月に新規パターニングラインの導入へ


特別調査 導電性ポリマーメーカーの動向

エイチ・シー・スタルク株式会社
  高純度精製技術及びカスタマイズ対応力を武器に
  今後も市場トップのポジション維持・拡大へ
  08年4月に「Baytron」から「CLEVIOS」(クレビオス)に商標変更
  コンデンサーやプロテクトフィルム用途に加え新規用途展開も活発化
  既存用途+新規用途展開に力を入れ、トップとして市場牽引を推進
  OLED用ではHIL材に加えアノード材での開発にも力を入れる
  タッチパネル用途ではITOフィルム代替としての展開が本格化

日本カーリット株式会社
  コンデンサー用ポリピロール市場のトップメーカー
  ドーパントにおけるノウハウを活かしたカスタマイズ対応力を強化
  導電材料事業の拡大を目指し、アジアでの生産拠点構築を検討
  ポリピロール販売量は年率10~20%で伸張続く
  ポリピロール分散液は年率倍増を見込む

三菱レイヨン株式会社
  グレードラインナップ拡充に力を入れ、導電性ポリマー事業の拡大へ
  低抵抗化や透過率アップ等のユーザー要求に応える開発を推進

日産化学工業株式会社
  有機溶媒への分散溶解性がアドバンテージ
  高導電化に向けた開発を積極化し、ITO代替を目指す
  導電率400S/cmが視野に入る、08~09年には上市へ

アキレス株式会社
  「STポリ」はコスト競争力を高めることでカーボン代替を目指す
  07年1月にフィルム・シート用3号機が稼働、従来機の3倍の生産性に拡大
  「ナノ分散ポリピロール液」はOLEDのほか、樹脂へのめっき下地処理での開発も進む
 

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