2009年版 韓国有機ELメーカーの徹底分析

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有機EL(OLED)市場は携帯端末のメインディスプレイ向けを中心に拡大し続けている。今後はTVやPC等での展開も視野に入っているが、価格競争力の高いLCDパネルとの競合とは一線を画せる「OLEDならではのアプリケーション開拓」も同時に求められている。
OLEDパネルのうち、AMOLED市場は韓国が主体となっている。素子材料はこれまで日本メーカーが強かったが、現在は韓国メーカーが急激にシェアを高めている。
本レポートではOLEDの主要プレーヤーが多い韓国企業に焦点を当て、パネル及び素子材料を中心に現状の市場規模や各社の戦略を分析しました。なお、特別調査として韓国OLED照明市場の現状と今後の動向についても取り上げました。

発刊日
2009/11/30
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体裁
A4 / 102頁
資料コード
C51114300
PDFサイズ
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リサーチ内容

第1章 韓国有機ELメーカーの徹底分析

市場が拡大すれば、イノベーションは後から付いてくる
いま必要なのは「スピード感」のある市場拡大
OLEDは年々進化を遂げるも、その進化は「ドラスチックさ」に欠ける
市場のオープン化、新たなアプリ展開によって、コンペティターの新規参入を促せ
韓国OLEDメーカーはパネル、素子材料に続き、封止材や装置等での展開も増える
  【図】韓国OLEDメーカーの取り組むべき方策と課題
  【図】韓国OLED産業関連メーカー


第2章 韓国有機ELパネル市場の動向と展望

有機ELパネル市場
AM OLED市場は本格成長へと舵を切る
ただし、SMD、LGDに次ぐ参入メーカーの増加も課題に
  【図】AM OLEDとPM OLEDの性能比較
  【図】PM OLEDとAM OLEDの構造
OLEDは小型ディスプレイから15インチ小型TVまでの大型化が徐々に進展
AM OLED市場は2008年から本格的な成長を見せ始める
PM OLEDではSMD及びLGDが消極姿勢あるいは撤退するも照明用途では期待が集まる
  【図表】世界OLED出荷金額・数量市場推移(2007年~2012年予測)
  【図表】世界OLED方式別出荷数量市場推移(2007年~2012年予測)
  【図表】世界OLED方式別出荷金額市場推移(2007年~2012年予測)
SMDはTV用OLEDパネルで蒸着及び印刷の双方で検討を進める
LGDは携帯端末向けの依存度を下げるべく他のアプリケーション展開も検討中
AM OLED市場は現状SMDが牽引、LGDはキャパを増強させシェア拡大へ
PM OLED市場のトップシェアはRiTdisplay、韓国では縮小傾向
  【図表】世界AM OLEDメーカー別出荷数量推移(2007年~2010年予測)
  【図表】世界AM OLEDメーカー別出荷金額推移(2007年~2010年予測)
  【図表】世界PM OLEDメーカー別出荷数量推移(2007年~2010年予測)
  【図表】世界PM OLEDメーカー別出荷金額推移(2007年~2010年予測)
  【図表】AM OLED国別構成比(2009年、金額ベース)
  【図表】PM OLED国別構成比(2009年、金額ベース)


第3章 韓国有機ELパネルメーカーの動向と戦略

Samsung Mobile Display Co., Ltd.
  AMOLED市場の世界トップ、今後も市場拡大をリードし続ける
  SDI及びSECのOLED事業を統合し、2009年1月にSMDが設立
  各生産工程やバックプレーン等で技術シナジーが現出
  【表】SMD OLEDビジネス沿革
  2009年末、2010年末にそれぞれキャパを拡充
  2012年にはG5.5もしくはG7~G8の新設備導入を視野に入れる
  【表】SMD 有機ELパネル生産拠点概要
  高解像度化、価格対応力強化、アプリ拡大に力を入れ、OLED市場拡大を牽引
  【表】SMD ペンタイルタイプ概要
  AMOLEDパネルの販売量は2009年に前年比280%、2010年は同200%へ
  OLED-TVは「32型以上」と位置付け、材料及びプロセスのR&Dを推進
  【表】SMD 方式別用途別販売量推移
  【表】SMD 方式別売上高推移
  素子材料購入先は韓国品が全体の60%にまで向上
  ただし、新アプリ・新プロセスでは日本材料の採用が増える可能性も
  【表】SMDにおけるOLED概要

LG Display Co., Ltd.
  2010年下半期からAM OLED生産を本格化
  2009年に出光興産と提携、大型パネル生産に向けた動きが加速
  【表】LGD OLEDビジネス沿革
  【表】LGD 有機ELパネル生産拠点概要
  パネル販売量は2009年10万枚から2010年300万枚の大幅増へ
  2009年12月から15インチTV向けパネルの販売を開始
  【表】LGD 方式別売上高推移
  【表】LGDの15”OLED TV仕様
  【表】LGD 方式別販売量推移
  【表】LGDにおけるOLED概要

NeoView KOLON CO.,LTD .
  PMOLEDに加え透明有機ELパネルで差別化を推進
  2009年に生産ラインを倍増、同年末から韓国初のTOLEDの量産をスタート
  【表】NeoView KOLON有機ELパネル生産拠点概要
  酸化物TFT基板ベースのOLEDパネル研究を進める
  【表】NeoView KOLONにおけるOLED製造技術開発動向
  【表】NeoView KOLON 方式別売上高推移

ORION OLED CO., LTD.
  2010年に中国初となるAM OLEDの量産へ
  2008年1月に中国CHANGHONGに買収
  生産ラインを含め全ての拠点を中国へ移転、地の利を活かし中国市場を開拓
  【表】ORION OLED 有機EL材料事業沿革
  【表】ORION OLED 有機ELパネル生産拠点概要


第4章 韓国有機EL素子材料市場の動向と展望

素子材料市場
低分子・蒸着材料では韓国勢がトップサプライヤーへ
次を見据えた研究開発こそ喫緊の課題に
  【図】OLED素子5層構造
  【表】OLED構成材料
  【図】素子材料の各フェーズ別区分
韓国OLED素子材料市場は2009年に1,000億ウォン弱へ、AM OLED向けが7割を占める
  【図表】パネル別韓国OLED素子材料市場推移(2007年~2012年予測)
  【表】韓国OLED素子材料メーカー別売上高
SMDが韓国内での調達比率を向上、素子材料メーカーの売上高も大きく拡大
  【表】韓国OLED材料メーカー別ラインナップ
韓国内の素子材料市場規模は2009年に300kg/月、対前年比で3倍にまで拡大
HILを手がけるDUCKSAN HI-METAL(旧・LUDIS)がトップへ
  【表】韓国OLED素子材料メーカー別販売量推移(月ベース)
  【図表】素子材料メーカー別売上高及びシェア(2009年、金額ベース)
  【図表】素子材料メーカー別販売量及びシェア(2009年、重量ベース)
EML材ではグラセルとSFC、共通材料ではDUCKSAN HI-METALとLG化学の採用が拡大
  【図表】OLED素子におけるタイプ別構成比(2009年)
  【表】韓国OLED素子メーカー タイプ別売上高及びシェア(2009年)


第5章 韓国有機EL素子材料メーカーの動向と戦略

DUKSAN HI-METAL DO., LTD.(旧・LUDIS)
  韓国素子材料市場でトップメーカーへ
  既存特許の徹底的な分析、R&Dの明確な方向付けに加え
  ユーザーとの緊密な連携により市場シェアを拡大
  【表】DUKSAN HI-METAL 有機EL材料事業沿革
  現有能力は150kg/月、さらに2010年下半期から新工場が稼動
  【表】DUKSAN HI-METAL 有機EL材料生産拠点概要
  HTL材がユーザーから評価され、2009年の売上高は前年度比で5倍を見込む
  【表】DUKSAN HI-METAL タイプ別売上高推移

Gracel Display Inc.
  2012年までに3t/年体制を構築し、発光材料でのシェア拡大につなぐ
  2009年8月に天安に工場新設、ダウの思想も盛り込んだ高品質生産が可能に
  2009年内にR&D拠点の新設も検討
  【表】Gracel Display 有機EL材料生産拠点概要
  リン光赤材が売上の多くを占める、2009年下期には同緑材のユーザー評価へ
  2010年の売上高は2008年比で倍増以上を見込む
  2010年下期以降からはソリューションプロセス対応に向けたR&Dもスタート
  【表】Gracel Display EML方式別売上高推移

LG Chem, Ltd
  輸送・注入材で実績を積み上げ、2010年から発光材も上市へ
  2009年にOLED照明用パネル事業部を新設
  ユーザーの歩留まりアップに貢献できるHTL材で他社との差別化を推進
  【表】LG化学 タイプ別売上高推移
  蒸着低分子材料のみならず、高分子材料や低分子溶液タイプの研究も進める

Doosan Corporation(斗山)
  2010年に韓国OLED素子材料市場でシェア2位の確立へ
  設備投資を活発化、2010年には従来比で2倍の生産能力に拡大
  【表】斗山 有機EL材料生産拠点概要
  リン光材料は2010年に赤材及び緑材の上市へ
  独自開発の分子構造を持つ緑色材料の販売が急増
  2009年以降のOLED素子材料の売上高は倍増での推移を見込む
  【表】斗山 タイプ別売上高推移

SFC CO., LTD.
  高純度量産技術を武器に発光材料市場でのシェア拡大に注力
  LG電子との共同開発で技術力が検証され、他パネルメーカーへの販売が活発化
  2009年度売上高は前年度比で4倍を見込む
  売上の多くは蛍光材、2010年以降はリン光材料の比率が向上
  【表】SFCの売上高推移

Cheil Industries .(第一毛織)
  低分子及び高分子による塗布材料の研究開発に特化
  2011年頃の上市を目処に塗布材料の研究開発を進める

DAEJOO ELECTRONIC MATERIALS CO.,LTD .
  独自のコア技術を活かし青色蛍光材料の事業化を推進
  青色蛍光材料の開発に成功、2010年から攻撃的なマーケティングを実施
  【表】DAEJOO電子材料 有機EL材料 生産拠点概要
  青色材料の開発に特化、他色は青色材料の技術を確立した後に手がける
  【図表】青蛍光評価資料
  青色材料ではアントラセンではない独自構造を開発
  【図】青蛍光材料の構造


特別調査 韓国照明市場の現状とメーカーの動向

照明市場の現状
OLEDは2012年以降に、現在はLEDを中心とした市場展開
  【表】照明用光源比較
  【表】国家別OLEDプロジェクト状況
LED照明メーカーは300社弱、OLED照明メーカーは4社だけに
OLED照明市場にはディスプレイの量産能力を活かした参入

KUMHO電気(株)
  韓国の一般照明の代表メーカー、OLED照明事業に参入
  2008年下半期からOLED事業に本格的に参入
  国策課題を遂行し、検証された技術で研究を進める
  同社の強みはブラントパワーと販売チャネルの保有
  今後2年以内にOLEDサブ照明の製品化を目指す

韓国電子通信研究院
  OLED光源注力開発、国策研究機関
  ディスプレイ中心からOLED照明機器中心への研究
  OLED素子の最適化に焦点を置く
  光源効率70lm/Wの照明用白色OLED光源開発
  軽量・薄形化より、高い光抽出への研究を進める
  【図】韓国通信研究院が開発した白色OLEDの性能
  【表】OLED照明技術ロードマップ

WOOREE照明
  当面はLEDを注力事業として育成中、有機EL照明は遠い未来
  LED事業の垂直統合化を実現、注力事業へ
  2010年LED生産能力増強、OLED照明は手掛けていない
  【図】WOOREE照明のLED事業の垂直統合化による製品の流れ

DAEJIN DMP CO., LTD.
  パッケージから照明器具までLED事業を拡大、現状OLED照明事業の計画は無し
  現状はLED照明事業に注力
  OLED照明は解決すべき問題が山積み、市場参入計画は有していない
  【図】DAEJIN DMPの売上高推移 

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